- その6 「新玉」満喫のあと田沢湖経由で横手方面へ -



このぬる湯、凶暴にして(笑)。

(2024年8月8日-8月18日 その6)

さて前ページで部屋の画像をお見せしましたが、この日のお宿は‥









予約時、玉川と新玉川のどちらも空いていたのでどうしようかちょっと悩んだのですが、玉川は過去に何度か泊まっているし今さら天然岩盤浴もしないだろうし、何より‥





で、今回はリゾートを選んだ、ということなのです。もっとも皆さんご存じの通り、われわれは「リゾートにばかり泊まっておる」わけでは決してないのでありますが(笑)。

今回はこの部屋の設定があるC館に泊まったわけですが、ラッキーなことに‥





好い加減タバコをやめろよと言われればそれまでなのですが(苦笑)、今のところ喫煙者たる自分にとってはありがたいのです。なお喫煙所の入り口自体が廊下から少し奥まったところにある構造なので煙の漏れも少ないように感じました(喫煙者だから鈍感なだけかも)。



ロビーには秋田の竿灯をモチーフにした提灯があり、さすが「温泉リゾート」。階段照明にはこれまた提灯が。ただこれについて「玉串こんにゃく」をモチーフにしたのかどうかは謎です(笑)。ただやっぱり意匠には気を遣っていますね。

ここ新玉の場合、周辺に強酸性のガスが対流していないことが大きなポイントで、ガスによる建物や設備の劣化の影響をほぼ考慮しなくていいというのは大きいですね(だからこそこの場所に新玉の施設を造ったのでしょうし)。引き湯の湯小屋関係の水回りと換気だけを気に掛ければいいはずなので、温泉棟はおそらく意図的に?本館から少し離れた場所に造られています。全て木造だというのもさもありなんです。

ではではまずは大浴場に行ってみましょう(日帰りで入ったことはありますが)。



温泉むすめさんも出迎えてくれました。この企画、全国各地の温泉地に広まっていますが、これに難癖を付けた「フェミニスト」とやらの輩もいたようです(勝ち目がないと判断したからか今では何も言っていないようですが)。ええっと、個人でどう思おうとそれは自由ですしそれを主張するのも自由です。でもね、



「フェミニスト」を標榜して活動する一連の方々、そしてその同類による「声高の主張」は、それによる利益享受関係者にとってだけは有用なのかも知れませんが、社会全体(というか「その他のわれわれ」)にとってはかえって生きにくさの実感を招くことになるような気がするのですけれどね。「アレ、自分はいやだね」と発言するだけで止めておけばいいだけなのになぁ。

あ、また話が脱輪しかけましてすみません。なお当然のことですがこの大浴場は全面撮禁ゆえ湯画像はありませんし、ここはざざっと入って早めに上がりました。



氷も仕入れて部屋でクールダウンです。

しかし当然これで終わるわけもありません。そもそも「玉川温泉の湯を引く大浴場を『ささっと入浴』」って(でも長湯は禁物)。そう、われわれには夕食前の「新たなる湯望行動」が待っていたのであります。それは‥





この貸し切り風呂は宿泊客専用で、時間を事前予約するシステムです。ただし貸し切り風呂は3つしかなく、総部屋数195室の大規模施設にしてはあまりに数が少ないからかチェックイン時にも案内はありません。実は自分も知らなかったのですが(苦笑)、チェックイン時に館内地図を使った説明を受けている際に「ん?これは?」と気づいて質問をしたら初めて予約について説明していただいた次第です。まぁ仕方ないよね。宿泊予約時においても貸し切り風呂の時間予約は受けていないと思います。

しかしその「知る者ぞ知る」貸し切り風呂ゆえか(案外目立たない奥まった場所にあります)、すでにチェックイン客で混雑していた時間だったにもかかわらず予約はまだそこそこ空いており、希望時間がすんなり通りました。ラインナップは「1番 中浴場(源泉100%)、2番 中浴場(源泉50%)、3番 小浴場(源泉50%)」となっており、



というわけで「源泉100%、pH1.2の強酸性泉、40分一本勝負」を始めましょう!





で、この木材の種類ですが、秋田といえば杉ですよね。しかしその木目をどう見ても杉材には見えません。たぶんアレかなと思って調べてみたらやっぱりアレでした。


(新玉公式サイトに記されています)。

ヒバは気象条件が厳しい青森の山岳地帯で育ち、用材として利用できるまでには200年もかかるようです。だからこそ木目(密度)が細かくて保ちがよいようなんですね。なお今知ったことですが、江戸期から続く保護政策が功を奏したようで、


青森県木材協同組合サイトの情報です)



左上画像は広角で撮影していますからずいぶん広く見えますが、まぁ快適入浴なのは3人までかと思います。ただしその手の快適性は玉川の湯においてあまり問題ではありません。



というところなのですよ(ただし長湯は禁物というかやめましょうというか無理です)。なお真湯シャワーもあるのでしっかり身体も洗い、強酸性の湯で毛穴の云々も落とせた(湯が溶かした)はずです。すっかり物理的には身を清めたわけで、





今回の新玉滞在で、ちょっとイマイチ感があったのが食事会場でありました。いや、大規模施設だし自炊客がいるわけでもないので仕方ないのですが、



ずっと以前、新玉がここまで大規模になる前に立ち寄り入浴した際、夕食会場からは夕ごはんのいい匂いが漂ってきていて、「あー、いいなぁ、このまま泊まりたいなぁ」と思ったものでしたが(この時は夜の東北道をひたすら南下して千葉まで帰宅)、その時の食事会場はもっとこぢんまりとしていたようでした(通路から中を見渡せたので)。もう少し、パーティションで区切るなり、布を垂らすだけでもいいですから「落ち着いた雰囲気」を演出していただけないものだろうかと思った次第です。

さてお飲み物は飲み比べセットを注文。ただ、2人分にはせず、これとは別に「まんさくの花」の冷酒も頼みました。飲み物注文カウンターも5-6人並んでいまして、うん、「大人の学食」だ(笑)。





少ないようですがいつものTakema分量です。というかビュッフェ形式なので足らなければ追加を取ってくればいいだけなので気が楽です。

このあとはお部屋でのんびり。WiFiの強度は安定していて不満なし。もちろんお風呂にも何度か行っておやすみなさいとなりました。



明けて翌朝、さすが標高730mの山の中ですので朝の気温は20度ほどでした。でもこのあと山を下ると暑いんだろうなぁ(ちなみにこの日お昼を食べた場所の最高気温は33.7度でした)。

朝イチのお風呂のあとちょっと外をお散歩したかったのですが、6時台は扉がロックされていて出られませんでした。同じように思った方もおられたようで、何とかしてほしいなぁ。勝手に開けるのもどうかと思うし(まぁ警備員さんはいたので声掛けすれば大丈夫だとは思います)。



というわけで7時過ぎに少しだけお散歩をしてから朝ごはんをいただきました。これでも自分の普段の朝ごはんの3倍はあるな。

食事前にチェックアウトの支払いは済ませておいたので、退館時にはキーを返すだけで済みました。さっさと車に乗り込んで出発です。



山を下っていきます。少しずつ気温が上がっていくのを実感しつつ、このまま一気に下界まで下りてしまうのも何だかな感があったので、玉川ダムのダムサイトに立ち寄ります。







そういえば、駐車場に車を止めたとほぼ同時に何やら鐘が鳴り始めました。トイレ棟の屋上にいくつもの鐘が設置されており、毎時00分に自動演奏されるようになっているのだとか。ここには何度か来ていますがこれまで全然知らなかった。







(最初の数秒は定時自動演奏モードです)

このあとは田沢湖経由で横手方面へと向かいます。田沢湖は南岸ルートを走ったことがなかったのですが、どうやら途中に「ポケふた」があるらしいので、それと絡めて行ってみましょう。



北岸ルートに比べて多少道幅が広くセンターラインがずっと続いている南岸ルートですが、湖岸を走る区間はほとんどなく面白味には欠けるかな。ポケふた画像ゲットのあとは田沢湖の湖岸に下りてみましょう。







なかなかよいぞ、あ、おしんこどんの帽子にトンボ。



とりあえず眺めていますが‥うずうずしたのでしょう。



やっぱり靴を脱いで田沢湖の水でクールダウン♪




さてたつこ像は行かずにスルーしてR105へ。でも角館市街地には入らずにこれまたスルーして「みずほの里ロード」に入ります。この道はそれこそ数え切れないほど走っているので(でも10回くらいかな)、気ままに走れます(農耕&地元車注意)。このまま横手市内へと向かうのもいいのですが、少し休もうかと考えて、斉内の河川公園にてちょっとお休み。



脇を流れる斉内川、聞こえてくる瀬音は涼しげなのですが、もうこのあたりはバリ痛の日差しでした。ただ日陰に入るとまだましだったのは、川沿いゆえということもあったのでしょう。

さてこのあとは横手の街中に入っていきます。お買い物とお昼ごはん、そしてまさかの「この時期にアレ」です。

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