ありゃこれって不思議、Finger Rock!



Twyfelfontein 〜Petrified Forest 〜Khorixas 〜Rock Finger



広大なる大地のど真ん中に突然そびえるこんな岩。
なんだか「男らしさ」を感じてしまうわたくし(爆)。

Twyfelfonteinをいよいよ出発、まずはKhorixaisを目指す。道の状態はそれほどいいとは言えない。小さな上下が果てしなく続き、もうそろそろいい加減にしてくれよなぁと思った頃、久々の「都会」が見えてきた。「都会」とはいっても、メインストリートに約200mもの家々が並ぶくらいのものだ。でもGSはあるし、小さいながらにスーパーもある。さっきまで「家」すら見られない世界を走ってきた我々からすればすごい世界なのだ。

郵便局で日本行きのPostcardを投函し、GSでガソリン満タン、今日の目的地であるEtosha国立公園への準備はOKとなった。ここからOutjo(Etosha方面)への道131kmは、思いもかけず全舗装。地図ではダートのように書かれていたのだけれど、何ともこれはありがたい。というわけでふっとばす(笑)。舗装状況は最高。まだ新しい二車線の舗装、しかも通行量はそれまでと同じく20分に1台くらいの対向車が来るばかり。思わず眠くなりながら運転していたTakemaだったのでした(危)。

そして、とりあえずここには立ち寄ろうとしていたのが上記のフィンガーロックというわけで。



こいつの大きさたるやこんな感じ。右下手前あたりに人がいるので
それを縮尺にすればこの岩の大きさがわかることでしょう。大きいっ!

さて、この岩はどうやら石灰岩ということらしい(Limestoneってそうでしたよね)。ん、でも石灰岩って長い年月の間に鍾乳石を作り出すように溶け出すというんじゃなかったっけ?そのように「軟らかい?」石がどうしてこのように残るのか?周りの土壌がさらに軟らかかったのか?それとも雨が降らないから固いままでいられたのか?いかん、ぜんぜんわからん。

手前の駐車場に車を停めて、あとは岩まで歩き登るばかり。そこに一つの看板。いわく、「こっから先でいかなる事故が起きたとしても、それはこの看板の警告を無視して先に進んだあんたらのせいだかんね、こっちは一切責任とらんかんね」というようなものであった。確かにこうして見ると、結構砂の中に石が露出しているという感じ。さぞかしもろいのかなぁ、そう思った。し、しかしっ!

 

右写真をご覧下さいな。私Takemaが完全に岩の出っ張りに身体をまかせてぶら下がっております。手がかりの安定度は抜群、ぼろぼろとホールドが崩れるような気配は全くなし。そうだよなあ、こういうようになるまでおそらく億年単位の時間がかかっているんだから、それでも残っている岩がそう簡単に崩れるはずがないか。その時、ふと思った。「も、もしかしたら…」あらためてある種の目でこの岩の壁面を眺めてみた。そうしたら…。


やっぱりありましたねぇ、クライマーの痕跡。クラック沿いに、しっかりカラビナ=岩登りの用具がぶら下がっておりました。うーむ、この大胆な岩をしっかり登りやがったな。でもこのことは、それだけこの岩が硬いことを意味します(かつて沢登りでボロボロの砂岩を登ったときの恐怖を思い出す)。楽しかったろうなぁ、うーむうらやましい。

さて、ここからはいよいよ動物の宝庫Etosha国立公園へと向かいます。出るぞ出るぞ動物がっ!