レッツゴー奥会津@日帰り720km!
− 約60年ぶりに姿を現した旧共同湯を目指して −

− その4 最初は各駅停車、そのあと超特急で帰宅、しかし途中停車のSAで嗚呼(笑) −

そんなわけでいざ出発は15:00前でした。会津横田駅付近の迂回路を通ればあとは一気にR252を通行可能のはず、帰路は山越え路だと疲れちゃうので多少遠回りになりますが会津坂下ICから高速を使うことにしました。しかし‥もう1湯くらいイイじゃないですか!(笑)。

そんなわけで無人の共同湯である湯倉温泉へ。今どき共同湯でも入浴料が「100円以上」というのは破格値に近いです(考えてみれば金山町の共同湯はどこも無人管理&入浴料も100円か200円ですね)。一応大きめのコインを入れて入浴です。





ちなみにこちらの共同湯もかの豪雨時には水没したそうですが、建物を見る限り大きな被害はなかったようです(それだけ完璧に復旧させたのだろうとも思います)。休憩スペースには新しい畳が敷かれていました(左上画像マウスオンでちらり)。また建物より下の斜面には大量の水が流れた跡があり、豪雨時の増水がどれほどひどいものだったのかを考えずにはいられません。そんなわけですっかり温まりました。

ここからはナビの予測時間によると「家まで5時間」。うーん順調に行って20:30かぁ遠いなぁと思いつつ、あ、そうだこぶし館で炭酸水でも買って帰ろうかなとちょっとだけ立ち寄りです。

ちなみに金山町内には道の駅がないんですよね。ここは十分に道の駅の資格を有していると思うんですが、どうして名乗ろうとしないのかちょっと不思議です。駐車場もトイレも売店も食堂もぜーんぶ揃っているのに‥。それにしても震災後は右上のような幟のバリエーションがとてつもなく増えたよなぁ、喜ぶべきことではないんでしょうが‥。

左上画像は本名ダムの1つ下にある上田ダム、右上はそのまた下にある宮下ダムですが、どちらも水門を全開して排水しています。今はいいですが、春先の雪解けにはさらに岸辺がえぐり取られてしまうのではないかと不安はぬぐえません。

このあとは柳津を経由し、「あーここのコメリとかも完全に浸水したらしいよなー(よく買い物していた)、でも復活してる!また次回寄るからね」と心を強くしながら会津坂下ICから高速に乗りました。磐越−常磐道経由、途中中郷SAで食事休憩をしただけで一気に自宅まで。到着は20:10頃だったでしょうか。

と、普通ならここで「今回の湯めぐり終了!」となるのですが、お話はもう少し続くのであります。拙掲示板にも載せましたが、この後の出来事を一部に手を入れつつ以下に再掲します。あーお馬鹿なTakema(大苦笑)。



今日は平日休みだったんで奥会津まで日帰りで足を延ばしてきました。総走行距離720kmということでバイクだったらヘロヘロになっていたはずです(笑)。

さて家の駐車場に車を止め、「ふぅ、やっと着いた」とホッとしながら荷物を降ろそうと車内整理を始めたところ、
なぜかあるはずのモノがありません!

そうです、どこの湯にも行動を共にしたデジカメが見あたらない!最初は「椅子の下あたりに転がってるんじゃないか」と楽観的だったんですが、しかし車内でカメラが転がっていきそうなところは限られていて‥ない、無い、
本当に亡い!

ああ‥今日撮った、おそらく100枚は優に超えているだろう静止画や動画‥(正しくは299枚でした)。
しかもまさに「今だけの画像」もたくさん撮ったのに‥


‥(脱力感)

‥(無念の思い)


‥しかしでも、カメラを一体どこに置いてきたのか?

一瞬湯倉温泉かと思いましたが、いや、でもお風呂から出てきた後に湯倉橋の写真を撮ったのは明らかだからそれはないか。

その後は‥宮下温泉の手前で木の間越しに一挙放水中の宮下ダム画像を撮ったけれど、撮ったらすぐ車に戻ったからどこかに置くというのは考えにくいはず。

そういえばこぶし館で天然炭酸水を買った‥あの時は確かに車からデジカメを持って降りたはず。もしかしてレジの台にひょいと置いてそのまま‥いや、買った後外観画像を撮ったから、店内に置き忘れというのは考えられない‥

そこからは一気に高速に乗って、休憩したのは中郷SAの1回だけ。中郷では夕飯を食べたんだけれど、デジカメを持って降りるのを忘れて携帯で夕飯画像を撮ったんだよな。となるとやっぱり違うか‥。

車から降りるときに開けたドアからおむすびころりんよろしく落ちたのか?しかし、それなら乗り込むときに気付きそうなモノだし、車の下に入ったのならタイヤで踏みつぶすときに(縁起でもないですが)明らかに「踏みつぶし感」を感じたはず‥。

しかし、どうやら一番可能性が高いのは中郷SAみたい。というわけでネットで調べてみると、SAPAの忘れ物についてはお客さまセンターが24時間電話対応してくれると書いてある!

祈るような気持ちで即TEL。おねーさんが出てくださり、「すぐに現地に電話して確認を取り、折り返しお電話いたします」とのこと。手早い対応はとてつもなく嬉しいながら、自分としてはもちろん中郷で落としたという確信はないし、もしそうだとしてもまだ見つかっていないとか(すでに外は暗かったし)、誰かに持って行かれたとかどなたかの車に踏みつぶされたという可能性もあるでしょう。そんなわけで悶々たる気持ちで片付けの続きをしていたら携帯が鳴った!

そんなわけですぐさま電話。ケースの特徴、デジカメの色と型式、ケースの中に予備バッテリーが1個入ってる‥全て一致!ハイ、それ、わたしのです!(しみじみ)。

Takemaのデジカメはその2日後、無事自宅に到着し、すぐさまSAにお礼の連絡を入れました。このカメラに関わってくださった全ての皆様にお礼を申し上げます!それがなければこの旅行記も制作できなかったわけですし‥。

しかし
「極楽湯から地獄のショックのあと笑い話」とは、いかにもTakemaらしいドタバタでありました。そんなわけでこの日帰り湯めぐり旅行記、これにて撤収!
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