Twyfelfontein 周辺のみどころなど





道路脇にある、これは何かって?おみやげ屋さんの建物です。今は閉店中のようですが、
こんな感じの場所でアメジストとか手作り民芸品を売ってるわけですね。うーむ、一種の風格。

さて、このあたりは古代人の落書き?のほかにもいくつか変わった見どころがあります。そのあたりを思いつきばったり的にご説明させていただきますよ。

【その1 Organ Pipes 


「オルガンパイプ」?なんだそれはと思って行ってみたら、なるほどそうか、柱状節理だったわけですね。確か火山活動によってできるこの構造物、それくらいならバリバリ文系のTakemaだって知ってるぞ。というか、日本は火山国ゆえ、山登りを趣味としていた(「している」って書きたいんだけど、最近行ってない (^_^;))Takemaとしては、この手の地形をあちこちでかなり見たことがあるぞ。でもこのあたり、光線の関係で反対側は撮らなかったけれど、結構な節理があちこちに。写真右奥の方もそうだったな(およそ100mにわたっているということでした)。でも、ということはこのあたりにかつて火山が?
【その2 Burnt Mountain

 

そしたら、やはりすぐ近くにありましたよ火山が。その名も「Burnt Mountain=かつて燃えた山(こんな和訳許されるかなぁ)」。確かに土の色を見ればこのあたりだけ明らかに黒褐色で、いかにも系の色をしている。しかし今は全く活動をしていないし、この場所にあった説明板には「この場所は今から数億年前に火山活動があった場所で云々」。しかし、どう見ても数億年前に見えないのは、この土地にずっと雨が降っていないことを示すのではないかと、文系Takemaの知識の限界でそう考えたのであった。ちなみにロンプラにはこう書かれている(読んで下さいねYoichi先生(笑))。
South-east of Twyfelfontein rises a barren 12km-long volcanic ridge, and its foot lies the hill known as Burnt Moutain, an expanse of volcanic clinker which appears to have been literally exposed to fire. Virtually nothing grows in this eerie panorama of desolation, but over the road from the entrance is an incongruous quartz field, which glistens in the sun. (Lonely Planet)
ちなみに、このあたりの地形は大変破壊されやすいゆえ、むやみに歩き回るなという看板があったような気がする。しかし、道ができていたのでついつい登ってしまったTakema夫婦をお許し下さい。この写真から先には立ち入ってないからね(たぶんここまではOKなんじゃないかという気もします)。
【その3 大木がそのまま石に!

 

左の写真。見事です、幹の節も明らかな、どう見ても「木」そのもの。しかし、これが実は完全な「石」なんです。硬度は「カチンコチン(何とアバウトな)」、重さは普通の石と全く同じ。しかし裏側も含めて見かけの形状は完全な木なんですね。右の写真も、下手をすればキャンプ場の薪といってもおかしくないくらい、木の縦の線が出ているのがおわかりでしょう。

ここの木石は「Petrified Forest(石化した森)」と呼ばれ、約2億6千年前の樹木だということです。かつては今よりもたくさんの木石が露出していたそうですが、1950年ころにかなり盗掘されてしまい、今ではかなり数が少なくなったということのようです。でも、素人から見てもこれだけのものが見られるわけですから、専門家の方から見たら垂涎の的なのでしょうね(え、誰かを念頭においた表現じゃないかって)。



斜めに伸びた石の流れは、そのままかつての大木が倒れたまま「石」になったもの。
実は最初、ここにこんなものがあるとは知らずに来たため、「何だこれ、何??」と
この地のガイドさんに説明されてもわけがわからなかった。だって、予想できないもんねぇ。

 

こんな「大地の不思議」を見たあとは、いきなり天地まっぷたつみたいな岩の割れ目を見てみたり、放牧中の山羊が直立状態で木の葉を食いまくっていたりだの(ケニアでも四つ足動物の二つ足直立食事風景を見たけれど、我々が思うよりはるかに器用なんですな)などのうだうだを見ながら、いよいよTakema一行、さらに足をすすめるわけでっせ。