初詣はちょっと遅くなりましたが、こちらの温泉神社にお詣り申し上げました。

(2012年1月15日訪問)

1/2早朝にNZから帰ってきていったん帰宅後少し休んで母方親族宴会へ、さらにこれまた恒例の親族宴会二次会へ。へろへろになった翌朝は父方親族宴会に備えて朝から自宅を大掃除(=目立つところだけ集中清掃ね)。

この1/2.3のハードさがあるもんで、その直後の3連休は出かける気にならないというか、連休初日の土曜日は出勤確定だったからというか、それよりも何よりも「もう何だかヘタレてきたんで、NZから帰着後の最初の休みくらいちゃんと休みたい」というのが本音だったわけです(根性なくなったなー)。過去の記憶をたどれば「カナダから帰ってきた翌日早朝から湯めぐりに出発」なんてのもあったのに、あのバイタリティはいまいずこ(笑)。

さてそんなわけでその次の週の日曜日にあたる1/15、那須湯本の湯へと出発したのは朝9:00近く(遅っ!)。ろくに下調べもしておらず、「昨晩はお風呂に入らなかったから、どこかの宿の湯で身体も髪の毛もゆっくり洗って湯っくり浸かって、ドライヤーも貸してもらって云々」というわがまま放題の漠然たる湯望を胸に東北道を北上します。朝ごはんを食べてこなかったので途中のPAでおしんこどんとともにコロッケ&メンチカツをつまみ食いしたわけですが、結果的にはこれがイタかった(笑)。

えーっと、基本的にお出かけ中のわれわれの昼食タイムは11:00過ぎであることが多いんです。混むことがわかりきっている12時台にお店に入ることはまずありません。で、那須ICを降りたらちょうどその11:00でしたので、「軽く蕎麦でも食べてからお風呂に‥」と考えたわけですね。この時もさっきの揚げ物がまだ胃に滞留中で、そんなにお腹が減っているわけでもなかったのですが(だから「ステーキハウス寿楽」は最初から選択肢になかった)、ま、お蕎麦なら大丈夫でしょ‥という読みだったわけです。

そんなわけでこれまた何の下調べもないまま、目に入った蕎麦屋さんへ。案の定開店直後でわれわれが最初のお客でした。メニューを見ていると、

けんちん蕎麦。うどんじゃなくて蕎麦。これは茨城県北部界隈で結構メジャーなメニューだったりするそうなのですが実は現地ではまだ未食。でもこの店で食べられるのであればそれも一興、というわけできーめたっ!おしんこどんは何だかお腹が重いということでざる蕎麦を注文。

待つことしばし、注文の品がやってまいりました。し、しかし!2人とも目の前に並んだオーダー品を見てかなーり驚愕!



Takemaのけんちん蕎麦は丼から溢れんばかりに野菜その他の具が盛られ、具だけ先に食べないとお蕎麦にたどり着けませーん!(笑)。一方おしんこどんのざる蕎麦(右上画像)はといえば、

この近辺で以前気に入っていたお蕎麦屋さんの「季流」の盛りの倍近くあることは間違いなし!あの量くらいがちょうどいいと思っていたのですが。

そんなわけで「少食夫婦&出されたモノは残さず食べるのがマナーである」というわれわれにとっては思いがけない難行苦行雨あられだったのであります。しかも、この二品が出て来る前に「こちら、サービスでーす」と、お赤飯とモヤシのあえ物もいただいていたので(右上画像マウスオン)‥くはぁ、何だこの予期せぬ苦難苦行千日回峰行はっ!(「なんだ、大したことないだろ?」とお思いのあなた、わたくしTakemaはこれまで47年半の人生で「記憶に残る限り未だ飲食店で大盛りを頼んだことがない人間」なのです。牛丼屋の松屋では注文自販機で躊躇することなく「小盛」を力強くプッシュしているのでありますよ)。

そんなわけで2人しておなかいっぱい。こんなはずじゃなかったのになぁ(大苦笑)。

そんなわけで苦しい腹具合の中那須湯本温泉へ。でもすぐに温泉に入る気力というか気合いがないほどお腹が張っていたので、少しもの腹ごなしを兼ねて温泉神社へお詣りに行ったわけです。しかしさすがに1月下旬の那須界隈ゆえ寒かったぁ!

湯本温泉神社の参道ってこんなに長かったでしたっけ?吹く風があまりにも寒いんですがーと思いつつ、心の中では「でもこの風がさっき食べ過ぎたけんちん蕎麦カロリーパワーを云々なのだから‥」と思ってはみても、やっぱり寒いモノは寒い!たぶん顔の部分、耳に感じる寒さが若い頃よりも身に凍みるんだと思います。

しかし帰り道に「殺生石」から続く賽の河原を見下ろしてみると(右上画像マウスオン)‥

という気持ちになったとかならなかったとか(笑)。でもやっぱり来てよかった‥(新年だしね)。

さーてそんなわけですっかり身体も冷えたことだしまだお腹はいっぱいだけれど、いよいよお風呂へ行きますか!どの旅館にするかちょっと悩みましたが結局以前も利用したことのある「千歳屋」さんへ。

比較的小ぶりな浴槽に鹿の湯と行人の湯の混合泉が注がれていて、ふぅー気持ちいい。換気も良好でこの時期につきものの「湯気まつり」とも無縁でしたし、結局男女とも終始貸し切りでタンノーさせていただきました。湯上がりにはお茶をいただき身も心もほっこり。ここのお宿、今度は泊まりに来てもいいなと思わせるいい感じでありますよ。

このあとは板室温泉方面へ。実は板室温泉にはその昔日帰り施設の「グリーングリーン」に入ったことがあるだけで、その時の記憶があまり残っていないので(ただし塩素臭がしたことは覚えている)再訪してもいいかなと思ったわけであります。しかしいざ行ってみると‥

鄙びとは違う独特の雰囲気が漂っていて「あれれー」という感じ。日帰り入浴も出来るのかどうなのか全然書かれていないし、そもそも、妙に整備された通り沿いに人の姿が全くないんですけれど!大丈夫なのか板室温泉?と、かえって心配になるくらいでした。

さて、この段階でおしんこどんが「ちょっと具合悪いかもしれない」というので塩原温泉の奥方面に向かうのはパス。しかしもう1湯くらいは行っておきたいものがあると考え、どこかないかと地図を見ていたら‥いつか書き入れたメモ発見!よーしそれでは、インター近くのここにしようと決定。ナビをセットし裏道経由で到着したのは‥こちら!




(入口に鎮座するスフィンクスは最近新造されたようです。あ、ちなみに体調悪化のおしんこどんは車でお留守番&睡眠でした。)

ここ、まだ来たことがなかったんですよー。何だか訪問にはある種の勇気が必要な気がして(笑)。しかし館内に入ってみると、「あれ?案外にフツーなんですが」。これなら西方の湯のほうがいろんな意味でもっと「濃い」ですね。と思いつつこのピラミッド温泉を紹介するウェブページを見ていたら、どうやら以前は「今よりも濃かった」模様です(笑)。



ま、確かにこんな感じの「展示物」はありますが、いわゆる「押しの強さ」は感じずマイルド系でした。

さて、男女別の内湯へ。広いです!浴槽内はぬる湯、適温湯、そして熱めの湯という3つに仕切られていましたが、ぬる湯は確かにぬるかったんで長湯にはいいかな。湯の個性はあまり強いものではありませんでしたが、しっかりかけ流しでややツル感もあります。写真は先客さんに遠慮して隅っこ(湯口付近)で1枚だけね。

なお、浴槽内にはこのピラミッド建物を貫く芯柱があり、「この柱に背中を付けながら入浴するとピラミッドパワーが体内に注入されるのでヨロシイ」という記載がありましたのでもちろんこすりつけましたが、少なくとも入浴客6-7人のうちそれをやっていたのはわたしだけでした(笑)。ちなみに湯自体に同じパワーが供給されているので療養に向く‥のだそうです。

その先客さんですが皆さん地元の方で、「ここでみんなでカラオケやってのんびりして帰るのさ」とのこと。息子さんも娘さんも東京へ出て行き、「娘はまだ時々帰ってくるからいいけれど、息子はまー鉄砲玉みたいなもんで行ったきり全然帰ってこないのさ!」とのこと。息子さん、たまには実家に帰ってあげてくださいお父さんが寂しがってます(笑)。

さて露天に出てみると‥

えーっと、お気遣いはありがたいんですが、かなーり寒いこの1月中旬のこの界隈でわざわざ湯温を低めにしていただくと‥とぉーってもぬるいんですがっ!(笑)。いや、長湯向きともいうのかもしれませんが、結局2分で退散しました(根性なし)。

そんなわけでこの日の初湯めぐりは2湯だけでしたがまぁこれはこれで良しというところでしょうか。最近湯めぐりの頻度が落ちている気もしますが、まぁ今後もボチボチとやっていきますので今年もよろしくです。

ちなみにこのピラミッド温泉、2011/12に宿泊用新館がオープンしたそうで(その名も「ナイル」)、今後ともやる気満々のようです。2012/1現在1泊2食付きで5100円から(ナイルは7100円から)とかなりお安いので(ちなみに一番安い部屋の素泊まりは2500円!)、何事も経験で宿泊しちゃうのもイイかも(笑)。

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