− 北大東島・南大東島旅行記(2013/2) その15 さて最終日、海中道路に美浜の湯&中乃湯を絡めて−



いきなり高速に乗っちゃって‥降りたのは北中城ICでありました。

朝湯でさっぱりしたあとは最終日の本島滞在を楽しまなくちゃ行動を開始します。とはいえ、前夜まで悩んだということは前ページでも書きましたよね。というわけで、行ったことのないところ‥ん?海中道路なんてのがあるぞというわけでとりあえずの目的地を伊計島に決めていざ出発!帰りの成田便のフライトは19:30なので時間はたっぷりあるしねぇ。

そんなわけでICを降り、西へと進みます。「あれ、伊計島は東海岸の先にあるのに?」と思ったあなたは大正解。どうも最近のTakema旅行記にはミステリーツアー的な場面が多くなりつつあるような気もするんですが、この西進はそんな大したものではなくちょこっと寄り道するだけです。だって‥




そんなわけでやって来たのは北谷公園のすぐ隣のビーチ沿いにある「(美浜の湯)ちゅらーゆ」。ここの露天風呂がかけ流しでなかなかイイという話を聞いてやってきたわけです。

ところでいきなりですがこの日帰り温泉施設最大の難点は入場料の高さ。何と1300円/人というのは何とかなりませんかねと思っていたら、オフシーズン割引なのか期間限定で1000円に割引されていました。それでもTakema的には高いと思っていたのですが‥イヤハヤ南友!(これ、知ってる人は一定年齢以上ですねうふうふ)




(ちなみにレディースデーは毎週木曜日。なおノンアルコールビールの代わりにバスタオル等の無料レンタルもOK)

いやいやWサービスでかなりラッキーでした。ちなみに「それでも高いし」とお思いの方は、朝7-9時に行けば朝湯料金で半額の500円で入れますので間違いなくお得ですし、毎月26日は風呂の日割引で600円のようです。ちなみに夏期には水着着用の屋外プールやジャグジーも利用可能で、それらの総合施設としての料金設定であると思われます。

で、肝心なお風呂なのですが「浴室内撮影不可」の掲示がありましたので画像はありません。よってダラダラとテキストで説明することにいたします(ただでさえわたくしTakemaの説明は長くてくどいという意見 by おしんこどんがあるのですが、この場合はしょうがないよねー=自己正当化)。

脱衣場から内風呂エリアに入ると、「むわっと塩素臭&洗い場で使われている石けんやシャンプーの香料臭」に包まれます。しかしここには用はないのさというわけでそのまま露天風呂エリアへ(内風呂は循環湯)。

露天風呂エリアにもシャワーがあるのでここで身体のいろんなところを洗った上で、いざ露天の湯へと。見た感じは僅かに黄色く色づいている感じの湯です。で、ゆっくり身体を湯に沈めたところでビックリ!


事前の下調べでは「露天風呂がかけ流し」というチェックしかしていなかったので「海岸沿いだし間違いなく塩化物泉なんだろう」とタカをくくっていたのですが、実は湯上がり後に成分表を確認したところ炭酸水素塩泉(重曹泉)だったのです。かなり深いところから掘っているのだとは思いますが、確かに飲泉してみても塩味はほぼ感じられませんでした。

いやぁ、南国沖縄でツル感のある湯に出会えるとは!肌感覚としては福島の谷地鉱泉にはさすがに及ばないものの、うーん例えるならどこかな、北海道は塩別つるつる温泉の内風呂の湯尻(湯口から一番遠い場所=いちばん湯がなまっている)と同じくらいというか、あ、浦幌の留真温泉に近いレベルかなという感じですね(思い切りローカルな例えですみません&道民の方々にはわかりやすいかと(笑))。

司法が壁、いや違った四方は壁で囲まれており開放感は微塵もありませんが、それでも天井部の木組み越しに青空を眺めながらの気分は悪いはずがありません。浴槽は四角形でそこそこ広く15人くらいは入れるかなという感じです。

そんなわけでほぼ全ての時間をこの露天風呂周辺で費やし(すぐ隣にはサウナもありましたがTakemaには不要)、そのまま上がってきました。


休憩室には誰もいませんでしたが、その手前に血圧計があったので計測してみると‥おお、間違いなく適正範囲の血圧表示に思わずVサイン(笑)。そうこうしているうちにおしんこどんも上がってきました。よく見れば屋外テラスにも出られそうだったので(右上画像マウスオン)、外のテーブルに移動しましょ。




(右上画像マウスオンで更なるサイコー画像に変わります。実はこの日は平日なのでした=有休)

ま、飲んでいるのがノンアルコールビールというところがせめてもの救いというかご赦免船というところですかね(何のこっちゃ)。このビーチサイドには遊歩道があるのですが、場所柄米軍基地勤務の方々がジョギングをしていたりするところにこの地域の現実を感じます(隣接地に普天間&嘉手納の基地があるのです)。いろいろ言いたいことはあるんですがここでは割愛します(拙サイトは旅行記サイトですのでね)。



ちなみに施設前には無料の足湯がありこちらもかけ流し湯です。でもこの時期(2月)は沖縄であっても寒いですから利用客もそこそこおられましたが、暑い時期にはどうなんだろう?

なお右上画像ですが北谷公園野球場です。なぜこの画像を載せたかというと、実はここ、中日ドラゴンズの主要メンバーによる春季キャンプ地だったんです。おしんこどんは「いま○○選手がバッティング練習してるよー」というような会話を小耳に挟んだようですが‥



というか不思議なことにこの時は「見に行く」という発想すら思いつきませんでした。これがヤクルトだったりしたらちょっと話は変わったのかも知れませんが(実は細々と30年以上ヤクルトファン、ただし最近は薄まってますが)、それにしても見に行ってもヨカッタのになぁ十分に徒歩圏内だったのに。

ま、気持ちを切り替えて海中道路方面へと向かいましょう(われながらこういう時の切り替えは早いほう)。



あ、海中道路経由で一番奥の伊計島はともかく、平安座島って知ってるぞ、確か石油の備蓄基地があるんだよね。

しかし東日本大震災以降ある種の疑心暗鬼になっていないでもないTakemaは、そのことを思い出した瞬間に「ここの備蓄基地の震災&津波対策は大丈夫なんだろうか?」と心配になってしまったのも事実です。だって、この備蓄基地に津波が押し寄せてしまったら周辺の海は‥頼むからそんな日が永遠に来ないことを祈ります。沖縄周辺は地震が少ないと思われがちですが、ないわけではないですから‥。


最近は東日本大震災直後の極端な震源分布は収まったようですが、西日本で震源の浅い地震が多いですねぇ。


さて沖縄市ってどこだったっけと思ったら旧コザ市、うるま市に至っては土地勘のないTakemaにとっては未知のエリアかと思われましたが、具志川とか与那城という地域名により「あーそういえば」と思いおこした次第です。平成の市町村合併によりそれまでの名前が消滅し、何だか全然わからなくなりました‥。

沖縄じゃないですが「さく○市」とか「中央○」とか、最悪ですよ。他にはない、その地域ならではの名前を付けようとしない地方行政トップの感覚。正直言って悲しいです。本当は昔からの地名を引き継いでほしいのですが、それぞれの地域のメンツがあって難しいのだとは思いますけれどね。


ちょっと寄り道して浜比嘉島へ。ちなみに「浜比嘉島」は一発変換できないので一字ずつ変換しているうちに「嘉」の字の付く中学時代の英語の先生を思い出しました。あまり生徒のことは見ていなかったような気はしますがそれはそれ、男子校ゆえ「見られすぎたら反発するのは必定」だったのでゆるくてヨカッタのかなと(笑)。もう来世の準備へと旅立ってしまわれましたけれど‥。


でも浜比嘉島では何かをする目的もなくただ入島しただけだったので、山越えの道経由でぐるりと廻っただけでメイン県道へと戻りました。でも月桃(げっとう)の畑を見ることができたし(見るだけだとただのショウガとかミョウガの畑そのものですが)、島の聖域(右上画像)をちらりと眺められたのでまぁいいかな(今となっては「何で車から降りなかったのか」とちょっと後悔)

ま、そんなわけでここ浜比嘉島への道を含む「海中道路」の動画を見ていただいた上で先へと進みましょ。


「伊計島方面&浜比嘉島へと続く海中道路」

動画的には何の面白味もないただの通過画像ですが。


それにしても、これだけの橋を造るのにはさぞかし莫大な金額がかかったろうに、さては当時の沖縄開発庁が主導して建設したのかと思って調べてみたらさにあらず、沖縄の本土復帰前にアメリカの石油会社が平安座島に石油基地を造成したのをきっかけに造られたのだそうで、一応の完成を見たのは1972年、本土復帰までひと月を切った時期だったのだそうな。その後1999年に4車線化工事が完成して今に至るのだそうで、実は結構歴史がある橋なのですね。



やがて石油タンクのすぐ脇を走り抜け、伊計島へと進んでいきます。


やがてシーサーがたもとに鎮座する橋を渡ればその向こうが伊計島。ちなみにこのあたりからは平安座島へと延びるパイプラインの海上基地がよく見えます。このあたりは遠浅だから結構沖合に設置してあるんですね(右上画像マウスオンで拡大)。

伊計島に入ると道はくねくね道が多くなりますが、台地の上まで上がると平坦でまっすぐな道に変わります。しかしその代わり畑以外に何もない‥。



左上画像は葉タバコの苗畑、右上は言わずと知れたサトウキビ畑(ともにマウスオンで別画像に変わります)。

さてどうしようかと地図を見ていたら、どうやら灯台があるようなのでとりあえずはそこに行ってみることに。


最後はぬかるみダートだったので手前に車を止めて歩いて行ってみましたが、周囲を樹木に囲まれた中にポツンと小さな無人灯台があるばかりで、こりゃ観光スポットというほどの場所でもないなと実感。ただし灯台ファンならこういうひっそり感がたまらないのかも知れません(笑)。

というわけでもはや行くところもなくなり来た道を戻ることに。あとで調べたらこの近くには戦時中の大砲陣地跡があったということでしたが時すでに遅し(苦笑)。で、せっかくなので島の入口付近にある伊計島ビーチに立ち寄ることに。一応直売所や食堂もあって島で唯一活気ある場所なので‥。



しかし冬の平日の曇天となればビーチに人影はほとんどなし(笑)。

ちなみにお昼ご飯をどうしようかと思いましたが、ここの食堂はあまり期待できそうにないので(ゴメンナサイ)、ずーっと戻って海中道路の途中にある「海の駅あやはし館」へ。




ステーキ食べ放題という食事プランもありましたが、どうせわれわれではモトが取れるわけでもないのでここは素直に単品‥いや、990円のバイキングにしました。まぁまぁかなという感じでごちそうさまでした(左上画像マウスオン)。

さて食事を終えた時点で14:00ちょい過ぎ。このあとおしんこどんがお土産の物色をしましたが、それでも19:30のフライトまでにはまだ時間がありますんで、「もし時間があれば‥」とピックアップしておいた湯へと向かうことにしました。それは‥





お湯もさることながらその鄙び系の雰囲気が温泉(&銭湯)ファンの心をつかんで離さないのだというらしく、それではわれわれもといわけでナビに電話番号を入力して向かったわけですが‥あれ、あれ、あれれ?なぜか見つからないまま通過しちゃったみたい?

そんなわけで近くの商店の方に聞いてみると国道の交差点からすぐの所にあったみたい。「皆さん行き過ぎちゃうみたいなんですよね」とおっしゃっていたことから考えるに、外来の温泉&銭湯ファンはみなこの商店で道を聞いているとみたっ!(笑)。

ということで戻ってみると、何だ、どうして見落としちゃったんだろうというような場所にありました。ただし見落とす原因は「銭湯の入口がこの通り沿いではなく路地を入った側にあること、そして通りに面した側は砂利の駐車場になっていて、建物が道路からやや奥まったところにあること」であると推測されます。





そんなわけでめでたく中乃湯さんに到着です。入浴料金は最近値上げされたようですがそれでも330円と格安。管理人(経営者?)のおばあに入浴を乞うと、タオルしか手にしていないわれわれに「石けん持ってない?それじゃ貸してあげるよ」とそれぞれに石けんを貸してくださいました。というのもここでは(沖縄の銭湯では?)「身体をちゃんと洗ってから湯池に浸かる」のがマナーのようなのです(左上画像マウスオン)。

と、ここで「ん?湯池?」と機敏に反応なさった方々はナイスでナウなエグゼクティブヤングですね(この際エグゼクティブは関係ないか。あ、ヤングも意味ないしそもそもナウも全然関係ないぞ)。そう、沖縄では湯船のことを湯池というようなのです。もともと台湾では湯池と表記していますし、このあたりは大陸に近いことからそちらの影響を受けているのだと思われます。

というわけで身体を清めた上でいよいよ湯池入浴となるわけですが‥賀、賀!湯船が何ともビックリマーク!





ええっと、これには諸般の事情がありまして(笑)、実はこの色はかの有名な入浴剤「バス○リン」の投入によるものなのだそうです。これについては温泉ファンの各氏にいろいろとご意見もおありかと思いますが、ま、郷に入りては郷に従えということでとやかく言うのはやめましょう。ちなみに郡司勇さんによると「入浴剤を投入するのはオープン前の1回のみ」ということで、時間が経てば経つほど新湯の投入により色が薄くなることと思われます。この時はまだ15:00だったので結構色が濃かったのね(微笑)。

そういえば、ネット上の先達撮影による画像では浴槽がコンクリートむき出しモードにペンキで白塗りされ、さらには顕著な特徴として浴槽周辺が盛り上がっておりある種浴槽全体としてカルデラ火山のような形状を呈していたようなのですが、今回訪問してみると上記画像の通り「全面的にタイル張りに改修」されておりました。整然とした感じではあるのですが、あぁカルデラ湯池にも浸かってみたかったぞ(笑)。



そんなわけでいざ入浴です(先客さんがおられたので許可を得て撮影しました)。鉱泉水の沸かし湯だそうで、「公式」には弱アルカリ泉ということですが、郡司さんの分析によると「含食塩重曹泉」。ちなみに沖縄市では「入湯税」の設定がないようです。そりゃそうだ、他に「温泉」に適合する施設がない以上、入湯税の設定=中乃湯直接攻撃となってしまうわけですからね(笑)。

さて肝心の浴感はといえば、すべすべ感のある立派なもの。バスク○ン効果もあるのかどうかはわかりませんが(笑)。

で、ここからが中乃湯の真骨頂発揮。実はこの入浴時の湯はやや熱め系だったのですが脱衣場とは逆の壁の向こうから「湯はどうだー」系の、あのおばあの声がします。わたしは問題なかったのですが、近隣からお越しの方は「ちょっと熱すぎ」とのことだったので、「少しぬるめてくださーい」と叫ぶと、浴槽内の湯口から非加熱源泉が。

適温(43度半ばくらい)になったところで「いいでーす」と声をかけると、あーら不思議なことに湯池の湯温はしっかり安定したのでありました(笑)。このやりとりは何だか楽しく嬉しかったなー。

ちなみに脱衣場&浴室内の造りもなかなか味のあるものでして、右上画像をごらんいただければおわかりのとおり脱衣場と浴室を遮蔽する扉はありません。うーんこれと似た造りはどこかなぁと思い起こして、そういや福島は飯坂温泉の鯖湖湯、湯ノ花温泉の石湯や天神湯などはこんな感じだったよな、また台湾の陽明山温泉共同湯や旭海温泉の旧共同湯もこんな感じだったぞと、何だか意味なく嬉しくなりました(笑)。

さてこちら中乃湯の特筆すべき特徴はまだまだあります。それは下画像を見ていただければ一目瞭然っ!



「ここは台湾?」と思ってしまうほどにあまりにもわかりやすい漢字表示。蛇口のトップに赤と青の色マークを付けておくというようなこしゃくなマネはここでは通用しません(笑)。

そしてさらにはこのビニールホース!これは何だか意味なくスゴイ!しかも全カランに設置されてます!今でもお湯と水の蛇口が別々になっていて毎回洗面器の微妙な温度調整を強いられる洗い場がそこそこありますが、是非ともこの簡単浴室設備を見習ってほしい!でもこのホース、特注なんでしょうかね(ホームセンターでも見たことないぞ)。



さて、このあとは一気に高速で那覇空港近くのレンタカー屋さんまで戻りました(それでも時間が余ったので瀬長島を1周したりしましたが)。昨日からの走行距離は右上画像の通りトータルで約170km。ま、これくらい走ったならばレンタカーの借り甲斐もあるというものです。



で、送迎車で那覇空港のメインターミナルに戻り、まだ時間があるのでごらんの通り生ビールとかピザとかで今回の旅をお互いにねぎらう口実で飲みます(特にTakemaはようやく運転から解放されたので)。

で、ここまでは順調でした。ちなみに那覇空港のLCCターミナルはメインターミナルから接続バスでしか行かれず、しかも15-20分おきという不便さから早めに到着しておいたわけです。で、かのLCCターミナルとはといえば‥




(ん?もしかして上方落語ネタの駄洒落は初めてかも)


あのー成田にしろ那覇にしろ、何だかあまりに意図して格安系をイメージングしてませんか?(笑)。まぁでもターミナルビルなんてものはどうだっていいのです。大切なのは定時出発&発着、明日はさすがに仕事ですから今日中にきちんと帰れればいいかなと。しかしいきなり暗雲が立ちこめました!さっきまで「定時出発」って掲示がなされていたのに突然のアナウンス‥



嗚呼やっぱり(苦笑)。でも苦笑している場合でもない事情がここには絡んできます。というのも到着地の成田空港(22:00到着予定)には発着時間の制限があり、着陸できるのは23:00まで。まぁ、丸々1時間遅れなければ間に合うのでその辺は大丈夫かなとも思うのですが‥問題は遅れて到着した後の「帰りの足」です。というのも‥


(ちなみにJRは22:19発でさっさと終了してしまうのでそもそも論外です)。

もし成田に着陸しても間に合わなかったらどうする?自宅まで50km超をタクシーで高速&深夜料金適用もものともせず帰るか?いやそれなら成田のホテル‥あ、そういえば加熱かけ流しの温泉を併設するホテルが最近できたよな、でも宿泊客であっても温泉利用は別料金だという話を聞いたような気がするぞ‥と、Takemaの脳内では「非常時における次の一手」を順列にして組み合わせていたのでありました(笑)。

で、間もなく本来の出発時間19:30になりなんとする時間になりようやく「お待たせいたしました。それではただ今より皆さまを機内へとご案内いたします」とのアナウンスがありやれやれと思ってゲートを通り抜けて歩いていくと(LCCターミナルゆえボーディングブリッジなる高級設備はありません)‥



あれれ、またも足止めです。というのもどうやら給油中のようで、給油中は周辺に旅客がうろうろしていてはならないというのが日本の航空法で定められているようなのです。でもねぇこのご時世、あえて駐機場で火器(要はタバコね)を使う輩もいないだろうし、そもそもジェット燃料といっても要はケロシン(灯油)なんだから発火点も低いだろうし、このあたりは何とかならないのかな?

あ、でもそういう油断を見せると不逞の輩やマナーを守らないお国の方々がいろいろとしでかす可能性があるからダメってことなのかもしれませんね。それならわかる気もします(笑)。

われわれは機体後部から乗り込む列の先頭に並んでいたのですが、それでも機内に乗り込んだのは19:37でした(デジタル記録媒体っていろんな記録が残るから有り難いですねー)。このあと皆さんが乗り込み‥うーんなるほど、LCCキャリアの中でもエアアジアの運航率が一番低いのはこの那覇便=1日の最後に一番の大物長距離路線を往復するという運用自体に原因があるんじゃないかと邪推(笑)。

ちなみに成田着陸がタイムオーバーの場合は羽田に着陸することもあるようですが、その場合「成田空港近隣の駐車場に車を預けていた」方々は踏んだり蹴ったりでしょうね。

まぁでも話を戻せば、結局飛行機は約20分遅れで機体ドアを閉めて離陸しました。さて遅れを取り戻すべくいつもよりエンジンを吹かしたのか、それともジェット気流がラッキーピエロだったのかは不明ですが、定刻22:00より約10分ちょいの遅れで成田に到着しました。よかったー。

でもJALやANA便に比べると、そもそもの飛行時間設定が5-10分長いんですね。これは「遅れ時間を調整」するための余裕時間なのかも?

いずれにせよ京成の上り最終に間に合ってほっとしました。で、空港第二ビル駅のホームに降りたってちょっとびっくり。


なるほどねぇ。何で成田空港発の最終電車が「通勤特急上野行き」なのかがちょっと謎だったのですがこれでわかりました。空港自体がある種この地域の「都心」なのですね。そういえば八千代台あたりには日系航空会社の「機長村」があるとかないとか。

そんなわけで深夜の通勤電車のお客さんは成田駅でどっさり降り、公津の杜ほかいろんな駅でどんどん降りて、われわれが降りる京成八幡駅では都内に戻る旅行者を除きすっかり「普通の最終電車」然としておりました。まぁそりゃそうだよなぁ。

というわけで、2013/2の南北大東島+α旅行記はこれにて完結です。最後までお読みいただきありがとうございました。


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