− Page24 Hluhluwe Umfolozi Parkでゾウさんタンノー、そのあとの世界遺産エリアは‥「?」。



いっきなり目の前にいてビックリ!おーい、口の脇からまださっき食べたらしい枝がはみ出てるよー(笑)。

さて翌朝は5:00起床で5:30出発。「アフリカの朝はサファリから始まる」わけですね。その昔「ニューヨークの朝は1杯のコーヒーから始まる‥」というフレーズのコマーシャルがありましたが、われわれはその「朝一番コーヒーすらも飲まずに」いざ早朝サファリに出発したというわけであります。コーヒー、わたしも職場で飲むのは好きなんですが、プライベートでは何だか(独り言)。あ、わかった、プライベートではコーヒーよりも芋焼酎なんだ!(おバカ)。

というわけで定刻5:30に再びサファリカーに乗り込んだわれわれだったのでありました。ドライバーは昨日と同じくアントニーさん、そして同乗のお客さんはといえば‥


(これまでとはちょっと違うフォントに変えてみました)

というわけでまたもや貸し切りサファリカーにて出発です。と、宿のゲートを出た直後すぐ隣の敷地に何やら動めく「大物」が!うわぁ驚いた、キリンが数頭暗闇の中でこちらを見ていました。スプリングボックがこの辺にいたのは覚えていましたが、まさかキリンまで!ちなみにここはあくまで公園外なのですから、何だか朝一番からたまげつつ昨日と同じ公園へ向かったというわけです。

そうそう、そういえば「キリンの睡眠時間は極端に短い」という話を聞いたことがあったんでした。というわけでちょこっと調べてみると。

それにしても上記時間の誤差を突っ込むより「どうしてたかだか1日2時間足らずで生きていかれるのか?」というところが気になります。そこのところをちょこっとネットで調べていたら、個人サイトのようですがかなり調べこんでおられるこのサイトを見ればよろしいかと(トップページはこちら)。

この後は未だ夜明け前のN2号線をひた走り(オープンカーですから寒いのは当然、われわれ2人とも毛布を巻きちぢこまって乗車しておりました)、一般道に下りてからもやっぱり寒いよねーと思いながら前方を見ていたら、真っ暗な中いきなり飛び出して来なさんな牛だったか人だったか!(苦笑)。

到着は5:55。ゲートのオープンは6:00というわけでまだ開いていません。われわれの前には1台車が止まっていたのですが、実はどうやら公園内作業車のようで、ちゃんと制服を着た皆さんが屋根付きのシートの荷台に並んでちょこねんと座っておられました。これから皆さんはそれぞれ公園内のあちこちで作業なさるということなんでしょうね。そういう意味ではゾウが作業場にいきなり出没しないことを祈るばかりです。いや、私たちはまさにそのゾウを見たいんですが(苦笑)。

そんなこんなで6時ジャストにゲートが開きそのまま進みますが、ちょっと行ったところであれあれアントニーさんがいきなり車を反転させて別の道へと進みます。どうやら日々公園内を案内しているうちに身につけた「野性の勘」が何かを察知したということなんでしょうか?

しばしダート路を進んでいくと「本日の第一動物発見!」、ハイエナです。すでに明るくなってきていたので何とか写真を撮れましたが、それでも光量不足でブレているのはご愛敬ということで。われわれの車が近づいてもしばらく動かず地面に残ったシミのにおいを嗅いでいるところを見ると、どうやらこのシミはいろんな意味でとっても動物性成分を含んでいるのでしょうね(笑)。でもこの画像を撮った直後にはかなりダッシュで逃げてしまいましたが、われわれの車が去った後には多分舞い戻ってきたのではないかと‥。

さてしかし。このハイエナくんのあとはアントニーさんの野性の勘をちゃぶ台返しでくつがえし、「星くん、君の考えとることはわかっとりますタイ!」と大リーグボール何号かを打ち崩す気満々の左門豊作のように思いっきり姿を見せなくなった野生動物軍団だったのであります。いやー、バッファローを除いては見事に何もいなかったぞ。ケニアのマサイマラでは駆使されていた無線交信も全くないようでしたから、ここはガイドであるアントニー氏の勘どころに賭けるしかないのですが‥。

ヒルトップ方面に向けてぐんぐん丘を登っていくと、谷を挟んだ向かいの尾根にゾウが1頭移動しているのが見えました。かなり大きいように見えますが、いかんせん向かいの尾根ですから写真を撮る気にもなれないほどの距離です。ヒルトップ手前で車を反転させ、再びゆっくりと下り始めたアントニーさんですが、どうやらこの界隈に「野臭」を感じているらしく(確かにやや新しめの象の糞あり)、再度車を反転させてまたもヒルトップ方面へ。す、すると!



いっきなり現れたもんだから驚いたやら嬉しいやら♪



朝ごはんをくわえたまま道路に出てきたと思ったら2頭で遊び始めました(ケンカじゃなさそう)。



ずーっと見ていたら次のサファリカーが到着したので特等席を譲ってあげましたのだ。しかし力比べはもう終わってましたが(笑)。




「2頭が力比べの真っ最中」

うわーすごいすごい、静寂の中牙のあたる音だけが聞こえ、おお、1頭が相手の上半身を持ち上げちゃった!これまで何度か野生のゾウを見てきましたTakemaですがこういうのはさすがに初めて。嬉しかったー。

Wmv形式、3.51MB、1分28秒

いやはや、まさにこれだけで本日の早朝サファリに来た甲斐があるというものです。このあとの旅行中にもゾウを見る機会は何度かありましたが、こんなにリアルというかアクティブなのはホントに最初で最後でしたわ。

それにしても本当に嬉しい「朝の出会い」ができたものです。気を良くして進んでいきます‥が?



ゾウの他になかなか動物は出てきませんでした。せいぜいこのウォーターバックくらい。



というわけで、ピクニックサイトにて朝の軽食タイムとなりました。



紅茶とスコーンがサーブされましたが、われわれがまずトイレに向かったのは言うまでもありません(笑)



身も心も晴れ晴れとした状況ですから、あったかーい紅茶とスコーンは何よりも嬉しくてうふふ。



そんなわけでアントニーさんと記念写真。背丈は低くてもナイスガイ、つかず離れずの接客姿勢に大変好感♪



最後の帰り道ではシマウマやキリンがいましたが、まぁこれはいいとして‥(いいのか?)。

そんなわけで宿へと戻ってきたわけであります。時刻は9:30、さっき食べたスコーンはあくまで早朝サファリにおける軽食でここからがホントの朝食なのですが、うわーボリュームたっぷり。



だってさ、オムレツを注文したら、直径約25cm、厚焼きのパンケーキみたいのが出てきちゃいましたもんね(驚)。



いやーリゾート気分満開です。さすがにプールに入るには寒いのですが、夕方気温が1桁台に落ちる頃子供たちがバシャバシャやっていてびっくり。

さてそんなわけで今日は連泊なので気が楽です。こんな時は広いテラスでアフリカの太陽をいっぱいに浴びながら持ってきた文庫本を読みふけるというのも乙な過ごし方ではあるはずなんですが、やっぱりバリバリの日本人であるTakemaは「何もしない」というのがどうしても我慢できません。何かしていないと、動いていないとどうも落ち着かない貧乏性丸出しですね。いや、そんな言い方じゃ実も蓋もないので、せめて「マグロやカツオのように『動くのをやめてしまうと死んでしまう』特異体質なのだ」ということにしておきましょう(笑)。

ということであまり目的のないまま出発です。全然下調べはしていませんでしたが、とりあえず本日の行動は「海を見に行く」ことといたしました。というのも、このエリアのインド洋に面した海岸は、数十kmにもわたってNational ParkやNature Reserveに指定されているのみならず、何と地図には「World Heritage Site」の文字が。うーむこんなところに世界遺産があったのね。ではではどんなところなのか行ってみる価値がありそうでしょということになったわけです。

地図上の距離表示を合計すると海岸まで片道43kmということで「まー程よいドライブでしょ」という感じで車を走らせていると、しばらく行ったところの道路標示にビックリ。

さらにその町から海辺まで15kmあるはずなので、あれましっかり片道100kmオーバーじゃないですか!どうなってるんだと思いあらためて地図を見直してみると‥ちょうどこの区間はページの切れ目に当たっているせいか、途中区間の距離表示が省略されていたようなのですね。というわけでそこそこの距離が追加されてしまったというわけですが、まぁ運転時間にして1時間ちょいですからまあいいかということで。

Mbazwanaの中心部で右折し、マーケットの真ん中を通り抜けて海方面へと進みます。ホントはちょっとマーケットをのぞいてみたかったんですが、駐車スペースが見あたらなかったもので断念。こういうローカルなマーケットっていい感じなんですよね。惜しかった‥。

ここからは道が狭くなりましたが舗装路です。そのすぐ脇に四輪バギー用のダート路がずーっと併走しているのですが、ところどころ結構急な坂道なども用意されているようでなかなか面白そうではあります。それにしても南アフリカの道路整備状況には驚くばかりというか、「アフリカ」というイメージだけで来てみるとビックリしますよ。道路インフラだけで考えればまさにワールドカップを主催する国にふさわしいかも?

そのまま道なりに進んでいくと、いきなり照葉樹林の中を行く道になります。おそらく公園内に入ったということなんでしょう。程なくしてゲートに。あちゃー入場は有料なのね(笑)。R20*2を支払いますが、料金所のお兄ちゃんはしっかり車内のIPodを見つけたようで「お、それってIPodで曲をかけてるの?」と質問してきました。そう、IPodとFMトランスミッターをしっかり持参しているわれわれですので、アフリカの大地を駆け抜けながら聴く曲が「津軽海峡冬景色」だったりするそのミスマッチが大好きなのであります。というわけでかかっていた曲(中島みゆきだったかな?)のボリュームを上げると喜んでくれましたっけ。

そこからしばらく進んでいくと駐車場が。何となくいやな予感がしていた通り数人のお兄ちゃん達が嬉しそうに近寄ってきます。こういう場合「ガイドするよ」等の押しつけ系売り込みが定番ですからね。で、彼らの一人が言うには「ここから先には進めないからここに駐車しろ、この場所がいい」。ちょっと待てあんた達のテリトリーにそのまま入りこんでしまうとろくなことがないはずだぞというわけで、駐車スペースの一番奥にある掲示板を見に行くことに。するとそこには、

バックで戻り、「You are right.」と声を掛けると「イェース!」と嬉しそう。確かに他にもそれなりの数の車が止まっていたことから、「これはこれでいいのかもしれん」と思うことにして彼らのうちの1人が誘導する駐車スペースへ。「オーライ、オーライ!」と指示してくれるのはいいんだけれど、そろそろヤバイんじゃないの?というところまでバックしたところで後ろの木に接触(笑)。

ホントにじわじわバックしていたことが幸いして、どこが当たったのかもわからないレベル(本当よ)のヒットだったので事なきを得たわけなんですが、それにしてもさ、

さて車を停めたあとの彼らはといえば「ビーチはあっちだよ」と声を掛けるだけでついてくることはありませんでした。とりあえず自称ガイドじゃなさそうですが、帰る時にあーだこーだ言ってこないとも限らないので警戒モードを解除したわけではないのであります。

ちょっと歩いていくといきなりの砂浜です。うーん確かに乗用車で乗り付けたら帰ってこられなかったでしょうね。し、しかし何となくの違和感が?

砂浜にはテントが幾張りか張られ(運動会とかでよく見るアレです)、ごく一部で盛り上がっているようではありますが、どうやらそのお客さんのターゲットはといえば「どう見てもスキューバダイバーでしょ!」という感じです。ついでに言えば海そのものも上画像の通りかなり沖合のリーフで波がさえぎられていて、こちら側にはいくつかのタイドプールがあるばかりです。ま、それはそれでアブナクナイからいいんだけれどさ、ちょっと物足りないでしょ世界遺産としては。‥と、ここで気づいたこと。

だからダイバーを乗せたボートがそこそこ何回も海と浜を行き来しているんじゃないかと思うにあたり、この想像はすぐに確信に変わりました。でもダイビングはもちろんのことスノーケリング用の道具すら持参していないわれわれですから、こりゃ世界遺産の海を目の前にして茫然とするしか(笑)。悔しいですがタイドプール巡りをすることくらいしか楽しみはなさそうです。



いや、そもそもTakemaはダイビングのライセンスだって持っていないんですけれどね(ちなみにおしんこどんは持ってるんだなこれが)。



タイドプールにいたのはこんな金魚チックなやつとガンガゼくらいなもんでした。ま、しょーがないですね。

そんなわけでちょっと不完全燃焼のまま駐車場へ。さーてあのおにいちゃんたちとどう接するかが問題です。言ってくるとしたら駐車場誘導料かな?というわけで以下当時のTakema日記から抜粋。
「Thank you」と一声掛けて車を発進させる。前向き駐車なので出るのはスムーズだ。あれ彼ら、案外大丈夫なのかな?(外で何か言ってるけれどね)。おしんこどん「大丈夫だったみたいねあの人達」というので、「うん、ここでぐるっと回り込むこの車を追いかけて来なければね」。

と言った瞬間、彼らのうちの一人、オレンジTシャツを着た兄ちゃん(さっきへたくそな誘導をした彼だ)が小走りに走ってくるのが視界の隅に見えた。やっぱり。あえてそっちを見ないようにしてそのまま(定速で)走り去ることに成功。やっぱり何かの下心があったみたいだが(ちなみに駐車場のどこにも有料を示す表示はありませんでしたので念のため)、わたしゃあんたに支払うべき何らの恩恵も受けちゃいないんだよーだ。Car Security Checkとでも言いたいんだろうが、街中ならともかくここにはそもそもあんたらしかいなかったしね。
そこからは一気に宿まで数kmに位置するHluhluweのスーパーSPARまで。道中では高校生の下校時間にバッティングしたらしく、道沿いの下校風景を楽しみました。



「高校生下校中ほか」

単純な下校風景なのですが。男女ともしっかり制服を着ているのですぐにわかります。

Wmv形式、1.29MB、34秒

さてSPAR入口で荷物を預け、しばしはのんびりと店内(広いし品揃え豊富、カスクワインも購入したし)というところで、ふとヤバヤバの現実を思い出したのであります。

こういうところの常として窓口には「貴重品は各自で持ってくれ、何かあっても一切責任は負わないからね」との掲示があったし、あの時部屋の中にはお姉ちゃん1人だったし(これは記憶違い、2人いた)、東洋人の自分はここでは観光客バレバレだし(ローカルなこの地ではお客も90%以上は黒人の皆さん、ちなみに東洋系は皆無)、そんなわけで自分だけ荷物をピックアップ!車に戻り、腰巻きに貴重品を移動して一安心。普段なら常に「着用」しているんですけれどね。これぞ油断です。



このSPARの隣はミニバスのターミナル、治安的には一番やばいエリアではあるんですが‥やっぱり田舎だしどこかほのぼの?

そんなわけで実用的なおみやげ等を購入し、出発したところでふと「Hluhluwe Station」の看板を見つけて行ってみることにしました。

駅前広場が未舗装であることをみても、もはや鉄道駅はほとんど見向きもされていないことがわかります。



ホームは長いし広い、でも駅舎も含めて手入れはなされていないようです。いまは貨物専用線なのかもしれません。

ホーム界隈およびかつての旅客用待合室をうろうろしていたら、何だか同じ建物のどこからか音楽が。そういう眼で見て初めて気づいたんですが、この駅舎の各室が賃貸に出されていたんですね。ホームを歩いていたらいきなり上半身裸の男性に出くわしたのもそういうことであれば納得、というかわれわれはとんだ侵入者だったといえるのかも?(大変失礼)。



「スーパーを出発&鉄道駅からも出発!」

車載カメラからの映像です。前半はマーケットからの出発、中盤は鉄道駅からの出発です(おしんこどんの「部屋だ!」という声が聞こえますが、ちょうどこの瞬間駅舎の一部が賃貸住宅になっていることに気づいたわけです。最後はロッジに到着するところで終わります。長いな(笑)。

Wmv形式、6.98MB、3分8秒



そんなわけで宿に戻りテラスでのんびりしようと外に出てみたら、あれまブッシュボックか何かがざざざっと逃げていきました。木の上を移動する小さな動物が。なるほど、この宿の通路がみんな空中通路になっているのは、動物たちが自由に移動できるようにという工夫からだったんですね。ということは宿のテラスに1日いるだけでも動物観察はそこそこ出来そうな気がします。さすがにキリンは来ないだろうけれど(笑)。

さーて明日は南アフリカ共和国出国なのです!今度はスワジランド王国がわれわれを待っている!
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