− その3 テニスコートの湯は源泉投入でアワアワになるの巻 −
こうして見る限り無色透明湯なのですが‥ひねるべし源泉蛇口っ!
そんなわけで奥野食品さんからはそれほど遠くない場所にある「櫛田川温泉 魚見の湯」を目指します。事前情報では「近くまではすぐわかるが施設への取り付け道路がわかりにくい」ということでしたので慎重に=ナビ様のご託宣の通りに進むと難なく到着することが出来ました。ただし途中に幅が狭い場所があり、キャンピングカーなどの場合は遠回りを余儀なくさせられそうです。
そうしてやって来た温泉なのですが、外観は限りなく工場に近く、壁面に大書された「魚見の湯」の文字がなければ誰もここに温泉があるなんて思わないでしょう。
そしてここの温泉が世の先達の方々から変り種系に分類されているその理由、それがこの工場然とした建物の利用形態にあることは明らかです。実はこちらの施設の本業、それは‥
(あ、屋内コート2面以外に屋外コートもあります)
室内コートでは女性陣によるダブルスの練習が行われておりました。
テニスを趣味としないTakemaにとっては普通ならまず立ち寄ることもない施設なのではありますが、温泉となると話は別です(現金)。さて受付というか管理人さんはどちらに?と思いつつちょっとうろうろしていると、管理人さん(女性)が歩いてこられたのでほっとしました。というのも、こちらの湯は営業時間が頻繁に変更されるらしいというのと(今回は一応13:30からという情報は得ていたのですが)、また「入浴のお願いをしようにもどこにも人がいない‥」という経験をなさった方も過去にそこそこおられるようなのです。でもこれで関門海峡突破っ!(ベタ)。
こちらが管理事務所。ここには源泉の出る蛇口もあります。
今ふと思ったのですが、「営業時間が不安定」というのはもしかして「コートの予約が入っていない時間は管理人さんも事務所におらず実質的に休業時間になってしまう」ということなのかもしれませんね。念のため前日までに連絡を入れておくほうが確実かもしれません。
そんなわけで入浴したい旨を申し上げると「それじゃちょっと待っていてください、お湯の準備をしますので」ということでしばし待機です。
本当はコート利用者のために作られたお風呂なのでしょうが、こうして部外者にも開放してくださっているのは何ともありがたいことです。しかも入浴料金は破格の200円!なおシャワーのみの利用だと100円だということですが、温泉好きの訪問者がここでシャワーのみというのは考えにくいですね(ちなみにシャワーの水も温泉水利用ですが)。
なお、右上画像にあるような利用券は会員さん用のものらしく、わたしらの場合は直接お金をお支払いしておしまいでした。記名式なのが特徴的です。
ただいま管理人さんによるお湯張り中。源泉はアルカリ度高め、今日のような日は28度の源泉入浴もアリでしょう。
そしてさらに待つことしばし、「準備できましたよー」ということでいざ出陣っ!今回は女湯を貸切で使わせていただきました。
じゃじゃーん!なお、手前のステン大浴槽はあまり使われることがないようです。
ため湯に見えますが、つい先程湯張りしてもらったばかりの新鮮湯!
さてそんなわけで1人1浴槽で「真夏の露天貸切入浴」を楽しみます。展望?そんなもんは要りませんというかハナから期待していませんって(笑)。
何と石鹸やシャンプー付き!置物のたぬきは場所柄しっかりラケットを握っておりました(笑)。
ドライヤーがあったかどうかは確認しないままでしたが、もしあれば「真夏のバイクツーリング」にもしっかり対応です。後学のためにしっかりチェックすべきだったかな。
お湯はややツル感のある感じでしたがこの段階では大きな特徴は感じられませんでした。味も無味レベルかなぁと。で、最初の湯温だと長湯に向かないので源泉を出して湯を冷ましてみることに。するとすると‥
微細系の気泡が浴槽全体を満たしていき、当然身体への泡つきも半端なものではありません!この時は写真を撮るタイミングを逸したのですが(苦笑)、今度はおしんこどんが加熱湯を投入してみることに。すると‥
まるで同じ源泉とは思えないこの明らかな違いはいったいナニ?というわけで、ここ魚見の湯に来たらじぇったいに源泉をドバドバ追加投入してみることをおすすめいたします!
ただしアワアワタイムそのものはそう長く続きません。「真夏の昼の夢」というところですかね(意味不明)。
そんなわけで気がつけばしっかり透明湯に戻っておりました。でも楽しかった!
そんなこんなで、このあとは「帰省」の本分を忘れることなく奈良県中部方面へとまっすぐ向かいましたとさ。実はこのページもおしんこどん実家でタイプしているんですが‥
実家で何をするということもないので、ついついこのような「新魔法の液体」に早い時間から手が伸びます(笑)。
しかしとにかく暑いっ!さすが盆地の夏ここにありということなのでしょうか、松阪の「たぬみせレストラン」を出たときに車外計が39度を表示していたと言うのは前のページでも書きましたが、とあるスーパーの駐車場に車を置き、買い物等をして戻ってきたら今度は‥
そんなわけで、Takemaの帰省生活はむごい暑さと共に過ぎていったのでありました。あ、でも昨日あたりからましになり、昨晩はエアコンや扇風機なしで寝られましたよ。「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」、昔の人はうまく表現したもんだなぁ(最後は古典ネタで〆)。あ、でも昨晩は風もなかったんですが(苦笑)。
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