− その4 定番訪問&新装成った昭和温泉しらかば荘の湯に浸かり、なぜかまな板を買って帰宅(笑) −


そんなわけでいつもの炭酸泉水汲み場へと立ち寄ります。さすが秋の渇水期ゆえ水位がとてつもなく低いです。これが春だと外にまであふれ出ているわけで(右上画像マウスオン)、地下水位の変動はおそるべしだよなぁと実感する次第。これほどまでに変動するからこそ季節限定湯も噴き出すわけですね。

そんなわけでペットボトルへの水汲み敢行。なお左上画像のおしんこどんは服の垂れ具合の関係で太めのように見えますが実際は40kg代後半@160cmだということです(笑)。

炭酸水は春先に比べると鉄味がかなり濃い気がします。水量を考えれば宜なるかなと。

さてこのあとは「そういえばここには行っていなかったぞ系」の場所へ。撮った画像は大したものではないんですが(右上画像マウスオン)、何だかここは気に入りました。時間があれば是非お立ち寄りあれ(時期にもよりますが)。

駐車場へと向かう途中には、大きなハゼ全面に干された稲穂があって秋の雰囲気満点(この旅行記の背景画像もここで撮影したものです)。ただ今回想定外だったのが「奥会津の新米を買って帰ろう」という予定がボツったことでした。残念ながらここに干されている稲も、このあと「放射性物質の全量検査」が待っているというわけです。稲の場合放射性物質の取り込みは少なく、特に奥会津のお米から放射性物質は検出していないはずですが(詳しくはこちら)。

それでも全袋検査を行っているわけですから福島のお米はある意味一番間違いないと思うわけです。いや、それこそ「何ベクレルかが検出された」というほうが安心できますし、自分としては検査していない西日本米@長年&現状のいろんな蓄積@海の向こうのあの国の原水爆実験の影響だって相当に恐いと考えれば「ある意味同じようなもんだな」とも思います。もちろんどちらがどうかというつもりはありません。そんなことより「合法的」な(だった)食品添加物の体内蓄積のほうがもっともっと問題だと思うのですがどうなのでしょう?世界的にもそっちの方にいろいろと焦点が当てられていますが‥。

本名ダムサイドの連続スノーシェッドを越えると、ある意味たつみ荘さんの河原の湯の「命運を決する」本名ダムにやってきました。そもそもこのダムは竣工自体が昭和20年代半ばとかなり古く、発電用ダムとして設計されたにしても治水に関してはいわゆる「遊び」が極端に少なかったのではないかと思われます。

周辺の地形を考えれば、いまさらこのダムを撤去するすることはほとんど無理でしょう。であれば、今の基準に合わせる形での徹底的な補強工事(たとえばこんな感じ)および2011夏の会津豪雨を二度と起こさないためさまざまな想定の下で「今できる手」を打つべきです。只見川本流にいくつもあるダム、その管理会社が複数にわたるということ(そして各社の「横の風通し」は決して良くなかったということ)、そしてその全てのダムがが治水目的ではなく発電用に構築されたことを考えても、今後は「復旧」ではなく「新たな準備」こそが大切なのだと思います。

さて会津川口まで戻り、R400を南下しますといつもの通りやって来たのが玉梨とうふ茶屋。ローカルかつグローバルなこちらのとうふ店、関東南部でも移動販売車で「ドーナツだ!雪花菜(から)」ほかを販売しています(移動販売最新スケジュールはこちら)。でもね、やっぱりこのエリアに来たからには本家本元で買うってぇのが筋じゃあーりませんかおねえさん!(誰だよ)。


そんなわけで豆腐と生揚げ、ドーナツ、そして豆腐ソフトクリーム。しかし時期限定の赤カボチャにするんだったと後悔おしんこどん。
さてそのあとは仕上げのお風呂お風呂!随分前に昭和村の温泉には入っていましたが建て替えたということで行ってみてビックリ。



とたまげた次第です。ピカピカに変わっちゃってました。と、ここでふと思ったことが。このしらかば荘は昭和村、かの大塩温泉や湯倉温泉、そして玉梨の公共宿や先日完工したという中川温泉のゆうゆう館は金山町内ですよね。それぞれにいえることですが‥

昭和村にせよ金山町にせよ、失礼ながら財政に余裕がある自治体ではないはずですから、各施設の建て替えにポンポンとお金を拠出できるわけではないと思われます。というわけでこの時は、「県からの復興関係交付金とかがあって、それを利用したのかな?」と考えたわけです。

ただその後、拙サイトをご覧になった方からご連絡をいただきました。これら施設の立て替えに関しては、地域活性化のため各町村が地方債を起債して費用を捻出したのだということです。補助金頼みではなく「身を削った」事業だったわけです。根拠に欠ける個人的想像をそのまま書いちゃいけませんね。お教え下さりありがとうございました。なおそれに従い、このページ内の記載内容を一部変更しました(2017/1)。

ちなみに以前のしらかば荘は確かに旧態依然というか、何だか少年自然の家に来ちゃったぞ朝は国旗を揚げるので全員集合なのかな的な雰囲気がありました(何のこっちゃ)。でもその一方で、ここまで立派な施設になっちゃうと、かえって高級すぎて近づきがたい気もするわけで‥(貧乏性)。

とはいえ受付の男性はとっても親切でしたし、その応対は自分が望む想定そのものでした(訛りとかそういうのじゃありませんよ。ある意味「痒いところに手が届く」系のいろいろなアドバイスをどんどん下さるのです)。うーん、ここはもう一度来て慣れるべきだな、出来れば泊まりがいいのかも知れない、ついでに夕食はやまか食堂でソースカツ丼を‥。



あ、そうそう肝心のお風呂なのです(笑)。旧施設もそうでしたがここのお湯は結構熱いんです。以前はこれより大きめの浴槽*1でしたが、どなたかがホースで加水した後に入ったからよかったものの、それがなかったら‥。

で、現在の浴槽は「あつ湯」「ぬる湯」「露天湯」の3つに分かれておりました。ぬる湯(それでも43度近い)でしっかり身体を温め、いざ行くぞあつ湯!そ、そ、それがですね!

ええっと、過去の公式記録では湯尻で48.3度、いや入浴エリアでは確か48.7度とかの湯にたった10秒くらい(湯足画像を撮影するためにね)ではあってもきっちり「入浴」したことのあるTakemaではあります。でもですね、隣にぬる湯浴槽があるところであえて無理をする必要などないでしょ。しかも案外すべ感があって気持ちいい塩化物泉ゆえ汗は引かないよー。

露天湯はまぁ左上画像の通り。でも内湯はともすれば湯気やら石鹸&シャンプーでもうもうとしてしまうので、そこからの脱出エリアとしてはいいのかな。ただ急激な温度差は云々ですが(気をつけなくちゃね)。

さて湯上がりに駐車場エリアに戻ってくると、源泉湯冷ましエリアが目に入りました。これをさりげなく公開しているところがとてもイイです昭和温泉!(右上画像マウスオン)。それでも熱いんですけれどね(笑)。

さてこのあとはそろそろお昼ごはん。しらかば荘でお聞きした大芦家さんはこの日が定休日ゆえ、えーい面倒くさい道の駅ならねど間違いなくそれ系の「からむし織りの里」併設の食堂でいいや!


でもねそう悪くないですというかまあまぁですよここ。右上画像マウスオンで出てくるお蕎麦も思いのほかいけてました。
いや、本当は別の場所に狙いを定めてもいたのですが(「カツもカレーもご飯もいっしょ盛り系のラーメン」といえば奥会津ファンならおわかりかと思いますが)、少食人種の遺伝子を受け継いでいることもあり怯えて逃げたわけなのです(笑)。あ、でも時に食バトルを始めるおしんこどんと一緒だったのだからやっぱり行っておくべきだったかな?まぁ次回への課題です。

さて白森清水でのどを潤し(今回はすでに湯の花温泉奥で湧き水を20L汲んであるのでここでは汲まず)、田島まで戻ってきました。と、ここでおしんこどんが「今の店、気になるなぁ!」というわけで急遽Uターンして立ち寄ったのが右上画像のその名も「木の店」です。

「木の店」自体はいわゆる木工品のショールームという感じですが、周辺にはこれだけの材木があるのですからかなり手広く建築材とかも加工しているのかなと思いました。が、公式サイトを見てみると、あくまでテーブル等の木材加工がメインの会社のようです。ちなみにおしんこどんはここで桐のまな板を購入(右上画像マウスオン)。まだ使ってはいないようですが‥。

ここからは往路同様塩原経由で東北道方面へ。せっかくだから中塩原あたりで〆のひとっ風呂くらい浴びたいところでしたがすでにやや眠かったのでパス。道の駅で新米を購入して帰宅した次第です。平日ですから渋滞もなく快調でした。

あー、当然ですが楽しかったなぁ。雪が降る前にもう1回くらい行かれればいいのですが‥。

[戻る]