仲良くお昼寝に興じるシロサイの親子。えーなーあんたら(笑)。ちなみに母親の鼻先近くに半乾きのアレがあるのはご愛敬(笑)。臭いなど気にしていないみたいだからまぁいいか(スワジランド王国ムカヤ保護区にて)。
さて、2008年の7月下旬から8月中旬にかけて南部アフリカ諸国に行ってきたわけです(日程の多くは南アフリカ滞在でしたが)。南アフリカ共和国訪問は2回目ですが前回はナミビア訪問のおまけとしてケープタウンと喜望峰に行っただけ、しかも日帰りのツアーにのっかってちょこっと回っただけでしたから、今回のように最初からレンタカーを借りて3500kmも走り回り、そのレンタカーのままレソト王国やスワジランド王国などにそのまま突入し、さらには2日間で馬上に12時間以上滞在し(苦笑)、ブッシュボックやよく知らない鳥からの「ごはん襲撃」に戦々恐々とし(いやちょっと大げさか)、あげくの果てには「世界一の○○に挑戦」というおバカまでやらかすべく、綿密に計画を立て「この長期お出かけを完遂せん」と邁進に邁進を重ねたわけであります(何のこっちゃ)。
というわけで「社会人としての常識を覆すとしか言いようのない」、トータル21日間に及ぶアフリカ旅行の記録が今ここによみがえります!(とりあえずクビにならずに済んでますが(苦笑))。
いつものように予告編&ダイジェスト版ページ
本編作成前に「全体の流れ」を予告しているページですが、ここで美味しいネタ&画像を暴露してしまうと本編を誰も見てくれなくなる可能性があるので(発想がセコイですが)、画像については微妙に出し惜しみしている可能性もあります(笑)。本編作成後は是非そっちも見てね。
旅行記本編はここから
2008、南部アフリカを目指すことになった経緯&揺れ動いた不安
5月上旬のTakemaオフにおいては北海道、しかも久々の道東メインのタンデム(過積載)バイクツーリングに行く気満々だったわけですよ。しかしとある日の昼休み、「そういやこっちはどうなってるんだろ?」というわけでちょろりと検索してしまったことが命取り、いや間違えた今回の旅のスタートとなりましたが‥おいおい、安定してないゾ(笑)。
南アフリカ・レソト・スワジランドのあらましと旅行情報など
日本にいると、「2010年のワールドカップ、大丈夫なの?」とついつい思ってしまう南アフリカですが、各種インフラ(For お金持ち&旅行者)は十分に整っているといっていいでしょう。やはり治安の悪さが多くのイメージをダーティなものにしている気がしてなりません。レソトとスワジランドはちょっとだけですが、やはりお勧めはレソトですね。
成田出発&なぜか「シンガポールで乾杯!」
まずは最新鋭のA380にてシンガポールに向かったわけでありますが、乗り換え時間が8時間近くあるのに空港内でうだうだし続けるのはもったいない!というわけでスルーチェックインせずにシンガポールで夕ご飯を食べてきました。「あー19年前、Takemaはここから海を渡ったんだ」との懐かしノスタルジーとともに(笑)。
7年ぶりに喜望峰再訪!
2001年に訪問の折は現地発着のミニバスツアーに乗っかってしまったわれわれですが、今回はレンタカーゆえ自由なコース取りができる‥と思っていたらあれまいきなりの回り道。しかしやっぱり自由度のきく旅はいいですね!バブーンもダチョウも見られたし、天気はイマイチでもまずは嬉しかったな。
ハマナス(Hermanus)の浜でクジラ見物(1)
というわけで南アフリカ最初の宿はハマナスなのであります。冬期にはクジラが繁殖のためにやって来るというこの町は、何と「海岸からホエールウオッチングが出来る」という世界でも希少の場所なのであります。ちなみに宿の部屋からもウオッチングできました。
ハマナス(Hermanus)の浜でクジラ見物(2)
翌朝は場所を変えて見物したのですが、うわーぐぐんと近くで観察できて大感激でした。このあとは正真正銘アフリカ大陸最南端のアグラス岬を目指しましたが‥あれれいきなり舗装路が途切れたT字路、あのーどっちに曲がってもダート、しかも岬への案内表示がないってどういうことよ!
ついに来ました真のアフリカ大陸最南端 Cape Agulhas(アグラス岬)!
紆余曲折の末到達したアグラス岬の灯台は、季節風が思うがままに通過する吹きっさらしの地でありました。灯台見学後はホントの岬へ、何だかどこにでもありそうな海岸沿い、モニュメントがなければ誰もここをアフリカ最南端の地とは思わないでしょうね。このあとはバンジーで軽くひとっ飛びしたあと今宵の宿へ。あれまなんだかんだ言って529km走ってました。
KnysnaからSt.Francis Bay、結構シンプルな移動日?いや!
移動距離としては前日の半分以下なのでしたが、その行程のど真ん中に「世界最高所からのブリッジバンジー」が控えていたのですから、決して「ただの移動日」とは言えません。そして到着したこの日の宿は何ともヨロシイ!夕食はギリシャレストランでこちらも贅沢!何だかリッチな一日でした。
レソト王国の国境めざして進めや進め(1)
この日は570kmもの大移動日となりましたが、実は同時に「ヒッチハイカーお助け隊」の1日でもあったのであります。ローカルな場所でのヒッチハイカーピックアップは危なくないかって?うーん、あくまで自己責任ではありますが、80kmものヒッチハイカー@地元民さんがいるとはちょっとビックリでした。
レソト王国の国境めざして進めや進め(2)
そうはいっても今日の目的地Alwali Northまではなかなか遠い!露店で風車のミニチュアを買ったり、ピンクペッパーの木に驚いたりしながらようやく到着したのは日没のちょっと前でした。あー、明日はいよいよレソト王国へ!
南アフリカ/レソトの国境越え(Sephapos Gate)はとっても刺激的
ちょっとマイナーなゲートからレソト入国を果たしたいという思いから選んだSephapos Gate、南ア側の出国は「な、なぜ??」と思うほどに厳重でした。でもレソト入国はといえば「あまりにほのぼの」でその違いにビックリ。いいなぁレソト王国!
(レソト王国)そして「天空の王国」をマレアレアの村へ
年間のうち300日が晴天だという「天空の王国」、フェンスもなく広々とした中を走っていくとやがて峠へ。その名も「Gate of Paradise Pass」。天国への峠ということでしょうか。そこからしばし走った先にある「Malealea Lodge」、この界隈で3泊します!
(レソト王国)マレアレアロッジ周辺をお散歩&夕方の憩い
ソト族の伝統家屋をそのまま宿泊施設としたForest Hutに落ち着き、その後は買い出しを兼ねて村内お散歩と相成りました。そこで出会った少年たちに笑ったりしみじみしたりでありました。夕食前のコンサートを楽しみ、明日の「昼食」準備も完了!(笑)。
(レソト王国)いざ1泊2日のポニートレッキングへ出発!
トレッキング中の食料調達もうまくいき(笑)、いよいよ馬にまたがって数分で早くも後悔。「うわーそういえば乗馬って疲れるものだったんだっけ!」。しかし時すでに遅し、あと12時間くらい乗らなきゃいけないわけですね(笑)。ちなみに「初心者でもOK」というコースですが、いやはやどうして、「こ、ここを下るんかい!」。
(レソト王国)馬の背に揺られること6時間、ようやく今宵の宿へ
とはいえ案外何とかなっちゃうものなんですね。慣れるとは恐ろしいもので、いつの間にかあたりの風景を楽しむ余裕も出てきました。で、そろそろかなーと思っていたらやっぱり「あの村に泊まります」。場所的にはまさに天空の村、うわーいいないいな、子供たちの笑顔も素敵。
(レソト王国)乾いた大地にこんな大滝!そしてミニ宴会&夕食
一難去ってまた一難?(笑)。この日の活動はこれで終わりではありませんでした。この奥にある滝までミニハイキング。暗くなる前に戻ってこられるのだろうか?しかしその滝たるや、上下二段に別れた堂々たるものでびっくらこきました。さて村まで戻ってきてみると「コンニチハ!」。って、あなた達は一体?
(レソト王国)マレアレアロッジへ戻りましょ
翌日はロッジに帰るだけなんですが、何だかトレッキングの楽しさにちょっと目覚めてしまったのか最後は何だか名残惜しくなりました。宿に到着後はシャワーを浴びて洗濯もして(してもらって)、フランス人のグループとワイン飲んでゆったり。
(レソト王国)さらばマレアレア、そしてしっかり地ビールゲット!
翌日マレアレアロッジを出発。あーでもしかし1つだけ心残りが‥というわけで道路沿いの家に声を掛けていたら‥「May I help you?」。おお、ハーマンさんありがとうございます!彼のおかげで自宅醸造の地ビールもゲットできて嬉しかったー。
(レソト王国/出国)マセルブリッジからレソト出国、一路ダンディーへ
レソト王国の陸路メインゲートである「Maseru Bridge」。南アフリカ側のイミグレもあまりにノーチェックだったのでちょっと拍子抜け。入国には甘いのかな?ま、それはともかく出国後はほぼ一気に東進東進また東進!一気にDandeeまで移動したのであります。この日の走行495km。
いざインド洋側へ、あったかい!そしてタナボタサファリにしゅっぱーつ!
思いもかけない「森」からサトウキビのプランテーションエリアへ。一気に気温も上がってTシャツで十分のエリアに入ってきました。そして連泊する予定の宿であるBushland Game Lodgeはまさに居心地最高の宿でした。しかもエージェントのいいかげんさというべきなのか、無料サファリツアーって?
というわけでタナボタサファリ、シロ&クロサイにしみじみ感動
大して期待していなかったというべきこのサファリなんですが?シロサイのみならずクロサイまで見ることが出来て大いに感動いたしました。しかもサファリのトラックがわれわれだけの貸し切りって‥うわーお(笑)。そしてまた一切無料だったんでねぇ。
Hluhluwe Umfolozi Parkでゾウさんタンノー、そのあとの世界遺産エリアは‥「?」。
早朝サファリではゾウたちをたくさん見ることが出来てよかったヨカッタ。で、朝食後は世界遺産の海を見に行ったんですが、そうか、遺産は海中にあるのね(残念)。あとはスーパーでお買い物などしたり、連泊はやっぱり楽です!
(スワジランド入国)Takemaを超えたおしんこどんジャンプ、入国後はいきなり野火を間近に!
次の日はいよいよスワジランドへ移動したのですが、道中のジャンプはおしんこどんの勝ち確定です。途中では大規模な野火を発見、もちろん国道から外れて炎の最前線へ見物に出かけたのであります。いやーすごいや。地元の人が「何とかしなきゃ」というそぶりを微塵も見せないのもまたすごい?
(スワジランド)結果オーライでMkhaya Campへ
キャンプの入口まで来たところでゲートに行く手を阻まれました。「このゲートは16:00に開かれます」。おーいそんなの旅行社から聞いてないよー!と叫んでもこのまま待つしかない‥わけではなかったのであります。宿に着いてビックリのオープンタイプコテージ、そしてランチも青空の下、いやー素晴らしい!
(スワジランド) うーん微妙に消化不良の動物サファリかも?(笑)
期待していた割には、ここムカヤ保護区の動物の数は多くないような‥いや、白サイはこのサファリでも見られたしカバの群れも見たわけですが、草食獣の数自体が少なく思えてしまうのは‥「ブッシュが多くて見えなかったんだ」ということにしておきましょう。夕食も屋外にて。
(スワジランド出国)早朝サファリのあと北部へ‥「Secret」って?(笑)
朝一番で再度のサファリへ。日の出は綺麗でしたが昨夕よりも動物がいなーい!寒いのか動物たちも出てきてくれません。でも待っているわけにはいかずキャンプをあとにしました。ところで「あなただけにここスワジのヒ・ミ・ツを教えてあげる」、あの看板はいったい何だったんでしょうか?(笑)。
キリンとゾウに接近できて大満足&Pretoriuskopでミニ宴会
クルーガー国立公園はいきなり入口からクロコダイルがどどんと日なたぼっこというインパクトだったわけですが、しばらく行くとゾウはいるわキリンはわれわれの目線でわしわし食べているわでやっぱりすごいです。この日のキャンプではおしんこどん就寝後ひょんなことから大宴会?(笑)。
岩山にヒョウなし、でも天気もいいし草食軍団がいたので満足
朝一番でゾウが出たのはいいとして、その後も水場ではいろんな草食動物たちが水をゴクゴクの真っ最中。展望台の岩山頂上ではわれわれ2人してアホなポーズ、そのあとSkukuzaでちょっとトラブルはありましたが、銀行員さんから親指1本を立てられたのは初めてでした(笑)。
出ました百獣の王(ちらり)、Sukukuza - Lower Sabieは楽しみ多し
この区間は車も確かに多いですが、その多さの理由にあたる動物の数も種類も多いです。短期滞在なら最南部をぐるぐるするだけでも十分に価値があると思います。とりあえずブッシュ越しとはいえライオンを見られたのでよかったー。もっともこの翌日、もっとドアップで見られたのですが。
ゾウの大家族を見物後、日没と同時にサタラ(Satara)キャンプ到着
急がないとレストキャンプのゲートが閉まってしまう(18:00)という不安とともに50km/hのもどかしい制限速度走行(笑)。しかし、そんな夕方近くにゾウの大家族が悠然と道を渡っていたりするのでやっぱりじっくり拝見いたしました。あ、クルーガー公園最南端のBaobab(バオバブ)の樹も見に行きましたが、これはまぁ次の樹のところでコメントしましょ。
3頭のライオンくんをウォッチング!&「合法餌付け?」大成功
ちなみに「合法餌付け」とは決して「対ライオン」ではありませんので念のため(笑)。朝一番で出発した甲斐あってライオンを間近で見ることができかなり満足でした。そのあと「動物不毛」のルートを走った先にはピクニックサイトがあってのんびり。うわ、来たなブッシュボック!というわけでおしんこどんの飽くなき戦いが始まりました(笑)。
Olifants(オリファンツ)川沿いあれこれ、その後公園外へ
個人的主観で言えば、クルーガー公園中部の白眉はオリファンツキャンプ周辺ですね。レストキャンプはもちろんですが、そこから川沿いに向かう未舗装路ではなかなかに楽しめました。しかしこの日は公園内の宿が確保できずにファラボルワゲート外の宿へ。
再度クルーガー入場、新たな動物探しに明け暮れるも?
うーむ、この時期に動物を見に行くのであればレタバキャンプ以北は向かないかも?ということを身をもって実感する日となりました(苦笑)。ちなみにモパニキャンプ内にはバオバブの木が自生していて、直接触ることも出来ます。で、このあとレンタカーを返却して‥お迎え車よ早く来ーい!(笑)。
Jo'Burg経由でジンバブエビクトリアフォールズ(ジンバブエ)へ
ちいちゃな飛行機でJo'burgへ。国際線乗り継ぎで南アのイミグレーションを通過したところでおしんこどんが大失敗!(笑)。幸い事なきを得てしばし休憩のあといざ機内に乗り込んでみたら「やったー、席だけはビジネスだー!」。でも席だけでしたが(笑)。
ビクトリアフォールズ到着、ジンバブエの現実をちょいと
最初にちょっと、2008年3月の大統領選挙にまつわる事情を説明しています。で、到着後Fさんにお願いしたのは「Brick Moneyを何とか集めてね」。何だか何のためにジンバブエに来たのかわからないようなお話ですが、実は南アフリカ滞在中も「ジンバブエに何かが起きたら即刻訪問中止」を決めていたTakemaでした。
ザンベジ川の遊覧船は飲み放題♪
空港送迎のFさんから案内されたザンベジ川のサンセットクルーズ。飲み放題でザンベジ川(のほとり)に沈む落陽を眺めるというのはなかなかーにヨロシイ!ちなみにこのあとホテルの夕食でぼったくられたのはわれわれグループの不注意、でもおしんこどんダンスはすごい!
世界三大瀑布のビクトリアフォールズはやっぱりすごかった(1)
別コンテンツに収録しているバンジージャンプを無事終えたわれわれは、そのまま歩いてビクトリアフォールズの公園ゲートへ。「フォールズ」の名は伊達ではなく、滝エリアの幅は1.4kmなのだそうな。これはその前半見学分です。
世界三大瀑布のビクトリアフォールズはやっぱりすごかった(2)
ビクトリアフォールズの後半戦です。この公園内からの滝見学で何が一番恐いかというと「滝見学、どこまで前に行かれるか」という点に尽きるでしょう。オープンスペースには一切のフェンスも何もありません。滝もそうですが、見学場所の末端からもしっかりスパッと100m切れ落ちてますからね。さーて宿に戻ってからは飲むゾー!
ジンバブエから出発、ついでに2009/2現在ジンバブエドル現況レポ
地平線から上がる朝日と、それと一緒にフォールズから舞い上がる水煙を一緒に見られるとは思いませんでした。しかも宿の屋上から(笑)。ちなみにこのページではTakema夫婦帰国後、2009年2月に至るまでの経緯についても「わかりやすく」説明しています。
恐るべきヒコーキ&ブリックマネーのどんでん返し in VFA
憧れの"Brick Money"を手に入れられずにうちひしがれるTakemaでありましたが最後の最後でどんでん返し、ピン札の束を手に入れられた経緯とは?ちなみにVFA(ビクトリアフォールズ空港)から出国するのにはもはや「運」も必要だということが判明しました。S&Kさん、ご苦労様でしたね。
最後の最後にTakemaの大失敗、そして帰国の途へ
Jo'burgの田んぼ空港に到着後は予約していた宿へ送迎車で進み、このあとはゆっくりしようと考えていたわけなんですが、そうは問屋が卸さないというか何というか、ひと月以上前のTakemaのポカがいきなり発覚してしまったわけなんでありました。ま、何とかなったからいいか。そんなわけで帰ってきましたよん。