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- 2020夏 北海道(10) オーロラ温泉をタンノー後一気に苫小牧へ&帰宅! -



カートに乗って丘の上までミニツーリング。なかなか面白いじゃないのさ。

(2020年8月16日-23日 その10)

というわけでやってきたのはオーロラ温泉(オーロラファームビレッジ)。到着が17:15頃になったこともあり(ここに訪問する際にはカーナビもスマホナビにも頼らず、ちゃんと地図を確認してその通りに来ることが肝要です)、8月も下旬ということもありそろそろ夕暮れという感じでした。



左上画像はチェックイン直後ですが、お風呂のあと水を汲みにいったらもうこんな状況。

で、われわれの今宵のお宿はといえば‥





コテージは素泊まり4300円/人*2人=8600円(消費税込)のはずなのですが、何とこのご時世ゆえのオーロラ独自割引(標茶町とは関係なし)で2割引!+入湯税150円*2でトータル7180円のお支払いでありました。約3600円/人ですから実に悪くありませんというよりありがたい♪

なお今回はもともと夕食付きでの予約でしたが、この数日前に「諸般の事情で夕食の提供が出来なくなってしまいました。どうなさいますか?」との連絡がありました。もちろん「問題ありません。素泊まりでお願いいたします」とお返事申し上げておりました。

で、到着後にびっくりしたことが2つ。その1はチェックイン時に「この時期はオーロラ独自割引」ですよとまさかの料金で泊まれたことなのですが‥



そう、2つめはこのカート!以前からカートが複数台置かれているのは見知っていましたが、たぶん有料貸し出し制なんだろうと思っていました。ところがビックリぎっちょんちょん、何と(少なくとも)コテージ宿泊者には滞在中自動的に1台が無料であてがわれ、自由に使ってよいとのこと!しかも場内にはカート専用周遊ルートもあるというのですから驚きです。この日はもう日が暮れますが、明朝が楽しみだ!

なおもちろんこのカートに乗って温泉まで行くのは何の問題もないのですが、唯一!「夜間の走行は絶対不可」です!カートにはライトもありませんから安全上、また場所柄「夜間にはまず皆さんお酒が入っているから」ということもあるのでしょうか。

なおこれは厳守事項のようで、「夜間に温泉付近でカートを見つけた場合、キーを抜いてセンターハウスで預かります(強制的に不動車状態にします)」との掲示もありました。実は翌朝、早朝入浴のため温泉に向かったところすでにカートが駐められていたにもかかわらず温泉自体は先客なしだったという状況がありまして、あれはまさに「ルール違反で摘発されちゃった」んだろうなぁ(笑)。



コテージ室内はこんな感じで、もちろん浜頓別のそれと比べれば質素だしはるかに年代物ですが、でも何だかこういう方が落ち着くなぁ。布団もすでに敷いてあって楽ちん、TVもありましたがいっぽうで冷蔵庫はなかった‥(発泡スチロール箱を持参していたので大きな問題はなし)。水道設備はなく、トイレはくみ置きの水で流す方式でしたがまぁ特に問題ないかな。メインハウス前には水道があっていくらでも汲めますので。

さてそれでは、まずは(暗くなる前に)お風呂に行ってきましょうかね。







湯温は湯口付近で42度くらいの適温、ウーロン系の湯にちらほらと黒い湯花が舞っていていと心地よし。男女別のほうには先客さんがいるようだったので、身体を洗うのは明朝でもいいしというわけで、おしんこどん運転のカートに乗って帰りましょ。



夕ごはんはお寿司にポテトサラダ、ザンギ、いか串焼き、以上!これで2人分というところにわれわれの小心少食ぶりがおわかりかと。

ところで「ザンギといか焼きを温めるためレンジを借りにいこう(チェックイン時に許可を得ています)、そういやビールを買い忘れたぞ(焼酎はある)」というわけでメインハウスに買いに行ったところ、当番の男性が出てこられておっしゃることには「今回はもともと夕食付きでご予約いただいていたのに素泊まりになってしまいすみません。お詫びということで、この2本はサービスさせていただきます」。え、ええー、全然気にしていませんのに!‥と思いながらも、しっかりいただいてしまいました。お気遣いいただきありがとうございます。



明けて翌朝、室内の気温はこんな感じでそこそこ冷えましたね。早めにあったまりにいきましょう。







はふー、善哉善哉。湯温も朝一番の身にはバリ適温です。

しかしこのあと思いがけない状況を目にすることに。露天風呂側に出てみると‥







状況を見るに、「すでに掃除準備モード」に入っている感じです。ここに来るお客には「朝風呂を楽しみたい」タイプの人もいるんですが(自分)。ただ「浴槽は順繰りに清掃します」とどこかに書かれていた記憶がありますので、右上画像のように一度は栓をしましたが、自分の入浴中に湯が全部溜まるわけでもないので‥







なお、第二浴槽の湯は抜かれてはいませんでしたが、第一浴槽からの湯の供給が止まっていることから完全に溜め湯モードで、湯温もご覧の通りでありました。ましてや第三の浴槽=犬専用温泉に至ってはさらに湯温が低かったかと思いますが、犬にとってはかえって好都合なのかも?(熱すぎないので)。



いったんコテージに戻っての朝食(少食)後にはカートde ドライブと洒落込みます!四輪では走れない専用路を進むわけですが、実際のところはフォレスターなら普通に走れそうな気もします(ただしボディの傷とか底擦りとかを気にしなければですが=自分は気にしない)。











帰路はおしんこどんの運転でそのまま再びお風呂へ。というわけで一連のカート動画をどうぞ。





やっぱり光が当たるといい色を見せてくれますね。いいお湯でした。



というわけでチェックアウト、国道へと下りていきましたが、何とまだゲートが閉まっておりました。日帰り客の受付がまだ始まっていないからでしょう。というわけで(鍵は掛かっていないので)ゲートを開け、再び閉めてこの地をあとにしました。

敷地面積30万坪ともいうこの施設はかつてのリゾート開発が中止(ゴルフ場とかも出来るはずだった)されたことによりある意味おまけで開場したと思われ、考えてみれば数あるカート群ももともとはゴルフ場で活躍する予定だったものなのでしょうかね。カーナビに頼ると迷い込むのも、そのリゾート施設に関するデータが更新されていないためだと思われます。願わくはこれからもずっとあり続けて欲しい施設です。

さて実は、この日が道内滞在の最終日。苫小牧発の夕方便で出発ですからさしたる寄り道は出来ず、ほぼ道東道のお世話になります。まずはR274を西へ向かい、R240経由で阿寒ICへと向かいます。



これといって特筆すべき展望もないのですが、雌阿寒連山が見える場所もあります。



でも交通量は少ないですし、気持ちよく走れます(パンダさんもいないかと)。



鈴木宗男さんのポスター、4枚も貼るくらいの熱烈支持者さんならならそろそろ新しいものを‥。



さて阿寒ICから無料高速(本別まで)に乗りましたが、トンネルが連続し追い越し可能区間も少ないことから、とにかくゆっくり走るのが大吉です。中には時速60km/hくらいでのんびりと走る地元大型車もいますので(法定速度は70km/hのはず)。

で、このまままっすぐ苫小牧を目指していくと「お昼ごはん難民」に陥ること必定なので(十勝平原SAですらレストランはない)、音更帯広ICでいったん下ります。で、まず向かった先はといえば‥





おしんこどんの「おみやげ買いたい」というリクエストにお応えしました(笑)。さすがに観光地だけあって、ここがこの旅行中一番「密」だったかな(笑)。もっとも平日なのでまだ全然ましだったはずで、週末とかだったら入場規制がかかるのかも知れません。



ほかのお客さんが写り込まないように撮りましたが、お客さんで賑わっていました。

さてそれではお昼ごはんも‥しかしこの音更メインロード沿いに飲食店は数あれど、心惹かれるお店が全然ないのでありますよ。ラーメン屋は多いしチェーン店もそこかしこに。でもねぇと思っていたところで、おしんこどんが「さっき来るときに個人店らしき洋食屋があったよ」とのことで、とりあえずそちらのお店へ(別に豚丼等へのこだわりはありませんでした。味のやさんが今もあったならば話は別ですが)。



ええっと、お店の名前はあえて申し上げません。雰囲気は悪くないというかいい感じです。



料理の味も(ちょっと単調だったので付け合わせがほしいところでしたが)悪くもありません。

ただねぇ、お店の方(ワンオペだったのでおそらく経営者の方かと)があまりにも無愛想だったのですよ。いや、饒舌であれとは申しませんし(コロナもあるし)巧言令色鮮仁(巧みな話術やおべっかを使う態度に真心などあるはずもない)ともいいますしね。

でも、最低限の語しか発せず、その言葉も暗い感じなので「自分たち、何か失礼な言動をしたかな?」と心配になるくらいでした。訪問時期には「コロナ禍ゆえ夜の営業は中止」という掲示がありましたが、夜の部ではマスターとしてお客さんとの会話を弾ませていたのでしょうか?というわけでお店の名前はここでは控えます。



さて再び道東道の人となり西進開始です。夕張を通り過ぎた由仁PAでトイレ休憩。何やら売店があったのでのぞいてみると‥



というわけでついつい購入。共撰とはちゃんと農協等経由で大きさや外見ほかのチェックを受けているので安心の目安となります(茶箱は個撰=検査を通さない農家直売系=そのぶん安いですが)。

実際、美味しかったですよここで買った夕張メロン。スイカは切ってみたら「まさかの黄肉」でびっくりしましたが(笑)。味もそうたいしたことはなかったなぁ。そういやTakema亡父は黄肉メロンが好きだったっけ。しまった仏前に供えるのを忘れた(母が供えてくれたんじゃないかと思いますが)。



そんなわけで千歳界隈まで戻ってきましたが、、案外に時間的余裕がなかったこともあり祝梅&くるみの湯への訪問はパスし(土曜日の夕方前だからどちらも混んでいるでしょうし)、ターミナルでチェックイン後GSで満タン&洗車、再びターミナルに戻りタオルで拭き上げていたら、「え、もう乗船ですか?」(笑)。

不思議なことに、苫小牧発便の場合、車やバイクによる乗船が歩行乗船よりも早いことが多いんですよね。大洗ではほとんどその記憶がないわけで、オペレーションの違いでしょうか?



おかげで「徒歩乗船のおしんこどん」をデッキから撮影できました(笑)。



出港は18:45ということもありすでに日が暮れておりました。この日は窓なし個室ですが必要にして十分。まずは乾杯しましょうか。で、夕ごはんを購入していなかったこともありレストランでラーメンということにしましたが‥



ま、「さしたる工夫のないPA食堂のラーメンといった感じ」でしょうか。



そして朝ごはん?も最低限で抑えました。大洗で食べる気満々ということで。




車の駐車デッキは一番下だったので「こりゃ出られるのは最後かな」と思っていたのですが、トラックの荷役が終わった後は最下階からの下船なのか、早々と外に出ることが出来ました(ちなみに乗船はいちばん最後の組です)。

で、このあとは往路に「行列で断念」した海鮮屋さんへ。この時もまだ行列でしたが(14:30を回っているのに!)、このまま自宅に戻っても何も食材がないのでここで食べていきます。めったに行列はしないんですけれどね。



というわけでそれぞれの海鮮丼がこちらです。刺身の点数の多い右上画像がおしんこどん注文品なのはいうまでもありません(笑)。ええ、美味しくいただきました。

このあとはほぼ順調に(一部に渋滞はあれど)市川市の自宅まで戻ってきました。コロナ禍のなかで躊躇もした旅行でしたが、自粛ばかりが正しい選択であるとも思いません。マスクと手洗い(or 手指消毒)を励行した上で、馬鹿騒ぎを含む三密を避けつつ「楽しむべき時間を楽しむ」、それでいいんじゃないでしょうか。否、それでしかわれわれはやっていかれないのではないかと思うのです。

というわけで2020夏北海道編、これにて終了です。次回の旅行は10月下旬だなぁ(このページをタイプしているのは10月上旬なのでまだ行ってません。温泉もひと月半近くご無沙汰ですが我慢我慢)。


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