その1 晴天の中皆さん続々到着!−



キャンプ翌朝のバラギ湖(宴会場から約150歩)。笑顔の皆さんは口々に「バラギってこんなにいいところだったんだ!」(笑)。

そうなんです。これまで苦節4年もの艱難辛苦系「カッパ天国撤収地獄」、そして臥薪嘗胆系の「永遠に明けない夜はないし永遠に止まない雨もない。これまで苦難苦闘奮闘努力を重ねてきたわれわれであればいつかはバラギキャンプでも花が咲く時が‥」という総員の思いは‥

2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011  2012!
猿ヶ京 猿ヶ京 猿ヶ京 猿ヶ京 猿ヶ京 猿ヶ京 猿ヶ京 猿ヶ京 バラギ バラギ バラギ
いやぁ長かった(笑)。もちろん過去4年とも「滞在中ずっと雨」ということはなかったのですが(一応基準は「夜の宴会中にちょっとでも雨が降っていたか否か」ということにしているので、翌朝がスッキリ晴れていてもその年は雨の扱いになるわけです)、特に去年(2011年)は、宴会スタート時には降っていなかったものの(そうなのですよ昨年参加者の皆さん覚えてる?ずっと雨だったと思ってない?)夜遅くなってから降り出した霧雨は朝にはしっかり系の雨となり、われわれを含めて30名半ばの参加者の方々の「身も心もじっとりと濡らしやがった」というわけなのです。とにかく去年はキツかったですよねー。

そしてそのことを含め「いわれなき雨女」のレッテルを貼られていた某女史もおられたわけですが(ただし彼女の場合は別件バウアーもあったらしいですがここでは書きません(笑))。‥しかぁし神だか仏だかバラギ湖の土着神だかのどなたかが「バラギは気持ちのいい場所なんだよ」と衆生に知らしめんがために今年は動いてくれた!(というかようやく重い腰を動かしてくれた)というわけです。

そんなわけで、「去年は参加したのに今年は仕事の都合でキャンセル」なさった某カップルさんは地団駄踏んで悔しがったことでしょうし(ゴメンねemiさんちゃっきぃさん)、逆に今年初めてご参加下さったPapasunご一行や数泉者さん、野暮天さんなどは「ふむふむそこそこいいキャンプだったぞ」とお感じになってお帰り頂けたのではないかと思います(だから「いつもこんな感じなのかな」とは思わないで下さい、バラギの天気は気まぐれです(苦笑))。

でもまぁどうでもいいでしょう、主催者が誰であってもキャンプの原点はといえば、

そんなわけで、11回目となる「2012Takemaオフキャンプ」(今年から単独開催となりました)、今年も開幕です!
2012Takemaオフキャンプ 参加者ご芳名(順不同)
POPEYEさん、おにいちゃん&おねえちゃん、koh1さん、やなぎさん&おかしゅーさん&お子さま2名、フェリーさん、野暮天さん、参号さん、Nagaさん、よーへいさん、おとう、ちんさん、ちぃにぃ&けいこさん、JOEさん、はち!さん、数泉者さん、いちさん&ゆんさん、番長さん、桜木さん、Tavitoさん&かのまさん、ゴンタさん、れれ坊さん&Shoくん、えじさん&みやびさん、にょろさん、のらさん、放浪番頭さん、machikaneさん、Papasun(パパさん)、銚子さん&彼女さん、純平さん、西川さん、いしやんさん、乙尺400海苔さん、しみずさん(夜討ち)、Takema&おしんこどん(計44名)
なお、このキャンプへのお誘いページはこちらでありました。
なお、以下画像の一部は参加者の皆さんから提供していただいたものであることを付け加えます。回を重ねるごとに無精になってきているのか撮影枚数が少なくなってきているTakemaなので、皆さまの画像があって助かります。これからもよろしくです(他力本願)。

さて出発はいつもと同じくほぼ9:00。この「いつもと同じ」というのがある種のクセモノで、年によっては「もっと早く出ようと思っていたのに寝坊した」とか、逆に「9:00に出ようと思っていたのにもっとずっと出遅れた」なんてこともありました。しかしうち(千葉県市川市)からバラギ湖までは片道240kmあるんだから、主催者としてはもうちょっと早く出ても‥という気にどうもなれないTakemaをお許し下さい(苦笑)。

ちなみに記憶によると、前日のうちにおしんこどんに「明日はちょっと早めの9:00に出発だからね」と話していた記憶があります。主催者としては全然早くないって(途中でお昼ご飯も食べるし買い出しもするんだから)。ちなみにこの日一番に「仮現地入り」したのは薪搬入のkoh1さんでした。確か朝8:00には現地で薪の大袋を降ろしていたとか。そしてそのあともっと東の自宅に戻りあらためて「バイクで出動」したとのこと。毎度ながら頭が下がります。本当にありがたいです!

そんな「他人のご厚意」にどっぷりと甘えん坊将軍になりながら、われわれは千葉県市川市を悠然と出発したわけなのでありました。幸い関越道も上信越道も特に渋滞はなく順調そのもの。バラギにはくまおふ時代にバイクで少なくとも2回行ったのは確かですが、実は圧倒的に車が多いんですね。「北海道タンデムスーパー過積載ダー」の名をほしいままにしたのは昔の話で(いやそもそも「ほしいまま」にしたこともないですって)、最近はバイクでの遠出もがくんと減ってます。夏前にはせめて「定食コース」(金精峠越え)くらい何とかしなきゃねぇ。

さて、朝ごはんをろくすっぽ食べていないこともあり、前から気になっていた佐久のPA(ハイウェイオアシスというんですけれどね)内にある「そば屋」さんに立ち寄ってみることにしました。PAでちゃんとした手打ちの蕎麦が食べられるというのですから時代は変わったもんです。

トータルのC/Pで言えばまあまあかなというところ。「C」のほうでここが高速のエリア内だというところは大きいですね。でも、長距離移動中に小腹が空いたときにはまた寄ることもありそうな感じです。

そのあとはあえて小諸ICではなく1つ先の東部湯の丸ICへ。小諸ICで降りると市内の買い出し場所まで移動が大変なのに対して、東部湯の丸だとIC出口直結形でベイシア(スーパー)とホームセンターの「スーパーコメリ」(コメリの巨大版)があるのでものすごく楽なんですよ。そんなわけで板氷ほかいろんなモノを買い込んでいざ地蔵峠越えです。



5月下旬ゆえ新緑の季節ですが、鹿沢温泉北側のヤマザクラは何と満開でした。

遅咲きの樹種なのでしょうがさすがに標高1500mですね。ちなみに鹿沢温泉紅葉館では何と宿泊棟を解体中でぶったまげました(よく見ると建物の窓サッシはすでに取り外されています)。すわ廃業か?と一瞬ビビリましたが、下流側の駐車場に何台か他県ナンバーの乗用車が止まっているのを見て多分改修中かと。でも紅葉館公式サイトはしばらく前から更新停止中。うーん、宿が工事中であることだけでも記載すべきだと思うのですが。個人が趣味でやっているサイトじゃないんですから。

鹿沢温泉と新鹿沢温泉の間には、いつの間にかメロディーロード(舗装面に溝を刻むことにより走行音が音楽に聞こえる)ができていました。確か榛名湖のあたりにもあったよなと思って今調べてみたんですが、wikiによるところではまだ全国で20数箇所しかないんですね。しかもその約半分にあたる10箇所が群馬県内にあるということで、群馬の道路行政がメロディーライン好きであることが伺えます(笑)。ちなみにここの曲は「雪山讃歌」です。この曲が作られたのがここ鹿沢だということだから当然ですね。

R144に出るちょっと手前で左折し、つまごいパノラマラインを進みます。ここは交通量も少ないし、直線路あり適度なカーブや上り下りがありツーリングライダーには絶好のルート!たぶん変なパンダ車もいないと思いますが、そもそも基本は広域農道であることをお忘れなく(笑)。

途中には「愛妻の丘展望台」なんてのもあったりします。浅間山および嬬恋高原を見渡せる展望スポットなので立ち寄ろうかと思ってブレーキをかけ‥げげ、いつのまにか真後ろにNagaさんのカタナがいてビックリ。駐車場へと右折したのですが、確か方向指示器を出してなかったよな自分。Nagaさんとしては「おいおい何やってんだよこのクルマ!ん?あれ?Takema車だ!」という思いだったに違いありませんが、この場を借りてお詫び申し上げます。「伝説の人」に対してとんでもない「伝説」を作っちゃうところだったぞ(苦笑)。

さてNagaさんは「お先に!」とバビューム光線を発射しながらすぐさま点になってしまいましたので(笑)、ちょっと上まで行ってみることにしました(おしんこどんは「最後の眠りをむさぼっておくわ」とのことで車内待機というか放置)。うーん景色はいいし風も気持ちいいし、雲は多めですが太陽も少し出ているし気持ちいいわぁ。



シバザクラも、ムラはありますがそこそこキレイでよしよしです。

そんなわけでここを出発してしまえばバラギまではもうほんの一投足。到着は14:00頃でございました。すでにおとうとよーへいさん他が到着済みでありましたがまずまずの時間ではあります(何が?)。

まずは中央指揮台テントを立ち上げ、そしていろんなモノをわっせわっせと運び入れます。年を追うごとに運ぶモノの量が増えているように思うのは気のせいでしょうか(笑)。そして自分たちのテントを立てているうちに、皆さま続々と到着し始めましたよん。



そんなわけで宴会スペースが徐々に版図を広げ始めました(笑)。

うん、サナギ型ドームテント群が徐々に立ち始めましたね。ライダー各氏は敷地内の取り付け道路を通ってサイト脇までバイクを横付けし、荷物を降ろしたあとは駐車場へとバイクを移動していきます。私有地内だし、みなさんノーヘルでぐんぐん戻っていきます(右上画像マウスオンで別画像に変わります)。

このあたり時間軸ではちょっと前後しますが、テント設営を終えた皆さんの多くは「それじゃひとっ風呂」というわけですぐ近くの「湖畔の湯」へと向かいます。われわれは幹事ゆえ現場から離れることが許されず面倒なのでパスしましたが、キャンプ場から歩いて行かれる距離に温泉があるのは嬉しいことです。あとはせめて「加熱かけ流し」だったりしたらぐぐんと嬉しいんですが(笑)。



ご家族連れはのんびりと歩いて往復、ライダー各氏はバイクで(でも髪の毛は乾かしたのでしょうか?)。

さてその一方で、Takemaは「重要なミッション」に取りかかりつつありました。それはもちろん!



皆さんももちろん「開栓」を待っているのですからお風呂に行っている余裕などないのです(笑)。以前、もっと遅くに到着したときにAコープで「もうすぐ到着します」と電話を入れたら、「早く来なさいビール!」とキビシイご指摘を受けたこともあるくらいです(大笑)。

さて作業自体はもう慣れたものですから問題ありません。まずは最初にライン内の洗浄を行うべく専用のミニ樽に水を入れた上で加圧‥え、ええ、う゛ぇーっ?

こ、こ、コケコッコー!(どこかで使ったネタだな)。ボンベにつないでいた部品を外して確認してみると、何と接合内部のゴムパッキンがいつの間にかなくなっているではないですか!なるほどこれじゃ漏れるはずです。しかしこれは「大変なこと」ですよ!毎年必ず振る舞ってきた「キャンプ樽生」、それがもしTakemaの事前確認作業の不備により「樽はあるが飲むことはできない」ということになったら‥ほぼ間違いなく!

そしてTakemaにはおそらくその場でいろんな意味の「粛正」が行われるはずです。しかしそれだけでおさまらない参加者の方々の「熱い思いというか怒り」はこのサーバーを製作委託した(株)○○ビールに対し「どうして簡単にゴムパッキンが取れるようなサーバーを世に出すのだ!?」と迫るようになり、それはやがて大企業を束ねる経済団体の国政への関与問題へとつながり、その勢いはさらに国政に対する右派左派を超えたムーブメントとなり、気がつけば政体そのものに大きな変革を及ぼす‥そんな可能性だってあるわけですよ!(=少なくとも0%じゃないっしょ(大笑))。

話が長くなりましたが(笑)、とにかくこの状況下では「いかに冷えた生ビールを出すか」が喫緊の課題となりました(笑)。とにかく現在のサーバーに足らないモノ、それが接合部のゴムパッキンであることは間違いのないことです。車の中に落ちていないかなと思いましたが見あたらず困ったなぁ。し、しかし!

「暴動が起きる」なんて言ってしまってゴメンなさい、「アラブの春」ならぬ「バラギの春」に集結して下さった皆さまはそのような狭小な心根の方々ではありませんでした!

「ガスのコードだから衛生面は問題ないよね」「これはどうだろう」(左上画像ではゴムマットをカットしようとしています。結局「凹凸があるとよろしくない」ということで使いませんでしたが)。その他いろいろあったところで、「これはどうよ」と差し出された素材、それは‥

実はここに至るまで何度か「いろいろな素材を試行」してみたのでありますが、やはり高圧ガスはそう簡単に密閉できません。ああこうしている間にも漏れ出づる炭酸ガスが地球温暖化に貢献‥あ、何だか最近は寒冷化云々って言ってますがね?(ちなみにTakemaは温暖化説にはもともと懐疑的です。あと間接喫煙の害にもね=これは敵を作りそうですが)。

話を戻して両面テープ。もちろん紙テープではなく約1mmのゴムだかシリコンだかが挟まっています。これは案外‥イケルかも?というわけで、おにいちゃんがしっかり持っていたハサミで(左上画像)内径に合わせてゴムパッキンもどきを作ってみました。再接続した上でそうっとボンベを開栓‥すると?(この続きは短い動画でお楽しみ下さい)。
【急遽即席パッキンをかませて‥】

そんなわけで無事本体=生樽を接合です。「最初は洗浄水が残ってますから薄いですよ」と言っていたのに、おとうは一番乗りで「うーんアワばかりだし薄いなぁ」と。しかも冷えていなかったと思いますが(笑)。しかし徐々に安定してきたのでもう安心。皆さま、サッポロクラシック樽生をご堪能下さいませ!

そんなわけで、このあとは「公式宴会スタート編」へと続きます。
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