− その4 GW「第二次」駒の湯お手伝い&いつものキャンプ場へGO! −



何と気がつけば5/3の早朝、再び栗駒の耕英地区にいたりしたわれわれです。

ええっと、GW後半は5連休、しかも天気予報も悪くないということで5/3は朝からバリバリ渋滞するのは必定。というわけでおしんこどんには事前に「5/2 22:00出発だかんね」と伝えてあり、ほぼその時間に出発しました(Takemaはその前にうつらうつらながら仮眠)。

そんなわけで揚げ物系軽食を口にした上で一気に北上です。GW中は大規模SAエリアの売店や軽食処は深夜も営業したりしていたりしますが、さすがに連休前日の深夜はどこもやっていないはずなので空腹対策もこれでOK。いざ、北上します!

そんなわけで楢葉PAで最初の仮眠。ここ、比較的空いているしトイレもきれいなので結構好きなんですよね(新しいからね)。でも1時間も眠らずに再び北上です。ちなみにこの1時間のあいだにどんどん車(乗用車)が増えてきました。徐々に「GWの大群」に追いつかれてしまったようです。

次の休憩地は東北道の鶴巣PA。かなり混んでいましたがちょうど照明があたらないエリアに車を止められたのでラッキー。ここでさっきよりも長く、フリース寝袋を掛け布団にして休憩。ここではちゃんと眠りましたよ。でもすっかり明るくなったので出発です。たぶんこのあと大渋滞になること必定、その前に高速を下りておかなくては!

で、それでもまだまだ5時台なので若柳金成ICで下りるのもなぁと思っていたら(IC周辺にはほとんどお店もない)、ナビ情報で「この先事故で渋滞発生」とのこと。ナビは手前の築館ICで下りることを推奨してきます。それならそうしますか?と思ったところで、



というわけで築館の中心部エリアまで来たところで検索してみると‥





そんなわけでお腹の心配がゼロになったところで、「この時間なら駒の湯に行ってもお風呂掃除の時間に間に合うでしょ」というわけで一路そちら方面に向かうことに。5/6どころか5/3に再訪です(3日ぶり?)。



いやはやシバザクラはまさに満開ですね。栗駒山もきれいに見えていてこの日も上天気。



いつもの県道経由で行くのもマンネリなので、今回はあえて文字(もんじ)経由の市道を進んでいくことに。



ほぼ全線くねくね道ですし道幅も県道に比べて狭いですが、途中とりあえず2箇所で栗駒山塊の全容を目にすることができるので、晴れていればこちらの方が気分がいいです。逆に曇りやガスだと長く感じるだけですが(苦笑)。



と、ここまで来たところで(まだ朝の7時半なのですがすでにこの日の準備のため起きておられるはず)、駒の湯のご主人ご自宅にTEL。この日におじゃまするとは申し上げていなかったのでちょっとびっくりなさったようですが(自分たちも何となくの成り行きでここまで来てしまったので‥)、とりあえずお昼過ぎまでお手伝いしたとの旨を申し上げると快諾してくださいました。そしてご主人いわく、



え、ええっ?さすがGW、事前の打ち合わせもしていないのに温泉ファンの行動力たるや!(わたしゃ温泉仲間は少ないんですけれどね)。で、途中で偶然にご主人の車と合流し、同時に駒の湯に到着したというわけです。

まずはファンご夫婦の方々と「いやぁどうもお久しぶりです」とご挨拶。このあと、ファンご夫婦がそれぞれ男湯女湯を清掃することとなり、われわれは掃除機をかけるとかの小物系お掃除に。でもあっさり終わってしまったので、Takemaははっぴを羽織ってお客さま案内業務へと転身します。いや、でも、それにしてもですね!





左上画像の遠目ではわかりませんが、まだ芽吹いていない木も、もう「うずうずうずっ!」という感じで芽を大きく膨らませておりました。そして待ちきれなくなった木から「よぉっしいくぞぉ!」という感じで右上画像のように黄色がかった若葉を芽吹かせはじめているわけです。すごいなぁこの時期の木々の息吹って。

さてそのころおしんこどんは‥



Takema家から持参した鉢植えのスズランとかシバザクラとかを分散して植え付けていました。昨年秋に差し入れた菊の鉢、旧受付小屋内で枯れたようになっていましたがまだ根元近くの茎が青みを帯びていたのでまだいけるかもしれんとこちらも植え付け(園芸用土を入れて植え付けましたのでたぶん大丈夫でしょう)。

ただ、おしんこどんはやや密植系がお好みのようですが何だか数年後はぐちゃぐちゃになりそうなのが不安になったりするTakemaでもありますが‥まぁ数年後になればその結果もわかるでしょう。結局この日は途中までで時間切れとなりましたが、この続きは5/6にやればいいので問題なしです。



そしてTakemaは湯を湛え始めた一番湯に身をゆだねます。あーシアワセ!なお、この浴槽サイズにこの投入湯量ですから、人がサブンと浸かると溢れ出しの量は半端ではありません。そこで「とある手順」によりわずかに湯を逃がし、通常時のオーバーフローの量を手加減するという微妙な調整を行っています。でもこれが難しいんです。

2016お盆に数日滞在した際(毎日掃除&湯の調整をしていた)には、「よし、感覚をつかんだ!」と悦に入っていたTakemaですが今回はダメダメでした。やはり「たまに来てわかったつもり」なんてのは全然ダメですね。日々の経験と鍛錬こそが湯守の湯守たる所以なのだなとあらためて感じました(しみじみ)。



スズランは寒さに強いですからたぶんここでも根付いてくれることでしょう。何しろくそ暑い35度の千葉の夏を屋上プランターで何年も耐えたくらいですからその強さは折り紙付きです(苦笑)。菊も根付きさえすれば大丈夫でしょう。だってそもそも購入したのが駒の湯近隣エリアの鬼首の直売所だし。

そんなわけで番頭業務に邁進したTakemaであります。そこそこ混む時間もあるのですが、お蕎麦と温泉の順番をお勧めしたりしてできるだけお温泉に集中しないようにと一応気を遣って案内したつもりです。

で、温泉なのですが、GWでも「入浴者が誰もいないスイートタイム」は間違いなく存在します(特に15:00以降はその可能性が高いらしい by 湯守)。でも日中にそんな時間が来ると、臨時番頭たるTakemaは浴室の確認に行くわけです(オーバーフローにより浴室側の足のせ台が明後日の方向に流されちゃったりしているのはいつものことですし)。でもですね、


(右上画像に見えている2枚のタオルもこの日のお忘れ物です。まだお昼時なのに)。

湯上がりにタオルで身体を拭いたらそのタオルをお忘れなくーっ!湯守からのお願いです(勝手に代弁)。

さてしかし、この日からはいつもの場所でキャンプなので営業終了までここにいるわけにはいきません。身勝手な話ではありますがお昼前に駒の湯を辞去することといたしました。須川の峠を越えて旧皆瀬村のキャンプ場へGO!







とはいえ、峠に近づくにつれて沿道の残雪はどんどん増えていきます。そんなわけでそこそこ雪の回廊の動画です。それにしても、しばらく前まではこのR342の岩手県側っていつも開通がGW終了の翌日だったりして、「嫌がらせかよおい!」的な思いをさせられましたが、最近はGWに合わせて開通してくれるのでありがたいです。



でも一方で、あくまで頑ななのが秋田側の「旧栗駒(有料)道路」(現 秋田県道282号仁郷大湯線)。須川峠と大湯&小安峡温泉を結ぶこの道路は例年6月上旬まで冬季閉鎖なのですよ。雪崩の恐れがあるからということですが、だったらなぜR342の秋田側のように危険箇所片側通行&夜間閉鎖で対応しないのでしょうか?

だって、核心部はわかりませんが、国道から分岐する先もいつも除雪は完了しているのですよ!(毎年大湯側には嫌がらせのように分岐に雪が積み上げられていますがその奥の除雪は完了しているのです)。やっぱりこれが「県道ゆえ」の扱いなのかなぁ。GWに日中だけでもこの区間が通れるようになれば人の流れ(ほぼ観光客)は相当変わると思うんですけれどね。秋田県関係各位、前例踏襲じゃなくて新たな検討を!この区間、間違いなく観光道路なんですし!(もちろん残雪が多い年まで無理してでも通せとは申しませんが)。



さて須川高原温泉も日帰り入浴の対応はまさにこの日(5/3)からでした。どうせ混んでるはずだしねと思って露天風呂はパスして内風呂のみチケットを購入。で、大浴場と中浴場共通の入浴券(露天風呂は入れない)を購入しましたが、この時フロントのお兄さんが「熱めの中浴場と適温の大浴場」という説明をして下さった瞬間、





というわけでいざ中浴場へ。何と男女とも先客なしでGW後半初日にもかかわらず貸し切りっ!嬉しさにうち震えつつ脱衣の儀を完了し、よぉっしまずはかけ湯から‥



先客さんがおられなかったのもうなずける湯温、今回は温度計を持参しなかったので(忘れた)体感で測定するしかないのですが(Takemaの場合そう外さないです)、間違いなく46度オーバー、たぶん46.4度くらいあったと思うのです!(ただしpH2.2の強酸性泉のため肌への刺激が高かったはずだとするともう少し低い湯温だったかもしれませんが)。



湯口からの湯の落とし方に「空冷で少しでも湯温を下げよう」という思いが伝わってきます。

まぁそれでも3回ほど肩まで浸かり事なきを得ました(何が?)。湯から上がった着衣中に男性が入ってきたので「こんにちは」と挨拶しつつ、「かなり熱いですよ、先に手で温度を確認してから入るかどうか決めた方がいいかもしれません」とアドバイス。素直に従ってくれたこの男性、「こりゃ無理だ、あなたは入ったの?すごいね」というお言葉を残して去って行かれました(苦笑)。

このあとお客さんでごった返す大浴場(もっとも「芋洗い」というほどではない)の入浴を終えて上がってくるとほどなくおしんこどんもやってきました。ちなみに前出のフロントお兄さんに「中浴場、熱かったですね、何度くらいの設定なんですか?」と伺うと、「設定については(担当でないので)存じていませんが、午前中に湯を抜いての清掃直後の検温では44度半ばだったと聞いています」とのこと。



と思ったら、おにいさんもさるもので「ただ、湯を抜いて溜めた直後が一番湯温が低い状態なので、この時間はもう少し上がっているかもしれませんね」とのこと。というわけで、たぶんこの日の中浴場湯に浸かれた人はかなり少なかったんじゃないかなと(以前宿泊したときは全然大丈夫だったんですけれどね)。

このあとは建物から出てしばしクールダウン。快晴ゆえ日射しは強いですがさすがに標高1100mゆえ吹く風は爽やかです。



一関までのバス便があるんだ!CB1300SFの背後にはまだどっかりと雪山が。

ちなみにこのライダーの方と話をしていたら、「今一関側から上がってきたんですが、日程の関係でこのまま秋田側に下りた上でR397経由で再び岩手側に戻ろうと思っているんですよ」とおっしゃいました。ええ?それは無理なはず!R397の冬季閉鎖はまだ解除されていないはずだし(このエリアではこのR397と県道282の開通がいつも遅いんです)。

というわけでその旨を申し上げるとビジターセンターで道路状況を確認なさったようです。その結果は‥



とりあえず思いきりの無駄足を踏むことなく帰ることが出来てヨカッタです。もっとも山岳道路としてのR342はここ須川峠から秋田側の道のほうがかなりいい感じなんですけれどね(たとえるなら屈斜路湖に向かう場合の美幌峠=秋田側と、津別峠=岩手側といった感じです。それこそわかる人にしかわからないでしょうが)。



さて旧皆瀬村側に抜ける県道が閉鎖されているので(実は栗駒道路以外にももう1本ありますがそちらもペケ)、ひたすら旧増田町のほうまで下っていかなければなりません。でもこの道も久々なので悪くはないなぁ。と、直売所「夢・なるせ」があったので立ち寄ってみることに。


ト、トマトバーガー?実はここまでお昼ごはんを食べていなかったので(この時点で15:00を回ってました)、こりゃ渡りに船ということで2つ注文しました。



注文時に「まさか挟んであるのが本当にトマトだけだったらどうしよう」と一瞬不安にもなりましたが、しばし待った上で出てきたバーガーはちゃんとお肉のパティもあるし、トマトはもちろんのことレタスもたっぷり。タレの具合もほどよくて美味しくいただきましたよ。なお当然ながら注文を受けてから作っておられますので提供までには時間がかかります(パティを注文後に焼いていたかどうかは未確認)。でも美味しければそんなことはどうでもいいのだ♪



さて直売所ですから地元のいろいろな物を売っているのですが、まず気になったのは左上画像のこれ。



こ、これは捨てがたいというか、もう買うしかありません!(なお原材料として「天然ツキノワグマ肉」と書かれています)。2個買ったので、1個はキャンプ中に成敗しよう!(しました)。

で、もう1つどうしても気になっていたのがキノコの原木なのです。これまでもいろいろな場所で「買おうかどうしようか」というところで踏ん切りが付かず断念しておりました(その多くがホームセンターでの販売品だったので)。

でもさ、そんなことをお店の人と話しているうちにTakemaの中で急激にトキメいてきました。お店の方から「乾燥させ過ぎちゃうといけないのよね、日があまりあたらない場所に置くんだけれど、わたしたちも夏場には霧吹きで水をかけたりすることもありますよ」「やっぱり、原木が太いといいキノコができますよ」等々。というわけで!





ただし収穫できるのは来年の秋だということなので先の長い話です。夏場は暑すぎるので倉庫の中にでも入れておこうかな?

最後によねやスーパー稲川店でこの日の食材を買い込み、いざいつものメンバーが待つキャンプ場へと向かいます。実は皆さん、Takema夫婦がこの日にキャンプ場入りするとは思っていなかったみたい(笑)。

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