気がつけばこのブラックバードも11年半乗ってます。いろいろヘタってきてますがまだしばらくは大丈夫?

(2011年10月30日)

朝起きたら時間も遅いし天気はイマイチ、となれば遠乗りは無理だということで「いつもの湯」に行くしかないかという結論に達して9:00出発。京葉道から東関道に進んでいつもの通り茨城最南端の神栖町へ。このところおしんこどんはいろいろと忙しくて別行動です。

そんなわけでいつもの「海石花温泉」に到着したのは10:40ころ、しかし何と!ゲートが閉まってまーす!さすがに早すぎたか、でも11:00にはオープンするだろうと思いつつ、玄関の窓を拭いておられた若い女性にゲートの外から「11:00からですよね?」と声を掛けると「そうでーす、もう少しお待ち下さーい!」とのお返事が。

そんなわけで「あと15分くらい待てばOKかな」と思いつつバイクをゲート前まで移動してきたところで、先ほどの女性と、前に拝見したことのある気がするやや年配の女性とがゲート近くまでやって来ました。以下それぞれの会話。
従業員さん(若) 「お客さんごめんなさーい、今日は12:00オープンだったんですぅ。」 
Takema 「え、そうなんですかっ!うわーせっかくやって来たんですけれど‥残念です。」 
従業員さん(年配) 「でも‥お客さん、地元の方じゃないんですよね、バイクだし。」
Takema 「はい、千葉の市川からです。」 
  (お二人でしばし相談中) 
従業員さん(年配) 「ええっと、まだ湯船にカバーが掛けてあるんですよ。それでもいい?」
Takema 「ハイハイ、全く問題ありません。よろしく御願いいたします。」」 
  (お二人で再び相談‥「じゃ、男湯だけ開けちゃおうか!」)
従業員さん(年配) 「では今から準備しますのでしばらくお待ち下さいね。」 
Takema (内心よっしゃーと思いつつ)「え、そうしていただけるんですか?ありがとうございます!」 
W従業員さん 「では、しばらくお待ち下さいね。」 
そんなわけで待つことしばし。「準備できましたー、どうぞ」とのお声掛けをいただき、いざお風呂へ。実は昨日シャワーを浴びていなかったこともあり、いつもの立ち寄り湯(浸かるだけ)ではなくしっかりお風呂セットを持参しています。ここはドライヤーもあるし、髪だってしっかり洗っちゃうぞー!



ちなみに「まだちょっと熱いと思いますが‥」と言われましたが、たぶん問題はないはずです。と、まずは湯温を見てみましょう‥ん?ええっ!



しかし、実際にかけ湯をしてみたところここまでの湯温はないようです。体感では44度あるかないかだったような気がしました。というわけで安心して湯ったり入浴。こちらは加温かけ流しの施設ですし浴槽も比較的大きいことから、オープン前にはある程度のあつ湯を投入しているのでしょう。



なぜなら、こちらから投入されていた湯は浴槽内よりもぬる湯でありましたので‥。

飲用の許可はありませんが強食塩泉です(かなり濃い)。したがってこれからの時期はヌクヌクの持続がありがたいですね。そんなわけで湯上がり後はいつまでも汗拭きタイムとなりました(笑)。でもこちらでは冷たい麦茶がお代わり自由の無料サービスがあるのでとーってもありがたい!(ただし年間を通してのサービスなのかどうかは未確認。少なくとも10月末にはやってましたが)。



館内は清潔&ひろびろしていますので万人向けでしょう。食堂もあります。入浴料600円も比較的リーズナブル。



ただ、従業員さんもおっしゃっていましたが「営業時間がちょこちょこ変わるので注意」ということのようです。

そんなわけでお天気は相変わらずイマイチですが、いつものように銚子を目指して出発しましょう。この界隈には風力発電の施設が多いですし、ほとんど交通量のない快走路を走ることが出来ます。が‥例の展望台の駐車場に白黒パンダ車発見!油断は禁物です(笑)。

さて、上記画像の迂回指示は別に東日本大震災とは関わりがないのですが、この道で波崎(銚子の対岸)まで進んでしまえればどんなに楽&快適なことか。というか、航空写真を見る限り完全につながっているのにどうして通行禁止になっているのかがわかりません。

でも順法精神の厚いTakemaゆえ直進はせず、ここからは内陸の県道117号へと入ります。1.5車線だし交通量も比較的多いしでイマイチなんですが、まぁR124よりはましです。そして現在工事中の、永遠のボトルネックである銚子大橋へ。

すでに橋の手前から渋滞しています。ちなみにこの銚子大橋ですが、老朽化によりつい最近新橋に掛け替えられました。でもその工事は「新橋の完成区間をすぐさま供用開始する(旧橋から新橋にバイパス路を接続)という不思議な手順で進められ、「なぜそんなことをするのか、新橋完成後一気に切り替えればいいではないか」とも思ったものでしたが、一応利根川上の区間が全て新橋経由に切り替わったあとの2011年9月28日、茨城側の旧橋の橋桁が突然落下するという事故が発生したわけです。

つまりは「もういつ橋が落下してもおかしくない」というギリギリのところまで老朽化が進行していたわけですね。コワー(冷汗)。と同時に、ギリギリのところで工事が間に合った「運」にも感謝。もし供用が間に合っていなかったら「渋滞中の車ごと‥」になっていたことは明白でしょう。ちなみに落下した橋桁はまだそのまま放置されていました。中途半端に車列が進むので写真は撮れませんでしたが。

しかしそれはともかくとして、橋が新しくなってもここの渋滞はいっこうに緩和されませんね。銚子側のR356との接合部を一部立体化して、直進車はR126にそのまま流すというような方策くらい取れなかったんでしょうか?そんなわけで随分長くかかってようやく千葉県側へ。

左折するつもりが、何となく前の車に付いていったらしまった右折しちゃった(大笑)。ま、左折しても何をどうするわけでもなかったのでどうでもいいや。ここらでお昼ご飯にいたしましょ。

そんなわけでまたいつもの「きみ野」さんへ。あれれー、お昼時だというのにこの日は何と先客なし、こんなこともあるのね。何を食べようかなーとちょっと考えた末、「お好み丼」1350円なりを注文。魚市場界隈の店ではこの値段でこのボリュームは考えにくいです。



やっぱりすごいわ‥ちなみに次回は「銚子どんぶり(1100円)を食べてみよう!

なお、「ご飯少なめで」と申し上げるのが遅れてしまい、久々に「正規のボリューム」でやってきました。店員さんは「残しても構いませんよ」とおっしゃって下さいましたが、残すのがいやだから少なめで注文しているTakema、「出されたものは全て完食すべし」というポリシーのもともちろん全部平らげましたよ。でもまぁ「むふー、動けん!」というモードまでには至らず一安心(笑)。

このあとはR126に出て県道30号へ。東日本大震災最南端の津波による被災地である旭市飯岡地区へ。

3.11の地震による津波では最大7.6mの津波に見舞われ、800棟近くが全半壊、死者行方不明者15名という被害を受けた旭市飯岡地区。すぐ東側に屏風ヶ浦の断崖絶壁があり、一方飯岡の前の海は遠浅という条件が災いしたのか、この地区に被害が集中してしまいました。

しかし現地を訪れてみると、海岸沿いにあるにもかかわらずしっかり残った家が比較的多いようにも感じます。木造家屋がもちこたえられるか否か、ギリギリの津波水位だったのでしょう。

更地になった場所では子どもたちがキャッチボールをしていました。もちろんこの情景からはうかがい知れない様々な苦難がこの地には沢山あることでしょうが、でもあまり悲惨さを感じなかったのが1つの救いでしょうか。と‥

というわけで「撤収!」(笑)。内陸方面へ急げや急げ、しかしところどころでポツポツ降ってますんで寄り道なしで一気に帰るぞー。富里ICから高速で一気に湾岸市川へ、家に着いたのは15:20くらいでした。何とかカッパを着用しないで済むギリギリのところで、このあと本降りになりましたとさ(アブナカッタ)。走行230km、毎回行くところが同じなので距離も似たようなもんです(笑)。

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