- その8 引き続きぬる湯炭酸泉を三連発! -



有名なこちらの共同湯、あらためて語る必要もないでしょう。



(2024年7月26日-8月2日 その8)

さてこのあとは三瓶山麓にてお昼ごはんと目論んでおりまして、お蕎麦と温泉で二度美味しい「そばカフェYumoto」を目指しておりました。脇道に入り坂を上っていきましたが‥



やられた感がひとしおですが、これもまたTakemaの下調べの甘さに起因するわけでありました(苦笑)。となるとどこかほかのお食事処‥しかしそもそも食事ができるところが少ないし‥



まぁ後から考えれば「ダッシュで向かい、入り口で腰をくねらせての低姿勢で懇願すれば」大丈夫だったのかもしれませんが、このときは「まぁいいや、最悪でもカフェなどでの軽食なら何とかなるはず」だと思っていたのでした。しかし、近隣の食事処を検索してみると‥





というわけで途中のお店も休みなのを確認しつつ三瓶観光リフトの駐車場まで上がってきてしまいましたが、この車の数をみればわかるように‥この日はリフトまで定休日(火曜日)、そのせいか併設のワイナリー&売店も休業でした。つまりこの日にここに来たって何もないってことでありました。

となるとここにいてもお昼ごはん問題は解決しません(そりゃそうだ)。とりあえず商店で何か食べ物を買い込んで‥というわけで検索してみると、どうやら下界に(ここは山の中腹なので)「スーパーこだま」があることを確認し、来た道を戻っていきました。





いや、亀の湯はそもそも訪問候補に入れていたのですが(昼食後詳しい場所を確認するつもりだった)、まさかのお隣だったとは!そして目の前の駐車場から1台の車が走り去り、もしかしてただ今先客さんなし状態?買った軽食(牛乳とランチパック)は後回しにしてカラカラと引き戸を開けると‥うん、先客さんの靴なし芳一ラッキョー!2人分の入浴料金(2024/8現在は400円/人になっています)を料金箱に投入し、いざ敢然と入浴行動へと進みます。





楕円形というか小判型の浴槽に注がれているのは「含鉄(Ⅱ・Ⅲ)-ナトリウム-塩化物泉」ということで、確かに口に含むと(自己責任)うす塩味+金属系の味わいが感じられました。炭酸系もあるようです。

なおこちらの共同湯は源泉温度が低めのため、公式ページによると「注がれている湯は35度のようです。夕方以降は加温されるとのことなんですが‥






湯上がりはぬる湯の炭酸泉ということもありさっぱり。しばし涼んでから出発したわけですが、7-8月は「風鈴月間」ということで入口にいくつもの風鈴が吊られておりました。その音色もまた涼し、です。


このあとはランチ代わりの軽食タイムなのですが、ここ志学地区の町中で食べるよりはさっきの駐車場あたりでのんびり食べるのがいいだろうと考え、先ほどと同じ場所に戻ります。駐車場の上、ワイナリー施設の下あたりのちょっとしたあたりに座って食べることに。



スーパーこだまさんで購入したのは500mLの牛乳とランチパック(ヤマザキ)をそれぞれ1個ずつだけでした。少食夫婦ですがこれではあまりに少ない?いやいや!


(さすがにトマトの成敗にはもう数日かかりましたが)

うーんと、何だかもう一品あったような気もしますが忘れちゃったんでまぁいいか(笑)。



左上画像のあたりでのんびり食べていました。まったり。

なお駐車場の脇や坂を下った先ではブドウの栽培が行われていました。「三瓶ワイン」、まだ歴史はそれほど長くはないようですが(ワイナリーとしてオープンしたのは6年前の2018年らしい)、今後に期待するところです(右上画像マウスオーバーで、近隣にあったブドウ畑画像に変わります)。

やや遅めのライト系お昼ごはんのあとは、細道を下って次の温泉へと向かいます。



舗装はされているとはいえ結構細い道を進み千原温泉へ。




(知ってましたが)







そして足下湧出のぬる湯!泉質名は「ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉」ですが、旧泉質名である「含二酸化炭素-ナトリウム 塩化物・炭酸水素塩泉」のほうがしっくりきます。だってこれだけ間断なく気泡が浮き上がっているわけですから!湯温は34度とのことで、これまた真夏の湯めぐりには最高です。


結局最後まで誰も来ずじまいで、ぬる湯をのんびりとタンノーしました。駐車場に戻ったところで次のお客さんがやってきましたのでお互いWin-Winでしたね。奥には源泉を汲める場所があったそうなのですが全く気づかず。次回の課題です。

さてこのあとは‥どうしようかなと思いましたが、この近くにあると聞いていたある冷鉱泉を目指すことに。だいたいの目途は付けていたからか、柱に付けられた看板を見落とすこともありませんでした(千原温泉から来ると反対向きなので注意)。



すぐ先の公民館脇に車を駐めさせていただき、いざ湯へと向かいます。なお「湯」と書きましたが、情報では「温度は20度以下」ということなので真夏のこの時期でないと突撃は厳しそうです。

歩道は緩やかに下っていきますが、きちんと刈り払いがされているようでヤブはありません。その代わりというか結構クモの巣があり、いくつかが直撃しました。とはいえさして遠くもないその先には‥





湯の色からするとこちらも金気ありの炭酸泉かな?これは浸かるしかありません。しかし手湯の感覚からするとぬるいというよりは冷たいです。覚悟を決めて‥えいやっ!







源泉温度はご覧の通り17.2度。とはいえ真夏の暑さゆえ浸かってしまえば何とかなるというか気持ちいい。炭酸ガスに引き寄せられてアブが多いのではないかという予想は杞憂でしたが、その代わりに蚊が多く、時折タオルを振り回しながらの入浴でした。おしんこどんはカメラマン役だったのでこの行動中に何箇所も被弾したようで済まぬスマヌ。



冷泉から上がると、沈殿していた成分(というか泥)が巻き上げられ、色が黄土色に変わりました。ただ落ち葉などは存外に少なく、少なくともここ数日間のうちに「どなたか」によって清掃がなされたと想像されます。ありがたや。

というわけで本日の湯めぐりはここまで。実はこの日、計画立案時には湯抱温泉に宿泊するつもりだったのですがこの日は満室、しかも日帰り入浴も「諸事情によりこの日は受け入れられない」とのことであり、今回は「無念の通過」となりました。もっとも三瓶山周辺にはまだまだ魅力的な温泉がたくさんありますから、次回以降の課題ですね。のんびりいきましょう。

というわけで、この日のお宿へと向かいます。

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