その4 そしていつもの鳴子でいつものテンプレ行動



ふぅ、朝湯でしゃっきりしました。

(2023年3月23-27日 その4)

新庄、できれば時間的にその手前にて食べたかったお昼ごはんなのですが、われわれ夫婦のお出かけランチといえば「お蕎麦か海鮮か、ごく稀にイタリアン等の洋食か」にほぼ限定されます(笑)。ええっとこの前日の村上市でも蕎麦が一品入っていましたよね。

でも新庄といえば立地的に海鮮は選択肢にはないかなと(でも以前山形市でお寿司やさんに入ったりしましたが=おいしかった=実は内陸だって海鮮系はイケるのです)。というよりも、新庄市周辺というか山形県内陸北部はとにかくお蕎麦のお店が多くグレードも高いので、そうなるとここでは「お蕎麦一択」となるわけですよ。

で、途中にあった長三郎そば店をついついスルーしてしまったわれわれは、以前温泉師匠とご一緒したお店を記憶で目指すことに。たしか無料高速のすぐ北側だったよなと思いつつも、どうもそんな店が見つからず、それならいいやえいやっと国道を外れ市内に進んだ先にあったこちらのお店へ。



右上画像は先客さんがお帰りになった後で撮ったもので、実際はそこそこ混んでいましたし、入店時は大人数系複数グループのテーブルに何もお品が出ていなかったので「ああ、こりゃ少し時間がかかるな」と覚悟しました(仕方ない)。ただ、われわれの注文をいつまで経っても取りに来てくれず、ついつい厨房まで注文しに行った次第です(うっかり忘れられていたようでした@ま、そんなこともありますね)。

で、おしんこどんは合い盛りそばと天ぷら盛り合わせ単品、そしてTakemaは肉そば(冷)を注文しましたよ。





合い盛りの田舎蕎麦はむっちり濃厚な太さと濃さを見せています。冷たい肉そばは当然鶏肉が載せられているのですが、比較的小さく切られており、ちみちみと口にするのに丁度よい感じです。この硬めの食感がいいんだよなぁ。天ぷらは分け分けして食べました(みみっちいようですが、まぁ夫婦なので「半分囓り」とかで)。

ただ山形の肉そば(冷)、これまでまだ数えられるくらいしか食べてはいないのですが、比較的ツユが濃いことが多いですね。まぁツユを飲み干す習慣はそもそもないとはいえ、自分も血圧高めだしなぁ。ただ、こっちに来たときしか食べないわけだしまぁいいか!

ちなみにデザート付き(右上画像マウスオーバー)で最後はさっぱり。ごちそうさまでした。

さてこの日はここまで立ち寄り湯に入っていません。まぁ温泉の数も限られているので(新庄温泉がまだあったらなぁ)、ちょっと寄り道して羽根沢もいいかなと思っていたのですが、新庄市内まで来ちゃっているしなというわけで、ターゲットを瀬美温泉に据えて進みます。瀬美温泉、以前の共同浴場しか入ったことがないので、今回は是非「喜至楼」に日帰り入浴をと目論んだわけです。しかし‥




(それはともかく、温泉神社の飲泉、熱くて飲めませんでした)

まだまだコロナの影響はいろんなところにありますなぁ。この後2023/5には分類が「5類」に変わりましたが、それでも日帰りを再開しない施設は一定数出続けるでしょうしねぇ(ウイルス自体が弱くなったわけではないですし、そもそも手が回らなくなったとか年齢の問題とか)。



なお薬研湯への一縷の望みは瞬時に打ち砕かれました(笑)。

新しくなった共同浴場はパスすることとして、そうなると新たなターゲットは‥普通なら赤倉温泉というか、もう赤倉しかないですよね(この日は東鳴子温泉泊なので中山平だと近すぎるかと)。しかしその「普通」をセレクトすることはなく‥





地元会社の合同保養所なのですが、有り難いことに一般の利用も受け入れて下さっており、もう何度もおじゃましました。場所的に奥に入りますからそこそこ空いているんですよね。今回は管理人さんがおられましたが、無人の時も多いです(その場合は受付にお金を置いて入る)。

この日も男女とも貸し切りでした(夕方とかは社員の方々で混むのかも知れません)。というわけで‥








(虫が出る時期はやめましょうね)



「保養所」だけあって、庭園には橋も架かっているし石造りのテーブルやいすもあってうらやましい限りです。なお源泉はナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉で、湯触りに大きな特徴はありませんが「いいお湯」なのは間違いありません。

さてほぼ同時に湯から上がり、クールダウンで表に出ていたところで、次のお客さんご夫婦がやってきました。ん?ご主人?玄関とは別の方向にペットボトルを手にして歩いていき‥ん?パイプから出ている水を汲んでいる?むむむ?すぐさま聞き込みに向かうTakemaでありました。







ただし公式に飲用とされているわけではないようですので自己責任にて(年1回水質検査は行っているということのようですが)。われわれは計12L汲んで全部飲みましたがお腹の具合には何らの変化もありませんでした。

なおそのすぐ近くには源泉タンクからの余り湯が出ていました(右上画像)。ただアチチゆえ不埒行動には向きません(そもそも建物のすぐ近くですし反対側には直売所もありますし)。

さてこちらを出発したのはまだ15:20頃でして、東鳴子のお宿には16:00前に到着してしまいました。いや、というかそういう計画通りでして、この日のお宿は比較的混んでいることがわかっていたので、早めに湯を‥という算段だったのです。





部屋に入るもそこそこにまずはお風呂へ。こちらのお宿は初めてなのでキンチョーします(うそです)。あの掲示(がないこと)を確認し‥





かけ湯をすると‥「お?比較的熱めの設定だ」とちょっとびっくり。というのも、お子さん連れのお客さんが複数等到着していたのを目にしていたので「大丈夫かな?」と思ったからなのですが、あとでお隣(女湯)から「お母さん大丈夫だよ、ほらもうボク入ってるし!」という「男気発言」をしている坊やの声が聞こえてきました。坊や、将来はさぞかし立派な温泉ファンに!(以下略)。

泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉でいわゆる重曹泉。いさぜん旅館の一部浴槽(大浴場?)と同じ湯だということです。多少茶系ですがこの日がたまたまそうだったのかかなり「うっすら」でした(右上画像マウスオーバー)。



露天風呂も同じ源泉です。展望はありませんが。



さてお湯をいただいたあとは歩いて八兆へ。屋根の「八兆」の文字、先年塗り直したばかりなのにもうくすんできていますね。やはり赤は退色が早いということなのでしょう。

予約は18:00にしていましたが、早めに出発準備ができたことと、「おそらく多くのお客さんが18:00で予約していると思われること」とを考え合わせ、17:30過ぎに入店しいろいろとオーダー。これが大正解で、予想通り18:00以降はグループ客がそれぞれ怒涛の注文を入れたことから配膳が滞る滞る!やはり「早めイン」が正解ですね。生ビールとレモンサワーで乾杯となりました(右上画像マウスオーバー)。







そんなわけで「お肉類をタンノー」の喜びに浸っているうちに、「ハイ、フィレでーす!」と海鮮王国の開幕開始となりました(笑)。まぁ一切来ないとは思ってもいなかったし、これはこれでね。このあとホヤものっかりました(右上画像マウスオーバー)。

ところでレモンサワーを飲み干したTakemaがマスターに「ではでは、芋焼酎ボトルを入れてください」と申し上げたところ、マスターからは思いがけないご返答が。



といわれて出されたボトルには‥




(真ん中画像、指の位置まで入っていました)。

どうやらボトルキープのバックヤードには自分のボトルが複数本ストックされていたらしく、それらをまとめておいて下さったようなのです!(普通のお店なら「流しちゃう」と思うのですけれどね。本人だって覚えていなかったわけですし)。というわけで「コロナ禍ゆえ下手をすれば数年モノ」の焼酎をたんまりといただき、いくらおしんこどんと2人でとはいえ、そのボトルを飲み干して新たなボトルをオーダーするとは思ってもいませんでした(笑)。

あ、すっかりゴキゲンになっていたTakemaは、少し前にそのニューボトルをオーダーしたことをしっかり忘れ「マスター、新しいボトルをお願いします」と注文しようとして、おしんこどんに「Takemaくん飲み過ぎ!ブブー!!」と警告を受けたというのはここだけのヒミツです(苦笑)。

この後は宿に戻って焼肉臭を落とした後でバタンキューの就寝サンダーライガーとなりました。

明けて翌朝、朝風呂でさっぱりして朝ごはん。



朝ごはんはこんな感じ。自分にはちょっと量と品数が多いかなという気もしますが(残すの大嫌い)、自分としては右上画像の鬼おろしが添えられたきのこが美味しかったなと。あと最近は「とろろ」についついハマってしまいます(この日はありませんでしたが)。あれって、ご飯にしろお蕎麦にしろ「かけて食べれば何でも飲み物にしてしまう」魔法の食材ですよね!(よい子はきちんとたくさん噛んで食べましょう)。

というわけで朝食終了。ですがいつもよりのんびりペース。というのもこの日の目的地は1時間ちょいで到着できる駒の湯温泉、しかも下界でランチを食べてから上がるというわけで、到着は14:00を目途にしていましたので(実際は少々遅れましたが)。

ではではとお風呂に向かうと、いわゆる大浴場(男性)は清掃に入っておりました。「男性は『赤這の湯』をご利用ください」とありました。「赤這の湯」って、もしかして引き湯しているのかな?(高友旅館でもとある湯は対岸から引き湯しているそう)。



ただ宿の方に聞いたわけでもなく確証もありませんので念のため。湯花は多めで茶濁りもやや濃いものの湯触りは姫の湯のお湯と似た感じでした。

そんなこんなでなんぶ屋さんをチェックアウトし、そのあとは‥



いつものなるみさんで駒の湯の湯守ご夫妻へのお土産を買い出すことに。しかし駒の湯到着後びっくりしたのが駒の湯湯守のこの発言でした。



うっはぁ(もちろん)知らずに直近のお菓子を買っていってしまいました。でも「これは食べたことがないなぁ」とおっしゃってもらえたのでまずは何とかというところ(汗)。

と、ここで前夜の八兆でお隣席だったソロ女性(From関西)に再会しました。しっかり「なるまん」を1個手にして出て来られたところでお互いに「あ!」という感じで。彼女は前夜阿部旅館宿泊で、「このあと列車で移動して湯めぐりです」とおっしゃっていました。鳴子温泉や中山平界隈かな?

「じゃ、お楽しみを♪」ということで別れましたが、どうせ急いでもいないので鳴子御殿湯駅に行ってお見送りをいたしました(画像はありません)。

さてさて、鳴子-駒の湯の移動でこんなに時間があるのは久しぶりというかたぶん初めてです。というわけであそこに寄ってみましょうの「あそこ」は次ページにて。

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