木々を見ると何だか初春のツーリングみたいに見えますが、これでも6月中旬です(菅沼付近にて)。
(2010年6月12日 その2)
そんなわけで金精峠を越えて群馬側にやって来ました。最初に出てくる施設は菅沼の茶屋、ここで「すいとん」300円也を食べるのがTakemaの定番になっております。特に意味はないのですがなぜか定番なのです。その旨を店番の店員さんにもしかとお伝えしましたので、次回からはTakemaがここでバイクを止めたら、ヘルメットを脱ぐと同時にこれが供されると思われます(うそつけ)。はい、ネギはたっぷり御願いしますね。
なぜかこの店では「ネギはお付けしますか?」と必ず聞かれますが、ネギのない人生なんて考えられませんです、はい。
さてそもそも「本日これからの走行予定」については全く決まってはいませんが、実はこの界隈の温泉ってあまり入ったことがないんですよね。というか群馬の温泉訪問数自体がぐっと少ないのはなぜだろうと自問自答してしまうくらいのところで、温泉地図は未湯の穴だらけ。しゃーない、少しずつ入浴していきますかというわけでツーリングマップルとにらめっこした上で最初のターゲットをロックオン!
手前の東小川温泉が鉱泉沸かし系だったので(こちらも未湯)、それと対比する形で何となく覚えていたのが功を奏しました。というわけで、何となくスキー場の界隈にあるもんだと思いこんでスキー場まで上がってみると‥
温泉はここではありませんでしたが、ゲレンデの広い芝に何だか心いやされしばし休息。
国道まで降りてきたすぐ脇にあった「うめや」の湯でしばしまったり。
記憶通り単純硫黄泉で、無色透明の湯がかけ流しでした。よしよし。
なお、湯口からパイプが浴槽底部に延びていたのは、浴槽内の温度管理の為なのでしょう。そのためしばらく誰も入った形跡がない状態だったにもかかわらず、浴槽内の湯温にムラは感じられませんでしたっけ。お湯のにおいはうっすら硫黄臭でこれまた悪くありません。
ちなみにTakemaとほぼ同時に入ってきた男性は尾瀬の富士見峠から帰ってきたところで、「いやー今年は残雪が多くて歩きにくくて‥」とぼやいておりました。でも満面の笑みでおっしゃっていたようなので、ことばとは裏腹に十分楽しんでこられたのでしょうね。
さて、このあとは沼田方面に戻っていくのですが、せっかくなので武尊方面を経由する県道に入ることにしました。そんなわけで国道401号と121号の分岐(鎌田)まで戻り、信号を右折したすぐ先で片側交互通行の信号待ちを先頭でしていたら‥何やらはるか後方からサイレンが聞こえてきました。救急車のそれではなくパトカーのようですが‥と!
え、ええ?と思ったら、ぐんぐん近づいてきたサイレン(パトカー)が続いて進入!スピーカーで、
と叫んでいます。おいおい、金精峠方面から来たあのバイクは何をやらかしたんだよ‥。スピード超過か追い越し禁止違反(この上部はイエローラインが続くので)くらいしか考えられませんが、すぐ手前の信号はあっち側からは絶対に赤だったはずで、彼の所行に「信号無視」、目の前でも交互通行指示無視ということで「逆走」、さらにはその先のカーブの先でもたぶん同じことをしたと思われるし、パトカーの制止も無視しているし、もちろん「安全運転義務違反」でもあるわけで、あーあ、捕まったら免許なくなるな。というか、あの様子ではたとえパトカーから逃げ切ったとしても後日捜査の手が伸びるのは必定、おそらくナンバーは控えられているだろうしね。
という教訓を得たTakemaでありました(笑)。いやでも、こういう時のわたしは潔いですよ、ほらこんなふうに(苦笑)。
さて、少し南下した先で右折して県道64号へ。日帰りセンターの「花咲の湯」は循環湯だと聞いていたし、そもそも大規模施設になればなるほど湯欲をなくすTakemaとしてはアウトオブ眼中。その手前のささの湯はかけ流しと知っていたので行ってみましょ。
玄関脇にバイクを止め、いざ玄関へと思ってふと見たら、置物かと思っていた猫は「生体」でした(左上画像マウスオン)。
入浴料500円也を支払っていざ浴室へ。先客さんが2名おられるようですが、どうやら露天風呂があるようなので何とか撮れるだろうと考えてカメラを持ち込むことに。内風呂の浴槽はかなり大きく10人入ってもまだ余裕でしょう。洗い場の上には「尾瀬ヶ原(上田代)から見た残雪の至仏山」のタイル絵があり、その出来映えもなかなか見事です。
お湯の感じは‥いやちょっと待て、先客さんお1人は浴槽でまったり瞑想中、もう1人は身体洗い中ということは‥
そんなわけで、かけ湯をきっちりした上でそのまま露天風呂へと向かったTakemaでありました。
それほど広くはないように見えますが結構奥行きがあります。それにこの源泉投入量!
奥から見るとこんな感じです(左上)。女湯側の壁から熱い湯が投入されていましたが加温湯?
湯上がりに掲示を見ていたら、ここは源泉温度こそ低め(41度?)ですが、毎分300リットルの湧出(動力)があるのだとか。なるほどそれで露天風呂にあれだけの湯を投入できるわけですね。ただその一方で、内風呂の湯口からはチョボチョボくらいの源泉投入があるのみで、あれだけの広さの浴槽の湯温維持ができるとは思いません。もしかしたら湯温安定のための「浴槽内湯口」でもあったのかな?(気づきませんでしたが)。
単純温泉で無味ですが、においを嗅いでみるとしっかり温泉臭というか僅かに硫黄系のにおいを感じたのは、Takemaの手にまだ先ほどの2湯の成分が残っていたのかも知れません(笑)。結局内風呂の画像は撮れませんでしたが、ここはまた来てもいいなぁ。
さてさてそんなわけで峠越えのトンネルを越えてやって来たのは小住温泉。ここについては何らの予備知識もなかったのですが「日帰り温泉」と銘打ってあるにもかかわらずそれほど車の台数が多くなかったので行ってみました。最近は(関東圏では)かけ流しの湯使いをしている場合はほとんど「本施設の湯はかけ流しです」と掲示されているので、逆に「ここは循環なんだろうなー」と覚悟を決めますが(笑)、塩素臭は一切しなかったのでまぁよしとしましょう。
有料の休憩室があるせいか「皆さん日がなゆっくり滞在」ということなのでしょう、浴室はかなり空いていました。
無色透明で、あまり特徴のない湯がどんどん注がれていましたが、底部の穴からは元気よく湯が吸われていました(笑)。掲示を見たところ源泉湧出は毎分10リットルと少量(自然湧出、泉温27.1度)なので、男女それぞれの浴室に湯を溜めるためには相当の容積の源泉タンクが必要になると思われます。建物の裏手あたりにあるのかな?
と、内湯から外を眺めていたら、川をはさんで反対側の県道沿いに延びる電線をサルが渡っているのが見えました。というわけで急いで撮影のために露天風呂へ移動。
2頭のサルがやや距離を置きながら電線を渡っていきます。どこへ行きたいんでしょうか?
ちなみにサル画像を撮ったら満足したのか、露天風呂画像を取り忘れました(苦笑)。
ここからはどんどん沼田ICに向けて下っていきますが、予想通り暑くなってきました!この日のジャケットは正直言って夏向けではなかったので、高速に乗って風を切るスピードで走ってもまだ暑い!そして前橋あたりから嵐山PA辺りまではそれこそうだるような暑さでしたね(この日このあたりの最高気温は32度台だったとか)。
そんなわけで千葉まで戻ってきたのは17:00ころ。走行440km、まずはシャワーを浴びてさっぱりし(今日は4つも湯に浸かっているというのに!)、ほどよい疲れのなかで冷えたビールをプシュっ、んぐんぐ、プハァ!と、この時思い出しました!
というわけで、また近々行こうかな‥あ、明後日からたぶん梅雨入りか(大笑)。
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