- その5 おしんこどん母とともに奈良から和歌山の湯へ -




こちらがおしんこどん実家‥ではなくこの日宿泊の温泉宿です(笑)。

ということで、おしんこどん実家にはお昼前に到着。さて長旅の荷物を下ろす‥ことはなく、おしんこどん母をピックアップして更に旅は続きます(大笑)。この日は12/26、まだ年末のハイシーズンスタートまでには数日ありますんでもうちょっと楽しんじゃえというわけです。



しばらく走った先で「この先に進むとルート上に食事処がなくなりそうだ」と気づき、急遽お寿司屋さんにピットイン。ランチのセットをいただきました。セットでは「うどん or 赤だし」を選べるのですが、眠くなると困るので赤だしをセレクトしたTakemaです。お2人はもちろんうどんね(もちろん問題なし)。

で、そこからはぐんぐんと進み、高野龍神スカイラインを全線通り抜けた上で(数日前に雪が降り、路面は大丈夫でしたがそこそこの雪景色あり)、一気に今宵の宿である「季楽里龍神」さんに到着となりました。いやホントにどこにも寄らなかったんで写真もなし。そんなわけでお風呂へ。なお撮影禁止なので以下の2枚の画像は公式サイトからの借り物です。



上画像は公式サイトから借用しています。

ところでこの界隈に詳しい温泉ファンの方々からは、「そこ、加温循環じゃなかったっけ?」と速攻で突っ込まれるような気もしますが、承知の上での宿泊ですので念のため。ほら、昨日までとは違って本日はおしんこどん母もおられるわけですから!僅かに消毒臭もしましたが、総じてコンディションは悪くなかったと思います。しっかりツル感もありました元湯界隈からは離れた場所ですが。



ビュッフェ+鍋といういっぷう変わった夕食で、ご飯は食べませんでした(食べきれないこと必定なので)。それでも(3人でも)鍋は完食できず。まぁしょうがないかぁ。

お宿は田辺市内の公社が指定管理者として運営しているようですが(ちなみに龍神温泉も田辺市内)、接客その他とても丁寧で好感。年末年始は当然満室だったんだろうなぁ。この日はたぶん6割ほどの入りだったかな?(夕食会場の着席具合から推定)。



明けて翌朝はほぼいいお天気ですが雲も多し。この日はさしてあちこちを回るでもなく那智勝浦に1泊なのでのんびりの出発となりました。

さて、そこそこ近くに「気になる湯」があったのですが、温泉ファンであるわけでもないおしんこどん母を付き合わせるのも申し訳ないところ。そこで「道の駅 熊野古道中辺路」でおしんこどんと2人でお茶でもしながら待っていてもらい、自分だけダッシュで往復してくるというのはどうだろうと考えていたわけですが、その目論見は道の駅を目にした瞬間に吹っ飛びました(苦笑)。





建物内の販売品には個性的なものもありましたし、一概にネガティブ光線を発するつもりもありませんが、仮に自分が逆の立場だったら飽きそうなこと必定。ゆえに「それならやっぱり一緒に行ってしまえ」作戦に変更しました(笑)。というわけで‥





この女神の湯がある「アイリスパーク」にはバンガローやキャンプ場(少し離れた場所なのかな?)もあり、何と場内にはコインランドリーも設置されていたりするのですが、何だか全体に「手作り感」を感じる施設です。関東なら丹沢や道志とかの「昔からやっているキャンプ場」と同じニオイを感じます(笑)。

ウッディなセンターハウスもあり、ここでお茶をしていてもらってとも一瞬考えましたが、おしんこどん母子は何とここで「お風呂、入ります」との決断をたたき出しました(笑)。浴室棟周辺には先客さんの姿もなく、どうやらこの日の一番湯?

こちらの温泉、源泉温度が低いため加温循環であることは承知していましたが、それよりも公式サイト上にあったこの言葉、





浴室棟及び浴室は実にシンプルですがちゃんとシャワー&カランはあります(ただし源泉利用ではありません)。近年比較的多く見るようになった大きめポリバス、個人的にこれはこれで好きなのですが、ネット上ではこのポリバス浴槽だとなぜか評価が下げられる傾向があると感じています。何でだろう?

さてかけ湯をした上で入浴です。もう何というかかけ湯段階でわかってはいましたが‥





いやぁ噂に違わぬ良泉。「あの」丸進別館(現在は存在しません@宮城中山平温泉)には及びませんが、「ヌル~ヌルヌル」に分類できると思います。ただ、浴槽がそれほど大きくないこともあり、混雑時は湯の鮮度が落ちそうな感じです(そもそも循環してますし)。確か朝は8時から営業だったと思うので、オフシーズンの朝一番が正解かもしれません。



湯から上がると、目の前にはイヌワシ舎があることに気づきました(。園内整備で通りかかった関係者さんに伺うと「あっちにオオワシもいますよ」とのことで見にいってみると‥確かに(左上画像=イヌワシ、右上画像=オオワシ)。そこそこの広さとはいえ彼らにとっては狭い飼育舎での生活は窮屈(&退屈)だろうなぁと思いますが、考えてみればわが家でも自分が子どもの頃は鳥かごでウズラを飼い、同じく大きめのかごでニワトリ(それぞれつがい)を飼っていたのですからエラソなことは言えません。

さらに思い出しました、今の家に引っ越してくる前は庭付きの平屋借家ということでチャボ(やや小型のニワトリ)を日中放し飼いにしていたのですが(確か7羽)、塀を飛び越えてメインロードに遊びに行ったり(駅から3分くらいの場所だったのではなはだ迷惑)していましたっけ。結局野良猫に襲われて1羽もいなくなっちゃいましたっけ。シアワセって何だろう‥(複雑)。

ただし自分としてははっきり言いたいのは「あまりにに偏った意見だけは首肯しがたい」のです。この件絡みでいえば自分はヴィーガンの人たちと仲良くは出来ないでしょうし、グレタさんも自分は好きになれない。かといって地球温暖化など嘘だと公言してはばからないトランプ大統領は頼むからその見解撤回してよです(するはずがないでしょうが)。

西洋白人の判断&行動の根底には「絶対正義があると信じて疑わない宗教的価値観」があるのだろうなと思いますし、そんな民族グループが最初に産業革命を成し遂げたことにより‥いや、ここから先はやめておきましょう。ただの旅行記なんです拙サイトは(苦笑)。



このあとは福定の大銀杏をちらりと見学したりしつつ(直近は立ち入り禁止でした)、ずずずいっと白浜方面へと向かいます。途中、道の駅くちくまのに立ち寄ってトイレ休憩&買い物もしましたが、心の狭いTakemaは運営者に対してちょっと心をねじ曲げました。ええっとクレジットカード(以下略)。

このあとは白浜へ。とはいえ特に目的地はなく、「白浜なら何かあるだろう」程度の立ち寄りでした。パンダが沢山いるという「アドベンチャーワールド」、興味は湧きましたが入場料4500円/人に恐れをなしてやめました(行くならせめて半日くらいかけてじっくりうろうろしたいですから)。

その代わりといってはナニですが、新たな目的地を定めました。まずは駐車場に車を止めて展望台へ。



この日は風が強く観光船は運航中止のようでした。



これ、一木造りの牛の親子像。こんな雨ざらしの場所に置くのは勿体ない‥。





いや実は個人的にはお隣の水族館とちょっと迷ったんですけれどね(苦笑)。ただおしんこどん母子には好評でしたし、自分も実はあまり詳しくは存じていない方だったのでなるほどと。粘菌を初めとする博物学へのこだわりは存じていましたが、アメリカとイギリスに留学したという(実家の)財力とか、大英博物館からの入館禁止措置(こういうの好き)、柳田國男との民俗学の研究手法をめぐる確執など、なかなか勉強になりました(南方氏は間違いなく「比較文化」的見地からの研究だったでしょうから)。



館内は撮影禁止ですが、唯一この写真だけは撮影OKとの掲示があったのでパチリ。しかし、台座の足が目立ちすぎて、何だか「竹馬を操る南方熊楠氏」のように見えてしまうのがちょっとユーモラス。



一通り見学を終えた上で前庭へ。南方熊楠は昭和4年、生物研究者でもあった昭和天皇に対してここ田辺で「御進講」を行っており、右上画像の碑には、昭和37年に再びこの地にお越しになった陛下が南方を偲んで詠まれたという短歌が綴られています。



そこそこ長居をしていたのでお昼時をかなり回ってしまいました。ランチ難民は避けたかったので(コンビニおにぎりとか)周辺の食事処を検索してみると‥





というわけでささっと入店。「ご注文がラストオーダーとなりますが‥」ということであぶなかったぁ(笑)。




おしんこどん母子は昼間から赤のグラスワインをオーダー(自分はブラッドオレンジジュース)。自分は飲めませんが特に羨ましいとも思いません。車だと思うと割りきれます。ちなみに同乗者が寝てしまってもまったく気にしませんが、そういうのを気にする人もいるようで。

ここ「ペスカトーレ」さん、それぞれの料理はなかなか量も多めで、カルボナーラをミニサイズにしておいて正解でした。美味しかったよん。ちなみに隣テーブルの男女は昼からワインボトルを空けておかわりしていたような(笑)。

さてしかし、白浜からこの日の宿泊地那智勝浦まではそこそこの時間がかかります。すでに14:30近くになっていましたからここからは一気に‥あー、でも無料高速、途中までしかないんだよなぁ。というわけで地道にいきましょう。途中道の駅 くしもと橋杭岩で休憩。




(これはこれでいいですが)

というわけで、16:30過ぎに目的地到着。やってきたのは‥





昨年(2018年末)にはレセプションにおられたオーナー氏とひょんなことから話が盛り上がり、まさかの館内案内(普段入れない場所を含む。撮影もさせていただきました)、さらにはもう使われることのない備品までいただくという出来事もありまして(その時のページはこちら)、そもそも「お湯がいい」こともありまして今回再訪させていただいたというわけです。

あ、ただ足が(往年に比べれば)弱りつつあるおしんこどん母にはエレベーターなしのこちらのお宿(あったはずなんですが諸般の事情で撤去済み)は申し訳なかったかなと?1Fの部屋もあったようなのでそちらをリクエストすればよかった‥。

さてそして、こちらのお宿をセレクトした理由がもう1つ。素泊まりホテルゆえ外食となるわけですが、昨年のわれわれの夕食画像に「こういうの食べたいわぁ」と反応なさったというおしんこどん母。ならば今年も行きましょう、





あ、これは昨年(2018/12)の画像です。

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