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− その5 竜神大吊橋バンジー(茨城だけど)に福島の未来を祈ります −



やって来ましたこの橋に。勝負の時は間もなくやってきます。

ええっと、バンジーのメニューページから来られた方は「その5」って何?「福島の未来」って?とチンプンカンプンでしょうが、一応旅行記の続きなのであまりお気になさらずに。

そんなわけでやってきました竜神大吊橋。ここには以前2回バイクで来たことがありますが、「たかが橋に有料で歩いて渡ることもないだろう、バンジーのサイトでもあれば別だが」というわけで駐車場からそのまま引き返していたんです。

またそれとは別に、こちらの橋がバンジージャンプの候補サイトとして10年以上前から名前があがっていたのも知っていました。そりゃ確かに「高度差100mオーバーのブリッジジャンプサイト」といえば世界でも数えるほどしかありません。でも、日本の自治体やその下部組織の観光協会が事故のリスクを勘案する関係上、ここでのバンジージャンプ開催はたぶんないのじゃないかなと思っていたわけなのです(実際日本でもこれまでに事故は起きているわけなのですから)。

しかし自分としては「アブナイからやめとこう」という選択肢はありません。実は結構臆病な性格なのですが、ことバンジーに関しては1990年の3月にNZのカワラウサイトで早々と飛んでいたこともあり、これだけはきっちりとやり続けなくちゃという気持ちで一杯なのです(笑)。


そんなわけで集合時間の15分前に現地着。でもまだ受付窓口がオープンしていなかったので(お昼休みだし)しばしうろうろ。ところでおみやげ品販売所のスタッフさん同士が話しているのをちらりと耳にしたところ、「バンジージャンプって、やりたいと思う気持ち自体がわけわからないしやろうとも思えないし。何でこんなのに来るんだろうね」と。


いやこの際バンジーはどうでもいい、現地の観光業に携わる者としてお客に聞こえる声でそういう私見を言っちゃオシマイでしょう!また「そういうズルズル職場環境の素地を作ってしまった管理側」もダメダメですよしっかり教育しないと。

バンジーに関しての考え方およびやるやらないに関しては完全に個人の自由です。ただ、それを「バンジー目当てで(飛びに or 見学に)来たお客に聞こえるところで話すかヲイ?」。この件に関しては正直悲しかったですよ現地担当諸氏!全然「ようこそ」じゃない!


まぁそんな話はやめておきましょう、たぶん次回訪問時には立派な接客態度が身に付いているはずです(少なくとも無駄話が客に聞こえなければそれでいいですから)。

ということで手続きがスタートしたバンジーオフィスへ。あれれ、でもですね。


テーブルと椅子を置き、手順に従って「これが終わったらこちらで待機」というような流れにすればもっとスルスルスルーと流れるような気がするんですけれど。というわけで、ほぼ最初に到着したTakemaですが手続きは最後から2番目だったみたい。それにも関わらず飛んだのは同じグループのトップでありました(要領というか運がいい)。

さて橋のたもとで動画撮影のために待機してくれていたおしんこどん、「ここからだと誰が飛ぶか見えないんだよね」。というわけで、「飛ぶ前に手を出して振っておくから」という、何とも頼りない合図の打ち合わせをしましたが、さすがおしんこどん、しっかりその合図をチェックしてくれました。さすが!(この距離ですから=右上画像マウスオン)。


そんなわけで最初のジャンパーとなったTakemaです。なお、グループの中でバンジージャンプ経験者は自分だけらしく、ジャンプマスターのチャールズさんも「この人はプロ」とか何とかよせばいいのに持ち上げるものだから「自分も最初のジャンプの時は『ジャンプして1秒後には何が何だかわからなくなりました』と口が滑り(いや事実ではあるんですが)」、結果として初挑戦の皆さんの人心を惑わせてしまったことをここにおわび申し上げます(苦笑)。でも自分もこのあと凡ミスをしでかしたわけですが(大笑)。

なお、わたし自身の持論というか感覚として「バンジーは1年飛ばないと恐怖心の免疫がリセットされる」と思っています。あと、同じサイトを何度か飛ぶと「場慣れ」するのは間違いなく事実です。2003年まで何度も飛んでいた猿ヶ京バンジーも、2013年に新たなオペレーター(BUNGY JAPAN)により再スタートしたわけですが、お立ち台(ステージ)が「橋の下流向きから上流向き」に変わっただけで新鮮なビビリ感満載でした(笑)。そしてそれから約半年強でこの日を迎えたというわけなのです。

ビビリモードはそれほどでもありませんでした(ちなみにジャンプエリアの足元は上画像のようにスケルトン系金網です)。こちらの引き上げ方式はNZのNavisバンジー(134m)とほぼ同様で、「下からバウンドしてきたタイミングで足首の固定を外しウエストのハーネスに」という流れになっています。個人的にはNZのサイトでも「ジャンプ中のジャンパーに直接操作させるという方法はどんなものなのかな」と思ったことを記憶していますが、まぁ自分は前にもやっているし問題はないでしょう(うふふ)。

そんなわけで、いの一番ジャンパーTakema、「行ってきます!」の発声とともにジャンプ一番!!



こう見ると格好良く見えますが、実際はビビリで腰が引けてました(あとのパラパラ画像で確認できます)。


Takemaの竜神初バンジー!広がりのあるサイトなので、かえってコワイ系のイメージは少なく飛べるかも(笑)


こちらがビビリの真実を如実に表したパラパラ画像です。最初から腰砕けモード全開で強く反省。

しかし問題はここからでした。バウンドのトップで右足側にセットされたハーネス解除の紐をぎゅんと外側へ!へ?あれれちょっと待て解除されないんですが??

2回目のリバウンドで最初に操作したので、残された明確なバウンドはもう少なくなっています。しかし、その僅かなチャンスのタイミングでも、なぜか足首のセッティングがまったくリリースされませーん!この時もパニックというわけではなく「あれれー何だよ?」という気持ちでしたが、これは不思議でした。で、いま改めて考えてみると‥


つまりは「縦に行うべき動作を横向きに行ってしまったためリリース力が及ばなかったのかな?」という仮説なのであります。ちなみにこのあとジャンプした皆さんはちゃんとリリースしてましたし。うっはぁとことんの自爆ミステイクっ!

でもちゃんとワイヤーは下りてきましたので、所定の位置にカラビナをセットしてごくフツーに収容された次第でありました。しかし、ジャンプ前にエラソ系発言をしたゆえにこっぱずかしかったなぁ(笑)。



「お恥ずかしい‥」と思いつつワイヤーで 上昇するTakemaの図(妙に神妙な顔をしてます)。


さてそんなわけで「現世」に舞い戻って参りました。でもジャンプそのものは何だかもう「華麗に飛べてない」気がするんですよ。いや、でもそもそもバンジーって華麗に飛ぶことなど求められてもいないんだっけ?(大笑)。


そんなわけでありがとう竜神大吊橋。また来ることも‥たぶんあると思います(笑)。



かなり遅めのお昼ごはんはやっぱりお蕎麦。悪くはないけれど特筆すべきものもない感じでした。



そんなわけで最後は前にも来ている「宝来館」へ。ここは鉱泉ゆえ加温循環ですがツル系の湯触りが独特なんですよね。前回は感じなかった塩素臭は多少ありましたが、源泉水&加熱湯はかなりイイです!


ただしこの噴き出しは落ち着けなくてキライです(右上画像マウスオンで何のことはない湯足画像に変わります。

そんなわけで福島メイン+おまけでバンジーという旅行記もこれにてオシマイ。福島詣ではこれからも続けるつもりですし、バンジーは‥嗚呼気がつけば最初のジャンプからもう24年も続けているんですから「継続は力云々かな」と(笑)。格好イイ飛び方は後生畏るべしということで‥。

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