- その5 いつもの駒の湯お手伝い-



はっきりしない天気の2025GWでしたが、駒の湯滞在時は好天でした。



(2025年5月2日-6日 その5)

明けて翌朝はまぁまぁのお天気。実はこの翌日は雨予報となっており、6人のうちマグロCさんはこの日のうちに首都圏へとお帰りになりました。4連休の3日目ですから「一番高速の上り線が混む日」ですし、渋滞をどこまで回避できたことでしょう。

さてわれわれのこの日は「日中に駒の湯でお手伝いをして、夕方には再び皆さんと鳴子温泉で合流して焼肉屋へ」という流れです。ちょうど1年前のこの夜、「悪夢の負傷」をした日でもありますが今年はどうなることやら(笑)。



というわけで耕英地区まで上がってきました。雪こそなくなっていますがまだ初春の趣で気温も高くはないですね(作業日和ともいう)。というわけでそのまま湯小屋まで進んでいきますが、ブログで拝見していた通り‥





片屋根の上部に雪が積もって下と繋がり、雪の逃げ場がないままさらに降り積もった結果、屋根を支える材を圧し折ってしまったようです(幸い内部までの被害はなかったようですがプロパンガス設備もやられたようです)。雪って恐ろしい。そして修理には当然お金がかかってしまうわけで、無雪期のみ会員限定で営業している駒の湯ご夫妻にとっては金銭的&精神的にも痛手でしょう(保険でどこまでまかなえたのでしょう)。そんな中、われわれ夫婦は「ちょこっとだけ」お手伝いをというわけです。




(公式ブログ画像をお借りしトリミングしています)

到着後ちょっと母屋で休憩したあとは、ご自宅近くに戻って来シーズン用の薪作り作業です。3月末におじゃました時も薪作業でしたが、本来なら1年以上乾かす薪なるも「需給逼迫」につきたぶん次の冬には使うことになるのでしょう。よって前回とは異なる手順もありました。成る程ねぇ。









湯守がおっしゃるには「木に含まれる水分(樹液)を早く逃がして乾燥を早める」ためなのだとか。ある程度乾燥させた木であれば丸太から薪にした後の乾燥は棚に横置きしてもいいのですが、生木は真横にすると樹液が流れ出にくい(乾燥しにくい)ので、カビが生える原因ともなるようです。

そこで今回は、生木の丸太を薪サイズにカットした後しばらくは山積みにして薪が斜めになるようにして(樹液が下に流れ出やすいようにする)、おそらくはある程度の(樹液がでて乾いた)段階で横積みに積み直すという作戦のようです。

実際、樹液はかなり沢山しみ出してくるらしくアスファルト上に置いておいた場所には樹液の痕がしっかりと付くそうです(ただの水じゃないですからね)。本当なら丸太の状態でしばらく乾燥させるべきなのでしょうが、手が足らず余裕がないので‥というわけです。

ちなみに駒の湯ブログではわれわれのことを「takema夫妻が薪割が達人級になり、2度も作業をしてもらい、」と書いて下さっていました。確かに最初の頃に比べればだいぶコツは掴んできたように思いますが、湯守から見れば「まだ危なっかしい」感じなのでしょうね。







湯小屋周辺には花を植えた「ガーデン」があるのですが、このところイノシシによってかなりの苗が掘り返されてしまいました(水仙には毒があるからか掘り返さない?)、それでもまだ何とかジャーマンアイリスほかの草花や紫陽花などの木苗は無事です。植樹したところもそうですが、掘り返して植えているので土が柔らかいこと、植えるときに肥料を入れているのでミミズなどが多く育つことなどが原因のようです(ミミズはイノシシの格好の餌となる)。

いくつか防御を試したそうですが効果なく、最終的には電気柵しかないかなということです。しかしそれを誰が設置し維持していくのか、費用も含めてなかなか難しいところです。



おしんこどんはガーデンの前にずっと以前設置した「駒の湯」の石文字を修繕し始めました。イノシシの被害とは関係なく、冬の間に雪の荷重がかかるのと経年劣化とで石が剥がれてしまうのです。というわけでシリコンシーラントを使って貼りつけていきます。

完成!のタイミングでお昼ごはんです。本日はお昼ごはんをいただいたあとしばらくしての出発となりますが、お昼ごはん代+αはもちろんお支払いしています。で、そのお昼ごはんですが‥





もちろん揚げたてです。ウマウマウママでタマランチ会長!(古)。なお湯守によるとここ駒の湯周辺では(たぶん旧栗駒町エリアでは)フキノトウの「薹(とう)」部分はあまり食べず、少々伸びてきたタイミングの茎部分を食すのだとか。確かに苦味もないし美味しいです。フキノトウが採れる地域の皆さん、是非お試しあれ。わが家にも以前はプランター栽培のフキの苗があったのですが、夏の暑さからか枯れてしまったなぁ。

で、ランチ後は湯守夫妻とのいろいろ話となったわけですが、この時点では湯に浸かるつもりはなかったんです。3月の訪問時にはそもそも湯小屋までも来られませんでしたし、今回も作業そのものは別の場所でしたし。

でもせめて浴室の画像くらいは撮っておくかということで男湯浴室に入った瞬間!





お手伝い要員&「α」のお代を渡しており入浴自体は問題なかったのですが、この日は何だか入らなくても‥と思っていたのに、お湯のにおいについつい惹かれてしまいました。というわけで入浴完了、このあとGWのラスト宿泊となるいつもの鳴子温泉へと向かい、再びコテージ宿泊のメンバーと合流します。

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