−その22 ロープウェイ利用でお手軽ミニハイク、そのあと大川原温泉で湯ったり −



お天気は雲多めながら晴れ間ものぞく感じ。ロープウェイ駅に向かう道中、ちょろっと睡蓮沼に立ち寄り。

この日は土曜日なんですが人出は少なめ。天気も絶好というほどではなく、またこの翌週末からお盆休みに入ることでお出かけを控えた人も多かったのかも知れません。途中睡蓮沼に立ち寄りました。

うん、高田大岳も頂上まで見えています。天候は明らかに回復傾向にあるようです。コバギボウシの紫花に赤とんぼがじっと動かずロング休憩中でしたが、先を急ぐわれわれはあたふたと下らん記念写真を撮った上で先を急ぐのでありました(両上画像マウスオンで「なぜか足を上げたがる夫婦それぞれ」の画像に変わります=意味なし)。

さてそんなわけでロープウェイの駅までやって来ました。Takemaが八甲田山(八甲田大岳)に登ったのは確か学生時代?ですからもう30年くらい前のことです。ゆえに記憶もほとんど残っておらず、覚えているのは「天気はそこそこ良かったけれど、なぜか高田大岳まで縦走せず酸ヶ湯に下りちゃった」ということほか一部に過ぎません。ロープウェイで上がったことは間違いありませんが一切の記憶なし、ゆえにとっても新鮮な気持ちで臨みます(笑)。

思い起こせば高校生の時には青森駅の青函連絡船待合室をベースにしてこの界隈をうろうろしていたこともあったよなぁ‥そのあと、確か青函連絡船廃止直後の夏に‥ん??(何かが脳内シナプスで繋がった!)、

こちらのページを拝見していたら一気に思い出しましたわ。ということは、あれは昭和63年の夏だったということであり、Takemaはもはや学生じゃなくて社会人1年目だったというわけですね。なるほど、だからリッチにレンタカーを借りたりできたわけだ!どこで車中泊したのかなー(さすがにこれは全然覚えてません)。

さてノスタルジックな世界から舞い戻って来ましたよ、往復チケットを購入してよーしよしというわけですが‥

あれれサイレンとともに救急車が到着。え、何があったの?と、改札ホール奥からは赤ちゃんを抱えた女性やその親世代とおぼしき方を含む数名がかの救急車方面へ。

確証はないんですが断片的な情報を総合すると、「乗り場付近で年配の男性が急に倒れた」ようなのです。このあとヘリがやって来て青森市内に緊急搬送されたようでした。救急車もサイレンを鳴らしながら山を下っていきましたが、おそらくはご家族の車が追走していったことと思われます。無事だったといいのですが‥。


そうこうしながらもロープウェイに乗り込んで出発です。天気はご覧のとおり曇りですが視界は何とか良好。途中、支柱が700m以上ない区間が2箇所あり、昭和43年という開業年の古さを思うと「当時によくこれを造ろうと考えたなぁ」と何だか高度経済成長期の勢いを感じてしみじみ(笑)。そんなわけで山頂駅までやって来たわけですが‥




まぁ一気の天候急変はなさそうなので、とりあえずお散歩に出かけます。「山をなめとんのか!」とお叱りを受けても仕方がない足回りで(両上画像マウスオン)。ガス自体は薄く、そして「水分が少ない良性」だったので(これ重要)、すいすいすいっと歩いていきます。やがて田茂萢湿原へ。


この日は風もなく、湿原脇の広いデッキでコーヒーでも淹れてのんびりしたい感じでありましたが、残念なことにそれ系の装備は一切持参していませんので妄想だけにとどめました(笑)。

このあとは緩い階段で田茂萢岳山頂へ。というかたまたま湿原のすぐ脇のピークゆえに名前が付けられただけで、元々は無名だったんじゃないの?という感じの丘に過ぎません。この先の赤倉岳や八甲田大岳とは標高も200m以上低いですし。

さてロープウェイ駅まで戻ってきました。大した運動量ではないんですが何だか小腹が空いたような‥。というわけでちょっと何か軽くつまむのもイイかなということで食堂へ。それこそフライドポテトくらいあるだろうというような気持ちだったのですが‥(左上画像マウスオン)、

山上で食べるにしてはミスマッチこの上ないメニューですが、青森といえばイカですからね(強引)。そんなわけで注文し、ちょっと表に出て(喫煙)戻ってきてみたら‥



てっきりすでに炙られた完成品が出てくると思いこんでましたのでこれは何だか嬉しい。そんなわけで自分たちでジュージューして焼きたてを楽しみましたとさ(右上画像マウスオン)。最後は「うん、次の便で行こうよ」ということでちょっと焼きが甘かったかも(笑)。

そんなわけで山麓駅まで下り、いざ目指すは津軽平野なのでありますが、さすがに2人分のお昼ごはんがこれだけってのは淋しすぎるので、これまで何度もスルーしていたあそこに寄ってみましょう。それは‥

こちらの大川原温泉。何度も何度もすぐ脇の国道を通過しながらいつもスルーしていたわけなのですが(温泉は旧道沿い)、この日こそはというわけで立ち寄りました。名目は「八甲田の汗を流す」というわけですが、実際のところたいした汗はかいてません(笑)。

ちなみに「あれ、流れ的にはランチじゃなかったの?」と疑問に思われた方は大正解なのですが、イカ焼きで多少なりとも空腹感を減らしていたので「まずは温泉でしょ」というわけです。ちなみに今回が初訪問だったりしますのでやっぱりトキメキマヤコンなんですよ(何のこっちゃ)。

とっても公民館チックな造りですが、別料金の家族風呂も扉が大開放されていたので後学のために念のため見学(右上画像)、そしていざメインの湯へ行ってみると‥





これを無色透明と言わずしてどうする系の湯であります。泉質はみごとにさっぱり系ですべ感あるのかないのかというところ、つまりはとっても普通のアル単湯なのですが、これがまた何ともイイのですから温泉って不思議です。

透明湯はザンザと投入され、右上画像のように排出されています。間違いなくどこでもトド寝OKです。ここはある意味「酸ヶ湯の上がり湯」として最適かと思います。あ、でも酸ヶ湯には30年以上入ってませんのでイメージとしてね(笑)。

「忘れ物は一週間以内に」という掲示とともに置かれていたのが左上画像の軍団です。これ、どう考えてもここ1週間の産物じゃないですよね(笑)。ただし湯上がりに寛いでいたところで地元の女性が「この前石鹸の箱を忘れちゃったんだよねぇ、うーん‥ないねぇ」と呟きつつ浴室へ向かっていかれました。肝心なモノはないのね(笑)。

で、こういう公民館的な場の通りミニミュージアム的な展示もあり、ここの湯はなかなかヨロシイです。そんなわけで続いてはお昼ごはんへと向かいましょう、すぐそばの「学校蕎麦」です!

[戻る] [次へ]