その5 駒の湯で「お花見」&怒涛の植樹のあと鳴子焼肉



こんな大きな「うろ」のある木って久々に見た気がします!



明けて翌日。朝ごはんをいただいたあとは木っ端のチップ化作業でしたが、作業中の画像や動画はありません。チップ化作業マシンのみ撮っていました。

で、このあとは湯守夫妻と「お花見」に出かけることに。とはいえ車ではなく徒歩にて。かつてキャンプ場があったエリアにヤマザクラがあるということなのです。



歩いていくと‥何本かのヤマザクラが見えてきました。この辺りも湯守は草刈りをしているのでしょうね(これだけの広さとなると実に重労働です)。









塩漬けにしてということで、撮った量は右上画像のような生やさしい量ではなかったことをここに申告いたします(笑)。右上画像マウスオーバーでタッパー画像に変わりますが、それもパンパンでした。



順序は前後しますがブナの木の「うろ」です。右上画像にはサイズチェックのためライターを置いています。これ、いざとなれば人が入れるサイズですし、もしかして「動物」(種はともかくとして)がこれまでに冬越ししてきたのかもしれません。

ちなみにこの木はキャンプ場時代にも残されていたのでしょうが、周辺は成長の早い木々により林になりつつあります。 駒の湯周辺とは状況が違いますが(あちらは土石流および捜索作業により表面土壌そのものが剥がされたので)、こちらも「自然」に戻っていくのですね。まだ一次林モードではありますが。



小さいですが湯守によりネマガリも収穫。お昼ごはんの一菜に。

このあとは湯小屋に戻り、人的リソース不足によりこれまで手がつけられていなかった「植樹」です。植樹予定エリアにあった苗を植えていきます。



一気呵成の勢いで植えていきます。

実は湯守は(われわれに遠慮して?)数本ほど「記念植樹」でいいかなと思っていたようなのですが、われわれが一応ちゃんと働いていることを見て?「ここにある苗+α、全部植えたれミッション」に変更なさいました。自宅周辺にあった苗も少々運んできて‥






いやぁ、このミッションは何だか達成感がありましたね(笑)。しかし湯守いわく、



とのことでした。うわぁ‥(今日は無理)。というのも、今宵は鳴子で再び「合宿行動」なのです。



というわけでお昼ごはんに十割蕎麦をいただき、お風呂もいただ‥おっと、この前のタイミングで「温泉師匠」がどうもと顔を出してくれました。お風呂掃除は朝ごはん前に終えていたので、きちんとお風呂もタンノーしてもらい、このお蕎麦もご一緒にいただきましたよ。この数時間後には焼肉宴会でまた一緒になりましたが(笑)。



そんなわけでわれわれも午前中の汗(結構な汗)を流したうえで出発です。次は夏に訪問予定です。



それにしても、コロナ禍以前の通常営業時は慰霊碑まですっかり見渡せていた駒の湯周辺ですが、今はもう(植樹により)全然見通しが利かなくなりました。いや、このこと自体は実に喜ばしいことなんですが、やはり時の流れというものはすごいですね。あの荒廃が本当に過去のものとなっていく‥津波被災地にも同じことがいえますが、当時かの場所で何が起きたのかがわからなくなっていくということには複雑な思いも抱きます。

もっとも駒の湯の場合には、沢を挟んだ対岸の斜面崩落があまりにも痛々しく、訪問者にも当時を思い起こさせてくれるのではありますが(崩落面には草が生える気配すらありません。土壌に養分がほとんどないからでしょう)。

さて市道-荒砥沢ダム経由で鳴子へと向かいます。ロックフィル式の荒砥沢ダムですが、岩手宮城内陸地震の際、ダム湖内は山体崩壊による土砂流入により津波も発生したということですから、堤体は揺れ+αによく持ちこたえてくれたものだと思います。いや、それだけ強固な設計がなされていたということなのでしょう。



で、文字(もんじ)地区の二連水車へ。あまり観光ルートともいえない場所にありますが(そもそも駐車場自体ありません)、これはなかなか立派な灌漑構築物です。ちなみに渇水期には当然止まっています。





というわけでこの日のお泊まりは久々の「旅館すがわら」さん。いろいろリニューアルしたようで外観も何だか山城チックになっていました(個人的印象です)。でもこの独特のフォントによる看板は以前のままでした。

で、ちょっとびっくりしたのが、この改装からなのか「食事付きプランを全廃、素泊まり宿に移行」ということでした。こちらの規模のお宿でそれを決断するというのはかなり勇気ある決断だったと思います。せめて朝だけでも‥いやそれは(後述)。



「合宿」の皆さんはすでに到着済みで、「部長さん」にお宿代を支払いました。あ、かつて一世を風靡した?中庭の足湯はもう使われていないようですね(行ったことないですが)。

で、このあとはざっくり湯浴みというわけですが(どうせ夕食時にアブラまみれになるので浸かるだけ)、どうやら新しい浴室が出来たということなのでまずはそちらに。



このあたりは完全改装されてますね。




(ほめ言葉です)



ええっと、このお風呂には「湯口」が存在しません!見ておわかりでしょうか、男女別の仕切りとなる壁の(ほぼ)全面から湯が落とされており、その過程で高温の源泉が冷やされて浴槽に注がれるという、いやはや南友系に湯守泣かせの、



なお撮影後に入って来られた「番頭さん(仮名)@鳴子界隈の常連」によると、やはり保健所によるチェックはなかなかのものだったらしく、この浴槽に営業許可が下りたのはほんの数日前だったのだとか。だから逆に知られていなかったのか、GWど真ん中の夕方なのに先客なしだったのでありました。



というわけでこのあとは「非公式送迎車」にていつもの焼肉屋さんへ。以前の予約では時間を「18:00」にしていましたが、圧倒的にその同タイムでの予約が多いだろうと考えて17:00過ぎの入店&注文は大正解でした(何たってGW中だし)。われわれの注文「お肉や野菜(これ重要)」はスムーズに提供され、そして18:00。これ以降は全ての提供が滞っていたようでした。







しかしそのあとしばし、マスターの手が空いたあたりでやはり登場しましたねぇ海鮮八兆!







お宿に戻ったあとはザブってお休みしました。



さて、明けて翌朝はみんなで朝ごはんなのですが、上でも書いた通りすがわらは素泊まり宿になりましたから朝食は自前で調達するか‥こちら、お宿目の前の「菅原分店」でいただくことになります。ちなみに開店は朝7時ですし、いわゆる角打ちスタイルなので朝から飲むことだって可能です(笑)。



なおこの朝は温泉師匠ほかの方々によりメニューにはない少しゴージャスバージョンを予約して下さっていました(お値段もその分ちょっとプラス)。

でもきちんと美味しかったですし、そもそもこの品揃えであればこちらのお店の基本である「呑み」もやってみたいなぁ(画像はごはんものメニューだけですがちゃんと一品ものも多くラインアップされています)。しかしふと気づいたことといえば‥



うーむ、今後の課題かも知れません。というか、そもそも連泊した温泉地自体が数えるほどかも知れませんが(貧乏性なのですぐ移動したがる)。



このあともういっちょ朝風呂をタンノーし、



いつものお店でなるまんやお酒を買い込んで出発です。

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