− Page30 Pretoriuskop出発 - Skukuzaでお昼ご飯、これはこれでまぁよし −



いやぁここは草食獣の楽園ですね。‥近くにライオンいないかなー(彼らにとっては縁起でもない話ですが)。

翌朝目を覚ますと、お隣はまだぐっすり。あのー動物を見るのは早朝と夕方がいいって話、聞いたことありませんか?(笑)。で、Braaiのあたりに目をやると、おお、インパラがお隣さんのBraai台周辺で焼けこげて落ちている肉やソーセージのかけらを物色中!‥なんてわけはなく(彼らは草食獣)、うちの台の周りで何やら草や木の葉をもそもそと探っておりました。これまた部屋から動物サファリというわけですが、何だか奈良公園にでもいるような気にもなってきます(笑)。

と、この文章をタイプしながらネットを検索していて知ったんですが、「サファリ」ということばはスワヒリ語で、ケニアやタンザニアなどではもちろん通用するのですが、メインの公用語として英語を使っている南部アフリカでは「ゲームドライブ」のほうが一般的なんですね。「ゲームドライブ=サファリ」を意味することは知っていましたが、自分は「いいやサファリで」と勝手に考えてこっちばかり使ってましたました(ここまでの旅行記でも同様)。

ただし郷に入りては郷に従えということばもありますから、ここからは「ゲームドライブ」という表現に置き換えることにします。ちなみに現地ではとりあえず「サファリ」も通じますので大きな支障にはなりませんでしたが。

さて、朝食前にキャンプ周辺をぐるっと回ってきましょということでゲートを出て走っていくと、前を行くXトレイルが急にスピードを緩めて停車。何かいるのかなーと思ったら、いきなり左の茂みからゾウが出てきて道を渡り始めました。数頭いたので、もしかしたら昨日遠目にしか見られなかった群れだったのかもしれません。



左上画像は一瞬クドゥ(Kudu)かと思ったが角のねじれが甘くニャラ(Nyala)の雄と判断。右は‥耳の形状からしてCommon Duikerかな?

続いてはキャンプの北側のループトレールを辿ることとします。こちらの道は大きな岩山をぐるりと周回するようになっています。

ところで「ビッグファイブ(BIG5)」ということばをご存じでしょうか。アフリカのゲームドライブにおける人気の高い5種の動物たちを指し、一般に「ゾウ、サイ、ライオン、ヒョウ、バッファロー」がそれにあたります。今回の旅行ではすでにゾウとサイ(白黒とも)、そしてバッファローは充分に見てきましたが、これら3種は生息数もある程度多く身体も大きいのである種見つけやすい「EASY3」(こんな言葉ないけど)なのかもしれません。

残るはライオン(Lion)とヒョウ(Leopard)なのですが、ライオンは昼間は歩き回らず茂みの中でゴロゴロしていることが多くて見つけにくく、ヒョウはそもそも5種の中で一番数が少なく、また樹上や岩場の陰などの目立たないところにいるのでさらに発見は困難ということのようなのです。

で、話を戻しましょう。ループトレイル=岩山ぐるりということは、

というようなひそかな期待を抱きつつ進んでいくに従ってどんどん岩山が近づいてきます。道自体も山の裾野を巻くのではなくどんどん上っていきますから、もう岩肌を食い入るように見つめながらゆっくり進んでいくと‥



結局目当てのLeopardを見つけることは出来ず、すごすごとキャンプに戻ったわれわれでありました(苦笑)。

さてそんなわけで部屋まで戻ってみると、お隣はお姉さんこそ起きていたものの弟のリチャード君はまだ爆睡中の様子なので、お姉さんにお別れを告げてレセプションへと向かうことに。



ではでは、チェックアウトしましょうかね。

キーを返却したあとはすぐ出発、とはせずにすぐ脇の広場にあるテーブルで大休止です。だって、朝食がまだなんだもん♪

左上のテーブル画像は前日の日暮れ時に撮ったものなので日があたっていませんが、この朝はばっちり日なたになっていて気持ちいいです。キャンプを出てしまうと車の外には出られませんからここでの朝食はなかなかですね。

あたりにはリスが何匹か走り回っていて、テーブル下までやってきましたんでパチリと撮ったのが右上画像。このあと左上画像中央の木まで走り去りました。

続いて鳥さん2種。左上画像の青緑色の鳥は光の当たり方で羽根の光沢が青くなったり緑になったりしてきれいだなー、よく見るとたくさんいるし野鳥図鑑にも載ってないから特段珍しい種ではないんだろうなーと思いました。今回調べてみたら英名は「Greater Blue-eared Glossy Starling」であることが判明。和名は‥「セイキムクドリ(スズメ目 ムクドリ科)」、何だー君はムクドリなのね。ちなみに前のページでシマウマの背中にいたOxpeckerもまたムクドリ科なんですと。

次に右上画像の鳥です。ミラーの大きさから考えればわかる通りかなり小さいんですがミラー上でさっきからずっとダンス中。鏡面加工のミラーの上で一瞬離れたかと思ってもすぐ転けて羽ばたき、あ、もう遊ぶのに飽きちゃってどこかに行っちゃうのかなと思いきやまたすぐ戻ってきます。遊ぶのが好きだなぁ、のんびりしているよなぁと思って見ていた瞬間、はたと気づきました。

わたしらの車もすぐ近く(隣の隣)に停めてあるんですが、そしてもちろんドアミラーは装着されているにもかかわらず、この鳥は他の車のミラーには見向きもしません。そう、この車だけが全面鏡面加工ミラーを施していたわけですね(もちろんオプションなんでしょうけれど、わたくしTakemaだったら考えもしない追加パーツです。車そのものの走行安全性とかには全然寄与しないでしょうから)。

ちなみにこの車の持ち主はどこに行ったかわかりませんがなかなか姿を見せません。だからこの鳥は「自己アピール=求愛のダンス?」をいつ終えるともなく「わが身」に対してとめどなく続けていたというわけです。ただし本当にそうなのかどうなのかはわかりませんけれどね。

ちなみにおそらくこの鳥の名前は「Collared Sunbird」だと思われます(右上画像にマウスオンしてみると拡大画像に変わります)。ところでTakemaはこの鳥の小ささ&敏捷さから「これてハチドリ?」と思いながら見ていましたが、和名でいうハチドリは南北アメリカ大陸以外にはいないんだそうです。

ここアフリカやアジアにいるのは和名でいう「タイヨウチョウ」、英名「Sunbird」。単語の持つ意味の幅という点から考えても「Sunbird」の名付け勝ちかもしれませんね。せめて「タイヨウ」を「ヒナタ」に変えるだけで文学的にずっと深みのある和名になるような気がします。あ、何が文学的なのかはよく分からないんですが(笑)。

さてそんなわけで出発です。本当は連泊というのが希望だったんですが宿が全然取れなかったんでしょうがない。やっぱりお盆の時期だししょうがないか?いやここは富士サファリパークじゃないんだから関係ないのか(笑)。

地図を見るとダム湖に至る道がありましたんで行ってみることに。やはり水際には動物の姿が見えます。やっぱり水の近くには動物が多いよねー。彼らを狙う肉食獣も‥いるかと思いましたが発見できず。うーんヒョウとライオン、まだ見ていないんだけれど最終日までに見られるんだろうか?。

ウォーターバックの雌が4頭ほどいましたが、立派な角を持つはずの雄の姿は発見できませんでした。雌だけの群れなんてことはあるんでしょうか?と思っていたら、このダムに流れ込む小川側の方におりました。それがこのページトップの画像というわけですが、改めてスクロールするのも面倒な人は左上画像にマウスオンしてみてください、立派な角を持った雄がゆったりと歩いている画像に変わります(なお右上画像も無意味に画像が変わります)。

その小川側にはパラ族(インパラの群れ)とシマウマの群れとが混在していましたが、別のあたりにもそれぞれが独立してうろうろしておりました。



シマウマの群れの手前にサイチョウがちょんと止まっているのが何だかほのぼの。

さてここからは先を急ぐ‥わけではありませんが舗装路を進んでいきます。と、行く手に何やら渋滞が発生中?

これは「あの付近に何かいるぞみんな見てるぞ遅れるな」という一つのサインなのであります。なぜ「遅れるな」というかというと、当然先に着いた車の方が「良い見学位置」をゲットできるからというからなのですが、すでに5台も先客がいればたぶん「車やブッシュのすき間からチラ見」しかできないことでしょう。しかし5台も止まっているということは、これはライオンか?ヒョウか?まさかインパラということはないでしょう。で、近寄ってみると‥

うーん、「キリンさんが好きです、でもヒョウさんはもっと好きです♪」と合掌したくなる心を抑えつつそのまま通過したのでありました。前にも書いたように動物を見る眼は日に日にゼータクになってきていますんでお許し下さいというところです。そういえばPretoriuskopキャンプを出発して間もなく、何台かの車が思い思いの場所に停まって同じ方向を見ているのである車の人に「何が見えるんですか?」と聞くと「ライオン!」と答えてくれたんですが、どうやらはるか遠くにいるらしくて皆さん双眼鏡を使っていたもんなー。われわれは「肉眼で見てこそナンボ」という主義の人なので(双眼鏡持っていないだけですが)、ちょっと悔しい思いをしたことをここに付け加えておきます(全然「主義者」じゃないですね)。

それはともかくとして、道沿いにどどんとあった右上画像の大岩は一瞬でTakemaの心を捉えました。これって、

是非とも車から降りて岩にスリスリしたい気になりましたが、いやここは国立公園内、勝手に好きな場所で下車はできませんので車窓から見るだけにとどめました。それにしても大岩の上にちょこねんと載った2つの小岩が絶妙ですね。しかも形もいいし、いやー自然は不思議な造形をなすものであります。

と、そこからしばらく行ったところでMathekenyane Lookout(展望台)への道が分岐します。当然のようにメインルートをそれてずんずんと登っていくと、おおー、見渡す限りの地平線、これは何とも雄大です。しかも「下車可能(ただしリスクは自分で負ってね)」の看板が。やった!というわけで久々に車から降りて気持ちよく大展望を楽しみました!



岩山の上からの景色は最高。あ、おしんこどんはまたも綺麗なジャンプ!(マウスオンするとTakemaジャンプに。足は開いてますが手が上がりすぎ)。



「仲のいい夫婦だねー」と言われながらおバカ写真を撮ってもらいしました。そのあとおしんこどんはさらに調子に乗って?(笑)。

さてそんなこんなのうちに、クルーガー公園内最大のキャンプ地らしいSkukuza(スククーザ)キャンプへ。ここにはレストランやGSなどの基本設備は当然のこと、銀行(窓口&ATM)やレンタカー屋まであるというのですからもうフツーじゃありません。そもそも旅程計画時には「あんまり大規模そうなのでここには泊まらないようにしよう」と思ったくらいなのですから。

まぁそれはともかくとして、ちょうどお昼近くなってきたのでランチにしようと考えたのはもちろんとして、もう一つ、どうしてもこのキャンプに寄らなければならない理由がありました。それは‥


(ちなみに当時のレートで5,200円くらい、ちなみに今日(09/01/25)だとたった3,400円くらいだったりします)

というわけでこの日は平日だし、手持ちのUS$を両替するかATMで現金を降ろそうと考えたわけです。そんなわけで入口すぐの駐車場に車を止めると、あー、公園入口のMalelane Gateにもあった花が、こちらではまさに見事に満開の花を付けていてびっくり!



南アフリカの「ちょっと派手な桜」と言ってもいいですね。


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さてというわけで、おしんこどんにはしばし時間つぶしをしてもらうことにしてTakemaは銀行のレーンに並びます。というか先客はお1人だけ、オープンしているカウンターも1つだけなんで「次」なんですけれどね。しかしなぜATMに行かなかったかというと、入口にいた警備員氏に「ATMは現在使えないから窓口レーンに並んでください」と言われたからなんです。何でだろ?と思いながら待っていましたが、先客氏と窓口氏(女性)とのやり取りを聞いているうちに全てがわかってしまいました。窓口氏いわく、

この言葉を聞いた先客氏が次の言葉を発するのと、Takemaが次のような語を脳裡に描いたのはほぼ同時&同内容でした。

というかそもそもシステムのメインサーバーそのものがダウンしているのか、それともこの支店からサーバーへのアクセスが一時的に不能になっているだけなのか、その方面についての説明はまったくなされていないようでしたし、それについて他行員がどこかに問い合わせている様子もなく奥の方でおしゃべりしているだけでしたから、「これは復旧にはかなり長くかかるみたいだぞ」と思わせるに十分な雰囲気です。

かくしてTakemaの番になりました。先客氏の話を聞いていたのでATM利用可否についての質問はなしにしてUS$現金の両替をお願いしますが、やはりこれもホストからのレート提示なしに勝手にやることはできないとのこと。やっぱりねー。

ちなみに公園内で窓口を持つ銀行があるのはここだけなのですが、ATMはあとどこにあるかと尋ねると、「Letabaにあったかしら?」と要領を得ないお返事。まぁこのへんは日本的な「係員は全てを知っているはずだ」という常識が通用するはずもないのであきらめました。とりあえず昼食後にもう一回来てみて、それでもダメだったらカードでいいさということで。
ちなみに公園内ではGS(ガソリンスタンド=ペトロールステーション)を除くほぼ全ての支払いはクレジットカードでできるはずです。でもGSは「いつもニコニコみんなニコニコ現金払い」。どうやらペトロールだけは別にガレージカード(Garage Card)というのがあるからということなんですが、そんなの旅行者は持ってませんからねー。というわけで南アフリカ経済圏に属する諸国をレンタカーで回る場合には最低限のランド現金を持っていないといざというときに困ります。ま、たぶん手はいろいろあるでしょうがその場になると手間でしょうしね。
レストランへ行くと、「今日のランチ」として出されていたサンプル(「本物」です、ロウ細工ではなく)が何だかおいしそうだったので即注文。デミにちょっとカレー味が加わった具だくさんシチューがご飯の上にたっぷりかけられていて、そこに温野菜が添えられています。うわーご飯は久しぶりだしシチューもおいしそうだし何だか嬉しい♪もちろんカードで払いましたよ(笑)。

プレートを持って外に出てみると、川沿いのテーブルはすでに満員御礼(くつろぎモードの方も多数)。そもそも食事客優先というシステムではありませんからこれはしょうがないですね。で、たぶん雨季対策として設置されている円形の広ーい屋根の下へ。この時間になると冬とはいえ日差しもかなり強いのでこれはこれでいいかと思いつつ、「それにしても、これだけ広い円形なのにどうして真ん中の部分にテーブル&椅子がないんだろう?」とふと思ってきょろきょろしていたらビックリ。理由は天井にありました?

天井中心部を撮ってみると‥な、何かいますね。ずんずんずんっとズームしてみると‥うわっ、コウモリが爆睡中っ!(大笑)。ちなみにこの3枚は画像を加工処理して明度を高くしてありますが、それにしてもいい寝場所を見つけたものだと思うと同時に、いくら国立公園内だとはいってもこの場所からコウモリを追い出そうとしない公園管理の皆さんにも頭が下がります。やっぱりここスククーザに泊まり、夕方あたりに彼らの「出発」を見てみたかったなーと思ったりしました。

さてそんなこんなで食事も終えて出発の時間となりました‥が、どうせダメだろうと思いつつももう一度銀行に顔を出してみることとしました。ドアを開けて中に入ると、先ほどTakemaに一応の状況説明をしてくれた窓口オネーサンと目が合いました。すると彼女はいきなりTakemaに向けて

な、何?あなたが最初におっしゃった通りすでにシステムは復旧したというのか?聞いてみると「アクセスも含めて全てのシステムは正常な状態に戻っています、で、外貨からの両替でしたよね?」。そこまで一気に展開されちゃうとその場で何も突っ込めませんわな(笑)。しかし前回両替に比べてレートはよくなっていたものの、コミッションがR30-40もあったのにはびっくり。ま、これもお国柄場所柄ですからしょうがないか。

さーて、Skukuza(スククーザ)からはLower Sabie(ロゥアーサビー)に向けて移動します。と、ここでBig4/5にちらり遭遇?
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