− Page36 Jo'Burg経由でジンバブエビクトリアフォールズ(VFA、ジンバブエ)へ向かうの巻 −



さ、今日も1日頑張りマショー。

例の朝食の件でチェックアウトの時に多少すったもんだしましたが、まぁ結論先送りということで朝食代を支払ってとりあえずクリアし、7:45かっきりの時間に現れたB氏のバンで空港へ。なるほど30分前でもまだ早めの到着だったみたいです。

乗り継ぎ便の国際線(ヨハネスブルグ:JNB−ビクトリアフォールズ:VFA)チケットも発行され、荷物はVFAまでスルーで預けられたので一安心。この路線は南アフリカ航空の子会社(SAエアリンク)が運行しているので、VFA行きのSA便にもきっちり対応してくれる‥はずです。空港内はこぢんまりとしていますが小洒落た感じではあります。運行機材が小さいのか待合室は小さなものですがこれで十分なんでしょうね。



何だか斬新なデザインの男子用トイレ(笑)。待合室側には水を飲むキリンやジャンプするライオンのモニュメントもあって面白い。

8:35発予定の飛行機は出発予定時間になっても機材が到着せず、「まさか‥」と一瞬不安にもなりましたが、やがて遠くから着陸の轟音が聞こえてきましたんで一安心。うわー予想通り何とも小さな機体です。



ま、きちんとフツーに飛んでくれれば何の問題もありませんので。




「それじゃーバイバイ、クルーガー国立公園!」

しかし席は公園エリアとは反対の側だったんですけれどね。ちなみに機体の影が地面に映っていて何だか意味なく気に入りました。

Wmv形式、2.49MB、1分6秒



さて、いうまでもなくこの空港のすぐ東側はクルーガー国立公園なのですが、そのすぐ西側に何やら大きな人工施設があるのは知っていました(煙突から煙が上がっているのは公園内からも見えましたし)。しかし、いざ飛行機の上から見ると、これがまたすごい穴ぼこなんですね。深さにして100mくらいはありそうなこの穴は露天掘りの鉱山?というわけで調べてみたら、どうやら銅鉱山&精錬所のようです。
野生動物の住む公園のすぐ脇にこんな大規模鉱山があるとは驚きです。とともにふと思い出しちゃったのが足尾銅山の鉱毒事件。精錬時に出るいろいろな毒物の処理はどうやっているんでしょうか?左上のグーグルマップを拡大してみると、何やら綺麗な色をした青い水が見えていたりするんですが‥。鉱毒水の処理や脱硫装置がきちんと機能していることを祈るばかりです。



機内でもらったお菓子を撮ったりしていたら、全然別の場所にも大穴が見えてました。

そんなわけでJo'burg到着後は国際線のターミナルへと移動です。時間的にはまだまだ余裕があるので空港内外をきょろきょろしていると、ケープタウン空港もそうでしたが2010年のワールドカップを控えていろんな場所で大工事が行われていました。2008年8月訪問の時点では鉱物資源の高騰や金融立国として景気がよかったこの国ですが、様々な鉱物資源価格の低落と金融バブルの崩壊とで、今(2009年2月)は大丈夫なんですかね?



ワールドカップ開催までのカウントダウン表示と空港隣接地の工事現場。

ちなみに先ほどの鉱山会社のサイトによると、その会社の株価は最高値時のほぼ半額に下落し、銅価格も高値時の半値、南アフリカランドもわれわれの訪問時にはR1=13円と少しだったのが、今は9円いくかいかないか(2009年2月現在)。どこも大変だぁ‥。

まぁそれはともかくとして国際線チェックインカウンター(大混雑)はすぐに見つかったものの、イミグレーションへの案内看板が全く見つからずかなり悩まされました。これも工事中だから?ということにしておきましょう。ついでに言えばあのカウンターエリアの混雑はかなりのものでしたが、改修後はあそこもぐんと広くなるのだと信じることにしましょう。

ようやく出国手続きエリアへの通路を発見し、手荷物検査を終えてイミグレーションへ。集中列方式なので列ごとに進み具合が違うなんてこともなく、極々順調に列が進みます。成田はどうしていつまでたってもこの方式を取り入れようとしないのかね?(出国時にいつもうんざりしちゃうんですが)。

さてそんなわけでイミグレーションも無事通過し、やれやれあとは出発までビールでも飲みながら待つか‥と思っていたところで、うっひょー!

おしんこどんが‥こうTakemaに告げたのでありました!

おしんこどんはデイパックとウェストバッグの2点を検査のコンベアに載せたのですが、検査終了後デイパックだけをピックアップしてそのままイミグレの列に並び、そして「無事出国」を果たしてしまったというのであります!

「うそだろおい、そういう時にどうしたらいいか俺だって対処法知らないぞ!」と愕然とするTakemaでありました。もう1回イミグレから再入国してまたあの列に?いや、今通ってきたイミグレの職員に叙情を話して‥えー、しかし相手が堅物でどうしようもない(職務に忠実なともいう)職員だったとしたら‥。だーいぶクラクラきましたが、クラり続けるわけにもいきません(笑)。と、辺りを見回すと何とすぐ後ろにあるではありませんか、

というわけで早速「ご相談」に伺うことに(笑)。すると、「セキュリティチェックは何番のレーンだったか、係員はどんな服を着ていたか」などと聞いてきましたが、それはTakemaも含めて細かくは覚えておらず「うーんそれははっきりとは言えないけれど、ほらここから見てずっと右側のあのあたりだったんですよ」と答えるしかなかったんですね。

すると、「このイミグレの、こちらから見て一番左側に細い通路があるのが見えますか?あそこの奥に係員がいますから、『荷物を取り忘れた』旨を申し出て指示を仰いでください」という何ともキチョーなアドバイスをいただくことが出来ました!



左上画像のまさにこの場所で「唖然」とし、そして「蜘蛛の糸通路」は右上画像、イミグレーションのすぐ脇にありましたとさ。

その通路の先に「特別のご許可」を求めに行くおしんこどんを見送り、待つことしばし。ん、おしんこどんが戻ってきました!手には‥おお、しっかりあのウエストバッグが握られているではありませんか!何でもセキュリティ担当の係員に「今度やったらペナルティチャージだからね!」と言われながら渡してもらえたのだとか。ま、そのチャージとやらは空港法で決まっているわけでもないでしょうから、いわゆる昔風の母が子を叱るときの定番、「今度やったらおやつ抜きだからね!」に通じるものがあるような気がしますが(笑)。

かくして無事バッグは再びおしんこどんの元へ戻り、すべては事なきを得たのであります。あ、左上画像にマウスオンすると「おしんこどん大反省画像」に変わります(大笑)。しかーししかし、実はこの数日後Takemaも別の「大反省モード」に突入しちゃったのでありました。ま、何ページかあとで出てきますので今は予告だけ(笑)。

さてそれでもまだBoardinまでには時間があるのでちょこっと軽食をということで、空港の一番端っこにある「Ekaya」へ。かなり大きな軽食コーナーで、サンドイッチやスープはもちろん、ちゃんと生ビールカウンターもあったりしてかなりスバラシイ。ちなみにこの店はすでに改修が終わった場所にあり、設備もピカピカでした。なおSmoking Roomもここにありますんで愛煙家の方はとにかくEkayaを目指しましょう!(笑)。



というわけでTakemaは喫煙室にてアルコール入りサイダーとサンドイッチでご満悦。ん?搭乗口でストップをくらったおしんこどん、フクレてます(笑)。

さてそんなわけでいざ搭乗なのであります。ここJo'Burg国際空港(ちなみに空港名で呼ぶと「田んぼ国際空港(Tambo International Airport)」なのですが、どんなに探してみても空港周辺に水田は見あたりません)では、「中小型機での搭乗は全て連絡バスで」という運用方針らしく、バス乗車専用の搭乗ロビーにはかなりの人がいましたが、広さがたっぷりなので特に混雑している感じはありませんでした。チェックインカウンターと何たる違い!(笑)。ちなみにEkaya側からは専用のエスカレーターで下るんですが、これがまた高度感たっぷりでなかなかです。お楽しみに(‥って何を?)。

さすがにファラボルワ線とは違ってジェット機です。ちなみに予約段階ではいろいろな経路を想定していて、その中にはジンバブエ航空でジンバブエの首都ハラレに飛び、そこから国内線でビクトリアフォールズへという選択肢(というか可能性=当初今回の便は空席待ちだった)もあったのですが、いろいろな意味で「ハラレ?大丈夫か?」という感じでしたから(後述します)、このフライトが予約できてほっとした記憶があります。

さて「5のABとはずいぶん若い番号だけれど‥もしや?」と思いつつ機内に入ってみると‥



うふふのフフ、なぜかはよくわかりませんが勝手にアップグレードされてました。でも機内食(右上画像マウスオン)はエコノミーと同一でしたが(笑)。

というわけでいよいよ「2008年8月現在、すでに大きく混迷していた」ジンバブエ共和国へ。そんなわけでこの旅も終盤戦となりましたが、まだまだ旅行記は続くのであります(笑)。
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