離れ小島ならぬ離れ砂丘、Dune7。



さて、Walvis Bayの街からナミブ方面に少し(数キロ)戻ると、道路の北側にそびえ立つ大砂丘、Dune7が見えてくる。なに、また砂丘だって?そういわないでまあ読んでよね。

いくらナミビアといっても、そこら中に砂丘が広がっているわけではない(砂漠は多いけどね)。南部は知らないが、それ以外でいけば観光客が訪れるエリアでの砂丘といえばあのソーサスフレイ周辺と、そしてここWalvis BayからSwakopmund区間の海沿いに広がる高さの低い砂丘群くらいのものだ。だから昨日は横目で見ながら通過したこの場所を「旅程中の見納め」として再び戻ってきたというわけ。

 

この砂丘は市街から近いということもあって多くの人が訪れる。特にこの日は週末ということもあって地元の学校(中学校?)がマイクロバスを仕立て、バーベキューがてらにやってきたりしていた。よって、ご覧の通りの足跡が斜面に無数に残っている。

さて、ここまで来たら登るか!と気合いを入れたのは言わずと知れたおしんこどん@妻。しかし、わたくしTakemaは全く行こうとは思わない、いや思えない。Dune45で痛めた腰はその存在感をますます増し、「今オレ様を手荒に扱ったら大変なことになるぜ」と華々しく自己主張。何たって自分で靴下すらはけずにおしんこどんにはかせてもらい、車に乗り込むのにも、ドアを開けるところからシートに座るところまで、「お許し下さいわたくしの御腰様、そうっとやりますから私に制裁のいかづちを加えないでくッダッさ‥っつう!アイタタタ!いてっ、痛いよう」ともがく有様。とってもこんな砂山を登る勇気など出なかったのであります。そこで自分一人が下に残り、地元の学生&おしんこどんのはしゃぎぶりを観察することに。

直登するならば見ての通りの急傾斜、上を目指して地道な努力を重ねても、登るそばから足元が崩れ、なかなか標高をかせげない様子が見てとれる。そこで体重の分散=登る上でのロスを減らすべく、皆さん生物学的な退化につながるかもしれん四つん這いになって登っていらっしゃる。おしんこどんも同様。


と思っていたら、頂上の尾根から一気に斜面を走り下り始めた5人組発見!当然、走り出したら止まらない、止まりたい、でも止まりたくてもしっかと握った手の相手が止まってくれない、ああっならばコケるまで一蓮托生、走るしかなぁ〜いという状態。一人コケて脱落、それでもまだ走る、前のめりにつんのめってもう一人脱落っ!でもまだ走るという感じで、何とも楽しそうな地元の学生さん達なのでありました。

そして、おしんこどんも頂上稜線に到着。最初はダンボールを使ってソリのように下ろうと思ったようだが、いかんせん砂がフカフカすぎてもぐってしまい、うまく前に進まない様子。なるほど、だからみんな走り下ってたわけね。というわけで‥おしんこどんも走り出したぁっ!



一生懸命走り下る努力はよくわかるよ。
でも、そのスーパーのビニール袋はいったい何のため?
まさか、スピード調節のためのパラシュート代わりとか??


さぁさ、次はいよいよ「和名=奇想天外」という不思議な植物を見に出かけます。