− Page32 ゾウの大家族を見物後、日没と同時にサタラ(Satara)キャンプ到着 −

ちなみにこのエリア(Lower Sabie - Satara)に動物が少ないようだとはいっても、それはこれまでとの比較によるだけで、もちろん全くいないわけではありません。左上画像、最初はブッシュボック(Bushbuck)だろうと思って見ていたのですが、角の形と毛の模様が違うんですね(ブッシュボックには脇腹のあたりに白い斑点があるみたい)。ということでいろいろ検索してみたら、どうやらスティーンボック(Steenbok)のようですね。あと、ブッシュボックは背骨部分にあたる毛が逆立ってます(後のページで出てきますんでご比較あれ)。

ちなみにこれらの動物を英名で画像検索していると結構ヒットするのがハンターさんのサイトなんですよね。獲物と一緒に(首を持ち上げて)記念写真を撮っているパターンが多いんですが、見ているとちょっと複雑な気持ちがしないでもありません。ま、あちらの方からすれば「川原に穴掘って腰湯しながら記念写真を撮ってサイトに公開している輩」の心情も理解不能なんだと思いますけれど(苦笑)。

続いて右上画像はカバです。湖の真ん中でじっと動かないのでいるのかいないのか分かりにくいですが、よーく見てみると(マウスオンで拡大)目と鼻のあたりだけを水面に出しているのがわかります。で、これを動画で見てみると‥



「ここでも鳥(アカハシウシツツキ)がうろうろ‥。」

カバの頭の部分を我が物顔にうろうろしています。

Wmv形式、970KB、25秒

さらに車を進めていくと、われわれの中での通称「パラ族」、すなわちインパラの群れに出くわしました。かなり大きな集団だということで動画を撮影しながら進行したわけなんですが‥



「何だかとっても違和感がありませんか?(笑)」

目の前に広がる光景と聞こえてくる音とのギャップ大、こういうの大好きなTakemaです。

Wmv形式、985KB、25秒

車内でかけている音楽はIpodの曲をトランスミッターでFMラジオに飛ばしているんですが、日本の曲が圧倒的に多いので時折こんな景色との違和感に満ちあふれた曲が車内に響き渡るというわけですね。ちなみにあとのページでもたぶん出てくると思います(笑)。



地平線をはるかに望み、気分はアフリカ‥いや気分のみならずここはホントにアフリカですって。

その後はさらに動物も少なくなったので制限速度をキープしながら先へと進みます。と、これまで真っ平らな平原を走っていた道が何やら丘に向けて上っていくようになったと思ったらいきなりView Pointでした。と、ここはどうやら下車可能エリアらしく(看板は見つかりませんでしたが展望用施設(屋根付き)があるし、先客さんの足跡もたくさんありましたのでそう判断)、大きく背伸びをした上で眼下に広がる大平原を眺めながらの一服といたしました。この時間だからか他の車は一台もなく、そよ吹く風を受けながら至福の休憩タイムというところですね。

さらに進んでいくと、ん?またもゾウさんファミリーが道路脇にいるようです。というわけで刺激しないようにしながらしばし観察しましょ。



このパパを怒らせるととんでもないことになりそうなので近付きすぎはダメよん。



こうやって見ると小家族のように見えますが、実際は15頭くらいの大家族でした。




「一家みんなで道路を渡りゃ車だって恐くないゾウ!」

最初のグループが渡ったあとで少し車を進めたら、あれま第二グループが!というわけで順光逆光両側からの撮影となりました。

Wmv形式、2.87MB、1分16秒

ここで比較的多くの時間を費やしてしまったので、そろそろ本格的に急がないと‥

しかし、地図には「この先ちょこっとメインロードから外れたダートを行ったところにバオバブの木があるよん♪」との記載があるのです。うーむどうするか?でもバオバブの木って見たことないし、この木見たさにマダガスカルも行きたいと思っているくらいだからというわけで即決!行ってきましょう見てきましょう!



こちらもまた順光と逆光両面から。逆光画像にマウスオンすると「黄昏のホーンビル」画像に変わります。

はいはーい、これがバオバブの木でーす!‥。しかし確かに大きくて立派なんですが、いかんせん車から降りられないんで木の大きさ幹の太さなどを実測しにくいんですね。でもそこそこ感動してこの場所を去ることといたしました。あ、ちなみにマップには「Southernmost Baobab」とありましたから、少なくともこの木は南アフリカで一番南に自生する個体のようです。

もっとも実はここ以外にもバオバブの木はところどころに生えておりまして、中には「下車可能、直接お触りもOKよん♪」というところもあったりするんですが、まぁその辺については「この木ってちょっとイメージと違うんだけれど‥」という方も含めてまた後ろのページで紹介いたしますんで。

最後は地平線に沈む夕日と追いかけっこをしながら何とか閉門前にサタラキャンプに到着できました。でも到着が遅かったぶん、いざ売店に行ってみたら主要なものはもはや売り切れ、それじゃしゃーないというわけで夕ご飯はリッチにレストランでということにいたしました。コース料理ではなくビュッフェ形式でしたから好きなものが食べられ、これはこれでよかったかも。ただしデザートのアイスクリームは、アイス自体がフリーザーの中でカチンコチンに凍り付いていて、おしんこどんはかなり格闘していたようでした(笑)。

隣の軽食売店で朝食用にサンドイッチと飲み物を買い、よーしこれで万全、明日はゲート開門と同時に走り出すぞー!(やる気満々)。
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