- 初春の川治・那須・塩原湯めぐり編(2) -



まさか、こちらの湯を終始貸しきりでタンノーできるとは♪



(2020年2月28.29日 その2)

出発してすぐ停車したTakema号。もう何度目かの訪問となる雲海閣へやってきました。こちらは立ち寄り入浴タイムのスタートが早いので、近隣宿のチェックアウト後にも立ち寄り湯が可能となっております(笑)。本当は老松旅館にも行きたかったんですが閉館に間に合わずタイムアウトでした。まぁ3回くらい訪問していたからいいかなと。





実は自分が脱衣場に到着したときに、まさに浴室に入っていく先客さんの姿が見えて「ああ、こりゃ(撮影は)無理だな」と思っていたのですが、その先客さん、浴室滞在時間3-4分の「超ざぶり系入浴」で上がっていかれました。宿泊なさっていた方のようで、なるほど自分たちも宿泊中最後の「名残惜しみ湯」はざぶり系ですからお気持ちはよくわかります(というかあと5分くらいわれわれの到着が遅ければお互いWinWinだったのに?)。

で、そのあと撮ったのが上画像。左側浴槽は体感44度、手前右側は同41度後半といった感じでした。最初、44度の湯をかけ湯して「うわーかなり熱いわ、身体が冷えたからかな」と思ったのですが(先客さんが右側の湯に浸かっていたため遠慮して反対側でかけ湯したわけです)、そもそもが熱い湯だったわけで。右側の湯であらためてかけ湯をしたら当然まったく大丈夫。

で、浸かって1分くらいして身体を湯に慣らし、左の44度湯へ。こっちでじっくりと‥あー、でも長湯はやっぱりねというわけで上がってざっくりクールダウンモード。ふぅ。



そのあとは階段上の明礬泉にも浸かり、2湯をタンノーしました。

このあとは‥どうしようかな、まっすぐ帰るのはあまりに芸がないし‥というわけで、おしんこどんリクエストのチーズガーデンに立ち寄りお買い物。そしてもう1軒‥



「手作りみそ」の「蔵楽(くらら)」さんに立ち寄りました。実は、昨日の夕食で供されたお味噌が美味しかったので聞いてみたところ、こちらのお店のものだということで買いに来たわけです。ということでお味噌購入。わが家の定番お味噌は南相馬の若松さんのものなんですが、残りが少なくなっているのでちょっと浮気しますよ。

こちらの蔵楽さん、湯本温泉入口近くにある月井酒店の親戚筋というか姉妹店なのだそうで、あれまぁ、月井さんでもこれまで何度となくお酒を買っているので何かの縁を感じます。「おおたか旅館から紹介されまして‥」と申し上げると喜んでくださいました。

というわけでおすすめのお味噌と甘辛味噌、そして手作りお新香パックを購入。失敗したなぁ、購入品写真を撮らずにお新香とかを食べちゃいました。

さてこのあとはどうしようかなぁ、とりあえず塩原界隈に移動してどこかの湯に浸かろうと考えて移動しましたが、そもそも特に下調べもしていないので、どこにしようと考えながら走っているうちにメインエリアを通り過ぎてしまいました。それじゃ、元湯か新湯か、またはすっぽん料理の湯かな‥あ、すっぽんの湯の駐車場に車が複数‥じゃ、元湯のうちのどこかだなぁ。



久々に元泉館かなと思って進んでいくと‥むむ、ゑびすや旅館の前の駐車場に車が全然駐まっていないじゃありませんか!これはもしかしてもしかする?というわけでそそくさと車を駐めて日帰り入浴をお願いすることに。土曜日のお昼前でしたが‥





ゑびすやさんにはこれまでに5-6回くらいは日帰り入浴でおじゃましてきましたが、基本的にいつも混雑していて芋洗い状態のこともありました。まぁ「新型コロナウィルスでお出かけ自粛」が効いているんでしょうが、関東の車が来にくい(まだ道中路には凍結区間もありノーマルタイヤでは来られない)こともあるでしょうね。



というわけで梶原の湯・弘法の湯とも湯ったりと楽しめました。

さてこの男湯は実は混浴湯なのでありまして、女湯側からもドアを開けて入ってこられるのでありますが、上でも書いているように基本的に混んでいることが多いので、女性にとっては到達困難な浴室でもあります。しかしこの宿の売りである「梶原の湯(ぬるいほう)」浴槽は混浴浴室側にしか設置されていないのです。

でもこの日は男女ともだーれもいなかったので、おしんこどんも「天国のドア」を開けてこちらにやってきました。しばしの貸し切り入浴を楽しんだ上でさてそろそろ戻ろうとドアを‥



しばらくドアと格闘しましたが、半分ロックか掛かっているような感じで開く気配もありません。というわけでわたくしTakemaはおしんこどんに対し‥



という指令を発しました。結果は‥ミッション成功!(笑)。というか次なるお客さんは、われわれが出発するまでやってきませんでしたっけ。



ここからは、新湯に抜けるショートカット路(まだかなり凍結区間がありました)を通り、久々に日塩もみじラインを通ってみました。天気が良かったからねぇ。

さすがに有料道路ということもあり整備は良好というか、路面凍結箇所もありませんでした(融雪剤たっぷり散布ともいう)。通行量も少なく、川治ダム展望台などで休憩したりしながら一気に鬼怒川界隈へ。このまま南下すれば日光宇都宮道路のICに行っちゃうわけですが、それじゃ余りに面白くないので、峠越えの県道63号線を使って直接東北道に向かうこととしました。

この道はもう10年以上前に1度通ったきりだぞと思いつつ、たしか湧水があったはずなので立ち寄ろうと決めていました。どんなとこだったかは全く記憶になかったのですが、来てみてびっくり、むっちゃ整備されていました。





たまたま上画像ではそれほど映り込んでいませんが、水を汲みにやってくる人、皆さんとてつもない量の容器持参なんです。われわれのように「わーいわき水だぁ」という手合いではなく「乾坤一擲ノ大勝負、各人奮闘努力セヨ」とばかりにただひたすら水を汲んでおりました。確かに冷たくて美味しい水でしたよ。



しかし、この県道沿いにはほとんどお食事処がありません(湧水地には軽食堂もありましたがイマイチ気乗りせず)。13:30を回り、お昼ごはん難民になりそうだなと思っていたところで食堂を発見。看板には「一膳めしや」とありましたが、入店してメニューを見るとどうやらうどんが推しメニューのよう。そこで、鶏うどん(温)と山菜うどん(冷)&ミニカツ丼セットを注文しました。





太めの手打ちうどんはコシもしっかりしていて食べ応えもしっかり。おなかが空いていたこともあり少食Takemaには珍しくセットものを注文しましたがしっかり完食。うん、ここはまた食べにきてもいいかなと(ただし周辺にめぼしい見所がないのが難点ですが)。ごちそうさまでした。

このあとは東北道上河内SAのスマートICから高速に乗り、スイスイと帰ってきました。こういう時期だからこそ、元気人はあちこちで楽しみながら経済を回しましょう!

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