(事前予約のみにつき当日の飛び込み不可です)





秋の日中、ぬる湯の長湯タンノーはいかがですか?
もしかしたらレアな濁り湯を楽しめるかも?


(2025年9月12日ページ公開)

2025/8、コロナ禍以降長らく一般の方々の入浴受け入れを中止していた宮城県栗原市の駒の湯温泉が、たった2日間のみであったとはいえ限定的に一般開放(完全予約制)されました(この時です)。これは今後の駒の湯の運営を考えていく上での実験的な営業であったわけですが、その経験をもとにして、この秋も「限定営業を行う」ことといたしましたので、以下にお知らせいたします。

この営業については、千葉在住にて開催両日のみ車で現地にやってくる臨時番頭たるわたくしTakemaが、今回も番頭業務にあたらせていただきます(完全ボランティアです)。以下の記載内容をよくお読みいただいた上で、ご興味のある方は予約希望メールをお寄せ下さい。

日程
2025年10月10日(金)および11日(土)の2日間のみ
となり、今シーズンは最後の開催です。なお万が一前後の日に「もしかして」とお越しいただいても(仮に湯守ご夫妻がおられても)受け入れは不可能ですので念のため申し添えます。なお予約なさっている方以外の車両は、駒の湯駐車場まで進入することは出来ません(三角コーン等による封鎖あり)。

時間
10日(金):10:00-15:00
11日(土):9:00-15:00


ともに毎時「00分」からの1時間、湯小屋を貸し切りでご利用いただけます(ただし次の方のため、遅くとも5分前にはお上がり下さい)。

料金等
湯小屋貸し切り入浴+十割蕎麦(野菜天付き)+リクエストにより珈琲または紅茶を合わせ、2人以上でのご利用前提で「お1人2,500円」とさせていただきます
(無料の冷茶はお席にセットされています)。食事は屋根付き屋外、屋内はテーブル席またはお座敷席をご利用いただけます(気に入ったお席にてどうぞ)。食事&休憩時間は上記1時間には含まれません。なおセット料金のみの設定とさせていただき、いわゆる「入浴のみ」は受け付けておりません。

原則としてひと組2名以上の募集とさせていただきますが、なかなかそうもいかないソロ温泉ファンのため(笑)、「予約状況に応じて(これ重要)」、お一人でのエントリーも可能といたします。ただし2名以上の予約を優先いたしますので、リクエストをいただいてもすぐには予約の可否をお答えできない場合があります(ここは前回との変更点です)。なおおひとりの場合、上記条件にて3,000円/人の利用料金となります。

なお、14:00スタート以降のエントリーに限り、「お蕎麦なし」での予約も可能とします。その場合の料金は「2,000円/人:2名以上、2,500円/ソロ利用」となります。

当日のお蕎麦キャンセルは残念ながら受け付けられません。早朝から湯守が予約分の蕎麦を仕込みますのでご理解下さい(もしお蕎麦キャンセルの場合でも本来の料金をいただきますが、その場合も所定時間の貸し切り入浴自体は可能です)。

湯小屋は2つありますが、ご夫婦やカップルの場合は1つの湯小屋でご利用下さい。もしそうではない場合(異性を含む山仲間とか年ごろのお嬢さんを含む家族連れとか)は、予約希望メールにてその旨をお知らせ下さい(下部予約参照)。同条件(「そうではない場合」)で異性を含む3名以上の場合は2湯小屋を確保して予約を確定します(例 男1 女2 夫婦+中学生の娘)。

なお駒の湯オリジナルタオルも販売していますが(ロゴ入り白200円、ロゴ入りカラー300円)、数に限りがあるため品切れの場合はご容赦下さい。

温泉
この時期だと湯口で38度ないか系のぬる湯ですが、長く浸かっていると湯上がりポカポカの弱酸性硫黄泉です。夏のイベント時には気温も高かったので「ぬる湯推し」でしたが、この10月は「長く浸かることによるポカポカ感」を体感できる真骨頂の時期でもあります。是非1時間(55分)をたっぷりご堪能下さい♪なお冷え込みがきつい場合は脱衣場にヒーターを点けておきます。

ところで拙サイト内及び「X Twitter」上で多少煽り系の「濁り湯」記載をしましたが、今回は「透明湯」か「濁り湯」かの希望選択が可能です。「濁り湯」とはいっても、それは「数日以上湯花除去目的の清掃をしていない」だけであり、特に初日(10月10日)朝一番の場合は「その数日間誰も入浴していない」状態です。各浴槽には「毎分60L-80L以上」の湯が常時かけ流されており、濁り湯とて決して汚れた湯ではなく「数日間における湯花析出の賜物」なのだとご承知おき下さい。ただし二番湯の方からは当然「先客さんのあと」となりますが、あの大きさの浴槽に怒涛の投入量なので湯汚れとは縁遠いレベルかと(笑)。ただ洗い場に湯花が多少付着してしまうことはご了承下さい(前の方が上がり次第ざっと流しますが)。

なお初日の営業終了後、にごり湯の浴槽内清掃は最低限にとどめ、2日目も片方は濁り湯での提供を予定していますが、湯小屋の状況によって2日目は「どちらも透明湯」になる可能性もあります。初めての「濁り湯」の試みですので、どうするかは当日までわかりませんがご了承下さい。

また、洗い場清掃簡略化の関係上、濁り湯のオーバーフローは最小限とさせていただきます(投入量は変えず排水量を多めにして調整します)。透明湯のほうは怒涛のオーバーフローです。

あ、大切なことを書きます。特に温泉ファン以外の方々へ(主に登山者さん)。

駒の湯の湯小屋にはシャワーカランはありません。身体を洗う場合は浴槽湯を利用していただきます(ざんざんのかけ流しです)。湯小屋内で石鹸やシャンプー等を使うことは特に規制していませんし、石鹸やシャンプー等は脱衣場内に置いてあります(使用した場合は湯上がり時に脱衣場にお戻し下さい)、ただ濁り湯仕様の場合は、頭を洗っても髪に湯花が残ったりする可能性が(大いに)あり得ます(その場合には上がり湯として湯口からの湯を汲んで洗い流して下さい)。あと、駒の湯の温泉は「硫黄臭プンプン」であることも申し添えます(笑)。

このイベントは基本的に「温泉ファン向け」であることをご理解下さい。これらのことをご承知の上で入浴希望のエントリーをいただく山屋さんほかについてはもちろんWelcomeです!(自分も元山屋ですので)。

おっと最後になりましたが、駒の湯ではアルコールの提供はしておりません(場所柄ご理解下さい)。

蕎麦
つるりとした食感の十割蕎麦(機械打ちですが、手打ちだとなかなかそうはいかないだろう系ツルツル食感)に野菜天をお付けいたします。時期柄、地元栗駒エリアで採れたキノコも期待できるかもしれません(その日の状況によりますので断定は出来ません)。

大盛り、または半盛り等のご希望がある場合はできるだけ予約メール時にその旨のご記載をお願いします。特に大盛りの当日リクエストは対応できませんので‥。なお普通盛りでも(野菜天と合わせて)そこそこお腹がふくれる量だと思います。

予約
まずは予約希望メールをお送り下さい。記載していただきたいのは以下の事項です。


1.代表者のお名前(本名)、ハンドルネーム並記OKですが本名は必須です。



2.携帯電話番号(これも必須)。

この12は明確な個人情報です。この予約関係に限って使用します。8月に参加なさった方々、Takema経由で変なメールなど届いていませんよね?こればかりはTakemaを信用して下さい。20年ほど「Takemaオフキャンプ」なる個人主催キャンプを主催してきた自分ですが、個人情報の目的外使用は一度たりともありません。

なお、予約完了時の返信メールにはTakemaの携帯番号をお知らせします(当日の遅延やドタキャンとかの連絡に必要ですので)。



3.日付と希望時間、人数

人数の項目では男女別の人数、また湯小屋の必要数(2つしかないですが)もお知らせ下さい。なおご夫婦等の場合は1つの湯小屋でのご利用をお願いいたします。また小さな湯小屋ですので、快適レベルでの入浴が楽しめるのは1湯小屋につき3名がMAXだと思います。

ただ複数の湯小屋を同時間に予約希望の場合、当然ながら予約難易度は高くなってしまいますのでご了承下さい(特に10月11日(土)は予約希望がかなり多くなると思われます)。

希望時間については第二希望までお書き添えいただけると調整上ありがたいです。

また、濁り湯入浴をご所望の場合は「濁り湯希望」とお書き添え下さい。ただし希望通りになるとは限りませんが、そのリクエストが多い場合は少しでもご希望に応えたいとは考えています。なお逆に、希望していないのに濁り湯指定になる場合もあり得ます(笑)。その場合は‥お許し下さいとしか(大笑)。

以下に記載例を挙げておきます。

第一希望 10/10、11:00-、男1女1、1湯小屋、濁り湯希望、お蕎麦2
第二希望 10/10、12:00-、男1女1、1湯小屋、濁り湯透明湯どちらでも可、お蕎麦2




4.お蕎麦の注文数

13時のエントリーまではお蕎麦注文が必須のセット料金となります。ただ「お蕎麦を先に食べてからお風呂」という場合はその旨もご記載いただき、当日は予約時間の30分前を目途にお越し下さい。

また、参加者の中にお蕎麦のアレルギーをお持ちの方がおられる場合はお知らせ下さい。善処します。



【参考】予約の「セレクション」について。

今回はあえて連休初日の10月11日(土)にも予約日を設定しました。現役社会人の方々のことを考えての設定ですが、すでにツイッターXでも多くのイイネをいただいており、特にこの日は相当の予約希望が入りそうだと想定しています。

ただ、こちらとしては前回同様「全ての時間を予約で埋める」つもりはありません。したがって予約の希望時間重複も必ずや生じると思います。

そのような場合、今回は(そしてたぶん今後も)、あくまで「非営利の個人」たる臨時番頭Takemaが、基本はメール確認順ながらも、人数や時間その他諸事情を考慮した上で予約を選定させていただきます。
 
また、「キャンセル待ち」のシステムはありません。明らかな「アナログ手順による予約受付」ですので。またリアルタイムの予約状況をお知らせすることも出来ません。

ただTwitterXにてアバウトな予約状況(例:11日の午後はまだいけるかも)などをポストすることはあるかもしれません。この場合、日中ではなく(仕事なので)夕方から夜にかけてのお知らせになることが多いと思います(金曜日除く=Takemaの平日休み)。

予約先
上記1-4についての記載内容をご確認の上で、下記のメールアドレスに予約希望メールをお送り下さい。可及的速やかに(すぐさまではありません)予約可否についての返信をいたします。

1:お名前(HN並記可能、ただし代表者の本名は必須)
2:携帯電話番号(必須)
3:日付と希望時間、男女別人数、希望湯小屋数(1or 2)、濁り湯希望の有無
4:お蕎麦の予約数その他(前か後か)


メール送信先:

yoshi_take9@hotmail.com
(上記アドレスをコピペして下さい)。

タイトルは「駒の湯予約希望」等であれば何でも構いません(笑)。なお今回はTwitter(X)DM経由での受付は行いません。今や懐かしのhotmailアドレスですが、これが今さらながらなかなか信用できるのよ(亀の甲より年の功的独言)。

当日は
メールでの案内に従ってお越し下さい。今回はわが妻おしんこどんは不参加なのですが、駒の湯の半被を着用した「見るからに番頭風情(苦笑)」のTakemaが直接対応させていただきますし、もちろん湯守ご夫妻との会話も愉しんでいただきたいと存じます(お話し好き)。

そして大切なことを最後に。

ここ駒の湯温泉は、2008年6月に起きた「岩手宮城内陸地震」で大きな被害を受けました。当時の温泉宿は土石流に巻き込まれて完全に流され死傷者も。湯守も命からがら救助されました。

休憩室内には戦前戦後の駒の湯、震災被災前の駒の湯、そして被災後の駒の湯の歴史の証人とも言える多くの写真が掲示されています。是非ご覧下さい。

また、駒の湯も湯守ご夫妻も、いろいろな意味で今なおかの震災、そして被災から立ち直れているわけではない「被災者」でもあります。(だから自分ごときがしゃしゃり出ているわけです)。駒の湯の過去現在未来予想図につきいろいろお話しいただければと。(Takemaは客観的な話だけならできます)

なお駒の湯では上記の意味から現在も年会費をいただく「応援団(サポーター)」を募集しています。ご賛同いただける場合は是非ともお声がけ下さい。尻尾を振りつつ申込用紙を持参します(笑)。


以上、長くなりましたが‥