− 2015/10 その5 東鳴子でいつものお約束、そして伊勢そば経由で帰京 −



ええっ、いつの間にこんな人数に?かの焼肉屋さんは各週末ごとに梁山泊と化します。3連休ともなればさらに(笑)。

というわけでいつもの鳴子へと向かいます。途中通過する細倉のマインランド界隈がある意味謎的に秀逸ということなのでいつか寄ってみたいと思いつつまぁ今回は通過(というかこれまで何度も通過しまくってきましたが)。

さて鳴子といえば定番の宿泊先は東鳴子は「赤這温泉 阿部旅館」なのでありますが、たまには別のところというわけで今回は川沿い下流の「久田(きゅうでん)旅館」さんに泊まってみることにしたわけです。阿部旅館さんにも入りに行くつもりでしたが結局今回は力尽きましてごめんなさい。でもまぁ次回はまたおそらくなのでよろしくです。



三連休中日の夕方ということで上り古川方面はかなり車が多いというか渋滞中ですが鳴子方面はスイスイ。そんなわけで思っていたよりも大きな宿にちょっとびっくりしながらもチェックイン(なお宿滞在中の画像はタイムライン無視ですので念のため)。

素泊まりなので朝ごはんのパンは手前のコンビニで買い込み済みです。となればまずはお風呂!つい2時間くらい前に駒の湯タンノーでしたが、泉質が違うので気分は新鮮です。



こちら久田さんのお風呂は2つの源泉浴槽がありまして、このところ温泉ファンの注目を集めているようなのです(くっそー流れに乗っちゃったかも)。まず内風呂は純重曹泉ですが、浴室に入った瞬間にうっすらアブラ臭を感知。重曹泉ではありますが軽いツル感を感じる程度。モール臭は記憶な‥あ、そういえばクンクンしたときにあったような気が(記憶薄)。



展望は全く期待できない露天湯は含硫黄重曹泉で、この日は白濁していましたが、翌朝は透明湯でした。味はあっさり苦み残るぞ系で自分としては好きな感じ(笑)。

さてしかし洗いは最小限にとどめておきました。だってこのあと焼肉屋さんにいくんだもん♪従業員さんに念のため門限を聞いたりすると「わたしも時々行くんですよ」とおっしゃるので「われわれも時々行ってます」と申し上げると「千葉からお越しなのに?」とびっくりされてしまいました(笑)。



暗くなり始めた頃東鳴子の中心部に向けて歩き出します。陸羽東線の列車が橋を渡るのを目にしてすかさずカメラを向けましたが、手持ち&この暗さだとやっぱりぶれますよね(笑)。よく撮れたといったほうがいいくらい。



そんなわけで先着&すでに始めていた方々と乾杯をすれば、



焼肉のみならず海鮮系も。うかつにお任せ注文すると最初に大量海の幸を出されたりするので注意(常連限定)。



Takemaが「八兆」焼酎を注文したところで、お隣席の某Sさんから活性系日本酒の振る舞いが!





ところで今回某温泉師匠から伝授されたここ某焼肉店「八兆」の季節限定お勧めメニューたるものが「もつ鍋」だったりします。これがまた秀逸!だってですよ、





そんなわけでこの日の夕ごはん宴会はお腹いっぱいのうちに幕を閉じたのでありました。帰り道はいつものパターンですすすいっとお宿まで帰ってきたことはいうまでもありません(謎)。寝る前にひと風呂浴びて(実はこれが危険だともいうのですが)おやすみなさーい!



久田さんでは素泊まりだったので翌朝は「よし、朝食タイム狙いでお風呂!」。しかしいざ行ってみるとなぜか複数グループのお客さんがまったりしておられたのでお風呂画像はなしです。ちなみにお風呂の清掃は8時スタートと早めなので、皆さんラストチャンスを狙っていたということでしょうか。そんなわけでゆっくり目に出発しました。



もうすっかり秋ですねぇ、このあたりは豪雨の影響もなかったようで何よりです。

さて、温泉師匠と某所で待ち合わせ、寄り道しながら向かった先は‥





いきなり山形までやってきてしまいました(笑)。実は温泉師匠とは途中でお別れする予定だったのですが、われわれが「お昼ごはんは伊勢そばで食べようかと」と申し上げると「ナニそうなの?それなら自分も行く!」と急遽方針転換。蕎麦にはうるさい(特に田舎蕎麦には)師匠の心を揺るがせたこちらのお蕎麦とは?

実は自分がここに来るのは3回目で、初回はまさに師匠に連れられての訪問でした。「口の中切らないでね」「箸折れるかも」「食べ終わったあとは『もうしばらくいいや』と思うんだけれど、しばらくするとまた無性に食べたくなっちゃうんだよね」等々の御指南や感想を伺いながらの実食だったわけですが、過去2回おしんこどんは不参加だったわけで、それなら!というわけでこの日の訪問となったわけです。

すでに開店時刻を回っており、予想通り駐車場はほぼ満車、店の前には入店を待つ人たちが列をなして‥はいませんね、バラバラに思い思いの場所で席が空くのを待っています。

というのも、こちらのお店は席を確保してから注文するのではなく先にレジにいって注文を入れ(代金は後払い)、それと引き替えに番号札をもらったうえで番号が呼ばれるまで待機というわけなのです。だから注文直後(まだ当分待つはず)のお客さんは余裕系でうろうろしているわけですね。

というわけでわれわれもうろうろ(Takemaは初訪問のお客さんに上記システムの説明などもしておりました)。われわれの番号はおそらく二回戦グループ(開店直後に入店したお客さんが食べ終えた次の一団)に属していたようで、まぁ想定通りの待ち時間での着席となりました。店内は当然満漢全席の盛況です(左上画像マウスオン)。

着席後はさらに待ちますが、配膳は正しく番号順なので「○番のお客さまー!」「‥あ、2つ前の番号まできたぞもうすぐだな」と先が読めます(笑)。そして‥





そう、初訪問のおしんこどんは当然のごとく「もり天」一本勝負です。まずはお蕎麦ですが、





そしてかき揚げもまた「箸休め」なんて甘いレベルではなく、衣が凶暴なレベルでカチカチです。箸で分解することは甚だ困難で、一番手っ取り早いのは「かぶりつき、歯の力を持ってかじり取る」食べ方です。しかしその時に衣の先鋭部が口内を傷つけることがあるので注意というわけです。

しかしおしんこどん、あまり苦にする様子もなく、ゆっくりですが着実に食べ進め、弱音を口にすることもなくしっかり完食しちゃいましたっけ。よし、次回訪問時は自分も原点に戻って「もり天」だなと心に誓ったTakemaでありました。

さてここで師匠とはお別れです。われわれは車を仙台で返すので、一番てっとり早いルートは天童から関山峠を越えて仙台市に向かうR48経由なのですが、師匠によると「連休の午後に使うルートとしてはお勧めしない」とのこと。何でも仙台方向への渋滞が酷いのだとか。よって、急がば回れで高速を使うことに。

しかしそうなると、その前に〆の湯の1つくらい何とかしておきたいものです。ここ東根にもいい温泉がたくさんあるわけですが(以前宿泊したときの旅行記はこちら)、日帰り温泉の下調べはしていなかったので師匠のデータベースにお伺いを立てると「ならば『いしの湯』に行っておきなさいよ」とのご託宣。はいはーい!

そんなわけで師匠と別れ、来た道を少々戻った上で共同湯の「いしの湯」へ。



師匠が話していたとおり、共同湯というよりは「民家の一角を一般に開放している」という感じの造りでありまして、看板がなければ見つけるのはかなり難しいかなと(まぁ今はナビがありますが)。なお両上画像ともマウスオンで別画像に変わります。そんなわけで料金をお支払いした上でいざ脱衣所へ。



男湯ではちょうど先客さんが上がるところでしたが、所持品を置いた棚にはしっかり防水カメラが置かれていまして、声はかけませんでしたがさては同好の士だなとお見受けしました(笑)。貸し切り確定なのでTakemaも満を持していざ!







若干黄色みを帯びた湯は浴槽の下部から直接投入されており、知らずにそのあたりに足を浸けたら一瞬「アチチ!」でした(笑)。浴槽手前の源泉枡は身体洗い用で、この激熱源泉(67.9度のナトリウム-塩化物・硫酸塩泉)に水を入れて適温にして使うのだとか。

浴室に入った瞬間に感じたのが薄いとはいえアブラ臭と硫黄臭。そのあと湯に浸かりながらクンクンしてみたらモール臭もありますねぇ。湯ざわりはツル感ありで、湯味は‥しまった口にするのを忘れた(苦笑)。いずれにせよいいお湯で、お約束のごとくポカポカ感が持続しました。その証拠に、このあと近隣の「道の駅村山」におみやげを買いに行ったのですが、そこで二人して半袖でうろうろしていたら屋外販売の店員さんに「お二人、寒くないんですか?」と言われちゃったくらいです(笑)。



スイカサイダーなるモノを飲みながら東北中央道−山形道−東北道とつなぎ、仙台駅近隣のレンタカー屋に無事車を返却。今回の走行距離はご覧のとおり500kmちょいでした。



そんなわけで仙台始発の新幹線で帰ります。三連休の最終日というのに自由席には余裕がありました。これが往路と同じく古川から乗ろうとしたら座れないこと必定なので始発利用で正解。ちなみにお腹にはまだ伊勢そばがそこそこ存在を主張していたのでおつまみは軽めでヨシ飲むぞ!

途中からは当然暗くなりましたが、宇都宮の手前あたりでふと窓の外を見ると「一直線に並んだ赤いテールランプの列」‥ふっふっふ、東北道上り線は今日も順調に渋滞している模様です!(性格悪)。

というわけで最寄り駅下車後大阪王将でチャーハンと餃子の軽夕食を食べて帰宅。はぁ、今回も楽しかったなぁ‥。ん?そうだ、あれらも一応ご紹介しておかなければですね、それは(次ページ)。

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