【シマウマ Zebra】

 

シマウマ。アフリカらしいなあ。でも、これだけ集団でいられると少々食傷気味かもしれないなあ。警戒心はそれほど強くなく、したがってすぐ近くまで車で行ってもなかなか逃げない。道路上にいるときなどは「おぉーい、道あけてくれーいという感じになることもしばしば。でも、改めて近くで見てみると、さすが「馬」なだけあって尻が大きく、ついでに結構腹が出ている。体がデカイし、シマシマで遠くからも目立つし、やっぱり不思議な動物だ。

ついでに私は知っている。「シマウマの肉、固いんだよなあ」。一部では飼育もしているらしいけれど、なんとか「シマウマ桜肉」、手に入らないかなあ。あ、不謹慎でした?



【キリン Giraffe】

 

子供の頃から気になっていたこと。「キリンはどうやって水を飲むのだろうか」。その疑問はもうずいぶん前に解決したのだけれど、でも実際にキリンの水飲み行動を見たのは初めてのことだった。どう見ても無理な体勢だ。「よっこいしょ」と前足を広げ、「ずずずぃっ」と腰を後ろに下げ、そして「そろぉりそろり」と頭を下げて、ようやく待望の水を飲むことができる。でもやはり「不自然」に思える。

昔(今は否定されているらしいが)、「キリンはより高い位置にある木の葉を食べることができるように、首が長くなる方向に進化したものである」という仮説があった。確かに高い位置の葉が食べられる=独自の食物が得られる、ということはあるだろうが、でもそのためにこのような姿勢での水飲みが強いられるとしたら、たぶん本当の渇水期にはお手上げだろう。こんな悠長な姿勢をとる前に、もっと小さな動物たちによって飲み尽くされてしまってるに決まっている。

あんたらのご先祖の進化の仕方、正しかったのかい?と、ふと思ってしまうのであった。
【ダチョウ Ostrich】

 

草食動物の多くが「身を守るため」に集団行動をとるのに、ダチョウは基本的に単独行動が基本のようだ。地平線まで見渡せる平原の真ん中あたりに、ポツンと一羽だけのんびり歩いていたりする。かと思えば、右の写真のように数匹で翼を広げてのパフォーマンスを披露していたりする。だいたい、二本足の不安定さは我々だってよく知っている。なぜあんたらは翼を使わないという方向性を選んだのか。しかも、‥そんなおいしそうなモモ肉。

そう、わたしゃ知っているのだよ。ダチョウの肉がおいしいということを。飼育されたダチョウの肉は、この南アフリカ地域でよく食べられているし(欧州で狂牛病が問題になったとき、一番脚光を浴びたのがこのダチョウだったらしい)、日本でも長野の南部地域では最近かなり力を入れて売り出しているらしいのだよ。まぁ、だからといってこの写真の被写体になってくれた君たちが動揺する必要もないけれどね。