− その6 栗駒地区の某お宅でお手伝いどころか飲んだくれただけの巻(苦笑) −
煌々と燃えさかるる薪ストーブ。おしんこどんが見たらうらやましがること必定!
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というわけであっさり翌朝です。夜にも雪は降ったようですがさしたる量ではなく、そこそこ風もあったからか吹き飛ばされたこともあったのでしょう、風下側だったと思われる車両後部喪黒福造氏の鼻が西欧人的に高くなっておりました。ついでにそういう目で見れば眼が圧倒的に細くなり顔つきも悪くなってますね(笑)。 この朝の写真撮影時は好天のようにも見えましたがこのあと再び風雪模様になったりもしてまだ天気は安定していませんでした(徐々に回復していく予報でしたが)。というわけで家まわり雪かきのお手伝いすらもせず室内にて晴耕雨読ならぬ無為徒食(徒食=いたずらに食べる)を決めこみます。こんなはずではなかったんだけれどなぁ(これホント)。 |
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朝ごはんもしっかりいただきました。なお今回唯一のおみやげとして持参した殻付きマカダミアナッツ(殻割り用万力とセット)を喜んでいただけたようで何よりでした(右上画像)。でも全部割り終えてしまえばこの万力はただの無駄器具?ええっと次の機会にまたナッツを持参しますので! このあとは(酔いの抜けた頭で)いろいろとお話をいたしました。説明が遅くなりましたが、今回自分がおじゃましたこちらのお宅は、この界隈で長年経営なさっておられた宿が地震により被災し、その後いまだ「再興」に向かうべきロードマップも(諸般の事情により)なかなか策定できていないという状況なのだそうです。 そんな中自分に何かお手伝いできることはないか‥いやそれこそ部外者かつ門外漢である自分としてはおこがましき出しゃばりではあるのですが、でももしかしたら何かあるかも‥という思いをきっかけにつながり、そして今回の訪問(&ありがたきご自宅宿泊のお誘い)ということになったわけです。 現段階ではすべてが準備途中というわけで、拙サイトとしても詳細云々やご夫妻の自宅場所についてもここで明かすことはできませんしするつもりもありません。ただしはっきりしていること。それは‥ |
宿の復興に関し、たとえばご主人は「出来ることから少しずつやるしかないんですよ」というようなお話を。奥さまは「前の状態に戻すことばかりが復興じゃないと思っています。でもここを残したいんです」とおっしゃっていました(奥さまの話のほうが何となくリアルなのは、純粋に会話時間の差からくるものです=ご主人は朝の家周り除雪作業等ででお忙しかったので)。 そしてご夫婦ともに「動きたいけれどもなかなか動けない部分はある。でも湯がある以上前に進むしかない」という旨をおっしゃっていました。だったら自分も何かお手伝いできたら!というわけなのです(まぁ結果的に今回の訪問は無為徒食に終わってしまったんですが)。そしてそれは、ご夫妻と自分とをつなげて下さったぽちさんのお心にも通じるものがあるのかと!(かの震災後、ある意味Takemaの心に「活」を入れてくださったぽちさん。もうお会いすることは出来ませんが‥)。 で、このあと相変わらず無為のままお昼ごはんまでごちそうになり、最後の記念撮影では段差に気づかず後ずさりして置かれていた照明器具を壊し、さらにはご夫婦そろって寒い中お見送り下さるなか車をバック中、内輪差に気づかず雪壁を擦り始めていたりとかのダサダサ系運転を見せてしまったりというようなこともありましたが(ご主人は内心「おいおいこいつ大丈夫か?」とお思いになられていたと思われます。でも雪壁の位置がミラー越しにはあまりよく見えなかったのです=要は言い訳)。 ただいずれにせよ、「とってもあったかい気持ち」にほっこりしつつバリバリの雪道を下っていったTakemaでありました。ご夫婦にとっては単なるおじゃま虫系の訪問客だったかも知れませんが、楽しかったし嬉しかったなぁ。本当にありがとうございましたっ! |
あ、アスファルトの路面が見えてきた!よしよしと直線番長的安堵(笑)。でもシャーベットも怖いのよん。 |
ところで、集落エリアに下りてきたのが15:00近くですからそろそろこの日の宿を考えなきゃいけません。実はこの日の午前中に石巻の追分温泉に宿泊問い合わせの電話を入れていたのですが(そうすれば南三陸町経由で各復興商店街にも立ち寄れるし)、あえなく満室御礼というわけで、でも三陸海岸沿いの宿泊施設といえば数も限られるしこの時間となれば到着も遅くなるし‥というわけで黙思沈考 |
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ハイすいません、いわゆる「鳴子の温泉宿引き出しが少ないTakema」ゆえ、またあの温泉宿におじゃますることに!というわけでこの続きは次ページにて。 |