その3 霧ヶ峰の展望をタンノーしつつ乗鞍高原温泉へ



午後は反対側から八ヶ岳を眺めることに。

(2022年11月3日-6日 その3)

「お昼ごはん」。よく考えれば一大観光地である白樺湖まで行けば何でもあったのでしょうが、その手前でどんどん峠に向かって上り始め、お店どころか家々もどんどん減っていく‥と、そこで!





レストランも併設ということですからもう何も問題はありません。高級感溢れる施設(お値段も相応っぽい)ではありますが、もうここに決めちゃいました!まずはレストランへ。




(ただしお値段は推して知るべし@ご覧のとおり)

でも食いっぱぐれるよりはマシですし、まぁ美味しそうなので無問題です。というかコロナ禍以降われわれのお出かけも日帰りを含め往時の半分以下になってますんで多少の贅沢は十分に許容範囲なのです!(ここだけの話ですが、お出かけ減少のため給与が振り込まれる口座の残高は増えているくらいです。この物価上昇時においても=以前どれだけ使っていたんだよと自己ツッコミ=ただし普段は外食もほとんどしませんので=言い訳)。



というわけでそれぞれ注文し、分け分けして食べました。お蕎麦はきちんと手打ちでコシもありましたし、三種のツユによる味わいもよしよし。おしんこどんには嬉しいデザートのソフトも付いていましたしね(自分はこだわりなし)。軽めの昼食は今宵宿の夕食を考えると正解かな。

で、この施設には自家源泉のお風呂もあるのです!高いですが(確か800円)、そうなるとお客さんも少ないだろうという想定でいざ入浴!



自販機でチケットを購入し、それをあてがうとゲートポールから先に進入OKという仕組みになっていて、基本的に温泉部に人員は配置されていません。しっかり省力化が進んでいますが、このエントリー部にはどこかにカメラがあるんでしょうね。いやそれこそ当然です。脱衣場やお風呂に仕込むのでなければ。

撮禁掲示がないことを確認し、先客さんありの内湯ではなく露天風呂に直行です(もちろんその前に掛け湯&洗いはしましたよ)。







お米を量る桝の巨大版系浴槽もありました。先客さんが入ったゆえにお湯が少なめだったのか、それともどこかに排出口がしつらえてあったのかは不明ですが、たぶん前者じゃないかと。

お湯は実にシンプルな湯触りと味わいで、「これぞまさに単純泉」というところです。いやこのコメントに悪意など一切ありません。こんな湯に毎日浸かれる方々は実に羨ましいわけで間違いなくほめ言葉。

さて湯上がりに一服‥でも建物周辺に喫煙所が見あたらないなぁ、端っこまで行ってみるかと足を進めたところ、





ちょっとびっくりしました。左上画像を見ればおわかりの通り立派な柱が林立しており、この足湯は東屋としての屋根掛けがなされています。そしてその先の川に向かう歩道まで。

なのに、駐車場エリアには足湯に関する案内掲示が見た限り皆無だったのです。両上画像を見ても足湯周辺は完全に乾いていますからしばらく誰も利用していないことがわかります。せっかく立派な設備を造ったのにどういうことなんだろう?



このあとはビーナスラインを霧ヶ峰に向けて進んでいきます。実はこのビーナスライン、これまで四輪では一度も走ったことがなく、またバイクでもほんの数回しか走っていません。しかもそもそもの訪問自体たぶん今世紀になってからは初めてかも?中央道の土日の混雑を考えるとついつい足が遠のきがちになってしまうというわけです。

週末に限らず、平日の朝の定番たる中央道から首都高に連なる上り線の渋滞、ごく当たり前のように毎日に10km以上渋滞しているわけですよね。何か抜本的な改善計画は‥考えられていないようですね。まぁ首都高があの有様のボトルネックですから如何ともしがたいわけですが。



だから、実に新鮮でしたよあちこちの景色が。八ヶ岳の裾野越しに見る富士山、その裾野のさらに延長線越しに見る南アルプス(左から順に鳳凰三山、甲斐駒、奥に北岳と間ノ岳、一番右が仙丈ヶ岳かなと)。多少霞んではいますがお天気バッチリで何よりです。そして、その八ヶ岳の火山活動を髣髴とさせる裾野の傾斜は茅野市から諏訪市に向けてどんどん下っていたのですね。そしてその最低標高エリアにあるのが諏訪湖。

諏訪湖からは岡谷側から流れ出るのがかの天竜川というわけです。考えてみれば八ヶ岳に毎年登りに来ていた(3月の春山登山は毎年だった)高校生時代は、「諏訪湖の水は日本海に流れ出る」と思い込んでいたわけで、大馬鹿でしたねまったく。



ライダーさんもこの日は快哉を叫びつつのツーリングだったのでは?





赤岳に比べて阿弥陀岳があまり白くもない(雪が付いていない)のが不思議ですが、地形や植生にもよるのでしょうね。岩稜の横岳はそこそこ白いですし。そういえば赤岳以南の権現岳方面って行ったことがないんです。「いつかは赤岳からの最南部縦走を」と考えていましたが、もうたぶん行かないかな(ジジイ化)。



これまで数回しか来たことがない霧ヶ峰ですが、何だかほのぼのしました(グライダーも飛んでましたね@右上画像)。ただこれも連休中とはいえオフシーズン入りした11月ですからそこそこ空いていたわけで、初夏から秋の週末ともなると全然印象が違うはず(人も車もバイクもうじゃうじゃ)。その時期に来るとしたら間違いなく平日ですね。



このあとは道を間違えつつも諏訪に降り(岡谷に降りるつもりだったのに)、再び高速に乗って松本ICへ。そこから西に向かってお宿へとなれば、ある程度エリアの見当は付くかと思います@皆さま。今回は奇をてらわず、素直に乗鞍高原温泉のお宿を予約しておりました。ん?その場合の「奇」ってどこなんだ?まさかの上高地温泉ホテルとか(さすがに「Empire」のほうは手が出ません(苦笑))。。



庶民派のわれわれはペンション「グーテべーレ」にお泊まりです、乗鞍高原エリアのかなり下の方かな。チェックイン時におしんこどんが「割引に必須の」接種済みアプリに一部未登録だったというトラブルはありましたが、住民基本台帳カード(あのダメダメだったやつね)ではなくマイナンバーカードを持参していたことでデータを読み込み事なきを得ました。数千円違いますからねぇあぶないアブナイ。



さてこちらのお宿はこの界隈の観光開発時期に建てられたのでしょうが、少し後期なのか設備的にはそれほど古び感はありません(ないわけではないですが)。われわれの部屋はメゾネット部屋で(これも当時の流行り)、でもさすがに上の部屋を使うことはありませんでした(右上画像マウスオーバーで俯瞰画像に変わります)。ちなみに奥さんはかなりのお話し好きとみましたよ(笑)。

さてこの日は文化の日の祝日とはいえ翌日は平日の金曜日ですからそう混んではいないだろうと思いましたが、早めチェックインで、まずは家族風呂に一番乗りすることにしました。すると‥





なおスイッチをオンにした上で湯を投入するシステムで、入浴ごとに湯を貯めるようです。硫化水素による影響を最小限に抑えるためだろうとは思いますが、ちょっと風情に欠ける気が。大きさも2人で入るには中途半端で、そこそこ浸かった上で上がりました。よーしそのまま大浴場に行っちゃえ。





乗鞍の湯らしい、薄め白濁の湯(単純硫化水素泉)がそろそろと静かに注がれています。湯温はこの時期だからかややぬるめですがこれもまた乗鞍ってことで(源泉から7kmの引き湯なので)。流れてくる間に湯がもまれて柔らかくなっているのか、湯ざわりはマイルドな感じです。



露天風呂は冬季閉鎖‥ではなく、保温のためマットをかぶせているだけです。



部屋に戻って信州割クーポン券を手にニヤニヤしたりしているうちに(うそつけ)入浴、いや違った夕食タイムとなりました(また入ってどうする)。乾杯のお酒は「大雪渓」と赤ワインね。




量はそれほど多くはなく、それでも日本酒に合うアテも並んでいてよしよしです。順繰りに出来たてを出していただいたし、美味しくいただきまして終了です。あ、デザートはいつもの通り部屋に持ち帰って食べましたけれどね。

明けて翌朝は曇りの天気で、予報でも「曇りところにより一時雨」という感じだったのでまぁ仕方がないですね。ではでは、朝風呂と洒落こみますか。





内風呂で温まったあとは、「露天風呂保温シート全面外しの儀」に向かいます(サムイ)。でもまぁ外し終わり、再び内風呂に戻ります。え、浸からないのかって?いやもちろん浸かりますよ、アレを使いたいだけです。それは‥





いや別に夢ってほどではないか(苦笑)。でもこのアイデアはいいですね。なおアクリル板は内側から外側方向にしか開きません。両開きにしちゃうと外の寒気が風とともに入りこんじゃいますからね。

露天風呂の目隠し塀はそこそこ高いので、湯に浸かったままだと景色は望めないのですが、湯から上がって一時クールダウンということで立ち上がると‥





うん、これは朝からいいものを見られました!とはいえ、この日太陽の光を目にしたのはこの時を合わせてもトータル10数分だけだったんですけれどね(笑)。



朝食は和洋選択可能ということでしたので、それぞれを頼みました。



左上画像は洋のデザートですが、熱々のお焼きは和洋共通です。

さてさて、それでは本日も張り切って行ってみましょー♪

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