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その3 車を掘り出して出発、案外無事に移動できました。



あっちゃまー、積もりに積もりやがりました(苦笑)。

(2021年12月25日-29日 その3)

さて翌朝の惨状はご覧のとおり(もう笑うしかない)。駐車場は風が吹き抜けますから多少なりとも車への積雪は減っているはずですが、実際は50cm以上積もっているところもありました。まぁしょうがありません、まずは朝風呂でぬくまりましょう。







湯口の温度はご覧のとおりで、浴槽内は「ザ・適温」でありました。そして朝ごはん、うん、これもまたうまし!朝からセルフ焼き物や鍋を出したりせず厨房でしっかり調理したものをすぐに提供してくれるのはうれしいですね。美味しく完食(おしんこどんはご飯おかわり)。

この日は糸魚川に出てから西進するのですが、とてつもなく気になっていて未明からチェックしていたのが道路状況でした。北陸道が通行止めになったらそれこそ詰んでしまうので‥。もっともネットで道路状況を確認してみるとどうやら大丈夫そう。糸魚川に抜けるまでのR148も、ご主人が前夜「朝方には必ず除雪が入りますから通行止めにはならないはずです」とおっしゃっていた通りのようですが‥



しかし、玄関外もまだ除雪されていません‥



と、早出のお二人が雪を掘り、脱出の道筋を作り始めました(軽自動車)。車の屋根だけで見れば40cmくらいの積雪量に見えますが、いやいや実際はもっと「苦しかった」ですよ(笑)。





上画像でおしんこどんが手にしているスコップはお宿のものでヘッドは金属製。車の周辺部を掘るにはいいですが上部の雪落としにはまったくもって不向きです。もちろん自分もプラのスコップや長靴ほかの除雪用品は車に積んでおりました。でもですね。



雪国在住の方々はご想像&お笑い下さい。雪かきをするために必要な用具を取りに行くために、フツーの綿パン&シューズでほぼ膝の高さにまで積もった雪をラッセル進行して雪まみれになったわが身を!(長靴も車の中)。

なお、このあとかの軽自動車(四駆じゃなかった)は相当苦労しつつも何とか安全地帯まで移動完了。と、ここで‥





ええっと、その途中においてわたくしTakemaが不用意に動いた(後ろに回った)ことで除雪車の運転手さんから「てめぇこの野郎!」とこっぴどく叱られたのはここだけのヒミツです(苦笑)。この時は徒歩で戻ろうとして怒られたわけでしたが、除雪車との位置関係性について「どう動けばいいのかダメなのか」がよくわかっていない自分です(除雪車作業中は追い抜き不可ということくらいは存じていますが)。

それはとにかくとして、駐車エリア前方部分の雪を全部掻いて下さったので、車を移動します(フロントガラスはまだ積もり積もってますんである意味目隠しでの移動です)。







しかしまぁ何とか来馬の除雪を完了しました。それにしてもよくわからなかったのが、こちらのお宿からは「駐車場の除雪」に関して何も事前情報をいただかなかったこと。朝食時に「このあと除雪車が入ります」とひと言おっしゃってもらえれば、われわれの車両掘り出し作業開始は除雪車の作業終了後にしたはずですし。それとも除雪車が来たのって「たまたま」だったんでしょうか?(考えにくいですが)。



まぁどうでもいいでしょうとにかく出発です。上でも書いた通りこの日は富山方面へと向かう予定ですが、折からの大雪警報発令中(新潟県上中下越)により途中で通行止めになったり、最悪立ち往生に巻き込まれたりしたらという危惧がありました。

でも左上画像の地区内道路はもちろんのこと、R148に出てからもしっかり除雪はなされており安心して通行できました(大型車とのすれ違い時には時に雪の塊が吹っ飛んでくるので注意が必要でしたがまぁお互いさまです)。ご存じの通りヤバイ区間には延々と続くスノーシェッドが設置されているので、かなりの安心感がありました。



さてしかし?海沿いの糸魚川に進むにつれて何だか雪の降り方も路面状況もどんどんマシになってきましたけれど?しかも北陸道も規制はあれど通行可能であることを確認。というわけで、糸魚川IC手前のコンビニで買い出し&フロントの雪を掻いた上で‥









なお、あとで(この日宿泊したお宿の方から)うかがったところによると(表現はだいぶデフォルメしています)‥



ほほう、ネクスコ側も万全の態勢でこの日の雪に臨んでいたわけですね。そしてわれわれが高速路に進入したころには雪も小止みとなり(このあと大雪警報は解除されました)、よって安全に高速道路を走ることができたというわけです。道路維持関係者の皆さんにとにかく感謝ですねぇ。



越中境PAにてちょっと休憩。念のためこの先の天気状況&道路状況をチェックというつもりでしたが、ありがたいことに雪雲軍団はとりあえず去りつつあり高速道も速度以外の規制はなしでよしよし。と、ここでこの日唯一の立ち寄り湯として考えていた某温泉に営業確認の電話をしてみると‥「あぁ、やってますよ。でもね、今日は(用事の関係で)お昼で終わりなんですよ」とのこと。すでに11:30近くになっており、ここからは間違いなく1時間以上かかる場所だったので断念。くぅーっ!

というわけで、新たな寄り道先を物色し、朝日ICにて下道へ。



富山はもともと大雪警報のエリアではなかったようですが、県道を海沿いに進むにつれ雪もほぼなくなりました。そのかわり海側からの風がつよーい!右上画像のような一般県道を普通のスピードで走っていても、時々「ぶん!」という風で車体が震えます。

で、「富山といえば扇状地伏流水だよな」というわけで、まずは水汲み行動へと進みます。



というわけで強風の中、「高瀬湧水」の水汲み場へとやってきました。風はむっちゃ強いですが雪は完全に止みました。これならこの日の宿泊地である法林寺温泉までも問題なく行かれそうです。この時の車外気温計は「+1℃」を表示しており、クソ寒かったぁ(風は間違いなく10m/sec以上あったので)。さてペットボトルに美味しい水を汲み(2L*6本)、さらに進んでいきます。



海沿いに出られたのでヤッホーというところですが(あくまで車から出ないこと前提で)、この道も入善漁港でどん詰まりになる感じです。と、その手前に何やらの施設ほかがあるようなので立ち寄ってみることに。



「にゅうぜん 浜マルシェ」と、そのお隣に食事処「牡蠣ノ星」。マルシェのほうは見学と地域モノの販売施設でした(こぢんまり)。一応ちびっと購入しました(地域振興)。

で、お隣の牡蠣ノ星さんなんですが絶賛営業中でした。しかしわれわれにとっては実にタイミングが悪かった!というのもですね、



普段であれば「こんなところにナイス牡蠣屋が!」満面の笑みで突入するところなのですが‥前々日に大量摂取済みということで、残念ながらパスした次第です。サクラマスとかもあったようですが、あらためて調べてみたところやはりメインは牡蠣(海洋深層水で畜養)なので‥くっそぅ、タイミングが悪すぎでした。



というわけでそのまま黒部市方面に進み「魚の駅生地 とれたて館」へ。いや、奈良帰省まではもう数日ありましたんでお昼ごはんをいただくだけでしたが。



白えびのてんぷらはよかったですね。北陸のミニ甲殻類は実にヨロシイ。ただこちらのお店だけだと思いたいのですがお刺身はごく普通という感じでありました。悪くはなかったんですが心ときめくレベルではありませんでした。



さて、北陸道から東海北陸道へと進み内陸方面へと進みますが、この続きは次ページでということに。


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