− その6 最後にトマトの中条温泉、そして最後にまた買い増しして帰着、気がつけば(笑) −
さて、前のページで見玉不動尊さまに「もう1-2湯の立ち寄り湯ご許可を」を願い出て了承されたことは皆さんご存じかと思いますが(え、知らない?まさかそんなはずは(笑))、そんな経緯があろうがなかろうがやっぱりもう少しだけ寄り道するのであります(前置き意味なし)。というわけでまずは宮野原温泉の「宝山荘」へ。ここは加熱かけ流しだというし‥
あれま、こんなに国道の近くにあったのね知らなかったと思いつつ車を止めて玄関へと進んでいくと‥
このままこの温泉がなくなってしまわないことを願わずにはいられません。経営者の方、病を乗りこえてまたいいお湯を提供してくださいませ。
そんなTakemaの敬虔な祈りが天に伝わったのか、続いて目指した湯は何だか結構いい感じでありました。この界隈の温泉は湯温こそ低めで加熱湯が多いですがなかなかどうしてアドレナリンあなどれません!
やってきたのは中条温泉トマトの国。先客の方々が「止めやすさと出やすさ」を大前提にして1台おき駐車を励行しているので、Takema車もその一番奥にちゃんと等間隔で駐車しましたよ(笑)。
トマトをイメージした可愛い感じの外壁塗装です。もっとも入口は雪国ゆえ当然こういう形状になります。
こちらの施設、いろいろな補助金を得て建てられたものらしく、結構館内は無機的な感じもします。お上が絡むとどうしてこうなっちゃうんでしょうね?「会議室」とかの掲示もありましたが、たぶん訪問客は湯上がり休憩はしても「湯上がり会議」はしないと思うぞ(笑)。
まぁそれはともかくとして、突き当たりにあるお風呂へ。源泉は37度との掲示がありましたが、温泉分析書によると「34.8度」とも書かれています。それと「他人の源泉から直接引湯しています」という書き方が何だかちょっとシュールというかロジック的にどうかというか、とにかく意味深で気に入りました(笑)。で、お風呂はといえば‥
(上画像マウスオンで女湯のお風呂画像に変わります=撮影byおしんこどん)。
加熱ですがかけ流しの湯は湯口から一気に木の管を駆け下って湯底へ。最近はこういう構造の湯も増えてきましたが、ここはその手前の湯にも触れるというのがポイント高しです(あ、でも飲泉許可は取得していないはずですので念のため)。
お湯はさっぱり系で浴感も特別なものではないのですが、湯上がり時は「なぜこんなに?」と思ってしまうほどポカポカ感が持続しました。屋敷の湯は比較的冷え湯系(ぬくもり感がそれほど持続しない)だと思うのですが、ここトマトの湯は温まりの湯だと思います。単純温泉だからといって甘く見てはいけないです。
男性浴槽(左)と女性浴槽(右)、タイルの色が違うんでしょうね。でも基本的に色つきはありません。
さて、湯上がりにレセプション奥のロビーのようなところで無料の水をいただきながら休憩していたら、2011.3の長野県北部地震(現地ではわかりやすく「栄村大震災」と表現しているようです)の当時の画像&復興の様子を撮影したファイルがありましたので拝見させていただくことに。すると‥
全く知りませんでしたがそうだったんですね!間一髪セーフ!ちなみに地震発生は2011/3/12の深夜3:59、宿直の方が国道に降りようにも道路は雪崩で寸断されていたそうです。が、上部大規模崩落による中条川からの土石流‥すごすぎです。よく無事に‥。
ちなみに建物こそ直接の被害がなかったものの、地下水のくみ上げ施設等がやられてしまったことにより、こちらが震災の避難施設となることはありませんでした‥というか、それこそ土石流の真横ですから全て無事でも避難施設にはならなかったでしょうね。
あれから1年8ヶ月が経過した今でも施設のすぐ横には右上画像のように監視カメラ&モニター機器が設置されていました。この日の穏やかな日和とは裏腹に、ここはまだ「臨戦態勢」が敷かれていたのです。
ここから上流部の崩落部分を遠望したところ、「かなりとてつもない場所」にコンクリかモルタルを吹きつけている場所がありました。あの作業とて危険きわまりないわけで、復興事業、特に現場で直接の作業に携わる方々に敬意を表したいと思います。
さてこのあとは森宮野原駅へ。何でも駅前に復興スーパーがあるということでしたので‥。規模的にはコンビニサイズでしたが、ここで瓶詰めのトマトジュースほかを購入し、そしてこの後最後の目的地、「道の駅信越さかえ」へと向かったわれわれでありました。
日当たりがいいからか、道の駅の脇にある紅葉の葉はまだしっかり紅葉していました。このあたりは気温も高くて秋山郷エリアとは全然違ってぬっくぬく。ここでまたお買い物をしたことで、いったいどんなおみやげ量になったかはのちほど申し上げるとして、もう13:00、早く高速に乗るためにも昼食を食べておきたいところ。でも実はここのレストランのメニューも結構「普通」なんですよね。
で、お隣のプレハブで「きのこ汁&コシヒカリご飯」(計350円)を注文。これが結構なペースで売れていたんですが、道の駅レストランとの兼ね合いはどうなっているのでしょうか(笑)。ま、メニューはこれしかないからいいのかな、ここに「手打ち蕎麦」でも新メニューとして導入しようものならある種戦争になるのかも知れませんが(笑)。
さてここからは一気に関越道をひた走り‥うわー3連休恐るべし、まずは15kmの渋滞にハマりました(ちなみにこの区間の渋滞はこの後35kmにまで延びたらしい)。で、練馬出口先頭でさらに18kmくらい渋滞というので、三芳PAで脱走。おしんこどんいわく「でもやっぱりこのまま行った方が早いんじゃない?」ということでしたが、ま、そうかもしれませんがTakemaの血がそれを許さないんですよ(笑)。
そんなわけで19:00前に自宅着です。ではではここで大公開、2泊3日のうちに買い込んだおみやげ品の数々!
‥というか、いくら復興支援とはいえこれって買いすぎでは(苦笑)。ま、これぞTakema&おしんこどんの心意気ってことで笑ってやって下さいな。以上、秋山郷ミニ湯治編終了です!