− その2 まずは大和、明礬、そしていちのいで会館!−



ええっと、駐車場のすぐ脇に噴気バンバンのパイプがたくさん‥。車にはよくなさそう(苦笑)。

(2016/1/26.27) 【その2】



翌朝、最上階の朝食会場に上がっていくとちょうど日の出のタイミングでした。さすが西日本、日の出の時間は結構遅めですね(もちろん日の入りも遅いわけですが)。この日は午後には天気が下り坂という天気予報でしたが、なぁーに雨(or 雪)でなければ問題ありません。駅近くでレンタカーを予約してあるので、チェックアウト後いざ駅へと向かいます。



駅前高等温泉、宿からホントにすぐなのに結局入りませんでしたが、まぁまた来ることもあるでしょう。で、駅前には手湯施設もあったりしてさすがです(右上画像マウスオン)。

車の借り出し手続きを終え、いざ出発‥の前にちょっと‥というわけで、車はレンタカー屋さんに置いたままでてくてくと歩いていきます。本日最初に目指す湯は町中ゆえ駐車場がないのです。



というわけで駅から10分弱?歩いたところにある「大和温泉」に到着です。何だか昭和レトロなローカル駅のようなエントランスですねぇ。なおこの入口の反対側にお金を支払う(窓口)があるのでチャリン(右上画像マウスオン)。ここもそうですが、多くの浴場は管理人さんが常駐していないので、湯めぐりの際は小銭を多く準備しておくのがヨロシイかと。

さてこちらも風情あふれる鄙び系の浴場なのですが、残念ながら先客さんがおられたので内部の画像はなしです。円形の浴槽に湯が注がれているのですが、Takemaのあとから来た方が「もうちょっと熱くしていいかい?」とのこと。別に構わなかったので「どうぞどうぞ」と答えると、一気に新鮮湯を投入。一気に44度くらいまで湯温を上げておられました。さすが地元の人はあつ湯好き!



こちらのお湯も透明湯で、お湯そのものに大きな特徴はありませんが、湯温が上がったからかちょっとピリピリするような浴感でした。湯上がりにエントランス部だけパチリ。それにしても寒い時期の湯めぐりでよかったです。夏とかだったら汗が引かずに脱水症状になりそうな予感大(笑)。

レンタカー屋に戻り、車に乗り込んでいざ出発!いやその前に行動計画を考えます。温泉師匠の事前アドバイスに従い近場から順々に浸かりつぶしていきたいところですが、営業時間の関係でなかなかそうもいかないのです。というわけで‥



ということに決定。このあと同じ道を何度も行ったり来たりすることになりましたがまぁそれはそれということで。

実はこの数日前に西日本で大雪が降りまして(沖縄でも霙が舞った)、それゆえ山の方は難しいかなぁと思っていたのでしたが、幸いなことに路面の雪は日陰のごく一部を除いてほぼなくなり、道路も乾いていましたのでよかったヨカッタ。



そんなわけで明礬温泉の駐車場に車を止めましたが‥ええっと、すぐ脇のパイプから噴気がモウモウ状態なんですが!何も考えていなかったので一番噴気が吹きまくる場所に駐車しちゃいましたよ(苦笑=ページトップの画像)。



そうか、宿の駐車場に止めればよかったんだと今さらながらに思いました(笑)。

しかし時間的にはまだ早めなんですよね。「山の湯」とかはお昼からということですし、さてもうやっている施設、しかも空いていそうな‥というわけで、貸し切り入浴の出来る「みどり荘」さんに決定!湯足画像とかも撮りたいですし。

ここは内湯も露天も貸し切り利用が前提となっているそうで、料金は内湯500円、露天は700円‥どっちにしようか悩みましたが、ネット上の情報は圧倒的に内湯のレポートが多いもので、「よぉっし、ならば露天だ!」と奮発!



案内されるままに進んでいくと、3つの浴室が並ぶ廊下に出ました。「どれでもお好きな浴室をお使い下さい」とのこと。どの浴室にしようかと全部見比べましたが、結局いちばん奥の「菫の湯」を使わせてもらうことに。廊下側の引き戸を閉め鍵を掛けて利用し、使用後は引き戸を開放しておくというシステムのようです(内湯も同じ)。ちなみに3室とも基本的には同じ造りで、一番手前の蒲公英の湯だけがごくわずかに狭いかなという感じです。

さてそんなわけでいざ服を脱いで浴室へと進んでみると‥





どこがウインクなのかは皆目見当もつきませんが、まぁそんなことはどうでもいいでしょう(だったら変な表現を使うなって)、よぉっしまずはかけ湯をしてと‥



ええっと?露天湯の脱衣場に掲示してあった温泉分析書によると源泉温度は43.8度ととってもお肌にやさしい適温湯のはずなんですがっ!いや、これ43度はおろか50度くらいあるんじゃないか?ちなみに内湯側に掲示された分析書の写しには68度とあります。どういうことなんだ?

残念なことに宿の方に聞くのを失念してしまったのですが、もしかしたら「露天湯はぬるい方の別源泉利用だが、湯がぬるくなってしまう冬期は熱い方の源泉を利用」ということなのかもしれません(あくまで想像です)。



しかしこの温度では文字通り「手も足も出ない」のでやむなく加水開始。かなりの量を投入し、もう入れそうだなとも思いましたがさらに加水。42度くらいにまで湯温を下げました。「何とか入れる」レベルだとどうせすぐに熱くなってまた加水しなきゃならなくなるので、落ち着いた湯浴み狙いでそうしたわけです。ええ、もちろん1月末の外気温の中服も着ないでね(苦笑)。



ちゃんと「高温危険」(湯口のコックを触るな)の掲示付きですが、浴槽湯がここまで高温だとは思いませんでした(笑)。ちなみにあまり湯は右上画像の穴から排出されるので、常時のオーバーフローはありません(もちろん人が浸かるとドバーといきますが)。

なお露天湯ですが、残念なことに眺望はほぼゼロでした。洗い場で立ってみても向かいの建物の屋根が見えるだけで、これはもうちょっと何とかならないかなぁと思いましたが、あまり見え過ぎちゃうのもナニなのでまぁしょうがないのでしょう。

そんなわけで出たり入ったりを繰り返し、約40分ほど湯浴みを楽しんでから上がりました。帰り道に内湯のドアが開いていたので「見学だけ」というわけでのぞいてみると‥



うむ、こちらもなかなかにヨロシイ雰囲気です。

ちなみにこちらの内湯には「源泉を逃がすための湯樋」がありますね。是非露天湯にも装備してほしいところではあります。まぁ、あまり湯客が来ない平日などは「ため湯」状態になっちゃうかも知れませんが‥



そんなわけでレンタカーまで戻ってきましたが、さすがに湯浴みタイムが長かったことで喉が渇いたわけで‥







蒸し釜ではいろんなものが蒸されていましたが、「元祖地獄蒸しプリン」でも買って帰ろうかと思いお店の方に聞いてみると、「今日お帰りということでしたら、空港の売店でお買い上げいただくのが(温度管理の点で)一番かと思いますよ」とのアドバイスが。なるほどそりゃもっともだと思いましたが、いざ空港まで行ってみたら「申しわけありません、本日は売り切れてしまいまして‥」とのことで残念でした(笑)。

そうこうしているうちに程よい時間になってきましたんで山を下りていきます。が、せっかくなので「湯けむり展望台」に立ち寄ってみました。





このあとはいったん山を下り、しばらく平地を走り、再び細い道路を「一気に」上ります。いやぁなかなか滅多にないぞこんな急坂はと思いつつ上った先に目的地が。それが‥



「いちのいで会館」。純粋な温泉施設というわけではなく本業は仕出し弁当屋さんだそうですが、こちらで食事をすると併設のお風呂にも(おまけで)入れるというわけです。こちらの営業時間が11時からだったので(土日祝は10時から)、ほぼ開店と同時に到着すべく時間調整をしていたというわけです(最初に明礬温泉に行ったのもそれが狙いでした)。

入口は2階で、階段を上がっていきますと大広間あり。と、1名の従業員ではない男性のお姿が。「このタイミングでやって来られるとは‥さては、温泉ファンだな!」という意を強くします(笑)。

それはそうと、残念なことが2つ。1つはこちらの露天温泉、撮影禁止なんです。まぁ事前にわかっていたことですし、有名どころなので自分が撮らなくてもいくらでもネット上に画像はたくさん転がってはいるんですが‥

もう1つも事前にわかっていたことですが‥この日は「27日」だったわけですよ。ハイこれで別府の温泉ファンならもうおわかりですね。つまりはこういうことです。





ここいちのいで会館の湯といえば「景観の湯から見下ろす別府市内のパノラマ」が一番の売りだということですから、これは何とも残念なことであります。ま、日ごろの行い巡り合わせが悪かったということかなと。

そんなわけで画像はありませんがいざ進んでいってみると‥



うーん、全然イメージが湧きませんね(苦笑)。まぁ「いちのいで会館 金鉱の湯」で画像検索すればいくらでも画は出てくると思うので(おそらく露天湯内撮影禁止になったのはそう昔のことではないのでしょう)。

さて、自分より先に来ていた男性ですが、何とここまで自転車(レンタサイクル)で上がってきたそうでびっくり。「もう、こんな坂だとは知らなかったから必死でしたよ」とおっしゃっていましたがさもありなん。ちなみに特に温泉ファンというわけではなくお出かけファンの方でありました。福岡の方から来られたそうで、「電車に乗れば別府まではそう遠くもないですから」とは羨ましいおことばでありました(本当)。

上下の湯に身体を沈め湯ったりしたところでそろそろ上がりましょう。この後も控えているのであまり長湯は出来ません。



なおここには「坑道サウナ」なるものもあるということで見に行ってみましたが、「現在温度が下がっているので利用は出来ません」との貼り紙が。でもまぁ見に行くだけでもと思って進んでいくと‥すぐに行き止まりになってしまいました。が!


(右上画像マウスオンで拡大画像に変わります)

40度はおろか、この場所の気温は外気温と全く変わらずで10度くらいしかありませんでした(笑)。それともこの温度表示はこの場所のものではなくもっとはるか奥の泉源に近い場所のものなのかな?

さてお風呂のあとはお昼ごはんです。湯から戻ったらインターホンで1Fの厨房に連絡すると、料理はエレベーターで、係の人は階段でそれぞれ上がってくるというシステム。なおメニューですがこの時期は「だんご汁定食」一本!(ちなみに夏期は松花堂弁当のようです)。

と、ここで配膳係の女性がこれまたぐはぁ系の発言をなさって下さるではありませんか!それは‥




(心の中で崩れ落ちました(大笑))。

しかし今になって残念に思うのは、この時点でまだほかのお客さん(女性)の姿は皆無でしたから「あのぉ、見せてもらうわけには‥」となぜ申し出なかったのかということですね(小心)。せっかくそんな話題になったのだからもしかしたら‥(時既遅)。





「だんご汁(「だご汁」とも)」というのも地元の郷土料理のようですが、別にだんごが入っているわけじゃないんですね。きしめんよりもっと太くて分厚い&短めの剛麺がいくつも入っておりました。また具の量がとてつもなく多く、どちらかといえばまだそれほどお腹が減っていたわけでもなかったTakemaには何というかもう苦しかった!(でも完食=出されたものは基本食べきりますんで)。



食後は1Fに下りてお会計です。さーて、ここからまた励みましょうかね!

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