− その5 野湯訪問後は川渡温泉藤島旅館にチェックイン、夕ごはんはいつもの焼肉! −



これを「入浴」というのかはある意味微妙なところですが、やっぱりこれも「一湯」だと思うのです(笑)。



【2018年3月25-29日、5ページ目/全8ページ】

さてここで久々に「野湯」へと向かいます。どんどん山の中へと向かっていきますが、3月末でこの乾燥路面ってびっくりです。スタッドレスタイヤを履いている意味が全くありません!(笑)。



というわけで「現場入口」に到着です(笑)。とはいえ何か目印が付いているわけでもないですし地図を見ているわけでもありません。往年の記憶だけが頼みです。実はこの数日前、温泉の先達諸氏がここを訪問した画像をアップしておられたと聞いているので、ただ単純に煽られただけであるともいいます(笑)。おしんこどんともども長靴に履き替え、この辺かなと見当を付けながら山の中に入っていきます。

ここ数日の暖かさで溶けたのか雪上に先達の足跡は全く残っていません。しかも、すでに時間が午後2時を回っていて、雪がユルユル、しばしば踏み抜いてハマりました。まぁしょうがないわなぁ。



さらに進み沢沿いに出ると、むむ、先人の足跡発見です!よほど酔狂な人でない限りこんな所に入ってくることはありませんから、これは間違いなくあの温泉先達の方々が残したものと思われます。

そして徐々に核心部近くへ‥ええっと、でも‥





流れの温度は体感で30度以下しかありませんしこの色だし‥どうするTakema?





日本の古い言葉に「受領は倒るる所に土を掴め」というものがありますが、温泉ファンからすれば「ファンたるもの流るる湯には身をひたせ」というところでしょうかね(何か違う)。ちなみにもう少し登った方が泥は少なく源泉の割合が多かったと思われますが、まぁ初訪というわけでもなし、今回はここで勘弁しちゃるということにしたのでありました。



そんなわけでとりあえず一湯完遂。もちろんおしんこどんは見学のみにとどめておりました。正解!(笑)。



さて無事に車まで戻ってきました。帰り道、「あっちの道路にも行きたいな」と思っていた先はまだバリバリの雪国でしたんで、GWの楽しみに回しておきましょう(謎笑)。ではでは一気に山を下って今宵のお宿へと向かいます!



やってきたのは川渡温泉の藤島旅館さん。前回(2017/12)朝風呂をいただいたお宿ですが、なかなか風情があって「ここ、そのうち泊まりに来たいね」と話していたわけですが、まさかたった3ヶ月後に泊まることになるとは思いませんでした。ちなみにこの時東鳴子の阿部旅館さんは春期休業期間でしたので念のため。



なかなかシブイ感じの湯治棟です。われわれの部屋は「竹2番」でした(右上画像マウスオン)。

到着はまだ4時前でしたんで、まずは大浴場で野湯の汗(というか砂とか泥)を落とさねば!でも大浴場にはおくつろぎ中の先客さんが複数おられたので、まず洗い場でしっかり身体を洗い湯には軽く浸かるにとどめ、日帰り利用だと別料金となる中浴場へと移動します。いずれにせよ夕方になればなるほど混んでくるはずなのでその前に!という行動です。







よく見るとまだお湯がオーバーフローしておりません。ということは「湯溜めの最終段階=この日一番の新鮮湯」というわけで、川渡の湯をタンノーするには絶好というわけです。

たしかに湯が溜まった直後ゆえお湯が透明で浴槽底のタイル目地がしっかりと見えてますね。これが時間が経つと見えなくなっちゃうわけです。



しっかりさっぱりしたところでいったん部屋へと戻ります。こちらのお宿、地元の方のお風呂にもなっているようで実に多くの方々がお風呂セットを手にしてやってきます。ゆえに湯上がり飲み物系の自販機も充実。いっぽうで、湯治客向けの掲示として「魚を焼く時あまりに多くの煙を出しますと火災報知器が作動しますのでお気を付け下さい」系の案内がなされていたりして、うん、やっぱりこちらのお宿はいい感じ。

さて少し休憩したところでそろそろ夕食に向けた行動といたしましょう。なぁにいつもの焼肉屋さんに「行くだけ」なのですが、いつもとはちょっと勝手が違うのです。だってさ、



そこそこあるなぁとおしんこどんに話してみると「ま、歩いていけば着くんだし歩こうよ」というわけで健康的選択です。



というわけで歩くこと約40分でお店に到着!温泉ファンの梁山泊ともいわれる?焼き肉八兆ですが、この日は平日ということもありわれわれ以外に温泉ファンらしきお客さんはいないようでした。そのかわり、あとから知ったことですがお座敷に楽天イーグルスの現役選手(岩出山出身)およびご家族の方々がプライベート宴会を楽しんでおられたようで、ほかのお客さんがそれと気づいてびっくりなさっていましたっけ。





はい、2人だけの宴会だったのにそこそこ食べまくりましたね。



帰りは車で帰ってきまして、時計を見るにまだ20:30にもなっていませんね。というわけでこのあとは部屋でくつろぎ、焼肉臭を落とすべくお風呂にも入って湯っくりいたしました。



朝になり、窓から顔を出してみると‥うわ、この時期は使っていないとはいえプールまであるんですね(びっくりした)。で、何やら鳥さんの鳴き声が聞こえるなと思ってズームしてみると‥あれは‥アオサギでしょうかね?(右上画像マウスオン)。

さてそんなわけでお風呂に行ってみましょう。外来入浴は7時から始まるし(早い)、さらにフライングのお客さんがいないとも限らないですしね(笑)。ちなみに上画像の写真を撮る前に大浴場には行っておきました。



しかし、早すぎてまだ暗かったんで画像はこれだけです。

ということですっかり明るくなったところで中浴場に行ってみましょう。前日と比べてお湯の色はどんなふうに変化しているのでしょう?




(まぁ予想はしておりましたが)



浴槽底のタイル目地など見えるはずもなく、また昨日は全く見られなかった白い湯花が多く舞っており、これはこれで好きなタイプのお湯なんです。それにしてもやっぱり温泉って生きものなんだなぁと実感します。

朝ごはんをいただいたあとで出発です。この日は朝から気温が高く日差しも強い感じ。で、お金を支払ったあと、なぜか追加で90円を出して買ったものといえば‥




(左上画像、人の姿を見てすでに鯉軍団が寄ってきているのがわかります)。






池の主(ヌシ)を見ることは出来ませんでしたが、まぁ朝からのんびりとしましたとさ。で、玄関前に駐めていた車に戻り、Takemaが上着を脱いで後部座席にほおり投げたとき、おしんこどんの頭の中で何かが繋がったようでした。



Takemaが上着を脱いだのを見て初めて気づいたそうです。まぁいずれにしろ宿を出発する前でよかったヨカッタ。

さてこの日は栗駒の駒の湯へと向かいます。毎年のことですがこの時期はお手伝いにきているんです。もちろんまだ営業は始まっていませんが(営業再開は4月中下旬)、営業前にもいろいろとやるべき準備がありますから‥。

そんなわけでこの続きは次ページにて。

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