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- その8 富士山ぐるりの遊覧飛行はあな楽し! -



ふっじさーん♪うっすら白髪頭ですね。

(2020年11月20日~23日 その8)

最終日。この日の朝は4:30起床、シャワーを浴びて荷物をまとめ、チェックアウトしてホテルを出たのは5:10頃でありました。この日は丸々1日のツアーを予約していたのです。というか、この旅行の企画は「この日の予約」から始まったのですから!それは‥これ!



デスクトップPCのモニターなら何とか金額や行程が読めそうなサイズで貼り付けましたが、基本料金は「32800*2=65600円」です。飛行機に乗ることもありさすがにお高いですね。でもここからまずは「GoTo」により7000*2=14000円が割り引かれ、この時点で51600円となりました(あくまで2人分ですよ)。そしてそこに‥





ところで「GoTo」の設定で実にいいと思うのは、「消費期限が極端に短い」ということだと思うのです。1泊する場合でも有効期限は宿泊当日とその翌日だけ。この日のような日帰りツアーだとまさにその当日だけ。「とにかく地元(or近隣都道府県で)で即これを使え!」という設定意図が丸わかりというわけですね(立案者は最初「当該県内」に絞りたかったのだろうなとも思います)。

それと、GoToトラベルについて「旅行に出られる余裕層への贔屓だ、わたしたちはそんな余裕もなくて云々」という意見もみていましたが、それとこれとは政策の次元が違うと思います。日々の生活に困窮する方々へはそれこそ直接支給が喫緊の課題ではあると思います(これをタイプしている12月は特に)。自分も大賛成です(例の10万の時はデスクトップPCを含めて40万円くらい使った気が‥)。そこに収入制限はあってもいいと思います。

ただそれとGoTo云々は別の対策です。少なくともGoToトラベルは「旅行に出かけられる人たちには出かけてもらい、それにより観光に一定以上のウエイトを置いてきた地域の経済を回そう」というのが主眼にした施策でしょう。これについて決して間違った策だとは思いません(ただし補助の%については状況をみながら縮小していってもいいのではと思いますが)。そこをごっちゃにして「金持ち優遇政策だ」と鼻息荒く語るマスゴミ(あえて濁点)が多いのは残念です。

さてまた話が脱線転覆トリオになりましたので本線に戻しましょう。



北口のバス停には5時過ぎの早朝にもかかわらず高速バスが出発を待っていました。5:20発のJR東名ハイウェイバス102号だったようで、ダイヤを見てみたら東京駅着は9:09だとか。さして早くもない到着(始発の新幹線よりも到着はもちろん遅い)ですが、早割だと東京まで2400円で行かれるというのが売りなのでしょうね。いわゆる「速いがゆえに尊からず」というやつです。

さてわれわれは南口へと向かい、指定された場所に停車していた大鉄バス(大井川鐵道系列)へ。荷物を預けた上で名前を伝えると「前から2列目の席です」ということであれまラッキー。前方を見ていたいお子さま系中高年なのです。

徐々に人が集まってきましたが、われわれのように荷物を預けている人はほぼおらず。地元の方が多いのか、それとも荷物を宿やコインロッカーに預けてきたということなのでしょうか?この時間に集合できるということはその2つしか考えにくいのですが(たぶん後者かと)。



富士山静岡空港に向かううちに東の空が明るくなってきました。昨晩は雨も降りましたが、どうやらこの日の天候は「快晴」のようです。よっしゃー!事前の週間天気予報では「この4日間、お天気はずっとダメ」ということでしたが、後半については「大きく予報を外した」ということのようです。でもそれでいいのさ!だってこの日は、




(それにしても氏名欄に「フジサンユウランヒコウ 様」とあるのはどんなものでしょうか?)



6:30、係員さんが扉を開けて入場です。空港内の椅子席もコロナモードですね。

セキュリティチェックポイントを通過するのも久しぶりです(2019/8のイスタンブール空港以来)。で、搭乗待合室に喫煙室はあるかなーと期待しましたがなくてガックシ(笑)。しょうがないので?窓から見える景色その他をパシャパシャと撮影します。あ、ここで朝食(セブンイレブンのおにぎりセット)が配られたので食べましたよ(もうちょっと凝った軽食ではと期待していたのですが)。



「富士山」の名を冠する静岡空港ですからもちろんかのお山が見えています。そしてわれわれが乗り込む予定の便は行き先が「SHIZUOKA」、そしてご丁寧にも便名は「FDA3776となっています。富士山の標高やーん!(事前のアナウンスで知ってましたが)。というわけで‥







あえてボーディングブリッジを使わずタラップから乗り込むというのもひとつの見せ場ですね。普段はそそくさと写真を撮ってすぐに乗り込むわけですが、この日は乗客の皆さん、思い思いに写真を撮りまくっていました。

そうそう、一連のページのどこかで書いたかもしれませんが、このご時世ゆえわれわれも旅行中は常時マスクを着用しております。顔出し画像ではマスクなしで写ってますが、あくまで撮影時だけ外しておりますので念のため申し添えます。



機体の下に富士山を望みます。歩き回れるエリアがほぼ日陰だったのは残念。



これ、太陽が当たっていればもっときれいだったのに(撮影場所完全失敗)。



それではそろそろ乗り込みましょう。座席は2列目で眺めもよさそう。



この機材は松本空港を主なベースにしているのでしょうかね。







離陸ポイントまで移動していく途中、展望施設を発見。何で空港施設屋上だけじゃなくてこんな離れたところにも(約400mらしい)造ったんだろうとちょっと疑問でしたが、「もしかして富士山との位置関係」?。

滑走路全体が見渡せ、しかも離着陸のポイントの背景に富士山を写り込ませる場所としてはこちらのほうがいい!ということなのでしょう(本当の理由はわかりませんが)。

それではここで離陸時の動画です。冗長系なのでスルーなさってもOKですよ(苦笑)。










北向きに離陸後は、方向を180度転換して太平洋上へ。伊豆半島の先端部が見えています。



左上画像、見えている島は左から順に新島、式根島、そしてその右奥が神津島かなと。

うむぅ、それにしてもいい天気です。こういう展望フライトはお天気がダメだったりしたら全てがぶちこわしですからね。週間予報、外れてくれて大正解でありますよ。そしてやがて‥
















富士五湖もしっかり見えています。真下が本栖湖、精進湖もちょっとわかりにくいですがしっかり見えています。そして奥に西湖、河口湖と続き、画像右上に山中湖。

さてこの先で180度ターン、今度は反対席の方々のお楽しみタイムです。



アテンダントさんに撮ってもらいました。機内誌もありがたく1冊ゲット。



南アルプスのほうは一部に雲がかかっていますが山頂もいくつか見えています(山座同定には至らず)。で、飛行機は富士川河口上空から再び太平洋上へ。



沖合で旋回すると、再び富士山が見えてきました。



静岡市の日本平付近でぐぐっと左旋回。下に見えているのはイチゴのハウスかと。



安倍川と静岡市を眺めつつ少しずつ沖合へ。そろそろフライトも終了‥ですが!







着陸時、なかなか高度を下げないなぁと思っていたら、一気に地面のほうがせり上がってきて着陸となりました。そうでした、富士山静岡空港は牧之原台地の上にあるので市街地よりも標高が高いのでありました。というわけで無事着陸し、フライト終了。

あとで聞いた話ですが、この遊覧フライト、パイロットによって(もちろん風向にもよるのでしょうが)ルートの取り方が違うのだそうで、この日の場合はわれわれが座っていた進行右側のほうが富士山タイムが長かったようにも思いました(ラッキー)。それと、いかに富士山遊覧とはいえ火口直近を飛ぶことは許可されておらず、確か何km以上だったか離れて飛ばねばならないというお話を伺いました。






しかし遊覧フライトは予約で一杯だったとはいえ、「本業」の定期便のほうはいまだ青息吐息の様子です。FDAのフライトはほぼ通常通りのようですがカウンターはご覧のとおりで、節電のためかフロアの照明までも消されています(まぁたまたま空き時間だったのかも知れません)。ちなみにANA便はほぼ欠航していますし、この空港には国際線エリアもありますがコロナ禍後は1便すらも運行されていないようです(後述)。



バスに戻ると、FDAや空港関係の様々なグッズが入った袋がお土産として配られていました。ありがたいことです。あ、空港の取り付け道路からも見えていますね富士山♪

さてこのあとはしばらくバスでの移動となりますので、この続きは次のページにて。

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