− 2014/3福島お出かけ その4 いわき湯本の湯に浸かり、飲んで食べて、翌日はなぜか袋田の滝へ −



よぉっし夕ごはんは居酒屋で、お刺身だお酒だ嬉しいなっ!


そんなわけで何とか暗くなる前に到着した今宵の宿は「旅館こいと」さん。考えてみればいわき湯本温泉といえばこのお宿の湯ばかりに浸かってます。というか、さはこの湯ほかここ湯本温泉の共同浴場には全て未湯だったりするTakemaなのですが、まぁそんなことはどうでもいいや(苦笑)。

もっともこちらのお宿も泊まりで利用するのは初めてです。どうも湯本温泉というと感覚的に日帰り圏なんですよね。ちなみにこちらのこいとさんも、原発事故その他の関係でしばらくの間は一般客を受け入れていなかったわけですが(日帰り入浴はOK)、こうして泊まれるようになっても営業形態はまだ完全復旧にはいたっていません。すなわち「夕食の提供はしていない」のであります。

でも、それならば外に食べに行けばいいだけのこと。ボリューム満点の宿夕食に「食べ終えたらバタンキュー(死語ですな)」となるのではなく、どこかの居酒屋さんあたりで適量パクパクお酒プヒャーというほうがわれわれには(いやTakema的には)明らかにありがたいし。

でもまぁその前に、まずはお風呂に行ってみましょ、今日のお昼前に入った湯は塩素臭ブヒャーの湯でもありましたから、ここでしっかりと硫黄臭を身体にしみわたらせておきたいところです!

 

いつもの通り、この地下トンネルを抜けて浴室棟へと向かいます。「お風呂上がりに生ビール」、ハイハイおっしゃるとおり今日こそカッキーンとさせてもらいますよ!(笑)。

そして脱衣場へ‥ん?先客さんのスリッパがない!ないったらない!というわけで‥

 


(右上画像マウスオンで露天風呂での湯足画像に変わります)

浴槽の縁が乾いていましたからしばらく誰も入っていないみたい?というわけでカランの湯ではなくあつ湯のほうの浴槽湯を頭からかぶりまくります!よぉっしゃー気分最高!湯本のお湯サイコー!!

そんなふうにはしゃいでいたらさすがに次のお客さんが入って来られたので落ち着くことにしました(笑)。いや別にひとりで雄叫びを上げていたわけじゃないですけれどね。

で、湯から上がって服を着ていたら、何やらちょっと面白いポスターがあったのでついパチリ。





妙に気に入っちゃいましたよいやホント。宿の従業員の方々も若い方が多いので、こういう遊び心を形にできるのかなと思います。とはいえ「どなたが企画立案したのか」、ちょっと気になるところですが残念ながら伺うのを忘れました。

 

さてお湯から上がったら、お約束の「カッキーン」に決まってます。ちなみにおしんこどんが「福島観光キャンペーン」の冊子をどこぞで手に入れていて、何とこちらのお宿もそのキャンペーン参加施設でありました。ふむふむ、それによると‥


というわけで、しっかり利用させていただいた次第です。はい、まさに「カッキーン」と冷えたビールを美味しくいただきました、ありがとうございます!

さて、このあとは当然夕ごはん外出です。最初は以前にも行った「海幸」で海鮮三昧を考えていたのですが、考えてみれば「あそこに行ったらやっぱりお腹いっぱい苦しいよぉ系になっちゃうのではないか」ということで方針転換。こちらのお宿の支配人が御用達という居酒屋「貴和」さんに行ってみることにしました。


その前に温泉神社にご挨拶です。と、参道のすぐ奥にあるのは‥うわ、これっておそらくはもともと石造りの鳥居だったものが地震で壊れたということでしょうか?(反対側にも同じものがありましたから間違いないでしょう)。壊れたから撤去しちゃうのではなく、こうやって形あるものとして残しておくことは大切です。ふむふむ。


さて、ちょっと(いや、かなり)懐かしい系の建物の2階に目指すお店はありました。建物は木造なんですが、ミニ横丁みたいな感じでほかにスナックなんかも入居しているようでした。


店内におじゃましてみると‥ふぅーむまさに「昭和の居酒屋さん」そのものです(いい意味でね)。時間が早かったので先客さんはまだおらず、となるとちょっと勝手がわからないので「今日のお勧めは何でしょうか?」と伺いましたが、実はこの質問、こちら貴和さんにおいてはあまりいい聞き方ではなかったかな?(後述)。





ちなみにこの直後、頭上に設置されたTVから「マレーシア航空が消息不明」というニュースが流れてきてびっくり。ご主人に「約1週間後マレーシアに行くんです」とお話ししたら、「TVのよく見える席に移動しなさいよ」とおっしゃっていただき、ありがたく最新情報を収集させていただきました(まぁその内容は「どこに行ったのか皆目見当が付かない」ということでしたが)。


さてそのあとはご主人といろいろお話をさせていただきました。ご主人いわく「たとえば『お任せで』という形で注文されて、でも料理を出した後で『あぁ、○○は苦手だったんです』となったりするとお互い残念でしょ。うちは『その日のお勧め』というのも特にないんですよ。黒板ボードに書いたりすることもないし」。

そういえば最初に伺ったときも「お刺身系がいいか揚げ物系にするか」との「系統」だけを聞かれたんだっけ。そんなわけで最初はお刺身盛りを注文。カツオにマグロ、ヒラメにイカ、そしてカサゴにタコの頭と豪華六点盛りでありました!少食夫婦のわれわれではありますが、これくらいなら余裕です。「タコの頭、おいしいんだよ」とご主人もおっしゃっていましたが、こういうのは旅館の夕食なんかにはまず出てきませんからね。

ただこれらの魚も、水揚げは小名浜かも知れないけれどいわき近海で獲れたわけじゃないんだよなぁと思っていたら、たまたまこの日安倍首相がいわき市四倉を訪問し、そこでメヒカリの唐揚げを口にしているニュースが流されました。その時にご主人いわく、


ふーむなるほど。ということでわれわれもメヒカリ唐揚げを注文し、頭っから食べてみることにしました(笑)。で、よくよく話を聞いてみたら、この日お店にあったメヒカリは正真正銘のいわき産なのだそうです。再びご主人の話によりますと‥


だいぶヨッパーになりつつあった頃の記憶ですが確かこのようなお話じゃなかったかと。「いわき産の海産物が高値」、いい話じゃないですか!当然検査を経ての流通ですから何も問題はありませんし、今や「市場に出回る福島県産の農産物や魚介類」はある意味一番安全ともいえるわけですからねぇ。

で、そのメヒカリ唐揚げですが、アツアツでホクホク!以前海幸で「メヒカリ自体は太平洋側のどこでも獲れるメジャーな魚なんですが、いわき周辺のメヒカリは骨も軟らかくてそのままパクパク食べられちゃうんですよ」という話を伺いましたが、そのお話の通りこれはおいしかった!


このあとは地元のお酒に切り替えて‥おっと、同宿の方々がやってきました。何でも「1軒目に海幸に行ってきた」ということで、刺身盛りのビッグパンチをおみまいされたそうです(笑)。ちなみに「宿から3軒のお勧め店を聞いているので、今日はその3つとも成敗するつもりです!」との勇ましい発言を伺いました。このあともう1軒に行かれたのでしょうか?(笑)。

さて突然右上画像の「揚げ餅」です(笑)。上記同宿の方が「これ、食べたいんですが?」とおっしゃったことからわれわれにもおすそ分けが回ってきたわけなんですが(他力本願)、確かにこれって「食べ出したら止まらない」系ですよね(笑)。

ちなみにこの段階ですでに結構イイ気持ちになっていて、ご主人や奥さま(途中から出勤)、そして同宿の方々といろいろな話をさせていただきました。「フキ味噌にこれを入れると‥なるほど!by おしんこどん」とか、「そうかぁトイレ問題はある意味深刻だよなぁ」とか‥。そんなわけで21:00過ぎにお宿に戻ってきました(途中コンビニでデザートを買い込みました。普段甘いモノを買おうとは思わないのに不思議)。


翌朝は当然朝風呂、うん、健康体です(だいたいにおいて血圧計の表示を写真に撮るところがすでにジジイ行動ですが)。このあと朝ごはんをしっかりいただきました(右上画像マウスオン)。お宿のサイトでは「簡単朝食サービス」とありますが、結構量が多くて実はTakemaは食べきれませんでした(おしんこどんは完食=さすが)。

10:00のチェックアウトぎりぎりまでまったりして出発です。さーてどこに行くのかといえばもう完全確定なのですが、まっすぐ行くと早く着き過ぎちゃうのであえて遠回りルートを選びます。


まずは四時ダムサイトに寄り道。ここも国道は何度となく通っていなかったけれどダムに行くのは初めてです。なるほどロックフィル式のダムなんですね(右上画像マウスオン)。「ダムカード」なるマニア向けアイテムがあることを初めて知り(笑)、そしてダムなのに銘水汲み場があることにもちょっとビックリしました。味見したところ「さっぱりした」水であり、地元の方も汲みに来ていましたから大丈夫なんでしょう。

さてしかし、道路情報を示す電光掲示板には「路面凍結走行注意」とありました。へ?まったく雪などありませんけれど?と思いつつ湯岐方面へと進んでいくと、道路は昔ながらの1.5車線になり、そして‥





まぁ四駆ですしスタッドレスも履いてますからとりあえず大問題にはなりませんでしたが、カチカチに凍っていたので轍を外れざるを得ない対向車とのすれ違いではやっぱり挙動不安定です(当然)。上のような路面状況だったのはほんの2箇所、数百mの区間でしたが、やっぱりこりゃあなぁ。

ここで懺悔というか後悔なのですが、このエリアを通り抜けた先でドイツ製を含む大型バイク3台が「こちらが通り抜けるのを待って」くれていました。で、こちらも手を挙げて「スミマセンありがとう」とやり過ごしたわけですが‥


Takema車をやり過ごした彼らはずんずんと先に進んでいきました。しかしその数百m先に地獄が待っていることを彼らは当然知らなかったはずであり、そのことを伝えなかったとは‥ライダー失格!かも‥。

とりあえず、彼らが「テクニシャン」であったことをいのるばかりです。ちなみにへたれライダーたるTakemaは「あの路面状況だったらじぇったい進入しない可能性9465%」です!(数字にはあまり意味がありません)。

さてまだ時間が余る感じなのでここでさらに寄り道、袋田の滝へと向かいます。いや、見学が有料なのも駐車場が中山競馬場周辺並にイロイロとなっているのも知ってはいます。でも、ほかに時間がつぶせるところも思いつかないですし、実はTakema&おしんこどんとも「まだ1回しか行ったことがない」ので、違う季節に行くのもいいだろうと思ったわけなのです。

幸いなことにガラガラで、かなり奥のおみやげ屋さん駐車場まで乗り入れることができました(ラッキー)。「見学後に買い物してくださいね」という紳士協定のもとの無料駐車でしたが、ご安心下さいおしんこどんが職場ほかにおみやげを買いますって(実際に複数購入しました)。


そんなわけでチケットを購入して例のトンネルへ。何だか前回訪問したときに比べて華やかになってません?(笑)。しかしお客さんの数はぐっと少なくて余裕でありました。さすがに凍結はしておらずドドウと流れておりましたっけ。

しかし前回来たときにこんなのあったっけな?「エレベーター」って?ただし追加料金がかかるわけでもないのでもちろん乗り込みます。ちなみにはるか手前から列を作れだの「この場所だと待ち時間あと○分だのとの掲示がちらほらあります。でも、われわれが行ったときはというと‥(左上画像マウスオン)、


並ぶのが大嫌いなTakemaですからこれはヨシ!そんなわけで40m以上上がったところにある観爆台へ。外人さんの団体がおられましたが、個人的には袋田の滝って「そ○なに大し○ことな○」と思っていたりするわけですが、デジ一眼やスマホでばしばし撮影なさっている外人観光客の皆さんはどう思っているんだろうなぁ。



この滝を流れる水が全部温泉水だったりしたら、あの自然の浴槽は世界遺産に指定されるかもと無意味な妄想(笑)。



このあとは、吊り橋経由で駐車場まで戻ります。川沿いにはその昔使われていたとおぼしき遊歩道の道(朽ちてますが)がしっかり見えており、「昔の袋田の滝見学はそれなりに大変だったんだろうなぁ」と往時をしのんだりしているうちに駐車場到着。上にも書いたようにおみやげをしっかり購入した上で13:30という指定時間のある「あの場所」へと向かいます。それは‥


ではでは行ってみましょうLet's Jumpってえことで!(何だか軽いなー)。ちなみに次ページでは背景が変わりますのでご了承下さいませ(バンジー関係ページは統一の背景なので=あまり意味はないんですが)。

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