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その6 朝風呂のあとは超人気観光地へ、そのあと「帰着」。



ツッパリ系親御さんの前でいたいけな子が「こんにちは」と挨拶の図‥?

(2021年12月25日-29日 その6)

明けて翌朝、明るくなってくるのを待って「朝の風呂活」開始です。貸し切り風呂の1番にまだ入っていないし、夜に男女大浴場及び露天風呂は入れ替えになっていますからね。ほかに温泉ファンはおられないようで、大浴場の床はオーバーフロー部分以外乾いていました。よしよし。



まずは貸切湯の1番へ。あ、こちらの浴槽はリニューアルされているようで木が新しい感じです。手すりも浴槽縁に沿って設置されている最近のスタイル。でもたぶん1日が終わって掃除に入る頃には外枠表面は湯花でヌルっとしちゃっているんじゃないかなぁ(単なる想像です)。

ざばぁーっ!っと、勿体ないオバケが出そうな程に湯を溢れさせつつ入浴。ちなみにこちらのお湯には湯花もなくしっかり透明でした(右上画像マウスオーバー)。これは清掃の賜物かなと。昨日の大浴場では見かけましたので。はふーっ、ツルツル浴感の朝湯でしゃっきり!続いて大浴場&露天風呂へと進みます。







かけ湯槽の湯は熱めでした。さて続いて露天風呂へ。



露天湯は夜の間に誰も入っていなかったので上熱下温(い)状態になっていましたが、なぁーに身を以て攪拌すればほぉーら適温湯♪という感じでした。そういえばかつて上流の上湯温泉神湯荘には宿泊(その時のページはこちら)も、その後立ち寄り(こちら)もしていましたが、下湯界隈は初めてです。

ところで下湯の源泉とはどこに?というわけで調べてみると、ここから300mほど上流にある神社のあたりなのだとか。どうやら下流部にある温泉宿「昴」などにも配湯しているようですね。ちょっと確認してみたところ‥もしかしてもしかする?(以下略)。



昨日の男性風呂と同じような広さで、いわゆる「男女格差」はないようです(リニューアル時に改装したのかも知れません)。

それにしても気になったのが目の前を流れる上湯川の河床上昇です。これまでの大洪水により川沿い施設が被害を受けたりしていた事実は知っていましたが、土砂の堆積がかなり多いです。まだ上流域なのに。

そういえば2018にこの界隈を訪問した時には(上部にリンクあり)確か重機が土砂を浚渫していましたっけ(焼け石に水ですが)。そもそも下流の熊野川自体がとてつもなく広い河原を抱いていますよね。紀伊山地は標高こそ高くはないものの急峻かつ多雨地域ゆえ、今後数十年後には生活地域を含めて抜本的な対策が必要になるんじゃないかと気になります。



ちらりと見えた青空に「本日への希望」を託して朝ごはん会場へ(夕ごはんと同じ場所と席です)。うん、「量で圧倒」系じゃなくてヨカッタ。やっぱりこのお宿、正解!

ところで皆さま、覚えていらっしゃるでしょうか?



もっともこの前日にはおしんこどん自宅前まで来たところで義母を乗せてサッソーとここまで来ちゃったわけですから、現在は「帰省後にちょこっとお出かけ中」という位置づけなのかも知れませんが(無理矢理系こじつけ)。しかしですね、



でもなぁ、昨日と同じ道を帰るのも面白くないしというわけで‥









こういう人の集まる大規模施設って、基本的に「Takemaがまずソッコー忌避」するような場所なんですが、以前この白浜界隈を移動していた時に(この時です)、おしんこどんが「ここ、パンダの飼育数が日本一なんだよね」と、いつかは行きたいぞオーラを大発信していたわけです。でも入場料が5000円弱だということと、この時は時間的に2時間もいられないはずと考えて「即パス」とした記憶があります。というか、その時は予備知識もなくて「パンダ見たさにその料金はないよな」ということだったわけですが。

ただ、今回のお出かけに際して調べてみたところ、かなりの広さを持つ施設なんですよね。というわけで今回は開き直って「そこそこの時間をかけてしっかり見る」ということにしたわけです。とはいえ白浜の温泉ってまだ入ったことないし(後述)。



というわけで車で入場した上でチケットを購入。おしんこどん母はシニア割引でした。チケット売り場は空いていましたが、その一方でメイン駐車場はもうすぐ満車という盛況。そうか、多くの皆さんはすでに入場しちゃっているわけですね(もっとも場内の広さもあり混み混みというわけではありませんでしたが)。

まずはこちらのお目玉施設である屋内パンダ舎へ。さすがにここは並んでいましたが、ほんの数分で入場できました。



危なっかしいところで寝ているやつもいるし、動き回る個体もいるし。

あ、そういえばパンダを見るのは初めてのTakemaでありました。これまで「見たい!」と思ったこともなかったのですが、いざ見てみるとまぁまぁ可愛い(でも大きいのでやっぱりそうでもないか)。で、このあと屋外に出てみると‥え、こっちにもいるんですかパンダ!?







人間感覚では旨いとは思えないんですが、確かに竹の葉を食べてますねぇ。



結構夢中になってわしわし食べている様子を見られました。

続いてはすぐ近くにあるペンギン舎へ。ここもよかったですよぉ。



凛としたした親御さんとエヘヘ系のお子さんですね。



抱卵中のキングペンギン親御さんもあちこちに(左上画像右側の個体=何て姿勢なんだ、も抱卵中ゆえ足下が膨らんでいます)。

さてこのあとは屋外に出て大物小物の動物を見にいきましょう。とはいえ楽(=乗りもの乗車)はせず歩いていきますよ、元気(なアラ還)ですから!(笑)。とはいえなぜ乗りものがあるかというとかなり高低差があるからなんですけれどね。ええっと、わたしは数十年前の山岳部員(大笑)。



というわけでまずは象さんエリアへ。二頭の象がなぜ神妙にしているのかというと、このあと体験予約した方々による「もぐもぐエサやりタイム」があるからのようです。われわれは当然エントリーしていませんでしたから始まる前の様子をこうして撮影しただけでしたが、いいんだもんね、2002年にはタイのルアミット村で象乗り&エサやり(バナナ)、2009年には同じくタイのパイ近郊でバイクツーリング中に象使いさんから「象に巻かれる体験」までさせていただいたんだから!(無理矢理背伸び発言)。



続いてはシロサイエリアにやってきました。サイはシロサイとクロサイに分類されていますが、クロサイは絶滅危惧種に指定されており、われわれも南アフリカで遠くから1頭見ただけでした(その時のページはこちら)。

なおシロサイもクロサイも肌の色は全く変わりません。アドベンチャーワールドさんの公式Facebookによると、

シロサイの口の形を「wide(幅広い)」と言っていたのを「white(白い)」と聞き間違えたことからそのまま「White Rhinoceros(シロサイ)」という名前で呼ばれるようになり、もう一方のサイを「Black Rhinoceros(クロサイ)」と呼ぶようになったと言われています。

ということです。いっぽうでクロサイは南部アフリカでもかなり希少となっているようで、宿のおまけツアーで案内してもらったアンドレーさんも「あれだ、見えるか!」としっかり急停車して声をかけて下さったんだっけ。



はい、これがクロサイですよぉ(南アフリカ共和国にて撮影@2008)



尖った上唇がシロサイと違うわけです。
(2008南アフリカ旅行トップはこちら

というわけでこの他にも多数の動物を見学しましたし、アドベンチャーワールドってこんなに大きな施設だったんだとびっくりしました。

ただ、その割に食事施設はイマイチの充実度なのでありました。これは何だか残念。ちょっと長くなりますが以下の話を。

かのディズニーが日本に進出する際の事前調査によると「アメリカでは訪問客が園内でバンバン飲み食いするのに対し、日本の(既存)遊園地ではそもそも飲食の売り上げが少ない=アガリが少なそう」ということで、ディズニーは直接的な資本投入をせず、現経営母体のオリエンタルランドとライセンス契約をすることにしたそうです(実は現在も世界で唯一@親会社の京成電鉄スゲー)。

しかしそんなディズニーカンパニーの事前調査に基づくオリエンタルランドとの契約はディズニー側の大失敗に終わったそうです。というのも‥



ライセンス契約ゆえキャラクター販売も「所定のライセンス料」さえ払えばあとはオリエンタルランド側がガッポリということのようで、東京ディズニーランドは本家ディズニー社からすると契約の大失敗だったようです。

そのせいか(間違いなく)、その後にオープンしたディズニー施設(フランスとか中国とか)はディズニー社がそこそこ資本を入れて発言権(というか収入権)を確保しているようです。ただ欧州は「飲食もお土産も大して使わない」という傾向があり、かつ頼みの中国もコロナ禍で大変でしょうし、やはり現場は厳しいなと思います。それにしても旅行関係のお仕事に携わる皆さま、何とかもう少し頑張って持ちこたえて!(これまでずぅっとお世話になってきたので)。

そんなわけで最初はワールド内で昼食を食べるつもりだったのが「ここじゃなくていいや」という感じになり(多分にTakemaの個人的な思いですが)、外に出て食べることにしました。が‥



いや、目星を付けていたお店はあったのですが、思ったより遅くなってしまいランチタイム終了(と同時に温泉入浴も無念の断念)。あとから調べたらそこそこの日帰り入浴施設もあったのにねぇ。

白浜駅周辺のお店はほぼ「壊滅」しており、食堂はとりあえず1軒見つけましたが「うーむ」という感じ。というわけで帰りがけに‥ファミレス発見。ちょっと入りにくかったですがこれでランチ難民にはならずに済んだぞ!(いやすでに午後3時近かったんで難民だったはずですが)。



うーむ、「何とも若々しいランチ」ですねぇ(笑)。いや、この日は何だかお肉を食べたかったんですよ。くぅー食べた食べたというわけで、あとは奈良の実家を目指すだけです。



阪和道を使うのは初めてだったのですが、こりゃ早くていいわ(というか奈良県中部からあえて十津川や龍神経由で南紀に行くのは温泉ファンか篤志家以外には少ないでしょう)。和歌山JCTで内陸に入って奈良県に戻った次第です。

さて、ここからは旅行記ではなく帰省時のエピソードを少々。

【その1】

ふだんは使われていない2階の部屋で寝起きしていたわけですが、部屋備え付けのBOXティッシュが空になり、予備の買い置きのある場所を聞いて1箱出してきました。よしよしこれで存分に鼻がかめるぞ(Takemaはくしゃみをすると自動的にハナタレシステムが稼働する男です)と安心したわけですが、ふと箱に目をやると‥




(その割にヘタレもなく新品同様)

いわゆる「実家あるある」系ですね(笑)。何だかほのぼのすると同時に、そういや「これのとてつもない版」が古くからの寺社仏閣なんだよなぁと。古刹の倉庫?を真剣に探ってみるとすんごいお宝が出てくるのではないかと思います。

【その2】 お正月だよやっほほーい♪



今回の帰省はわれわれ夫婦だけだったのでちょっと淋しかったのですが、このご時世ゆえまぁしょうがない。しかしおせちは(お取り寄せとはいえ)立派です。Takema母も昔はおせちを作っており、近くに住む親族と分担していろいろやっていましたっけ(母の担当は黒豆でした)。まぁ現在は(80台後半ですし)自分を含めた子どもたちがわいわい持ち寄る形式に移行しています(ちなみにおしんこどんはこまめに作っており好評です)。

ただ、年明けに毎食おせちというわけにもいきませんので(その昔「おせちもいいけどカレーもね♪」というキャッチコピーのCMもありましたっけ)、お正月の夕食はだいたいこれですね。





おしんこどんいわく、「関東に比べて関西は肉のC/Pが高い」のだそうで、要は「いい肉が安く買える」のだそうです。あんまり意識してこなかったけれどそうなのかぁ。だいたい、結婚当初は「肉?何の?」と聞いたら「肉といったら牛肉に決まってるし」といきなり突っ込まれましたっけ。へぇ、関西ではそうなのかとちょっとびっくりした千葉人でありました。

【その3】

年が明けての1/2午後、ちょろっと初詣に行ってきました。目指したのは「當麻寺」。西暦680年頃に現在の地に建立されたまさに古刹で、本堂の曼荼羅堂や西塔をはじめとして、多くの財物が国宝や重要文化財に指定されています。



でもね、なぜか年始の午後なのに境内はがらがらでした。かつては三論宗、現在は真言宗と浄土宗のお寺となっているそうですが、お寺密集地域の奈良とはいえ、まさかこんなに参拝客が少ないのはコロナ禍の影響だけと思えないのですが?なぜだろう?



本堂前すらこんな感じでしたし(再建はされてますが「国宝」ですよ)。



奈良時代に建てられた東塔も国宝です。それにしても人が少ない!



おかげさまでゆったりと初詣&拝観できました。



山門前の茶屋というかカフェでちょっと休憩。おしんこどんは抹茶のセットでしたが、わたしはなぜかフルーツジュースを注文。まぁ美味しかったからいいですよ。



そういえば竹内街道の綿弓塚(松尾芭蕉が現地を訪れた際に詠んだ句を記した歌碑@1809年建之だとか)も訪問しましたが、ご存じの通り下調べゼロなので肝心の歌碑は見ず、囲炉裏のくまさんとかを見ただけで終了。ま、われわれの文学文化関係はこんなレベルですので。

というわけで2021/2022年末年始の帰省行動はこんな感じで終了です。


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