(2011年9月24日)
シルバーウィーク後半の3連休はお彼岸の墓参りその他により「ビッグお出かけ」の予定を立ててはいなかったのですが、中日にあたる土曜日は天気もよかったのでちょっくらバイクで走ってくることにいたしました。最初は日光−中禅寺湖−沼田と続く「ぐるっと周回ルート」を走るつもりでいたのですが、東北道を走行中に何だか気が変わり、いつもは通過点になることが多い塩原界隈をのんびり走ろうという気になりました。
しばらくワインディング路を走ってもいなかったのですが、いろは坂を走れないかわりに日塩もみじラインがあるし、上記周回ルートだとまたも定番の湯元温泉‥それもちょっとワンパターン過ぎるかな、でも塩原ならまだまだ入ったことのない湯もあるしと思ったのも理由であります。あ、あと出発時間が遅かったという問題も(笑)。
東北道は10kmほど渋滞していましたが、バイクならすり抜けて‥でもやっぱり10km単位だと疲れますなぁ。今回はなぜか先行バイクがいなかったためTakemaお得意の「コバンザメ走法」が使えなかったのであります(笑)。
そんなわけで福渡温泉界隈までやって来ました。対岸には有名な露天湯「岩の湯」「不動の湯」があるのですが、その混雑度は一方通行区間の駐車車両の数で推し量ることができます。そしてこの日は‥
珍しいこともあるもんです。というわけで階段を下りて川沿い遊歩道まで降りて遠望してみると‥むむ、岩の湯界隈に人の姿が‥ナイ!Naiったら無い!ならば行くしかないでしょうということでいざ遊歩道を進んでいきます。
この岩の湯、実は20年くらい前に一度だけ入ったきりで、湯の記憶も何も残っていないんです。再訪しようにもいつも定点観測で「うわぁ人だらけ」ということばかりで、また口うるさい常連さんでもいようものならいろいろと口出しされそうでもあり、結果としてこれまで機会に恵まれなかったわけであります。しかし今日はイケそうだぞ!
箒川は水こそ透明ですがいつもよりかなり水量が多いようです。釣り人がかなりいたようでしたが、こんな日は釣れやすいんでしょうかどうなんでしょ?
増水中ということで、上級者レベルの「岩のくぼみ」は水没してました。これのみぞ残念。
さてそんなわけで岩の湯到着。料金箱に200円を投入し、まずは浴槽の撮影からまいりましょ(いつ次の人が来るかわからないのでダッシュで)。
よぉーし、どちらもいい感じで笹濁り系の湯がたまってます!
続いて湯足撮影も無事完了。これで最低限の儀式はオシマイですね(笑)。
【塩原岩の湯】 |
ちなみに先日の台風の置き土産か、浴槽の底には砂が堆積していました。でもそれも何だかいい感じの足触りだったので悪くないですね。そうこうしているうちに次のお客さんがやって来たようですのでそろそろ上がります。十分に満足したので不動の湯はパスしましたが、しまったやっぱり行っておくんだったと今になって大後悔時代であります(このパターン結構多いなぁ)。
この後はどうしよう、お昼ご飯にはまだ早いし、今回は塩原地域の宿湯も1つくらいは入っておきたいというわけで‥よし決めた、前から気になっていたあの民宿に行ってみよう!
というわけでバイパス路沿いにある民宿「本陣」にやってきました。こちらは民宿とはいえ、もともとこの付近にあった真田家(真田幸村の子孫)の別邸を復元新築した建物で、間取りも当時とほとんど変わらない作りなのだとか。
お風呂に使われている源泉は「紀州鉄道塩原の湯」、塩原温泉の中心地にどどんと(ちょっと場違い系で)鎮座しているあのホテルの名が冠についていますが、実際のところはこちら本陣さんが所有している(いた?)源泉なのだそうです。
拙サイトからリンクさせていただいている「『のん』の宝箱」サイトに、こちらの宿についてのとてつもなく詳しいご紹介(直リンクはこちら)がありまして、それを見て以来「ここは良さそうだなー」と思っていたわけであります。今回はお風呂だけですが、食事も実によさそう!
玄関ひろっ!廊下長い!民宿とは思えない規模ですし‥それに館内はどこも清潔感が溢れてます。
浴槽はポリバスですが、湯の成分で黄色く変色してます。お湯は透明、窓を開けるとまぶしい緑の木々!
湯口はこんな感じ。「鍾乳石に触らないでください」との注意書きがありました。
こちらの湯も終始貸しきりだったのでミニトドタイムなども楽しみかなりまったりしました。脱衣場にドライヤーがあるのを確認した上で頭まで洗っちゃいましたしね(日帰りのバイクツーリング中に洗髪なんてこれまでにあったっけ?)。
というわけで頭のてっぺんから足のつま先までピッカピカになったところで再びバイクに乗り込みます。さーて目指すは日塩もみじライン!(今日は元湯エリアはパス。高速の渋滞発生前に帰っちゃいたいんで)。しかし、新湯の広場まで上がってきたところで‥
(何だか今回このパターンばっかりです)
ということで‥「通りがかりにもう一湯」ということにいたしましょ。さてしかしどっちの湯にしましょうかね?
実はここ新湯も、最近は中の湯か白樺荘の湯ばかりで、上記2湯には全然入ってないんです。むじなの湯に至ってははるか昔(以前の建物)に2度くらいしか入ってないんですが‥熟慮黙考の末「近いから」というあまりにもわかりやすい理由が説得力を持つ寺の湯でいいや(笑)。
先客さんが1名おられたので写真撮影の許可を得た上でパチリ。湯足画像だけですがこれで十分。
結構立て続けにお湯に浸かってきたこともあり、湯上がりには李白ばりに「一本一本復た一本」と、立て続けに自販機のソフトドリンク(お茶とコーヒーと最後にコーラ)を消費してしまいました。いずれにせよ身体が欲しているときは飲まなきゃね。
水分補給完了後はいざ!本日唯一の濃厚なるワインディングルートである日塩もみじラインへ。
しかしまぁ、この日全般にいえることですがどの湯もどの道も空いていたー!(行き帰りの高速は除く)、皆さんどこへ行っていたのでしょう?もみじラインも、へたれライダーTakemaに「ほらほら遅いよ」とプレッシャを掛けてくる音速ライダーはいないし、いかにヘタレであってもさすがに一般系四輪車よりははるかに早いわけですから2台に追いつきましたが、そうなると面白くもないのでTakemaが停車(両上画像がそうです)、でも特に左上画像の場所では5分くらい止まってましたが後続車は一切なし。これってどういうこと?ま、だから嬉しかったんですけれどね。
福島の県営有料道は観光促進のため今シーズン一杯無料化されていますがここは栃木、しっかり料金を取られました(笑)。ただこれだけ好きに走れたのですから問題なしです。でもあとで見たら全然タイヤのサイド部分を使えてませんでした。これはライテクビビる大木的重症だと思われます(苦笑)。確かに最近バンク恐怖症だよなー(しみじみ実感)。ま、いいや(開き直りこそ大切なのよ)。
そういえばお昼ご飯を食べていなかったというわけで(実は昼のみならず朝も食べてないんでさっきの飲み物は本日最初に口にしたカロリー飲料でした)、鬼怒川界隈で何か食べようと。時間は午後2時、早くしないと閉まっちゃうし!
そんなわけで道沿いにあった「手打ちそば」の幟につられてとある店へ。しかしお蕎麦は二八だというにもかかわらず何だかボソボソ、こりゃ何だかなーというわけでお店の名前は書きません。もうちょっとベンキョーしてほしいぞ(Takemaしかお客はいなかったのに出てくるのに20分弱ってどうなのよ。ま、店員さんは恐縮してましたが)。
さて今市ICから上(高速)に乗ってもいいんですが、せっかくなので例幣使街道で鹿沼まで。拙サイトでも何度も紹介しているつもりですが、首都圏から日光に観光で行くのにこの道を通らない手はないんです。ずーっと杉並木が続く快走路なんですから!逆もまた然りというわけですね。
で、鹿沼ICからは高速に乗り佐野のSAにて最初で最後の休憩です。と?二輪の駐輪場に何だか違和感あふれまくりの「車両」が止まってるんですが?(大驚)。
ちなみにこの「車両」の持ち主さんはついぞ現れなかったんですが(置き忘れ?しかもよりによって二輪専用駐輪場に?)、この「車両」はとってもライダー受けしてまして「やるなーこれ」「何ccあるだろ」「車重が軽いからとんでもないスピード出そうだな」等々、とにかく盛り上がりまくりでした。で‥誰のモノ?(苦笑)。
ここからはごくごく普通に走って帰ってきました。利根川の橋の上で2箇所事故があったりして四輪の皆様お疲れです(自分がすり抜けたときはまだ1kmあるかないかの渋滞でしたが、この渋滞は22:00くらいまで続いたようでした)。
そんなわけで17:00に自宅帰着。走行はご覧の通り394km、まぁそこそこ距離の日帰りツーリングでした。
しかし、実はこの日の数日前からわがブラックバードに異常あり、走行中にインジェクションの赤ランプ点灯とは尋常じゃありません。最初はオイルか冷却かと疑っていましたがどうやら電気系統の疑いが濃厚です(ただしかつてイタイ思いをしたレギュレーターではなさそう)。というわけでこのツーリング後、数日間バイクドックに入院させることとなりました(実はこれからの話なんですが)。早く万全の状態で戻ってきておくれ!