その4 然別湖コタンの氷上露天風呂をタンノー!



待った甲斐があり念願叶ったりっ!

(2022年2月9日-12日 その4)

まさかの週1メンテナンスタイミングにより(実際に作業をなさっていたので待つしかない)、午前の部における入浴の儀は夢と消えました(笑)。ではちょっと順序を変えまして、次に進むは‥





本当は氷上露天風呂入浴後に楽しみたかったのですが、時間が余っちゃってますからまぁいいでしょう。というわけでひときわ大きな氷の御殿に入っていき、飲み物を注文です。



テーブルも氷、そしてグラス?も氷です!こだわってます。



こちらのテーブルは「気泡入り」。外の光を取り入れていて見た目もお洒落。
ちなみに左上画像マウスオーバーすると外から見た画像に変わります。







氷の棚に飾られた酒瓶もいい味を出しています。

ちなみにこのICE BARはイベント会場としての役割も兼ねているらしく、一番奥はステージになっていました。しかしすごいな、これだけの規模のものを氷と雪だけで造るのにいったいどれだけの時間と労力(&苦労)が‥と思ってしまうほどです。











室内はこんなに広くて、これ以外にもエントランス付近にはスタッフスペース(厨房)やカウンター、さらには個室?まであったりするのだからびっくりです。



ちなみにこれが「個室」です(笑)。







さてそんなわけで一旦「退場」です。ちなみに入場料(500円)を徴収するようになったのはこの2022シーズンからとのことですが(去年までは無料だったということにもびっくりですが)、チケットはシーズンパスとなっていて、同シーズン中は何度でも入場できます。もちろんランチのために一旦外に出るのも全く問題はありません。

ランチはホテル風水でも、道路を挟んだ向かいにあるネイチャーセンター2Fのカフェでも可能です。今回はカフェで食べたのですが、このタイミングで風水に入館しなかったことがある意味仇(あだ)になってしまった部分もあるかも知れません(意味深)。





量的にもほどよくて2人とも大満足。さて時計を見ると「うむ、すでに12時を回って少し経っているぞ」。というわけで、いよいよ行きますよ氷上露天風呂!



なお露天風呂(&足湯)のお湯はご覧のように風水からパイプで引かれています。とはいえ氷上にパイプを直置きしてしまうと湯温は下がるは氷は溶けるわでとんでもないことになってしまうので、左上画像のように中空を走らせているわけです。

また、かけ流しのためオーバフローした湯も、その場に流してしまうと露天風呂下の氷が溶けてとんでもないことになってしまうので、基本的に全量を戻しています。しかし‥途中1箇所だけ氷が溶けて湖面が見えている場所がありますよね?もしかしてあそこから湖に戻し湯を流しているのかな?(違ったらすみません)。



見学できるのは足湯側だけです(当然)。更衣室も氷造り。
(右上画像マウスオーバー。なお足湯サイドの画像ですが)。

さてこの露天風呂ですが、露天風呂も足湯も1つずつしかありません。ということは露天風呂は必然的に混浴となるわけですが、「水着着用のこと」とはどこにも書かれていないんですよね公式サイトを含めて)。

公式サイトに載せられた画像では、タオルを巻いているとおぼしき女性や水着を着た子どもも見られるのですが、お父さんの下半身が水着着用なのかマッパーなのかは(にごり湯なので)わかりません。おしんこどんには念のため水着を持参するよう話しておきましたが、これって「各人のモラルに任せる」という判断でいいんでしょうかね(そうだと嬉しい)。

さて更衣室に入ると先客さんが1名いる様子。ゆえにおしんこどんは水着をということになりました(更衣室内にカーテン付きの簡易な目隠しスペースがあります)。と、われわれが服を脱ぎ出すが早いか、その先客男性が湯から上がってきました。ということは‥



というわけでTakemaはマッパー(先客さんもマッパーでした)、おしんこどんは「次のお客さんがいつ来るかわからないので」そのまま水着入浴ということになりました。さて、いざ、イザ、IZA!





ちなみに午前中のメンテナンス終了後に湯を溜め始めたということで、まだお湯が溜まりきっていなかったというのが唯一の難点のど飴というところでしたが(湯は浴槽縁からオーバーフローさせず、上画像左側に見えている受け口から排出されます)、このロケーションとかけ流し、たまりません。ではでは!









本当にこの日はずっと快晴でほぼ無風、気温はこの時点で-7度くらいだったかもしれませんが実にいい湯浴み日和だったんです。たぶんこの翌日(建国記念の日)も同様な天気だったと思うのですが、混み具合は全然違っただろうなぁ。

そこそこタンノーしたあたりのタイミングで、入口のあたりでスタッフの方(小屋があり常駐)とどなたかが話をしているのが聞こえましたので上がることに。え、もう帰るの?いやいや、まだ足湯のほうに入っていませんからそちらに移動するだけです!



多くの人はこちらだけでも満足出来るんじゃないでしょうか。SNS映えもしそうな絵面ですし。



外観はこんな感じです。こちらの方がちょっと熱めだったかな。



というわけで4時間弱の然別コタンをタンノーして、13:20発のバスで帯広へ戻ります。さすがにその次の便(16:10発)だと時間をもてあましてしまいますので)。



ここ然別湖から糠平温泉への区間は冬期通行止めです。それはまぁ毎年のことだからいいのですが、左上画像にも出ている山田温泉はもう復旧しないのかなぁ。閉館してずいぶん経ちますから、やや年季が入っていた施設はもはや要建て替えかと思いますがそのお金はさすがに鹿追町にはないでしょう。

そしてさらにここ然別湖にも2017/3に閉館した「ホテル福原」があります。帯広をベースにしたスーパー福原が運営していたホテルなのですが、なぜスーパーがホテルを?と思って調べてみたら、福原の創業者が鹿追町出身だったそうなのです。わが町の素晴らしい場所を世に知らしめたいという思いからここにホテルを建てたようです。

しかし閉館後5年が経ち、外観上は傷んだ箇所や窓ガラスの割れ等は見られませんでしたが、こちらももうそのままでは使えそうにありませんし、ホテル風水よりも大規模な施設ゆえ撤去にも相当の費用がかかりそう‥。どうなってしまうんでしょうか。



復路のバスは往路のそれよりも新しいのか乗り心地がヨカッタです。



白樺峠を越えると、眼下に十勝平原が広がります。ホントに真っ平ら。

さて、この日の成果?に満足しつつ1時間40分ほどの路線バス旅で帯広に戻る途中、ふと思い出してバスの切符を取り出しました。ん?ん?んんん?





2人で6000円分もあったのに‥。風水のレストラン食事代やアイスバーの飲み物にも充当できたはず(カフェは不明ですがたぶん割引のみだったかと)。あーやってもうた残念!思いおこせば、バスを降りた瞬間にコタンのことで頭がいっぱいになりクーポンのことなど綺麗さっぱり忘れていたわけです。

でもまぁ、その分鹿追の観光経済にちょっとでも寄与したのかなと考え自らを強引に納得させました(笑)。



さてふく井ホテルに戻ったあとはしばらくのんびり。連泊は楽でいいなぁ。で、そのあとネット検索で夕食の算段を付けて行ってみたら、1軒目はコロナ休業、2軒目は「本日貸し切り」とのことでともにボツ。というわけで大きめのお店がやっていたのでまぁいいやということで入店(右上画像マウスオーバーで別画像に変わります。セブンの上です)。



飲み比べセットを2種類頼んで乾杯!

ただ、お店はかなりガラガラでした(半個室形態なので敬遠される造りではないはずなのですが)。また注文時にもマネージャークラスっぽい店員さんから「あぁすみません、それは切らしておりまして‥」とのお返事を複数回いただきました。

そうだよなぁ、時短営業しているとはいっても「居酒屋には完全に逆風のこのご時世」ですから→「お客が来ない」「仕入れてもはけないから仕入れ自粛」「品切れの増加」という切ない連鎖になってしまっているのかなと。何とかコロナ明けまで踏みとどまってほしいものです。






さてお店からは数分で宿に戻りました。気になるのは明日のJR北海道の運行予定なのです。この日の十勝はとてつもなくいいお天気でしたが、ひと山越えた石狩(札幌)地方のJRはほぼ運行できない状況が続いていたのです。現にこの日、札幌と帯広・釧路を結ぶ特急列車は1本たりとも運行されなかったようでしたし。

まずはTVのニュースチェック。



うーん、まだかなりキビシイですねぇ。

しかし、やはり最新情報は当事者(社)から入手するのが一番だというわけで、JR北海道のサイトに何度もアクセスして確認します(1-2時間ごとに情報が更新されていたので)。そして20:30頃だったか、欲しかった情報である「明日運行予定の特急列車」という項目がアップされました。それによりますと‥




(スマホの画面が割れているのはこの際無視してください)。

というわけで、無事明日目的地に到着できる算段がつきました。安心しておやすみなさいです。

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