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【その10 馬に温泉、人にも温泉で帰宅。】



ん?温泉マーク付きの頭巾を装着した競走馬?

【2021年3月22日~27日 その10】

いよいよ最終日、この日はちょこっと寄り道後、いわき市内で昼食を食べて一気に帰ります。



いきなり高速に乗りますが、いわき市内の下道移動だと時間がかかってしまうのでミニワープという感じです。この区間も間もなく四車線化が完了ですね。というわけでいわき湯本ICで高速を下りて、目指したのは‥





ずっと前から存在は知っていたのですが訪問するのは初めてです。だって「自分が浸かれるわけじゃない」わけですから優先順位的に云々(笑)。でも近隣には未訪問の温泉宿もあるし、コロナ禍のご時世でも見学が中止になっていないことを確認したのでやってきた次第です。敷地内の道路沿い桜並木も綺麗でした。谷地鉱泉あたりより温暖なのか、こちらはほぼ満開に近かったかな。

なおこちらは見学無料で、しかも受付で必要事項を記入するとJRAのカレンダーまでいただけちゃえました(いつもとは限らないと思いますが)。後日競馬好きの同僚に差し上げました。



ここはJRA所属競走馬の療養場ということで、温泉を利用してのリハビリが行われています。勝負の世界でもありますから、ここにやってくるのは「今後の見込みがある馬」なのだろうと思いますが、それにしてもJRAはすごい施設を持っていますねぇ。もっともずいぶん昔からあったようで、「馬も湯治で」という発想を現実化した先人に感服する次第です。



さすがにタオルを頭に載せてはなかったですけれどね(笑)。



お馬さんのプールはサマースパ専用でした。何だか楽しそうな感じ♪

さて、少し進んでいくと「温泉施設」が出てきます。



おお、「温浴場」とは実に心惹かれる建物です!



あれ、でも脚も浸かっていないのでシャワータイムなのかな。



このあと奥に歩いていくと馬頭観音があり、お供え物は‥それなんですね♪

カラスにやられたりしないのかやや心配ですが、馬頭観音様のご威光により大丈夫ということなのでしょう。お名前に「馬」とありますが、確か動物一般を守護する菩薩さまだったと思うので、カラスも守られているわけですし。あ、奥には騎手が騎乗している馬が歩いています。だいぶリハビリが進んでいるということなのでしょうか。この左奥には本格的なレースコース(馬場)も備えられており、そちらで走れるようになったら無事リハビリ完了ということなのでしょう(公式サイトに上空からの撮影画像があります。広いんだーっ)。




その手前にはリハビリ運動施設がありまして、身近にその様子を見学できる場所があります。リハビリ運動は午前中に行われることが多いということなので(もっとも時間までは事前公表されていません)、高速を使って早めにここにやってきたというわけです。さて、今日の予定は‥







足部を温泉水に浸けながらの歩行リハビリ施設で、あれれ湯温は結構低めなんですね。もっとも考えてみれば、人間だってリハビリ用プールは入浴適温度より湯温をぐっと下げているはずなので(でなければ大汗かいちゃう)それと同じと考えればいいのか。

なお右上画像のホワイトボードに数字が書かれていますが、これは歩行リハビリ時間の分数を示したもので、「3.10.2」というのは「最初に普通ペースで3分、そのあと早足で10分、仕上げに普通ペースで2分という意味のようです。ということは、10:45からのニフティギフトくん(6.3.6)はまだリハビリを始めたばかりの感じなのかな?



マシンはアメリカ製のようですね。見た限り「水中ベルトコンベア施設」なので、わざわざ輸入しなくても日本で作れそうにも思われますが、もしかしたら素人目にはわからない「特殊技術」が実装されているのかもしれません。あ、いよいよカヴァーチャくんがやってきましたよ。



所定の位置にセットされました。間もなくリハビリ運動スタートです。




(何言ってるかわかりませんがスルーでよろしく哀愁)

というわけで「カヴァーチャくんのリハビリ運動」を動画でどうぞ。途中からスピードが早くなりカヴァーチャくんも忙しくなります。




ちなみにこのカヴァーチャくん、まだデビュー前なのだそうですが(2018年4月生)リハビリはすでに後半戦に入っているのだとか。君も近いうちにわが家近くの中山競馬場を走ったりするのでしょうね、頑張れ!

このあといくつかお話を伺いながら(皆さん気さくな方ばかり)、カヴァーチャくんのリハビリ運動も終わったところで係員さんから「馬と一緒に写真を撮りますか?」とのありがたいお誘いをいただきました。そして‥









デビュー前とはいえまさか中央競馬の競走馬に直接タッチできるとは思ってもみませんでした。ええっと、前にも書きましたが見学は無料なんですよ。実に嬉しい施設見学でありました。

このあとは‥「馬尚浴温泉、況人間乎」というわけで、近隣の白鳥温泉に向かいました。ここがまた何ともよろしくて♪





車が玄関から一番遠い端っこにしか駐められていませんでしたので、たぶん従業員さん関係車両かなと。その通り、正解だったようです。というわけで‥



お宿の湯として妥当な立ち寄り湯料金にも好感です。







なかなか面白い造りの浴槽で、中央にある湯口から四方に湯が放たれておりもちろんかけ流し(ん?でもどこから排出されていたんだ?)。以前は露天風呂もあったということですが、現在は潔く内湯のみ。でも実に心地よくツル感ありのお湯をタンノーいたしました。



湯上がりに玄関前でのんびり。気持ちいいなぁ。







このあとはお昼ごはん。フォロワーさんからお勧めいただいたお店へ。土曜日のお昼時ゆえ満席でしたが、待機1組目だったのでほどなく入店。



酢豚はごく普通のお味でしたが、台湾味噌ラーメンはなかなかヨロシイ(辛さは3段階で選択できます。辛いものにこだわりはないので「小辛」でしたが)。餃子と合わせてごちそうさまでした。



かの大震災から10年、現在のいわき市内は何事もなかったかのような平穏さを保っていますが、沿岸部の津波被災は広範囲に及びました(左上画像看板に見えている「豊間」地区はその一つでもあります)。いわき市はあの時の感謝を今も忘れず伝えているのですね。そういえば、2013GWには豊間の元住民の方からお話をうかがいましたっけ(その時のページはこちら)。

市内にも桜並木がありほぼ満開でした(日陰なので絵的には地味ですが)。さて帰りましょう。



常磐道は最後の最後で事故渋滞でしたがまぁしょうがないか。帰着して荷物の整理を始めたら網地島の民宿でいただいたひじきが出てきました。後日いただいたところ、これまで食べてきたものに比べて「磯の香り」が実に濃厚で絶品!ありがたくいただきました!

コロナ禍中ではありましたが、某焼肉店の満席御礼を除いては(笑)比較的「疎」の場所を巡ってきたつもりです。次にここまで北上できるのはいつになるかなぁ。あ、最後に「ちょっと変わった湯」画像で〆といたしましょう。



温泉名はありませんが、かなり熱めの湯です。



浴槽?は冷凍庫を利用しているので「フリーザーの湯」とでもしておきましょうかね。

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