[コンテンツメニューへ]



その5 下呂から一気の大移動、この日のお宿は十津川温泉!



長距離移動のあとの温泉は格別です(笑)。



(2021年12月25日-29日 その5)

さて明けて翌朝はいいお天気となりました。朝日に照らされて山肌もまるで紅葉のように赤く輝いています。朝風呂をタンノーし朝ごはんも食べたあとは早めのチェックアウト。というのも‥



何ともお馬鹿な計画ですが、「せっかくだから一度は下呂温泉の湯に浸かってみたい」という前提があったのですから仕方ありません(もっとも、気がつけば下呂温泉エリアの散策等は一切行わず宿だけで完結させてしまったのはさすがにちょっと失敗だったかも)。

しかし、グーグルさんによるとこの日の移動距離は400kmオーバー、しかも高速道路がない区間も多くて予想移動時間は‥


(もちろん休憩時間等は含まない実質予想時間です)

ゆえに早めの出発としたわけです(朝食は7時、出発は8時ちょっと前)。さてお天気はいいのですが放射冷却やらもあり‥



路面はいやらしく凍り付いてやがります。

朝食会場担当の女性も「今朝はすごく凍っててね、車での出勤も30km/hくらいでそぉっと来たんですよ」とおっしゃっていました。地元の方でそれかぁ。

わたしは雪道に慣れているわけでもないので(というか素人系)愛車フォレスターの四駆システムに甘えまくりなのですが、とりあえず先代と合わせての全走行距離245,000kmは無事故なのです(無違反とは云わない)。というわけでそろりそろりと走りますよ。

さて下呂からはどう進むか?このままR41を南下して美濃加茂IC-東海環状道-美濃関IC-東海北陸道経由で東名阪道方面へというのが無難なルート取りのはずなのですが、この日のTakemaはなぜか頓珍漢でした。



いや、今の自分だったら上に書いた「無難系」を選択するはずなんですが、あの日の自分は何を考えていたのか?自分でも謎です(苦笑)。このあたりを走るのは初めてだったので浮かれていたのかも(笑)。



というわけで、行っちゃうよぉ!(お馬鹿)。

この区間のR256は「濃飛横断自動車道」というネーミングもある無料高速で、5000m弱のトンネルもあり「よっしゃー!」という感じなのですが、それも途中まで。そこから先は昔ながらの3桁国道で、あまつさえ郡上八幡の手前区間は一気に下るワインディング路‥ということを一切知らずに進んでしまったわけなのです(無知蒙昧)。だからさ‥




(ソロソロ走行。でも前の車のほうがよりソロソロだったかも)。



それでも何とか郡上八幡ICまで辿り着いたのでまぁよしということにしましょう。ここからは一気に南下して、名古屋高速経由で東名阪に出ればいいはず‥なのに?



じぇ、じぇったい変ですよねこのルート取り。ただでさえ遠回りだし有料区間ですからそのぶんお金もかかるし。でも、なぜだかわかりませんがこの日のTakemaはこれでいいと思ってしまったわけですよ。たぶん名古屋高速を走りたくなかったんだと思いますが(笑)。



ま、それでもとりあえず順調で、PAでのんびりする余裕も。

しかし、さーてもうすぐ新東名と合流するぞというタイミングで出てきた道路状況掲示で一気にぶったまげさせられました!



おわぁを、ちょっと待ってサマンサ(サマンサ全然関係なし)!そりゃないでしょロザンナ!(同)。幸い東名道下りは渋滞していないようなので結局名古屋ICで名古屋高速に乗り継ぎ東名阪道を目指すことに。何だよ、とてつもなくぐるりと迂回しただけじゃないか!(大苦笑)。

しかも名古屋高速、どうも好きになれないのが「事前掲示の少なさ」なんですよね。いきなり「ハイここで分岐ね」というパターンが多くて何度もあたふたしました。このあたりは阪神高速のほうがマシですし、首都高はその点随分丁寧(相当前から指示看板がある)。

結局一度間違えて下道に降りるという愚を犯しながらも(分岐が反対車線からだった)、ようやく東名阪道に進みましたとさ(笑)。



亀山PAでとりあえずお昼ごはん。おしんこどんはカツ丼、やるなぁ。

ここからは名阪国道を順調に進み(渋滞なし)、おしんこどん実家で予定通り義母をピックアップ(お茶休憩とかはなくそのまますぐ移動。何たってもうすでに遅れていますから)。



とはいえここからの道は慣れたもので、多少路面に雪があっても先ほどまでとは比べようもなく順調に進んでいきます。たぶん暗くなる前に到着できそうです。道も随分良くなったしねぇ。



道の駅大塔にてトイレ休憩。おしんこどん、また雪ちゃん製作(小さい方です)。



シブイお宿だなぁ、まだ営業しておられるのだろうか?



道は狭くなったり広くなったりですが、20年前に比べれば断然楽。よくなった!



かつて「完乗」した野猿(やえん)を通り過ぎればこの日のお宿に到着です。





もっとも特に運転疲れとかは感じませんでした。やっぱりアドレナリンとかが出ていたのかなぁ。

この日は「2Fの部屋は避けて‥」と考えていたこともあり(&3人ということもあり)広めの部屋を予約しました。それがこちらの‥





不思議な形をしていますが、他の部屋とは隣接しておらずある意味離れのような雰囲気です。そして多角形状なので正確ではありませんが15畳はありそうな広い部屋で、もちろんトイレも付いています。お風呂は‥各部屋の中で一番直近です(左上画像の階段を下りたところが大浴場入口、その手前を左側に出た先に貸し切り風呂*2があります。そしてそれだけでなく‥



この不思議な?階段を上がった先には何と専用テラスまでありました(この部屋だけの設備のようです)。このテラス、重宝しましたよ(後述)。

さて、到着はそれほど早いわけでもなかったので明るいうちに少しでもお風呂お風呂♪です。ご存じの通り十津川温泉はずいぶん前から「源泉かけ流し宣言」を発しておりまして、泉質は含硫黄 ナトリウム-炭酸水素塩泉でお湯もよし。というわけでこのエリアには帰省の度ごとといってもいいほどしばしば足を延ばしてきました。

さて、暗くなる前にまず目指したのは貸し切り風呂。年末のこの時期ゆえ(この日はいわゆる御用納めの12/28)、特に貸切風呂などは利用が増えるだろうと考えたからです。まずは利用チェックから。



どちらも空いていました(安堵)。こちらは予約制ではなく「空いていればいつでも」系のオペレーションです。われわれの部屋の直近にこの札所があったので確認は便利でしたが、戻ってくるうちに札を返すのを忘れちゃう人もそこそこいるだろうなということで、「スリッパを確認」とも書かれています。

で、この時は両方空いていたのでとりあえず「2番」へ。



冬至直後の夕暮れ近くなのと、そもそも照明が暗いので(これはそういう意匠でしょう)暗い写真になってしまいました(画像の加工は行っていません)。でもしばらく誰も入っていなかったとおぼしき湯船からはうっすら硫黄臭が香る湯がじわじわと溢れており、これはコレハというわけでかけ湯入念(重要)のあといざ入浴です。





適温ややぬるめのツル湯がお待ち申し上げて下さいました!ただ、一通りの湯に浸かった感想からすると、ここの洗い場から湯に浸かるエリアが一番滑りやすい感じで(青森の新岡温泉ほどではありませんが@知る人ぞ知る例え)、油断は禁物かもしれません。



そういえば樫木風呂棟の前にこのような実に風情のある浴槽が立てかけられていたのですが、間違いなくかつて使われていたものですよね?気になるなぁ。このエリアにはスペースもあるようですし、貸し切り露天風呂として再生利用してくれないものでしょうかね?(ただしこの場所では無理だし広場に出すと部屋から丸見えなので目隠しと屋根掛けは必要でしょうが)。

続いての男湯大浴場もなぜか先客なしの貸し切り状態。この日は食事会場の席を見る限りそこそこのお客さんがいたはずですし、自分たちのチェックインは15:30とそこそこ早かったはずですがすでに1時間ほど経過しており、宿泊の皆さんも「さて、そろそろお風呂に‥」と考えるはずの時間なのになぜ?まぁいいや、タンノーしましょう。

先ほどの貸切湯(2番)に比べて大浴場の湯のほうが湯温が高かったのですが、湯ざわりは逆にあっさりしている感じでした。かけ流しとはいえ加水はしているようですが、熱めのほうがあっさりって?謎です。なおかけ湯の湯は加水なしだそうですが、どうやって温度を下げて投入しているのかな?熱交換?



そのまま外の露天風呂へ。自分は内風呂と露天風呂がある場合、露天風呂についてはあまり湯のこだわりがありません。まぁ雰囲気を味わえればという感じです。まずは普通側の露天風呂へ。屋根掛けがあるので雨の日も問題なしです。でも‥その先に見えていますよね、もう一つの浴槽が。



こちらは「寝湯風呂」ですね。寝湯の態勢のまま普通に露天風呂を楽しめるという趣向で、これはなかなかいいアイデアです。内風呂では時々似た趣向の浴槽を見た記憶がありますが、これを露天風呂にしつらえるとは!お湯が豊富なだけでなくこういう遊び心がいいですね。

なお座り(浸かり)心地ですが、足の空間(というか湯間)がフリーになっていて、かつ椅子部分の末端部に比較的大きめの滑り止めが設置されていることもあり(そうじゃないと落ちちゃうからですが)、寝湯気分はあまり味わえずリクライニングシートに座っている感じでした。


(なお実際にリクライニングするわけじゃないので念のため)。



大浴場から上がってくると、われわれの部屋のすぐ近く(階段を数段上がったところ)にある貸し切り風呂利用状況は「満室」となっておりました。うむ、何とかピークをそらして明るいうちに何とか出来たようで何よりです。

さてこのあとは玄関脇(灰皿あり)でクールダウンがてら喫煙行動。ん?「十津川観光ホテル」って?「静響」ではないの?

ちょっと調べてみたら(さもありなんと思ってはいましたが)、もともとの温泉施設が身売りをし、買い取ったグループ企業がリニューアルした上で2012年から営業しているということのようです。

でもこの親会社さん、他のお宿は知りませんが悪くない営業方針だと思います。遊び心もあるのかなと(われわれの部屋にテラスを作っちゃったとかも)。またスタッフの方々もとても丁寧でしたし料理も実によかったし(後述)。





さてそんなわけでそろそろ夕食です。「ジビエコース」を予約しており、鹿、猪、すっぽんをメインとしているのだとか。期待が高まります。



まずは3人でいつもの通り乾杯です。このページをタイプするにあたりあらためてお宿について確認していたところ、楽天トラベル系で高評価を得ている施設のようですね。いっぽうでコロナ禍前には「日本人従業員がほとんどいなかった」との指摘も。

自分としては日本人従業員の人数についてはどうでもいいのですが、コロナ禍により外からの人を雇い続けられなくなり、しかもこの場所ゆえの(他地域からの通いはほぼ不可能、地元在住者か住み込みしかないという)ハンデを克服し、現在のところうまく回せているのであれば何の問題もないかと存じます。

左上画像も冷酒注文&配膳されたわけですが、そもそもお酒は冷やしてあるわけですからこの「雪桶」など本来不要なはず。でもそれを実行していることが素晴らしい。これは親会社からの指示であるはずもないでしょう。そしてこういうひと手間についつい心惹かれてしまうお客は自分を含めて少なくないはずです。

さていよいよ料理が出てきましたよ。






グルメサイトではないしそういうのは苦手なので説明は省きますが‥



すぐ上で楽天の高評価云々と書きましたが、アフィリエイトでも何でもなく、ジビエ料理以外を含めて美味しかったですし量も多すぎずでよし!大食い主のミコト関連の方々におかれては物足りない云々と仰せになるかも知れませんが、わが少食人種の権化にありましては「健康で文化的な最大限度の夕食生活」をタンノーした次第であります。ホントよ。



そして夜のうちに貸し切り1号及び大浴場や露天風呂をタンノーして就寝というわけでした。ハフーシアワセ♪

さてこの翌日は朝風呂のあと思いきり「観光地」へと向かいます!新規の温泉ネタは一切なく終結しますので念のため(笑)。


[コンテンツメニューへ] [次へ]