ああ地平線に夕陽が沈む。乾期ゆえ水場に集まるゾウの姿をしっかり写したおしんこどん(この写真)。
この時、Takemaは部屋でシャワー浴びてましたとさ。くっそぉーっ!(Okaukuejo)
「ナミビア」という国、ご存じですか?どこにあるのかをぱっと答えられる人はよほどの地理事情通のかたでしょう。自分たちも出発の3ヶ月前に初めてその存在を知りました。砂漠あり(そういえばずいぶん前に「生き物地球紀行」あたりで特集していましたっけ)、サバンナあり(つまり動物サファリも可能)、海にはアザラシやフラミンゴのコロニー、砂漠地帯には推定年齢1500歳ともいわれる不思議な植物あり、ついでにアトラクションも数々あり。何とも見どころの多い国なのです。まずは見てやって下さいませ(情報については2001年7-8月現在のものとお考え下さい)。
こちらは予告編。
本編作成前に作ってみた予告編です。
まずは… ナミビアってどんな国?
どこにあるのか、歴史は、人口は、治安は、主な見どころは、行き方は、お金は?旅行手段は?交通取り締まりは、などなど、ほんの数ヶ月前までは自分も全く知らなかったこの国についての入門編。
ナミビアを旅するまでのいきさつとその準備
知らなかった国にどうやって行くことになったのか?そのきっかけはほんのささいなことでした。ちなみに、「地球の歩き方」にもナミビア編はありません。じゃぁどうやって旅行計画、手配を??
さぁ〜てぇ首都に着いたぞ。最初の夜は… え、えっ?
ヨハネスブルグから一路ナミビアの首都ウィンドゥーク(Windhoek)へ。空港から首都へはなぜか限りなく遠い。でもまあ、ここに来るまで遠かった。てなわけで、夕食は??
首都から30km、そこはもう動物たちの保護区。
首都から25kmほど離れただけで、そこはもう野生動物の世界。夕方のホロホロ鳥の行列に仰天したと思ったら、いるぞぃいるぞぃ、ここは「野生の王国」っ(こんなTV番組あったの、知ってます?)!
いよいよダート走行の日々。でも、その前に。
この国の道路事情を知っておいて損はないでしょう。またレンタカーに関するアドバイスもあります。ついでにおまぬけなエピソードもあり。
ウィンドゥーク(Windhoek)〜ナミブナウクラフトロッジ(Namib Naukluft Lodge)
首都のガソリンスタンドから6km走ったと思ったら、いきなりそれは始まった。わかっていたとはいえ、そっから先はひたすらダート。地平線を追いかける、ああトヨタカローラよ。ダートの高速走行が始まった。
うーむ、これも‥リゾートだよなぁ。そう、究極のリゾート!(Namib Naukluft Lodge)
サバンナというにはあまりに殺風景、でも完全な砂漠ではないこの場所に忽然と立つロッジ。周囲に家も川も一切ないこの場所に、なぜか… プールがぁっ!!
うっはぁ、地平線に夕陽が、し、沈むぅ!(Namib Naukluft Lodge)
海に沈む夕陽は見たことがあっても、地平線に沈む夕陽というのはあまりお目にかかれない。しかしここナミビアでは確かに大地に沈んでいくんですな。あんまり中身のないページでごめんなさい。
はるかに広がるナミブの平原。熱気球っ(Baloon)!
ケニアのサバンナでも乗ったことはある熱気球。しかぁし、上昇高度が違った。なんと600mオーバーを記録したのであった。眼下には黒っぽい大地、見渡せば赤い砂丘…
バルーンといえば早朝のフライト。では着陸後は?
そりゃ決まってますがな、着陸地点での朝食、しかもその場でスタンバイするやつですね。皆さんにシャンパンが振る舞われる中、なぜかTakema&しんこ&クルーのお兄ちゃんは日本酒を?
よっしゃあ行くぞぉ砂丘!まずはDune45じゃ!しかし…
ここでTakemaの肉体に大変な危機が訪れたのであった。突然の××、動くに動けず、息も絶え絶え。その姿を横目に見つつ、おしんこどんは奥まで行ってしまった…。うーっ!
DUNE45、今度は下りなきゃ。う、あぅ、あわわ。
満身創痍のTakema。しかし斜面を下りる途中、おしんこどんにもアクシデント発生。しかしまぁ、こんな場所で生きる植物はすごい。というか「自然」とはすごいもんだと改めて実感。
それでも登るぞソーサスフレイっ!
フレイというのは雨期に出来る水たまりのことです。「なぜ砂漠のど真ん中に水たまりが?」というのは、オアシスという概念を知っている我々でも今一歩ピンとこないんですが。
来たぁ、砂丘の頂上っ!ここでやりたいことがあったんだ。
日本人が「砂漠」という言葉で連想するイメージ、赤黄色の細かい砂からなる砂丘がどこまでも連なる、そのイメージに一番合うのはここだとのこと。しかしTakema、ここで何やってんの?
砂漠の基地セスリウム(Sesriem)。
基地って言ったって、別に地球防衛軍じゃないんだから特に何があるというわけじゃないんですが、コテージというか部屋が何ともいえない雰囲気の宿。でもなぁ、テントでも良かったなぁ。
その名も「Sesrium Canyon」。峡谷、されど水なし。
セスリウムから数kmの所にある峡谷。1年のうちほんの僅かな期間水が流れるだけなのに、そこはいつしか深い峡谷に。鳩の鳴き声さえ結構不気味なあやしい穴場エリア。
一気に行くぞぉ大西洋っ!(Sesriem〜Swakopmund)
しかしまぁ、大西洋まで長いこと長いこと。約330kmのダート(+34kmの舗装道)を走破しなければ今宵の宿には着かない。果てしない地平線の先へと道は続く。動画あり。
う〜ん、ここは「シーサイド軽井沢」だったか!(Swakopmund)
海に面したこの地は夏(日本の冬の時期ね)も涼しく、ナミビア人富裕階級の格好のリゾートになっているらしい。しかし、これでナミビア第二の人口を誇るってか?でも、落ちついたいい街です。
こんなところでフラミンゴ(Swakopmund〜Walvis Bay 往復)
つい数年前まで南アフリカの領有地!だったWalvis Bay。その海岸沿いにはお金持ちの別荘が建ち並ぶ。しかし、すぐ前の海には無数のフラミンゴ。そして日通でおなじみのあの鳥も。
ここにもあるぞ離れ小島ならぬ離れ大砂丘!Dune7。
Takemaはいまだ癒えぬ身体的不調のために山登りなどもっての不可。となればおしんこどんの独壇場。地元の生徒に混じって砂丘登りにチャレンジ。やるなぁ。
うーむ、この乾燥の地で数百年〜千五百年かいっ!
おそるべしウェルウィチア(Welwitschia)。屋久島縄文杉の数千年ってのもすごいが、雨の島だけに水分はたっぷりあるからまだわかる。しかし、これだけ乾いたこの地で。お勉強モードあり(笑)。
「Welwitschia Drive」という名の道路(Swakopmund周辺)
Swakopmundから片道一時間ほどで、そこはもう乾き切った土地が無限に広がる世界。そのあたりを効率的にめぐる観光道路。Welwitschiaはもちろん、その他のB級?見どころ紹介。
うはぁ、すんごいアザラシ、そして臭いっ!Cape Cross!(1)
ここといえば、もうアザラシしかないっ!というかアザラシしかいないんですけれど。まずはこちらにて全体像をご覧いただき、ぶったまげお楽しみ下さい。
アザラシの数だけアザラシの生活T!Cape Cross!(2)
ウン万頭のアザラシときたら、間近に見ているだけでもそこには様々な人間ならぬアザラシ模様あり。というわけで、ここではゆったりのんびりおくつろぎの彼らを紹介っ。
アザラシの生活U+アザラシ動画! Cape Cross!(3)
こちらには「お怒り編」等の画像もありますが、一番の売りはアザラシ君動画です。臨場感あふれる音声とともに、様々な生態をお楽しみ下さい。すごく重いファイルですが我慢せよ!
ちょっと悲しい場面。 Cape Cross (4)
野生の中で生きている彼らですから、そこには当然のごとく自然の摂理が働きます。もちろんそれは、一番弱い立場である子アザラシにも。
さぁーて、内陸向けていざ行かん。
Cape Crossからはいざ内陸部へ。最初の100km、あれま、見事に何もない。ただひたすらに続く一直線。Uisの町の一番の輸送手段、それはロバでした。
Twyfelfontein Country Lodge、ここもまた究極系リゾート!
我々にアクシデントこそなかったからいいようなものの、結構気を遣う運転。でも、いろいろ面白いこともありました。土産物売りにも笑わせていただきましたなぁ。
Twyfelfontein Rock Paintingっ!
高校時代に習ったなあ、先住民族とかの落書きというか、動物や人間を描いた絵。でも、ここナミビアにはそれが豊富にあるんです。しかも間近に見られる。ここはその集積地。
Twyfelfontein Rock Painting U。
乾燥しきったように見えるこの大地。しかし、わずか地下数mのところには滾々と湧き出る水が。うーむ地面って不思議だ。ついでに非常警戒中の坊やもいるよ。
Twyfelfontein 周辺のみどころなどなど。
このあたりには、壁画のみならず様々な地球上の歴史がそのまま残されています。数億年前の噴火跡?2億年以上前の木?謎というか不思議な気持ちは深まるばかり。
ありゃ、これまた不思議な Finger Rock!
大平原の真ん中に、どうしてこのような岩がポツンと残されるんだろうか。雨による浸食のないこの地だからこそ残り得たものなのか。いずれにせよ不思議。
いよいよEtosha National Park!
まずはこのEtosha N.P.についての概略的な説明。宿は快適に過ごせるし、レストランもあるしビールも飲める。夜間はエリアの外には出られないけれど、なぁ〜に動物の方からやってくる!
Etosha NPの動物たち(1)。
まずは、オリックス、スプリングボック、インパラ、レッドハートビースト、クドゥなど、いわゆる「草食の鹿くんたち」をまとめてみました。
Etosha NPの動物たち(2)。
シマウマ、キリン、ダチョウ。シマウマはお行儀よく水を飲むなあ。キリンは水を飲むのも苦しそうだなあ。ダチョウは悠然としてるなあ。
Etosha NPの動物たち(3)。
青くはないのにブルーワイルドビースト(ヌー)、サバンナの「お掃除人」ジャッカル、そして愛嬌あふれるイボイノシシ。
Etosha NPの動物たち(4)。
こちらはゾウの大特集。夕方、Okaukuejoの水場に総勢26頭もの大集団が現れた。水場はもう彼らの独壇場。しかし、Takemaは恥ずかしながら見逃した(T T)。動画あり。
Etosha NPの動物たち(5)。
こちらはEtoshaの「鳥さん特集」。飛ぶ、飛ばない、きれい、そうでもない、大きい、愛嬌あり etc。さすがにいろんな鳥がいますなあ。
Etosha NPの動物たち(6)。
ここではミニ鹿の代表選手、Darama Dikdikを特集。限られた場所でしか見られないこの鹿。「子鹿のバンビ」を彷彿とさせますなあ。あ、そうそう動画ありです。
うむむ、B級観光地? Lake Otjikoto。
ナミビア広しといっても、一年中水を湛える湖水といえばここともう一つだけ。しかも地下水が湧き出ているといえば行かずばなるまい。し、しかぁしっ!
中継地のつもりが、案外いいじゃないのさOtjibamba Lodge!
Otjiwarongo近くのゲストファーム。EtoshaとWindhoekの間のつなぎとして泊まった割には落ち着けていい感じの宿。部屋からダチョウがへこへこ歩いて見えるのもここならでは。やはり歩いて動物見るのもいいなあ。
ん?Dinosaur's足跡?なんだそりゃ。
これまた、恐竜の足跡がそのまま残っているという、「うそつけ、バッタもんやろ?」的な発想をつい抱きかねない不思議なところ。しかし、ホンモノ。そしてその斜面の風に吹かれるのは我々ばかり。
いよいよナミビアともお別れだぁ。
そしていよいよナミビアを去る日がやってきた。走行5000kmを優に越えたカローラともお別れだぁ。最後に空港で余計な衝動買い。いい音するよ。
ケープタウンは大都会だった!
久々に見る「都会」。人々がごった返し、道路は渋滞。何だか新鮮だけれどうざったい気もする。夕方、「ヨットで沖に出る」よいうロマンチッククルーズにはまって参った!
Boulders Beach。ペンギンコロニーですな。
出たなジャッカスペンギン。数はそれほどではないけれど愛嬌のある歩き方が何とも可愛い。有名な場所だけに観光客も多いけれど仕方ないな。ちょっとした動物写真館。ここにもしぶとく動画ありっ!
いよいよ来たなぁ、Cape of Good Hope(喜望峰)!
「ここまで来て行かぬバカ」はおりません。でも実際の最南端はもっと別の場所。しかし、喜望峰の看板で写真を撮った瞬間、今回の旅は(気分的に)終わりを告げたのでした。
Namibia旅行総括というかおまけ
公園地域への入場料や、今回行かなかったエリアの基礎的案内など。