− いよいよ来ました夢にまで見た?VFバンジー!(1) −



さぁってやって来ました来ましたいよいよここからジャンプする日が!

(2008年8月15日ジャンプ)

やっとこの場に来ることができましたビクトリアフォールズバンジー!

いったいこのジャンプサイトを知って何年になるでしょう?たぶん7-8年目になるのでしょうが、拙サイトに2002年に「こんなん飛んできました!」とご連絡いただいたまっつんさんからご提供いただいた画像を拝見して、「あーいいなー、自分もいつかはあそこまで行って飛んでみたいなー」と、はるかなアフリカの大地に思いを馳せ続けていたのであります。
 
まっつんさんから頂いた、
「ビクトリアフォールズバンジー」の模様

そして時は流れて2008年5月。夏の旅行の目的地を北海道から南部アフリカに急遽変更した瞬間、誰が何と言おうと、左門豊作に『星くんキミは卑怯ですタイ』とののしられようとも、帰ってくるはずのウルトラマンが何かの都合で帰ってこなかったため地球が壊滅的な被害を受けたとしても、いやもっと言えば宇宙戦艦ヤマトが帰ってきたのが地球滅亡の数日後だったのでヤマトは文字通り「ノアの箱船」となり、森雪を巡る争奪戦が‥いや何を言いたかったのかよくわからなくなってしまったんですが、とにかく「ビクトリアフォールズにだけは足を延ばさなければならない」という不動の意志は、奇声の、いや奇声を上げてどうするんだ既成でしょ既成、そう既成の大前提として計画に組み込まれていたわけであります。

しかーししかし、ビクトリアフォールズバンジー大明神はそんなTakemaの信心をなお試すかのように試練を与えて下さいました。それは、ベースとなるジンバブエ国内の混乱、大統領の「失政」に端を発する、16万%ともいわれた超ハイパーインフレ(帰国直後の発表では1120万%に訂正されてました。詳しくはこちらのページね)、そして大統領選挙の不正に関する混乱と開き直り(ムガベ大統領は「もしわたしが次期大統領に選ばれないとすれば、この国は戦争状態を迎えるだろう」というようなクーデターの可能性にまで言及しておりました)、あのー、こんな時に入国しちゃって大丈夫なんだろうかジンバブエ?

さてそんなジンバブエ入りの顛末については南アフリカ編の本編旅行記をごらんいただくこととして、ここではバンジー絡みのお話だけにしておきましょう。

実は事前にTakemaジャンプの分を予約しておいたのですが、どうやらBloukransで味を占めた?おしんこどん、ここでも「やっぱ飛ぶわ」ということを決意し(いや、最初から「ここだけは飛ぶと思う」って言ってたんでしたっけ、Bloukransの方が飛び入りだったんだ)、前日のうちに追加予約をしておくことといたしました。料金は片道送迎&案内込みでUS$100、ちなみに現地のオフィスで直接申し込むとUS$90になるのはわかるとして、どうして日本から事前予約しても$100だったんだろう‥あ、送迎か(笑)。いずれにせよ、現地の人たちにとって途方もない金額であることは確かです。



Voucherを発行してもらったので、これでもう安心。

ちなみにここビクトリアサイトのウェブサイトを見ると、料金欄のところに「Prices 2000 & 2001 US$90.00」と記されています。ということは、少なくともここ9年間は料金改定なしでやっているということがわかりますね(笑)。なお、上記まっつんさんからは2002年の情報として「ビデオ撮影$40を一緒に申し込むと2回目のジャンプがただになる」という旨を伺っておりましたが、どうやらそのシステムはなくなってしまったようです。Takemaは2回ジャンプしましたが、2回目も割引なしの$90で、かつビデオは別売でした。かといって自分のジャンプビデオを買わないはずはないんですが(笑)。
ところで話を戻しましょう。実はこのジャンプサイトに行くのにはじぇったい忘れちゃいけない携帯すべき品があります。いやホントこれを忘れちゃジャンプサイトまでは行かれないんです。それは何かと言いますならば‥。

ここビクトリアフォールズバンジーのジャンプサイトは、ザンベジ川に掛かる大橋上にあるんですが、この橋は同時に「ジンバブエとザンビアの国境」に位置しています。橋の両側にはそれぞれイミグレーションがあるわけですが、ジンバブエ側に宿泊しているわれわれは少なくとも「ジンバブエを出国し、かといってザンビアに入国するでもなく再びジンバブエに入国する」という、何だか普通の出入国では考えにくい行動を取ることになるわけですね。

ちなみにジンバブエの入国ビザ発給費用はUS$30(シングルエントリー)。しかしザンビアに入国せずそのまま戻ってくるのであれば、再度のビザ取得は不要、というところまでは聞き知っていましたが、それではジンバブエ仮出国時に何をどうやって申請すればいいのか、これについての情報は全くありませんでした。

しかし今回は、「片道送迎車付き(宿から橋までは徒歩30分弱くらいでしたが)」だったので、一緒に来てくれたドライバー兼ガイド氏の言うがままで済みました。要はイミグレで「バンジーを飛びに(見に)行く」と言ってパスポートを見せると、グループの人数に応じて「紙切れにハンコを押したもの」をもらえる、それを建物の外(国境側)にいる係員に渡せばそれでOK、ということになるようです。



これは帰りの際にすかさず撮影したもの。われわれは2人組なので「2」という数字が書かれています。

というわけで無事に?出国完了です。橋まではしばらく距離があるので、ガイド氏の「日本は今は夏か冬か」というようなお話をしながら進んでいきます。季節的にはこちらは寒季明けだということですが、あのーすでにかなり暑いんですけれど(笑)。

イミグレから少し歩いていくと左上のような看板がありました。経済状況がボロボロの国にしてはずいぶん立派だなぁと思ったりもしましたが、先に述べたようなとてつもないインフレそのものはここ数年のお話(特に2007-2008)ですからね。そういえば入国ビザもホログラム入りシールの立派なもので、「こんなところにお金を掛けなくても‥」とよけいなお節介気分になったことを思い出しましたが、本題から離れてしまうのでこの話はここまで。

地元のみなさんは「ここが国境地帯である」ことを感じさせぬ日常的な行動をなさっていましたが、そりゃそうですよねここにお住まいなんですから。

そんなこんなでイミグレから歩くこと約10分ほどで、いよいよ国境の橋が見えてきました。橋の両端にいる警備の警官は撮影しないようにと言われましたので、遠距離からパチリということに(右上の画像には何となく写ってますが、ま、それくらいいいでしょ)。

というわけで国境の橋へ到着です。この橋は車道兼鉄道橋兼歩道として使われており、橋の完成は1905年ということですから、何ともう100年以上経った歴史的建造物なんですね。ちなみにちょこっと調べていたら「橋上から川の水面までの高さは128m」であることが判明。ん?ここのバンジーの高さの公式発表は111m、この数字の違いとは何なのでしょう?もしかして111mってのは実際のジャンプで落ちていく最長不倒最低高度のことなんでしょうか?いや、体重によっても、また水量による水面上昇等によってもいろいろと違いはあるだろうし‥謎です(疑問提起しておきながら「謎」で終わらせてしまうところが安直ですなー)。

さて、橋のほぼ中央に上のような看板発見。「You Are Now Entering ZAMBIA.」。いわゆるここが正規の国境ということらしく、道路の反対側には同様に「You are.... Zimbabwe.」の看板もありました。そしてこの看板から数m先に‥



ありましたありましたジャンプサイト!(ザンビア側から見たものです)。

うーんさすがの迫力です。やっぱりこうやって事前に下を眺められるっていうのはいいですねー、下のザンベジ川に浮かぶゴムボートの大きさがいいですねー小さいですねー!(ページトップの画像参照)。

さてしかしここはあくまでジャンプサイトであり、エントリーや体重測定はあくまでザンビアの陸地上にあるRegistration Officeで行うということです。というわけでまずはエントリーしなきゃ。ちなみにジャンプは10:00からと聞いていましたが(「9:30に飛びたい」と予約時にリクエストを出したら「それは無理だ早くとも10:00以降でないと飛べない」と返事をいただいたもので)、この日の到着は9:30過ぎだったにもかかわらず既に最初?のジャンパーがほぼ準備を完了しておりました。まぁその辺はアフリカってことで。ちなみにBloukransやGouritzには白人スタッフもいたけれど、ここの現地スタッフは全て黒人の皆さんです。

オフィスは、緑でペイントされているとはいえ結構年季の入った建物でした。でもどうやらすぐ正面に新オフィス建築中?(左上画像にマウスオンすると別画像に変わります)。ま、そこそこの利益を出しているのは確かでしょうから(いや、現地の物価からすれば「かなりの利益」ともいえるはずですが)これはまぁ当然なのでしょうかね?

さて皆さんもそろそろお気づきのことでしょうが、随分と前置きの説明が長くなっちゃいましたね。というわけで、実際のジャンプはお次のページでご披露ということにいたしましょう!Takemaは2回飛びましたぞ!
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