(タイトルからして論理破綻しているような内容ですが‥)。

(2012年7月19日)

ええっと、初めに申し上げておきます。ページタイトルだけは勇ましいのですが、この日のTakemaの実態は思い切りへたれの根性なしでありました。

今回は平日ど真ん中直球ストライク系のお休みということで、久々に早起きしてバイクで行くぞぉやる気満々モード。前日にはタンクバックに持っていく品々を詰め込み、目指すは奥会津日帰りかいわき周辺か、でも久々に金精峠越えもいいなぁと考えていたのでありました。

最近のTakemaは4時頃にトイレに起きることが多いので、その起きたタイミングのまま出発しちゃえばいいなと生理学的見地からの考察も怠りありません。そんなわけでおやすみなさーいの前夜でありました。

そして‥事前の予想通り確かにトイレに行きたくなって目が覚めました。しかし‥

いくら何でも早すぎですって。そんなわけで「じゃ、あと1時間くらいもう一寝入りして‥」。ハイ、皆さまがこの時点で予想されるとおりの展開でありました。次に気がついたのは、おしんこどんが「じゃ、行ってくるね」との出勤の声。時刻を見るともう8時近いじゃないですか!しまった寝過ごしたぁ!(というかこの場合寝過ぎですね)。

しかしレムだかノンレムだかわかりませんがとにかく眠い!そんなわけでこのあともう1時間くらい惰眠をむさぼりました(全然ダメダメです)。そんなわけで起きたのは9時。

さすがに今から福島日帰りを目指すのはキツイです。でも金精峠越えの周回ルートだって500kmオーバーの結構ハードな距離。しかも、この時間から出るとなると往復とも‥

うーむ、38度とか39度とかの灼熱地獄の中を好きこのんで走りたい人はほとんどいませんが、復路のみならばまだともかく、これじゃ往路も相当に炙られそうだぞと簡単に予想できちゃうわけです。そんなわけでバイクでの遠出はやむなく中止しようかなという気になっていました。

とりあえず屋上の鉢に水でもやるかと上がってみたら、わが家の屋上自体がすでに灼熱モードに入っていてびっくり。何なんだこの暑さ!何とか水やりを終えた頃には全身から玉の汗っ!終了後には水シャワーを浴びてクールダウンをしたわけです。

こりゃ出かけるべきじゃないぞと思いつつ、でもその一方で「だからといって真っ昼間から芋ロックというのも(最近はよくあることとはいえ)あまりほめられた行為じゃないぞ」という至極もっともな思いもあり、その板挟みの中、ふと思い出した場所がありました。

たぶんTakema家から80kmくらいだから今からでても十分に余裕だし、以前通ったときには駐車場にも入りきらない路駐の車の数に恐れをなしてそのまま通過したことを考えれば、そのリベンジとしてもかなりヨロシイ目的地なのではないでしょうか?というわけで決定!でもやっぱり車で行くことにしました。だって、車のエンジンをかけてみたら車外温度計はすでに36度もあったんですよ。わがCBR1100XXスーパーブラックバードはさまざまなスペックがフルであるのみならず、排熱パワーもこれまた「フルパワー!」なんです!いわば「走る大型ストーブ」なので‥(何だかものすごく言い訳がましいですが)。

さてそんなわけでようやくお出かけ記スタートです(前置き長すぎ=いつものことですが)。

まずは一気に久留里まで。そういや久留里駅には行ったことがなかったよなぁというわけでちょっと立ち寄ってみると、あれま随分と昔ながら系で鄙びた感じなのに好感。有人駅ですが、待合室の長椅子には暑さでノビたおばあちゃんが横になっておりました(笑)。ちゃんと水分摂ってねー。

そのままさらに南下すると、今度は久留里線の終点上総亀山駅こちらという看板があったので向かってみることに。しかし国道分岐から駅までの道沿いにある「亀山駅こちら」の古びた手作り看板、そしてその道中の雰囲気は「あれれ自分は今秘境を目指してるんだっけ?」と思ってしまうくらいに激シブでありました。

そんなわけで上総亀山駅へ。駅前には一応家々が立ち並んでいるのですが、ひと言でいえば「時が止まってる‥」感がビシバシと(笑)。ちなみに2012/3までは有人駅だったようですが現在は無人駅。そんなわけでちょっとホームにおじゃましてみました。上画像は木更津方面を写したものですが、マウスオンすると「盲腸線の終着駅」ならではの画像に変わります。あそこで線路が終わってるんですわ。

同じ千葉のローカル線でも、小湊鉄道といすみ鉄道は上総中野駅で接続していますから「終着駅」という感じはないでしょうしね(もっともあちらにも行ったことはないんですが)。さて、ちょっとしみじみ黄昏れてみたあとは本日のメインイベントである七里川温泉へと向かいます!

以前あれだけの車が止まっていた宿の近辺でしたが、今回普通車は8台くらい?(それでも8台くらい止まっているのにびっくりしましたが)。ただし普通車とは別に野田ナンバーのマイクロバスが止まっていてちょっとドキリ。しかし「でも時間が時間だし」ということでいざお宿の中へ入ってみると‥。

特に団体さんは「今からお昼ご飯」のようで宿の人たちはてんてこまい(5分くらい待たされました)。個人客の方々も広間ほかでいろいろ食べているようでしたので、これはもしかして?

そんなわけで何とか入浴料金「800円」を支払った上で浴室へと向かいます。階段を上がった先には「源泉かけ流し湯」と大書されていますが、何だか妙な違和感というか、同じ感じで「お化け屋敷入り口」と書かれていたら「そうなんだなと思ってしまう」ような気がしたのはここだけのナイショです(大笑)。

脱衣場に入ってみると‥先客さんが1人おられる様子。でもここには内風呂と露天とがあるので少なくともどちらかが貸し切りのはず。そんなわけでまずは露天へ。あれま先客さんはこっちにおられたのか、でもいきなり戻るのも変だよなというわけで掛け湯をして手前の浴槽に浸かろうとしたところ‥

と、わざわざ教えて下さいました。このあとはこの方と湯に浸かりながらいろいろ談義。以下はその中で出てきた(伺った)話です。
「ここの湯は雨が降ると湯脈に入りこむのか硫黄臭が薄くなるんだ、今日はまぁまぁだけれどもっと濃くなることもあるよ。」
「ここはしばらく前は500円で入れたんだよ、でも君津市がしっかり目をつけて「入湯税150円」を徴収するようになったものだから650円になったんだ。でもそこまではしょうがないんだけれど、去年の10月から『加温用の燃料費高騰によりいきなり990円に値上げをしたわけさ。さすがにこの値上げでお客が一気に減っちゃったわけだ。で、この前来て1000円札を出したら妙にお釣りが多いので聞いてみたら『燃料代が安くなってきたので値下げしました』ということらしいんだ。でもまぁそれもあるだろうけれど、客数の減少もあるんじゃないかな。」
「自分は八街から来ているんだけれど、ここの湯で腰痛や神経痛が治ったという人は確かにいるよ。こんな暑い日の日中なんかにわざわざ入っている人はやっぱり療養目的の人が多いね。」
「自分も何年か前にガンの摘出手術を受けてね、でも『これでバイクに乗れなくなるのはいやだ』という思いがあったのか何とか復活できているというわけよ。なにあなたもバイク乗り?ならばその気持ちもわかってもらえるよね(このあたりからバイクほかの話にシフトしていったので以下略)。
「年金生活だからさ」とおっしゃってはいましたが、気さくで若々しくお元気な方でした。こういう方とお湯で一緒になると楽しいです。しかし話に夢中になってお風呂画像を撮る間がないんですが(笑)。でもこのあと「それじゃごゆっくり」と戻って行かれたので、よーし撮るぞ(笑)。



手前が真湯だそうですが水道水ではないそうで(地下水?)、硫黄泉も動力で揚げているわけですから一定の成分はあるのかも。



男女の浴室は日替わりなのだそうで、「こっちの方がいい、もう1つの方は露天が硫黄泉じゃないんだ」とは先ほどの方の弁。



湯触りはさらりというよりややざらつき系。味見してみると硫黄臭をきっちり感じますが案外あっさり味です。なお飲用許可の表示はありません。

そんなわけで虫もおらずのんびりと露天湯の湯浴みをタンノーしたあと内風呂‥は、しまった新規のお客さんが2人!最初に内風呂画像だけでも撮っておくんだったなと後悔しますが、まぁ浴室に特筆すべき何かがあるわけでもないのでこれはこれでよしとしましょう。うーん、次の課題はこの日通過してきた亀山温泉ホテルだな。

このあとはどうしようか一瞬悩みましたが、「ここまで来たなら『おらが丼』を食べて帰ろう」ということで鴨川を目指します。



このあたりの温度計は何と27度まで下がってました。バイクで来ればよか(封印)。左上画像にはバナナの葉が見えてますね。



でも、ちょっと走れば「房総の山ん中のデフォルトロード」になったりします。でもこれはこれで好きなんだよなー(右上画像マウスオン)。

そんなわけでもう何度も来た小湊のなかむらさんに到着。13:40くらいだったので「もうランチ営業が終わっていたらどうしよう(平日だし)」と思っていたのですが14:00までだったので結果として余裕でした。



そろそろ新しいお店を開拓しなきゃというところなのですが、まぁ今日はいきなりのこっち方面だったのでしょうがないでしょ。



8種の海幸にイカの煮付け、それに香の物とお味噌汁ですからね。あえて言えばご飯がちょっと少ないのかもしれませんが、少食人種としてはそれが好都合なのであります。ちなみに週末はかなり混んでいますが、平日のランチ終了間際ということで先客は地元の1組だけ。地元の学校のセンセイについてお話しなさっていましたが、聞いている限り、「センセイがダメなのか、またはこの方がモンスターなのかのどちらかだな」の二択を迫られる感じでした(大笑)。

上の2枚は「海辺&このあたりまで行った」証拠写真のようなものでほとんど意味はありません。このあとはスイスイと市川まで帰ってきましたがなぜかまっすぐ家には向かわず、向かった先はといえば‥

実は数日前のお出かけ途中に運転席のパワーウィンドウだけが機能不全に陥ってしまったわけです。「窓が開かない」というのは実用的にも精神衛生学的にもヒジョーによろしくないのでチェックしてもらったところ「ウィンドウのモーター交換が必要」とのことでその日即座に発注。、部品が届いているはずのこの日に直してもらおうとしたわけです。

約2時間の待ち時間は店内のネット端末でSNSに書き込んだり、持ち込んだTマップルに温泉情報を書き込んだりしているうちにつつがなく終了。あー、でもいよいよタイヤの溝がなくなってきたのでこれも交換しなきゃ(汗)。

そんなわけで「日帰りビッグ」のはずが「日帰りミニ」になってしまったにしろ、いちおう温泉と海幸を味わえたのでまぁいいかなと。

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