(2010年4月11日)
Takemaがこのサイトを立ち上げて以来のお友だちである「二輪便利帳」のちんさんからキャンプのお誘いをいただき、急遽前日にドタ参加決定。場所が茨城ということで「ほんじゃちょこっとだけ湯めぐりしようかな」というわけで、その界隈でかねてから気になっていた2湯をピックアップし、いざ久々の「バイク de 湯めぐり&キャンプ」と相成りました。しかーししかし?あ、おしんこどんは土日とも用事があるのでお留守番ね。
まずは常磐道を北上して高萩ICへ。あ、お昼前の出発だったにもかかわらず朝ごはんを食べていなかったのと、時計を見たら14:00少し前だったので「こりゃ下手をすれば食いっぱぐれちゃうかも?」というわけで、湯めぐりの前にまずは腹ごしらえから。
というわけで、Tマップルに出ていたとんかつのお店へ。ちなみに少食のわたくしではありますが、「最後の晩餐に何を食べるか?」と問われたらまず間違いなく「とんかつ定食」を選ぶであろうと思われます。ただし一人前だとお腹いっぱいになって眠くなっちゃうのでいつも「料金は同じで構いませんからご飯少なめで」というようなオーダーをしております。右上の定食画像もご飯少なめバージョンですので念のため。ちなみに地元産のポークを使用しているそうでお味は及第点。でも、アイスコーヒーを頼んだらアメリカン系の薄さというか「濃く煮出した紅茶みたいな色」だったのはちょっとナニかな(笑)。
さてそれでは温泉なのであります。「駅からほど近いところにありながらなかなか場所がわかりにくい」という先人のお言葉通りしっかりと迷った上でいきなり到着です。
駐車場には2台の車が停められていたので先客さんがおられるようです。が?何だか人の気配がない?「呼び鈴」と書かれたプレートはあっても肝心の実物がないし、日中だというのに母屋にもカーテンが引かれたままだし?お金はどこで払うのかなと思い、勝手ながら「男子浴室」と書かれたドアを開けてみると‥(鍵はかかっていませんでしたが、ドアから内部には一歩も入っていませんので念のため)。
今調べてみたら、少なくとも2006年3月には廃業していたようです。残念なことですが、これからはちょっとマイナーな湯を目指す場合は事前に「**温泉 休業」で検索した方がいいのかな、特に鉱泉宿は‥。
で、もう廃業後少なくとも4年が経つことを前提にちらりと覗いた画像を見ていると、確かに段ボール箱が無造作に置かれていたり脱衣棚が開いたままだったりはしますが、その一方で浴室入口には足ふきマットが置かれたままだったり、奥の浴室の浴槽縁には洗面器が置かれたままだったりで、閉鎖後4年以上もの月日が経っているとは到底思えません(右上画像マウスオンでズーム画像に変わります)。
というわけでそれなりにショックを受けつつも大子町方面へと向かうことにしました。が!
以前から気にしていた源泉余り湯ドバドバも発見できず!
ま、これは「もう存在しない」のかも知れません、施設そのものも新しいので。というわけで無念のままキャンプ場へと向かい、そのまま宴会モード突入です。いい感じで旧知の皆様&初めての皆様ともお話申し上げたわけですが‥
疲れてたのかなぁ‥。あまりにもケンコー的な就寝でしたので翌朝は6時すぎに目覚めてましたが、それでももう多くの方々が起きておられたのは驚きでした(笑)。で、なぜか8時前にはテント撤収が完了。いや別に早く帰ろうとは思っていないんですが。
で、キャンプ場内をちょろっとお散歩しているうちに、バンガローの1棟に目がいきました。
何だか神社の本殿屋根のように端が反り上がっています。しかもよく見ると屋根の頂上部には鬼瓦まで設置されています!(右上画像マウスオンで鬼瓦画像に変わります)。すぐ隣のバンガローがトタン屋根の簡素な造りなのに対し、妙に「屋根だけ凝っている」ところが印象的です。もしかしてどこかのお宮を移築したのかな?」
さてこのあとは9時にキャンプ場を出発し(は、早っ!)、まず目指したのは栃木県との県境近くに位置する「塩ノ沢温泉(鉱泉)」です。R461から少し奥に入るとはいえ、国道自体はその昔何度も何度も通っていましたが、当時は温泉よりもバイクで走ることの方が楽しくて結局寄らずじまいのまま現在に至るのでありました。この時間だとお風呂の準備の関係で入浴はキビシイかも知れませんが、なーに行ってみなけりゃわからないって。
そんなわけで塩ノ沢温泉‥ん、国道沿いに看板の1つもないまま、気がつけば分岐を通過しちゃったようです。で、戻った上で「ここか?」というあたりを曲がって少し行くと、木製の看板表示にあとから手書きで付け加えられた「塩ノ沢温泉」の文字を見つけてよーしよし。こちらはバイクですが、対向車が来たらすれ違いがキビシイくらいの細道をずんずんと進んでいくと‥
くわー、Takemaの跨るスーパースポーツオンロードバイク、10年前のHONDAのフラッグシップバイクであった「Super Blackbird 1137cc」にはかなり酷な道になってしまいました!でもさっき道を聞いたらこの道で間違いないということだったしというわけでゆっくり進んでいくと、「あ、あれだ、あの建物に違いない」。
というわけで広場(というほど広くもないけれど)でバイクを停めて様子を見ようとしたところで、バイクの排気音を聞きつけたのか新しい建物(旧い建物はだいぶくたびれモードのように見えました)の窓が開き、女の方が顔をのぞかせました。というわけで「おはようございます、こちらが塩ノ沢温泉ですか?」と伺うと、
がちょーん!ゲバゲバピー!あっと驚くタメゴロー!(古ネタ3連発)。嗚呼、塩ノ沢温泉もいつの間にやら「幻の湯」の迷宮入りとなってしまっていたわけですね。こうなるとかつての「目の前何度も通過」が何とも悔やまれるところです。あーあ、やってしまった。
しかし高萩もそうですが、阿武隈界隈の鉱泉施設は経営者の高齢化と沸かし湯ゆえの高コストとで今後は休廃業のペースが加速していくのでは?「今日入れるなら今すぐ入っとけ」が半ば現実になりつつあるような気がします。あ、北上山地も同様ですね(謎笑)。
何だか別の湯に入る気もなくなり漫然とバイクを走らせていましたが、今年は桜の花期が長いですねー。道端にいい感じの木があったのでパチリ。そしてかなり行ったところでメーターを見たら、「おお、ストレートフラッシュ!」(厳密に言えば「567890」が正しいんですが細かなことは言いっこなしでよろしく)。
そんなわけで、気がつけばくそ暑くなっている中で自宅到着は12:30。何でこんなに早く帰って来ちゃったんだろう?(笑)。