− その16 いよいよ帰る‥いや、でも最後に「憧れの1湯」にトライ!−
昨日も通った道道1038号線、多少海霧は出てますがまぁまぁのお天気。
そんなわけでいよいよ「本日の目的地=フェリーターミナル」の日がやって来ちゃいました。とはいえ、出航は翌日の深夜1:30なので22:30までに苫小牧に着けばOK(ま、さすがにその時間まであちこちウロウロすることはないでしょうが)。というわけで距離は長いですが比較的のんびりと移動できるかと。そんなわけで8:30過ぎに出発、昨日に比べれば格段に早い時間のスタートです(しかもテント撤収もしたわけですから)。
おとう&オーナーの宮代さんに別れを告げていざ音別市街へ。しかしR38経由は昨日に引き続き芸がないのでまたも海沿い道道経由です(これもまたワンパターンともいいますが)。
ちなみに昨日通った昆布刈石展望台経由の道は「あえて通った」というのが正しく、現在は道道1038−R336のナウマン国道は舗装路で接続されています。しかし前夜宮代さんがおっしゃっていたとおり‥
画像はありませんが、最新整備のはずなのにすでに波打っているというかデコボコ!これって、「大地が動いた」のか「路盤工事がいい加減」だったのか?おそらくは後者?とにかく新規舗装路なのにダメダメです(ただしその後舗装し直しているとは思いますが=このページを制作しているのは旅行4ヶ月後の12月なので)。
ここからはずずずいっとナウマン国道を進みます。お盆の日曜日とはいえさすがに渋滞はないというか車をほとんど見かけません(笑)。豊似まで行くと行き過ぎなので手前の道道55号を右折‥いや、道道とはいえずいぶん若いナンバールートだと「どんなトラップがあるかも知れない」ということで、歴舟川を渡った先の道道501号経由で大樹町へ。随分慎重に行動しているようにも見えますが、だからといってとてつもないスピードで進行しているわけでもありません(笑)。このへんは「年齢を重ねて円熟味を増したTakema」ということでご理解下さい。今考えれば昔はとんで(以下自粛)。
上札内の道の駅はとてつもなく混んでいました。たぶん1年に数回あるかないかの混雑で、こうなるとお昼ご飯もピークタイムになるとろくなことにはならないぞというわけで早めのピットイン必須です。でも市街地だと混雑のピークが早まるかと考えてガラケーで検索!‥あれ、でもそのTELナンバーをナビに入力して案内された場所には何もない?
そんなわけで第一候補はあえなく断念、第二候補というかたまたま近くにあったレストランへ。
うーんこれは完全に観光客をあてこんで建ててるなーと思いつつ、でもまぁすぐに着席できそうなのでこちらに決定(ちなみに左上画像を見ると一番客のように見えますが、実際は手前側に車があって三番客でした)。「ウェザーコック」というお店です。
逆光だったこともあり撮影画像の出来がイマイチだったのでおかず画像は右上のものだけでごめんなさい(イマイチ画像を紹介するとそれがお店のイメージになってしまいそうなので‥)。で、肝心な評価はといえば「美味しかったけれど『もう少し‥』というところもあったかな」というところでした(あ、拙サイトは全然グルメサイトじゃないので味覚についてはそのまま信じないでね)。
ちなみにこの店舗は2012/12に「道の駅なかさつない」内に移転オープンしたようです。ぐんと繁盛するんでしょうね。となるとこの訪問時の店舗はどうなっちゃったんでしょうか?まだ古びてもいない建物でしたが?
ここからは日高の山並みを視界に入れつつ十勝南部の平原を突っ切っていきます。「千の風」、寄ってみればよかった。
防風林も右上画像にまで生長すればいいですが右上画像はまだまだ先が長い‥あ、これが北海道編の壁紙です。
このあとは「そういや2009にも来たなぁ」という展望台へ。でも北部の山の方には雲がかかってました。
と、この時点でほぼ13:00。日勝峠を越えていってもまだまだ時間的余裕はたっぷりなのですが、一応「最後の湯望」があるもので十勝清水ICから道央道の新規開通区間を通って一気に夕張ICまでワープっ!もちろん「白黒くるくるデスラー艦」に補足されないよう細心の注意という名の安全走行に徹しましたよ。でもそのような不審車両はおらず、そのかわり‥
「この先スピード云々」の表示がなされた上での計測実行中はあまりにも誠意あり。ならば頼むからどこでも!(右上画像マウスオン)。
2009バージョンのナビなので完全に地中潜行モードになってますが気がつけば夕張ICまで一気に到達。いやぁやっぱりこの区間は快適快走、ずっと前の北海道旅行記にも書きましたが(こちら)、やっぱりお金がかかろうが何だろうが道東道はこの区間を最優先に開通させるべきだったんです。
いやぁな政治的計算=「あとから十勝平原エリア区間を作ろうとすると予算が下りないかも」という判断があったのかも知れませんが、そのためこれまでにいったいどれだけの経済的利益を失ってしまったことでしょう。道東の豊かな海や畑や山の幸、それを一刻も早く日勝峠のクネクネ道を越えてたっぷり時間をかけて‥意味なし芳一っ!
さて話を戻しましょう。夕張某所までやってきました。
しかしこの近隣に源泉ドバドバピーヒャララの場所があることはあまり知られていませんというか、フツーの人は別に行こうとも思わないはずです。だってただの水にしか見えませんから(笑)。しかし「あれかな?」と思い、対岸に渡りくつろぐ方々から「出来るだけ目立たぬように」そおっとフェンスの隙間を(スーパージェッターあやしい)通り抜けてみると‥
しかも、鹿も、師鴨南蛮ですよ(何言ってるんだ)、左上画像の排出量をご覧いただければおわかりかとは思いますが源泉投入量もこれまたスゴイんです。
ものすごい量のオーバーフローですが、これは「正規排出口から出し切れない」分なのです。2本のパイプからいかに多量の源泉が‥。
この源泉はかつての炭鉱内から湧出しているものなのですが‥なぜ利用されていないかというと、そこにはあまりにもわかりやすい現実が。つまり‥
(右上画像マウスオンで計測画像に変わります。表示部分が見えないかも知れませんが何度測っても15.0度でした。さすが地下湧水)。
身も蓋もない物言いですがこれが現実でしょう。同じ市内の温泉施設の運営すらままならなくなったのですからそれはしょうがない。というかわたしは現状の夕張市に対する批判をするつもりは全くありません。ほとんど誰もご覧になっていないと思いますが自己紹介のページで「やってしまった(&起きてしまった)ことはどうあがいてもしょうがない」と書いているとおり、起きてしまったことに対しての責任論&悪者特定をすることに意味を感じません。そんなヒマがあるなら目の前の問題に真剣に対応なきゃ系論者なのです。
もちろん「過去の政治家及び行政執行者の責任」までも無罪放免するつもりはありません。たとえば自民党についてはかつての政権政党時、原発の「野放図な推進」を行ったことについて現在ほおかむりしていることに納得できませんし(ちなみにわたしは単純な「反原発主義者」でもありませんが)、行政関係の退職した人々が「なぜやたらに褒章を受けまくるのか」についても全く納得できません。
でもそれはまぁともかくとしても、大切なのは「これからどうするかどう行動するか」なのです。政治にしろ行政にしろ人間関係にしろ、そこをボカして今を取り繕う輩にろくな未来はないのだと確信します。
おおっと、硫黄臭のする冷鉱泉を目の前にして主義イスト系の発言が!そ、そ、それならば野湯イストたるTakema(勝手に命名=野湯イスト=そんなスゴイ人じゃないって)、さてここの源泉に‥
特に右上画像をご覧いただくと「入浴可能な湯船があるじゃないのさ!」と思われるかも知れません。しかし両上画像ではわからないと思いますが川側は思い切り開けていて、しかもそちら側から人々が上がってくる云々かんぬん。要は完全丸見えなんですよ(3段上の左画像を見て下さい、自分たちもあの場所=対岸を通ってきたんで‥)。は!でも時間を狙えば(以下完全自粛)。
さてこのあとは「おしんこどんのおみやげ買い出しタイム」。某芸能人が夕張市の破綻後あえてこの地に製造工場を構えた「花畑牧場」です。
「花畑牧場」が少しでも夕張の希望になるべく、おしんこどんはここで大量におみやげ購入!(Takemaは屋外で某吸引行動)。
しかし生キャラメルもその後追随する企業が山のように増え、かつての勢いはないですし花畑牧場のニュースバリューもいまやほとんどないし‥やっぱり芸能人が盛り上げてマスコミがそれに飛びつき報道というブームアップの流れは終焉ということになるのかも(ただしTVの影響力は現在も相当のパワーを持っています。ネット中心に生活している人はそのあたりを直視すべしということで)。
で、ここからは隠密行動に入ります。橋というか某構築物を渡り‥
このあたりだよなぁ、というかこのあたりとしか考えられないというエリアまでやってきました。しかしここで「つい最近伐採作業に基づいて構築された」と思われるブル道がTakemaの源泉探訪の目くらましとなりました。ついついブル道を漫然と歩いてしまった結果、どうやら目的地をそれてしまったみたい?
おかしいなぁと思いつつ車に戻ってきてみるとすでに16:46(左上画像ではビミョーに15:46に見えるかも知れませんが「16」が正解です)。このあと「まさかこの小沢の上流?」と全く別方向の探索をしてしまったこともあり、結局某湯を発見することは出来ず残念ながらロスト、次回訪問時の課題となりました。くっそぉドバドバらしかったのに!(苦笑)。たぶんあの云々(以下略)。情報をくださった*****さん、ありがとうございました。次回必ずリベンジします!
さてこのあとは「赤いひまわり」看板に誘蛾灯のごとく引きつけられつつ、でも行ってみたら全然大した感じじゃなくて脱力したりしましたよ。
だってさぁ‥(両上画像マウスオン)。これだけ看板を設置し、しかも駐車場から歩かせるのなら‥もうちょっとインパクトある花であってほしかった!
まぁそれはそれでよしとしましょう。というかわれわれの北海道カラータイマーはそろそろイエロー表示に転換しようとしているのです。で、どこ行くか?最後の温泉?夕ご飯?というわけで温泉を選択(ご飯はいつでも食べられるし)。ここが循環湯なのは知っていましたが、一度は入ってナンボとのお勉強で「鶴の湯温泉」へ。
いや、「実は北海道で2番目に古い温泉」だとか(1番は湯の川温泉@函館、ただし異論多し)、実は湯口から加温源泉を投入しているだとか(これは本当らしい)、2010年に営業権移行の上新築されて再開されただとか(あ‥これは御園さんと同じなのか?)。
とにかくいろんな後付けの思いはあれど、訪問時は結構ピュアで素直で先入観も「循環湯だよね」くらいのものしかない状態で突入したわけです。しかし‥
脱衣場に入った瞬間に覚悟しましたが、この時間に来るんじゃなかった!無理に立ち寄りたいというわけでもなかったのになぁ‥というわけで湯汚れもかなりのものでしたし(他人の○毛を除けながらの入浴はイヤダ)、最近香料に弱いTakemaとしてはあのシャンプーの臭いは勘弁してほしいし。
でもね、空いている時に来てみたら全然印象は違うと思うのですよ。硫化水素臭がするという源泉にも直接触ってみたかったし。
ちなみにわれわれが湯を上がってすぐに館内は一気にガラガラになりました。うーむ大失敗でありましたが時すでに遅しというか早く来すぎたのね(苦笑)。ではでは最終章の苫小牧に移動して夕ご飯タイムといたしましょう。
せっかくなのでラーメンとかじゃなくてお寿司屋さんへ(味楽寿司さんと同じく回りません!)。
ちなみに事前の下調べはやってません。だからいきなりお隣の店に哲人28号がいてもビックリしないのです(いやそれは普通逆だって)。
そんなわけで煮付けからスタート(Takemaはお茶ね)。アーケード街のお店ということで地元の方々御用達という感じでした。
でもここのマスターさん、最初は「とっつきにくいのかな?」とも思いましたが案外気さくな方で、「次に訪問したら面白い展開になるかも」という気がしましたよ。大洗からフェリーで往復となると必ず時間調整が必要になるここ苫小牧ゆえ、もう少し立ち寄りのバリエーションを増やさなくちゃ‥。
ということで深夜便に乗り込んでいきます。出航3時間以上前に車も乗り込めるのが深夜便のいいところ(右上画像マウスオン)。
乗り込んでしばしで乾杯の儀を滞りなく進め、あとはとにかく明日のお昼まではダラダラ飲んでも何とかなるはずなので(もちろん酒量は控えなきゃね)ゆっくりとね。で、でもでもですね!
何のこっちゃということで就寝です(苦笑)。それにしてもこの一段ベッド部屋といいガラガラのコモンスペースといい、深夜便はいいなぁ。もう夕方便には戻れないかも知れません。
そんでもって朝。おはよーいい天気!だいぶ気温が上がっているのを察知して愕然(実はこの後また寝ましたが)。
たぶんこの太陽は関東エリアを今日も灼熱地獄に追い込むはずかと。シニアボランティア募集のポスターにご時世を感じます。
朝ごはんを食べて、ようやく戻ってきたゴルゴシリーズに再び手を出して、そしてお昼寝。
そして大洗に戻ってきました。くっそぉ蒸し暑いぞ(もちろん覚悟はしていましたが)。
そんなわけで7月下旬から遊びほうけていたTakemaの2012夏が終わりました。北アルプス登山はとぉっても楽しかったしお天気最高だったのに対し北海道はお天気イマイチでちょっと残念だったかも。でも普通はつなげない「意味なし旅程」にはかなり満足でありました。そんなわけで「北から北へ」の2012夏旅、めでたく終了です!