− 霞ヶ浦、神栖、銚子界隈をまったりと −



まさかこのエリアに8月初旬に来るとは思いませんでした。

(2011年8月1日)

実はこの前日まで「2011夏東北湯めぐり第一弾」に出かけていたのですが、実はこの日(8/1月)もTakemaはお休みだったのであります。そんなわけで仕事に向かうおしんこどんを送り出し、さーて主夫としてのTakemaは何をなすべきかといえば!


(ホントにそれしかないのどうなのよというような、昔の主婦連みたいなツッコミは無用)。

ちなみにこの日は真夏のど真ん中とはいえかなり涼しかったんです。あらためてチェックしてみるとこの日の千葉市の最低/最高気温は21/28度、銚子に至っては21/24度でした。まさに「真夏ど真ん中のツーリング日和」だったわけですね。西日本方面で酷暑にあえぐ皆様ごめんなさーい!ちなみに今日(8/4)の千葉県市川市は久々に暑いなと思いましたが最高気温は31度、なお明日の予想最高気温は27度でーす(ケンカ売るなって)。

まずは高速道路に乗って快適移動。京葉道沿いはそれでも暑いのですが成田に向かう東関道に入るとクールダウン、長袖ジャケットのエアインテーク全開だと涼しすぎるくらいです。ただし上画像とは違いこの段階では全天曇天で、一瞬だけ小雨が降ったりしましたが約2分で止んだのでよしよし。

まずは「Takema定番ストップ」の大栄PAで最初の休憩。月曜の午前中から近場のツーリングに出かけようとする物好きは少ないと見えて他のバイクはいませんね。ちなみに成田ICから先はバイク以外の通行量も激減し、利根川を渡る長大橋部分では、後続の車両を一切確認できないままでした(ちなみに天地神明に誓って制限速度を遵守してのんびり走っていました。だってこんな状況でハイスピードを出す意味ないですもん)。空いているっていいなぁ。

で、久々に来た潮来エリアではいきなり道を間違えて地元ロードへ。しかしこのあたりの道路液状化はかなり酷い状態のままであり、ここを制限速度定速で走ったら必ず底擦りしてコケること必定という感じでした。頑張れ日の出地区!

で、なぜ右上画像が潮来郵便局なのかといえば、ここで中富良野町のメロン農家さんに送金したからです。そんなん地元でしてくればいいでしょとお考えの向きもあることでしょうが、こういうのをこういう場所でするのが嬉しいんです?

さてこの日のツーリングスケジュールは「茨城の北浦北端あたりの湯に浸かり、そこから南下して銚子でごはんを食べてから真っ直ぐおうちに帰る」という感じです。霞ヶ浦の東岸を走るR355を北上するわけですが、地図を見ると湖沿いに延びる道があるみたい?舗装か未舗装かはわかりませんが、行ってみましょう行けばわかるさブラックバード!

そんなわけで行ってみたら何とも快適ロード!駐車帯があったのでバイクを止めたのですが‥

ちなみに3羽ほど、のんびりと羽繕いに余念がないようでした。居心地がいいから留鳥になることを決めたのか、それともついつい帰るタイミングを逸したのか(居酒屋などで先抜けしようとする時によく起こるパターンです。え、違うって?)、いずれにせよまさか8月に白鳥を見ることになるとは!

さらに走っていくと、何だかリゾートチックな雰囲気になってきました。波こそないですしこの時は太陽も雲に隠れてはいましたが、どこかで見た似たような風景に例えるとしたら‥

この記載に「オイちょっと待て、妙に変なところばかりに行くTakemaがハワイなんて行ったことあるのか?しかもサイトにはアップしてないだろ?」とお思いの御仁も全世界に47名くらいはおられると思います。しかしですねフフフ、Takemaは過去ハワイに3回行っているのですよ(あれ、2回だったか?)。オアフ島ツーリングだってやってるんですよ!証拠はほらこちら!(随分前、地味にアップしていたんですね)。もっともいずれも「お仕事」だったんで週末だけ楽しんだのみでしたが。

あ、話が海王星方面にそれましたんで再び太陽軌道に戻しましょう。そんなわけで「霞ヶ浦のアラモアナ」を通り抜け、ほんの数km進んでいくと‥



で、茨城県の現実世界に引き戻されてダート走行というわけです(笑)。

でも路面状態は悪くないので全く問題なしの数百mでありました。道路脇には穂を出し始めた水田が広がり気分も上々。願わくはこのお米たちが「あたりまえに」流通ルートに乗ってくれますように。大丈夫だと信じますが‥(右上画像マウスオンで拡大)。

しかしそれは何もお米に限ったことではありません。サツマイモだってタバコ(葉)だってレンコンだって全て同じことです。頑張れ茨城の野菜軍団っ!




がんばれー、がんばれー、ちゃんと食べるからなー。

さてなぜだか「茨城応援音頭」モードになってしまいましたが、さっきまで霞ヶ浦東岸を走っていたのにもかかわらずこの日の最初の目的地は北浦なのであります。というのも、かの震災で橋桁が落下したという鹿行(ろっこう)大橋のすぐ近くにあるという北浦荘を目指していたからなのです。加熱ながらかけ流しでツル感もあるのだとか?そんなわけでちょっと期待♪

県道184号から183号に右折すれば旧橋のたもとまで行き着けるはずということで国道の分岐まで来てみました。ふんふんもちろん橋は通行止めですが、その手前にある北浦荘までなら大丈夫ですよねよしよし、ん?んん?



「あのぉ‥今日って‥月曜日なんですがっ!(意気消沈がっくし)。」

そんなわけで「いーんだいーんだ、ボクだけがアルプスに帰ればいいんだ」と、すっかりいじけモードで撤収。あーあ下調べ甘過ぎっ。そうなると、あとはこの界隈での温泉はといえば‥うん、もうあそこしかありません!でも大震災のあと行ってないけれど‥海辺だし‥と一抹の不安を抱きつつ目指したのは‥





こちらは施設内の掲示物を撮影したものです。

源泉28.7度ながら加熱かけ流しの強塩泉、ここが本日の温泉行脚における唯一&最後の砦というわけです。ちなみに日川浜の海岸から直線で300mあるかないかの場所に立地しているので、「津波の被害もあるやなしや?」と思いつつ進んでいったわけですが、温泉までの道中には津波が押し寄せた痕跡も一切ありません。そしてもちろん温泉の建物も全く無事。その真実は湯上がり後に明らかになったわけですが、まぁまずは真夏のツーリングで冷えた?身体を温めるべく温泉に入りましょう!600円の入浴料をお支払いしてと。

いつも思うんですが、ここの温泉の脱衣ロッカーは大きいし奥行きがあってヒジョーにありがたいです。TakemaのタンクバッグはLLサイズなんですがそれでも右上画像モードで楽々収納、この状態でヘルメットも余裕で入りそうですし脱衣モノもちゃんと入ります。すごいなー。あ、でも受付にある靴のロッカーはとっても小さいのでライダー系のブーツを入れるのははなはだ困難ですよKeiichi_wさん!(笑)。

さて、先客さんがいないというのはすでに察しが付いていたので(車が1台止まっていましたが、その主とおぼしき男性2人は浴室手前の和室にてゴーカイに寝息を立てておられましたので)余裕をこいて浴室へ。

うーむいつもながら素晴らしき色合いの湯がかけ流されております(オーバーフロー部分は写っていませんが画像の一番左側手前から排出されています。ちなみに湯口は右奥)。ん?しかしちょっといつもと違うのは‥「微塩素臭」もするんですが?くっそー茨城県条例、何とかせい!ここの湯の強力塩分濃度でどんなウィルスが繁殖できるっていうんじゃー!(ちなみにここの湯のナトリウム分は9805mgもあるそうです)。

ま、窓を開ければいいかと思いましたがイマイチ高い場所にあるし、塩素系も「微」レベルだったのでそのまま入浴することに。ちなみに浴室内はちょっと湿気が高かったなー(やはり窓を開ければヨカッタ)。



「そんなわけで真夏の高濃度塩化物泉に入浴ですっ!」

何だか湯の色は「昨日の朝に入った山形の百目鬼温泉」に似ています。しかし成分構成はだいぶ違うのでしょうね。この日は平日とはいえ、夕方近くになるとすぐ近くの日川浜から海水浴客が身体を洗いにやってくるのでしょう。あ、でもこのご時世ゆえどれくらいの海水浴客が浜にいるのかは不明でしたが。



こちらのライオン口も徐々に風格が出てきました。ツーリング中なのであつ湯系じゃないのが嬉しいです。

湯上がりにソファー(椅子じゃなくてソファーというのがちょっといいでしょ)でくつろいでいたら、こちらの管理人さんが出てこられて「冷たい麦茶がありますよ」。よく見ると通路の奥の方に‥!

うはーありがたや♪で、そのまま管理人さんとしばらくお話をさせていただいたわけですが、やはり気になるのはあの地震による津波のことでした。
Takema 「このあたり、あの地震の津波はどうだったんですか?」
管理人さん 「いやぁ、このあたりには津波がなかったんですよ。すぐ北にある鹿島港なんかは港自体がYの字になっているから波が集中して大変なことになっちゃったようなんですけれどね。」
Takema 「そうなんですか、これだけ海から近いから実は結構心配していたんですが‥不思議ですねぇ。」
管理人さん 「それに、地震のあと国土地理院の人が来て教えてくれたんですが、この建物のあるあたりって、実は標高が7mくらいあるらしいんです。」
Takema 「え?そ、そんなにあるんですか?わが家のある場所よりはるかに高いですよ(笑)。こんなに海から近いのに‥。」
管理人さん 「やっぱり海岸沿いに砂の堆積があるからなんでしょうね。それと、このあたりは雨が少ないんですよ。それこそ、コンビナートの方でどしゃ降りでもここは全く降らないなんてこともしょっちゅうです。気流の関係なんでしょうかね。」
などなど、いろいろなお話を伺うことが出来ました。

そんなわけで汗も止まったようなのでそろそろ出発しましょう。お腹も減ってきていたので所期の予定通り銚子に行って何か食べようということに決定。というか1人でのお出かけだとお昼ご飯の時間がものすごくいい加減になっちゃうんですよね。この時点ですでに14:00を回っていましたっけ。

(新)銚子大橋は大渋滞。まだ千葉県側の工事は終わっていませんが利根川をまたぐ部分はすでに新橋供用中。R356との接続部分は工事の関係で車線も減っているんですが、工事が終わればこの渋滞もなくなる?いやぁ何だかそうは思えないんですが‥直進路はそのまま高架で立体交差させちゃうという手はなかったのかな?。

さて、港町銚子なんですが、下調べもしていないので「こんなところにウマイ店!」というようなひそかなグルメ情報もありません。あ、「郷土料理 きみ野」は結構地元の人利用しているようですが、あそこの海鮮丼はTakemaにはちょっと量が多すぎて苦しくなっちゃうんで(小胃Takemaなもんで)今回はパス。そんなわけで利根川河口沿いにある「さかな料理 礁(いくり)」へ。

平日の、食事にはとても中途半端な時間(14:45ころ)でしたので店内に他のお客さんの姿はなし。ま、でも温泉と違って食堂の場合は貸し切りであるからといって特別に嬉しいわけではないんですが(笑)。

何にしようかと一瞬考えましたが、まぁこういうところでのデフォルトといえば海鮮丼関係でしょということで大量丼、いや間違えました大漁丼1600円也を注文。

やがて出てきた大漁丼は、ネタ下のご飯(酢飯)の量が案外に少なくTakema的にはばっちり適量です。逆にがっつり食べる系の男性にはちょっと物足りないかも知れません。はい、美味しくいただきました。

このあとは広域農道経由で成田空港へと向かい、そこから東関東道経由で一気に帰ってきました。家に着いたのは17:30ころで本日の走行は284km。久々の日帰りツーリングでしたが結構楽しかったぞ、うん。
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