さぁって、行くぞぉ!



座間味村・渡嘉敷村への高速船乗り場は、船の新しさとのミスマッチが印象的。

片道10100円の羽田〜那覇便は順調に飛び、無事那覇に到着(航空会社、モトは取れるのか?)。それにしてもやっぱり那覇までは結構遠いんだなぁと改めて実感。考えてみればシンガポールやバンコクから帰ってくるときも、沖縄まで北上してきて「うん、もうすぐだなぁ」と思ってからが結構かかるものなぁ。日本の広さを感じずにはいられません。

那覇到着は12:30過ぎ。荷物をピックアップし、あたふたとタクシー乗り場へ。ここから市内にある港へ直行‥するわけじゃありません。我々の最初の目的地はホームセンター。これからキャンプをする上での必需品であるガスボンベ(飛行機持ち込み不可)の買い出しに向かったわけですね。ちなみに、空港からそれほど遠くない場所に「メイクマン」というホームセンターがあるということは事前にネットで調べてわかっていましたので全然心配なし。しかしこういう情報検索の手間、1990年頃と比較してみると隔世の感がありますな。

無事買い出しをすませ、数軒先にある中規模スーパーの「サンエー」で食料の買い出しも完了です。ちなみに、座間味村では(阿嘉島・座間味村ともに)食料品の品揃え、特に生鮮品の品揃えは非常にさびしいものがありますので、ここでの買い出しはかなり正解でした。そのあとソーキラーメンを食べてからいよいよ泊港へ。
座間味村で手に入るもの入らない or 入りにくいもの
(あくまで「キャンプする」ことを前提にした印象です)
野菜 阿嘉島の商店にはほとんどない。ネギとか一部の野菜が手にはいるくらい。座間味島のほうでもあまり状況は変わらないみたい。慣れた人なら、島で畑に出ている人に頼んで分けて(売って)もらうことも可能なのかもとは思いますが。
肉類 冷凍物の大きな肉はありましたが、少人数で平らげるのは至難の業。小さいパックなどはほとんどありません。
果物 どちらの島でも見なかったです。ただ、うちら夫婦が行ったのは3月末でもともと地元でも果物の採れない時期でしたからねぇ。あ、地元産のものが商店に出回ることもないか。自家消費でしょうから。
キャンプ用品 カセットコンロ用のガスはたぶんどちらの島でも手にはいると思います。でもアウトドア用のEPIガスボンベとかはまず望み薄です。ぜひ本島にて仕入れてから島に渡りましょう。

阿嘉島・座間味島への高速船(島と本島とは高速船とフェリーとが出ている)は泊港北岸から出ています。就航してまだそれほどたたない感じの高速船で、綺麗だし快適。その分フェリーより高くつきますが、まぁそりゃ仕方ないか。波が結構あっても揺れないなぁ。

約50分で阿嘉島到着。ここから今晩の宿泊地北浜ビーチ(「北浜」と書いて「にしばま」と読みます)までは約1.6km。大荷物を背負って歩けばいいのですが、島内にはタクシーならぬ「有償輸送」という不思議なシステムが機能しているということで(道交法上いいのかなぁと思いますが、たぶん離島ゆえの例外事項になっているのでしょうね)、ここはさっさとお願いして一気にビーチへ。

気持ちいいところです、北浜ビーチ。20人以上いた大阪の中高校生の団体を除けば(笑)。翌日朝にはいなくなっていましたからまぁ良しとしましょう。テントを張り、とりあえずすぐ下の浜に出てみます。この日は曇りだったのですが、海の色はそれなりに綺麗でしたな(ただし翌日以降の比ではなかったですが)。

波打ち際は珊瑚の死骸からできていて、打ち寄せる音を聞いていると「カラカラカラ」と、珊瑚のかけらが行ったり来たりする音が聞こえてきます。そんな浜には珊瑚のカケラがそれこそ山ほど(こっちでは当たり前のことなのですが)。というわけで、しばらく拾いもの稼業に精を出したりしていた我々なのでありました。

左写真 君たちもやがて砂に還っていくんだね。
右写真 ちょうどいい案配のカケラを見つけて悦に入るおしんこどん。
夕飯は定番の焼肉。あんまりメニューにはこだわらないうちら夫婦です。というか、沖縄料理なら自分たちが見よう見まねで作るより、地元の店で食べたほうがおいしいだろうしね。ただ、地元の店にはレトルトで山羊肉ほかいろいろなものが揃っているので、そういうのを一品入れてもよかったかも。

お飲み物は‥もちろん泡盛。でも安いのを買ったからなのか、飲み心地は屋久島芋焼酎「三岳」に比べると今一歩。とはいえ沖縄の島で波の音を聞きながら飲む雰囲気は最高。この日はこのまま二人とも沈没。

この日は風が強かったので、海側にアダンの木が茂ったこのサイトは正解。かがり火も何とか消えずに頑張ってくれたっけ。
さて、翌日はいきなりイベントが。クジラを見に行くのだぁ!

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